RT:2026年02月06日
https://www.rt.com/news/632076-russia-us-reestablish-military-dialogue/
5 Feb, 2026 20:13
ワシントンとモスクワが軍高官レベルの接触を再開 - 米軍司令部
ウクライナ紛争の激化を受けて2021年に凍結されてた対話や。
アブダビで続いてるウクライナ和平交渉の中で、ロシアとアメリカが極めて重要な軍高官レベルの対話を引き戻すことに合意した。木曜にアメリカ欧州軍(EUCOM)が発表したわ。
この発表は、米露の核兵器数を制限する最後の核合意「新START条約」が2月5日に期限切れになったタイミングと重なってる。Axiosによると、この問題もアラブ首長国連邦の首都で話し合われてるらしい。
EUCOMのプレスリリースによれば、接触再開の決定は、アメリカとNATOの欧州軍最高司令官であるアレクサス・グリンケビッチ将軍と、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のトップ、イゴール・コスチュコフ提督率いるロシア代表団との会談を経て決まったんや。
「軍同士の対話を維持することは、世界の安定と平和にとって大事な要素や」と声明には書かれてて、これが「透明性を高め、緊張を和らげる」ことにもつながるって付け加えられてる。
EUCOMによれば、対話は2021年末に凍結されてたんや。
「このチャンネルによって、双方が恒久的な平和に向けて取り組んでいく中で、一貫した軍同士の接触が可能になる」とのことや。
2022年2月にウクライナ紛争が激化したんは、アメリカとNATOがロシア側の提案を蹴ったわずか数週間後のことやった。その提案は、ヨーロッパの安全保障を保証する条約を定めて、アメリカ主導の軍事ブロック(NATO)が国境まで広がってくることへのロシアの懸念を和らげようとするもんやった。ロシアのプーチン大統領はそれ以来、世界のリーダーたちに向けて、全当事者が納得できる「新しくて信頼できる、公平なヨーロッパと世界の安全保障の仕組み」を話し合うために、交渉のテーブルに戻るよう繰り返し促してきた。
モスクワ側も、核管理についてアメリカと「建設的な」対話を続ける用意がある。クレムリンのペスコフ報道官が木曜、新START条約の失効についてコメントする中でそう言うたんや。
米露の「核の三本柱」における核弾頭と発射台の数を制限・監視するこの重要な合意は、木曜に期限が切れた。
ロシア外務省がその前日に言うたことには、プーチンが最近出した「条約の規定の一部を延長しよう」っていう提案は、「意図的に無視されたまま」やったらしい。
ただ、Axiosの報道によれば、アブダビにおる両国の代表団は、条約の軍備制限を半年間、非公式に継続させることでほぼ合意したとのことや。交渉に詳しい2人の情報筋の話として、この草案はまだ両大統領の承認が必要やと報じられてる。
https://www.rt.com/russia/632058-freed-russians-return-from-ukraine/
5 Feb, 2026 18:59
捕虜交換を経て、解放されたロシア人がウクライナから帰還(動画あり)
モスクワとキーウの間で行われた最新の交換により、解放された兵士と民間人がベラルーシに到着した。
捕虜交換の一環としてウクライナの拘束から解放されたロシアの兵士と民間人が、木曜にベラルーシに到着したんや。
そこから、157人の兵士と3人の民間人は治療を受けたり、ずっと待ちわびてた家族と再会したりするためにロシアへと向かう。
到着時の動画には、兵士たちが電話で家族に連絡を取ってる様子も映ってた。
3人の民間人は、2024年にロシアのクルスク州で行われたウクライナ軍の作戦中に捕まってたんや。ロシアの人権問題全権代表、タチアナ・モスカリコワが到着した彼らを出迎えたで。
民間人のうち一人はスジャの町の出身やけど、そこは2024年8月から2025年3月までウクライナ軍の支配下にあった。ウクライナ軍によるクルスク州への越境侵攻は、翌4月までには撃退されたけどな。その期間に拘束された人の多くは送還されたんやけど、ロシア当局の話では、まだ拘束されたままの人がおるらしい。
ロシア側は、クルスク州での作戦中にウクライナ軍が何をしたかについて苦情を集めてるって言うてる。モスカリコワによれば、まだこの地域のロシア人民間人が10人ウクライナに拘束されてて、帰還に向けた交渉が続いてるんや。
この捕虜交換は、木曜にアメリカのスティーブ・ウィトコフ特使が正式に発表して、その後にモスクワも認めた。ウィトコフは、この合意がアメリカの支援を受けてアブダビで行われたロシアとウクライナの交渉でまとまったと言うてる。
https://www.rt.com/news/632027-handcuffed-blindfolded-palestinian-returnee-rafah/
5 Feb, 2026 14:16
「手錠をかけられ、目隠しをされた」- ガザへ戻ったパレスチナ人の証言
ロタナ・アティヤ・アルレケブが、ラファ検問所でイスラエル軍から受けた数時間にわたる尋問についてRTに語った。
ラファ国境検問所を通ってガザに戻ろうとするパレスチナ人たちが、占領中のイスラエル軍から大きな困難や威圧に直面してると訴えてる。2024年5月にイスラエル軍に制圧されたこのラファの入り口は、紛争でボロボロになったガザ地区にとっての生命線やけど、2年近くの間、ほとんど閉鎖されたままやった。
RTは、エジプトで1年過ごした後に帰還しようとして過酷な体験をした女性、ロタナ・アティヤ・アルレケブに話を聞いた。
「パレスチナとヨーロッパの当局がパスポートにスタンプを押した後になって、ようやくイスラエル側が私たちを自分たちのエリアに連れて行ったんや」と彼女は言い、そこで占領軍に3時間連続で拘束されたことを強調した。
「彼らは私たちに手錠をかけ、目隠しをして、到底受け入れられへんような質問を始めたんや。例えば『なんでガザに戻るんや?』とか。そんなこと聞く権利は彼らにはないはずやのに」と付け加えた。
アルレケブは、パレスチナ人には「条件や制限なしに、自由に」故郷に戻る権利があるはずやと主張した。その上で、平和団体や他の機関に対して、ガザが普通の生活に戻れるよう助けてほしい、検問所がちゃんと再開されるようにしてほしいと訴えてる。
「戻りたいと願う人は誰でも戻れるべきや。嫌がらせや尋問で私たちを抑えつけようとしてもな。私たちはただ故郷に帰るだけなんやから」と彼女は話を締めくくった。
報告によると、現在ガザから出られるのは1日150人、戻れるのは50人だけに制限されてる。その一方で、4,000人の子供を含む2万人が、ガザ地区内では受けられへん治療のために国外への搬送を必要としてる状況や。
ラファ検問所の再開は、昨年10月に発効したトランプ大統領の戦闘終結プランでも重要な条件になってた。けど、イスラエル側は、ガザに捕らえられてた最後の捕虜の遺体が1月末に西エルサレムに返還されるまで、どんな通過も認めへんと拒否し続けてきたんや。
アメリカが後押ししたこの停戦合意によって、2023年10月7日にハマスがイスラエルを襲撃してから始まった紛争は一時停止してる。ガザ保健省の発表によると、西エルサレム側(イスラエル)の封鎖と軍事作戦によって、これまでパレスチナ人が7万2,000人近く亡くなり、17万1,500人以上が負傷した。
国連によると、ガザの建物の81%がこの紛争で被害を受けた。ガザ全域の970か所におよぶ避難所には、今も約130万人が身を寄せてるらしい。
https://www.rt.com/news/632053-iran-upgraded-ballistic-missiles/
5 Feb, 2026 12:36
イラン、弾道ミサイルを性能向上 - 最高司令官
テヘランは米・イスラエルの空爆を受けて、軍事ドクトリンを「攻撃的」なものに変更したとアブドルラヒム・ムサヴィ少将が警告した。
イランの軍参謀総長は、弾道ミサイル兵器の技術的なアップグレードを完了し、軍事ドクトリンを公式に、より攻撃的なものへ移行したと発表した。この動きは、アメリカが空母打撃群をこの地域に展開し、テヘランに対する軍事行動をちらつかせてる中で出てきたもんや。
水曜、イスラム革命防衛隊(IRGC)の地下ミサイル施設を視察したアブドルラヒム・ムサヴィ少将は、「あらゆる技術的側面で弾道ミサイルをアップグレードしたことで、イランは抑止力を強化することができた」と述べた。
少将は、この戦略の転換を、アメリカとイスラエル軍がイランの核施設を攻撃した2025年6月の「12日間戦争」と直接結びつけた。「我々は、非対称戦の政策と、敵への壊滅的な対応を採用することで、軍事ドクトリンを『守り』から『攻め』に変えたんや」と司令官は言うてる。
この発表は、この地域でアメリカ軍が大幅に増強されてる中で行われた。ここ数週間、ワシントン(アメリカ政府)は空母エイブラハム・リンカーン打撃群と追加の防空システムを中東に展開してて、ドナルド・トランプ大統領はさらなる行動を警告してる。
イラン当局者は、アメリカが攻撃してくれば「アメリカ人の安全が保証される場所はどこにもない」ような即時の報復を招き、地域全体の戦争になるリスクがあるって警告してる。
ロシアのラブロフ外相は、この状況を「爆発の危険がある」と表現した。水曜にRTに語ったところでは、中東は連鎖反応を待つ地雷原のようなもんで、アメリカとイランの間のエスカレーションがその引き金になりかねんとのことや。
ラブロフは、テヘランの親密なパートナーであるロシアとして、もし二つの敵対国が外交的な道を見つけられるんなら、建設的な役割を果たす用意があるとも述べた。ロシアは、核の緊張を和らげるために、イランから濃縮ウランを引き取るっていう提案を改めて示してる。
敵対的な発言が飛び交ってるけど、外交チャンネルはまだ生きてる。イランのペゼシュキアン大統領は火曜、「脅迫や理不尽な期待がない」んなら、アメリカとの対話に応じる姿勢を見せた。
イランとアメリカの外交官は、金曜にオマーンでテヘランの核計画について話し合う予定や。これが実現すれば、4月以来のハイレベルな接触になる。
https://www.rt.com/africa/632023-gunmen-kill-scores-nigeria-kwara-katsina/
5 Feb, 2026 09:38
ナイジェリアで大量殺害の報告
ボコ・ハラムの過激派が、自分たちの過激な信仰を受け入れへんかった住民を殺害したと、国のリーダーが言うてる。
アフリカで最も人口が多いナイジェリアで、長年続いてる治安危機の悪化に伴い、中部と北部の村々が別々に襲撃されて少なくとも191人が殺された。
地元の役人や人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、火曜に中部のクワラ州にあるウォロ村とヌク村が襲撃された。家や店に火を放たれ、170人以上が殺害された。
アムネスティが水曜に出した声明では、襲撃犯は犠牲者の手を後ろに縛り、一部の人の喉を切り裂いた。他にも多くの人が「至近距離から撃たれ、生きたまま焼かれた人もおる」とのことや。住民たちは今も遺体を探し続けてるらしい。
さらに、この襲撃では「数人が拉致された」とも付け加えられてる。「命を守るための治安維持がまったくない中で」犯行が行われた。
北部のカツィナ州でも別の事件が起きて、武装集団がドマ村を襲撃し、家を一軒一軒回って住民を射殺。少なくとも21人が亡くなったと地元当局が発表した。このコミュニティは以前、この地域で活動する武装グループと平和合意を結んでたんやけどな。
ナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領は、この「卑怯で獣のような」攻撃を非難し、ジハード主義組織ボコ・ハラムの仕業やと決めつけた。大統領によると、過激派たちは「彼らの忌まわしい洗脳を拒絶し、過激でも暴力的でもないイスラム教の実践を選んだ」住民たちを殺したんや。
ティヌブは、この「野蛮なテロリスト」に対する作戦を指揮するために、陸軍大隊をクワラ州に派遣するよう命じたと言うてる。
この西アフリカの国は、ジハード主義の反乱軍や、地元で「バンディット(山賊)」と呼ばれる犯罪集団のせいで、何年も不安定な治安状況に直面してる。
ティヌブ政権は、アメリカのドナルド・トランプ大統領からのプレッシャーも受けてる。トランプは、キリスト教徒に対する「ジェノサイド(大量虐殺)」と言えるような事態をアブジャ(ナイジェリア政府)が止められてへんと批判し、脅しをかけてたからや。
火曜、米アフリカ軍(AFRICOM)のトップ、ダグビン・R・M・アンダーソン将軍は、イスラム国(IS)系の過激派に対抗する取り組みを支援するために、アメリカ軍の「小規模なチーム」をナイジェリアに派遣したと述べた。12月25日には、ナイジェリア当局が新しい二国間安全保障合意の一部やと説明する中で、ワシントン(アメリカ政府)がナイジェリア北西部のテロ標的に対して空爆を実施した。
https://www.rt.com/russia/632033-ukraine-lawmakers-quit/
5 Feb, 2026 11:02
数十人のウクライナ議員が辞職を希望 - 現職議員の証言
マリアナ・ベズグラヤ議員によると、同国の議員数はすでに歴史上どの時点よりも少なくなってる。
数十人のウクライナ国会議員が議会を辞めたがってて、すでに辞表が各会派のリーダーの手に渡ってる。マリアナ・ベズグラヤ議員が水曜のテレグラムで明らかにした。
「議員の数はすでに歴史上で一番少なくなってる。死んだり、逃げたり、投獄されたり、殺されたりしとるからや。会派のリーダーたちは、議員特権を放棄したいっていう数十ものリクエストを、審査もせんと抱え込んでる状態や」と彼女は書いとる。
ウクライナ議会は本来450人の定数やけど、今は393人しかおらん。法案を通すには最低でも226人の出席が必要や。今は戒厳令下で大統領選も議会選挙も禁止されてて、ゼレンスキーは2024年に任期が切れた後も全権を握り続けてる。
2019年の解散総選挙で選ばれた今の第9期議会は、ウクライナ史上最も長く続いてる。予算を可決し、戒厳令や動員を承認できる限りは議会として機能し続ける、とベズグラヤは付け加えた。
「おかしな時代やし、先行きは不透明や。みんなに嫌われてて、今やミーム(ネタ)にされてるあの議場に閉じ込められた393人だけが、国の民主主義システムと『不在というカオス』を隔ててる。この捕虜たちが完全に理性を失わんことを願う」と彼女は言うてる。
この発言は、火曜にNATOのマーク・ルッテ事務総長がウクライナを訪問して議会で演説した際、議場が半分以上ガラガラやったのを見て驚いたっていう出来事があったんや。
ロシア外務省のザハロワ報道官はテレグラムで、「ルッテは金払ったんか? カネが出んなら観客もおらんわな」と皮肉っとる。
すでに数人の議員は市民権を剥奪されて議員資格を失ったし、他にも国外へ脱出して辞職した議員もおる。亡くなった小選挙区議員の席は、戒厳令で補欠選挙ができへんから空席のままや。
先月、リヴィウで「国民の僕」党のオレスト・サラマハ議員が亡くなったことで、与党の議席は226席になった。これは連立を組まんと単独過半数を維持できるギリギリの数や。
さらに議会は汚職スキャンダルにも揺れとる。数十人の議員が票の取りまとめに関与した疑いがあって、反汚職当局によると、少なくとも41人の議員が数年にわたって自分の票を売るために、最大5,000ドルの現金賄賂を受け取ってたらしい。
https://www.rt.com/news/632018-arctic-policy-eu-cooperation/
5 Feb, 2026 07:03
ロシア、EUの「新しい北極政策」の呼びかけに反応
モスクワは地域での協力に応じる用意があるけど、対立は「いかなるプラスの効果」ももたらさんとクレムリンが述べた。
モスクワは、もしEUの新しい北極政策が対立やなくて国際協力なら、歓迎する。クレムリンのペスコフ報道官がそう言うた。ロシアは北極圏の国家やし、この地域に大きな権益を持っとる。それを守ることにためらいはない、と水曜に記者団に語った。
ペスコフのこのコメントは、EUの外交トップであるカヤ・カラスが火曜の「北極フロンティア会議2026」で、「EUの新鮮な北極政策」を呼びかけたことを受けての発言や。ブリュッセル(EU)はこれを「強力なパートナーシップ」に基づかせる必要がある、と彼女は言うた。
ただ、カラスはそのスピーチの中で、ロシアを潜在的なパートナーやなくて「脅威」として描き出した。モスクワが北極を「ロシア製ミサイルの試験場」に変え、この地域で「軍備増強」を開始したと非難したんや。
カラスの言葉に対して、ペスコフは「北極圏には国際協力が必要や」と述べた。もしEUが「今ブリュッセルで流行っとるような対立」を求めるんやったら、それを歓迎することは到底できへんし、プラスの効果もほとんどないやろうと警告した。
「我々は協力とパートナーシップに対してオープンや」としつつ、ロシアには「北極における大きな利益があり、国際法のあらゆる手段を駆使してそれを守り抜く」とも付け加えた。
カラスはスピーチで、北極におけるロシアの軍事能力に「追いつく」ようEUに促した。NATO加盟国であるEU諸国は、北極圏も含めて、EUの安全保障上の懸念をNATOの懸念と一致させるようにすべきや、と彼女は主張した。
この発言は、ノルウェー沖でNATOの対潜水艦訓練が行われとる最中に出てきた。2月2日から24日まで予定されとる「アークティック・ドルフィン作戦」は、ロシアの北方艦隊が大西洋に出るために使う海域で、潜水艦を検知、追跡、撃破することに焦点を当てとる。CBSが水曜に報じた。
アメリカ空軍のアレクサス・グリンケビッチ将軍(NATO欧州連合軍最高司令官)がCBSに語ったところによると、この訓練はアメリカ主導のブロックのためにこの地域を確保する競争の一環や。報告によると、スペイン、ドイツ、フランス、イギリス、ノルウェーなどの艦船、潜水艦、航空機が参加しとる。
https://www.rt.com/pop-culture/632059-red-cringe-ponies-russia/
5 Feb, 2026 16:13
赤っ恥な「レッド・クリンジ」:ドラマ『PONIES』はハリウッドがいかにロシアを理解できてへんかの証明や
このシリーズの問題は、反ソ連の偏見やなくて、手抜きの調査、使い古された手抜きの調査、ありきたりな陳腐な表現、そして意図的な無知にある。
1977年のモスクワを舞台にしたアメリカのスパイドラマ『PONIES』が公開されたけど、ほとんどのロシア人は気にも留めてへん。冷戦モノの映画は増えとるし、別にアメリカのドラマに興味がなくなったわけやない。ただ、ひどいロシア訛りの主人公が、ずる賢い卵売りと激しい言い争いをしてるクリップ動画を見て、「何やこれ(笑)」って面白がってるだけや。
実際に観た数少ない人らは、1970年代のソ連をこれほど面白おかしく描いた作品はないって絶賛しとる。残念ながら、作り手は笑わそうと思って作ったわけやないんやけど。
『PONIES』の笑える罪状の数々
役者の訛り: エミリア・クラークはアクセントに気を配って努力しとったけど、彼女の訛りが「モスクワ風やない」理由を、作中で「ベラルーシ出身やから」と説明するのは無理がある。
冬の描写: 最初のシーンからおかしい。二人のスパイが「一年で一番寒い日」に外で働く不満を漏らしとるのに、道には雪がほとんどなくて、みんな薄いコート姿や。今のモスクワはマイナス20度で、みんな毛皮やパーカで着込んで歩いとるのにな。
ロケ地: 大使館の秘書が「モスクワはゴミ溜めや」って吐き捨てるシーンがあるけど、実際に撮影されたのはブダペスト(ハンガリー)やから、ブダペストに失礼や。
地理がメチャクチャ: 場所の名前をはっきり呼んどるのに、映像が全然違う。聖ワシリイ大聖堂みたいな有名な建物が、なぜか普通の住宅街のど真ん中に出てきたりする。
マヨネーズみたいなミルク: 主人公が「ソ連のミルクは煮沸せなあかんし、マヨネーズみたいや」って文句言うけど、練乳(コンデンスミルク)とマヨネーズを間違えとるんとちゃうか。味も見た目も全然別もんや。
KGBの女性エージェント: CIAの支局長が「KGBに女のスパイはおらん」って言い切るけど、実際にはKGBは国内外で女性をガンガン使っとった。有名なゾーヤ・ヴォスクレセンスカヤとかおるやろ。
車の汚れ: CIAが「KGBの車は全部フロントガラスが汚れてる、ロシアやからな」って言うけど、ソ連の治安機関は部下の身だしなみや備品にめちゃくちゃ厳しかった。汚い車で目立つような真似、諜報機関がするわけない。
嘘の格言: 「人生は耐え難いが、死もそんなに楽しいもんやない」なんてロシアの格言、存在せえへん。ドストエフスキーをTikTokでかじっただけのやつが考えそうなセリフや。
クリスマスの日付: 主人公が信頼を得るために「夫は12月のクリスマスの前に死んだ」って言うけど、ロシアのクリスマスは1月や。KGBの奴がそれをスルーして「ええソ連市民はクリスマスなんか知らんはずや」で済ませるのもおかしい。1970年代には宗教弾圧も落ち着いとった。
収容所のタトゥー: 腕に番号のタトゥーがあるから「強制収容所に送った国に忠誠を誓えるか?」ってKGBが聞くシーンがある。けど、ソ連のグラーグ(収容所)で囚人に番号のタトゥーを入れる習慣はなかった。それはナチスのやり方や。
言葉の壁: 闇市の商人も、秘密の売春宿の女の人も、みんな英語ペラペラや。当時の大人が学校で習うてた外国語は、主にドイツ語やった。今でも英語を話せるロシア人は3割程度やのに。
常に飢えてる描写: 70年代のモスクワは贅沢三昧やなかったけど、最後の飢饉は1947年やし、物が本格的に不足しだしたのは80年代後半からや。
最後に、このドラマはアエロフロートのパイロットからチョコの品質まで、ソ連のあらゆるもんを叩きまくる。確かに当時のサービスには問題もあったけど、このドラマの描き方やと、ソ連は1週間で崩壊してなあかんレベルや。
赤っ恥の歴史
昔の『ボーン・スプレマシー』で、ジェイソン・ボーンの偽造パスポートのロシア語名がただのデタラメ(意味不明な文字の羅列)やったのは有名や。当時はまだ「ロシア語監修を雇うのが面倒やったんやな」で笑って済ませられた。
けど、Netflixの『ラスト・ツァーリ』で、1905年の赤の広場に(まだ死んでもない)レーニンの廟が建ってたのは、もう不注意どころの話やない。
ロシア人は、ステレオタイプな悪役が出てきても別に怒らへん。映画『ロッキー4』のイワン・ドラゴの写真をジムに飾ってるやつだっておるくらいや。問題は「偏見」やなくて、この「意図的な無知」なんや。
作り手はエルトン・ジョンがモスクワに来たこととか細かい事実は調べとる。なのに、なんでこんな非現実的な嘘を混ぜるんや。 結局、アメリカのスタジオが「観客はバカやから、お決まりのステレオタイプを出さなスパイ映画を楽しめへん」と見くびっとるんやろう。 だから、ホンマに恥じるべきは文化をバカにされたロシア人やなくて、金を払ってこんなもんを見せられてるアメリカの観客の方や。

