2026年7月8日水曜日

X:2026年07月08日

https://x.com/SputnikInt/status/2074577356862177661

Sputnik

@SputnikInt

アメリカ財務省は7月7日付でイラン産原油に関連する取引の承認を取り消した。新規の取引は禁止され、既存の契約も7月17日までの清算のみが認められることになったで。

つい2週間前、アメリカは「一般ライセンスX」を発行して、2026年8月21日までイラン産原油や石油化学製品の生産・配送・販売を許可しとった。

このライセンスは米・イラン間の覚書に基づく枠組みの一部で、アメリカは制裁の緩和やイランの原油輸出の免除を行うはずやったんや。

しかし、アメリカには最初からこの合意を守る気なんてなかったんや。スコット・ベセント財務長官は、その手口を公然と認めとるで。

「これは我々がいつでも引っ込められるニンジンだ」

https://x.com/SputnikInt/status/2074643878108615139

Sputnik

@SputnikInt

イラン外務省は、イラン産原油の販売に対する制裁の一時停止を取り消すというアメリカの決定を、イスラマバード覚書の第10条に対する明白な違反として強く非難したで。

同省は、覚書の署名から20日も経たずにこのような動きに出たことは、アメリカ政府の不誠実さ、不安定さ、そして信頼のなさをさらけ出すものやと指摘しとる。

またイランは、アメリカが直接、そしてレバノンに対するイスラエルの行動を通じて、繰り返し合意に違反しとると表明したで。

カゼム・ガリババディ外務次官は、その後のワシントンによるイランへの軍事作戦も、覚書の第1条および第2条に対する重大な違反になると述べとる。

イランは、自国の国益と安全を守るために断固とした措置を講じると警告しとるで。

https://x.com/TheCradleMedia/status/2074634488454222027

The Cradle

@TheCradleMedia

クウェートの電気・水・再生可能エネルギー省の公式発表によると、送電線が複数突然ダウンして、国内のあちこちで広範囲にわたる停電が発生しとる。原因はまだ確認されとらん。

この大規模な送電網の故障と緊急事態宣言は、アメリカ軍がイランのシーリクとバンダレ・アッバースを攻撃した直後に出されとる。

https://x.com/SputnikInt/status/2074632800125206781

Sputnik

@SputnikInt

アメリカがバンダレ・アッバースの桟橋を攻撃して、漁船が標的になったという報道があるで。

IRNAによると、バンダレ・アッバースの漁港に敵の弾体(プロジェクタイル)が命中し、地元の漁船数隻が火災を起こしたんや。

シャヒード・バホナル港および東ホルモズガーン海事局の局長は、バンダレ・アッバース魚市場の裏で上がった黒煙は、地元の漁桟橋への攻撃が原因やと述べとる。

この報告は、アメリカがイラン南部への最新の攻撃において、民間の漁業インフラを攻撃したことを示唆しとるで。

https://x.com/SputnikInt/status/2074634827819856150

Sputnik

@SputnikInt

ロシアの弾道ミサイルがキエフの標的を叩いたで。

夜の間にロシアのミサイルがキエフ全域の目標に命中して、現地のチャンネルはわずか20分間で10回以上の爆発があったと報じとる。

デスニャンスキー地区では兵器倉庫が火災に見舞われたと伝えられとるし、市内各地で停電と断水が発生しとるで。

SNSにはその状況を捉えた映像が上がっとる。

https://x.com/RT_com/status/2074633788546510956

RT

@RT_com

ヨーロッパの熱波で11,418人が亡くなったで。内訳は以下の通りや。

ドイツ:5,486人

フランス:3,161人

ベルギー:1,222人

スペイン:1,029人

オランダ:480人

イギリス:25人

ポーランド:7人

イタリア:5人

ルーマニア:3人

https://x.com/UlyanaStrizh/status/2074502804966682711

Ulyana Strizh - WarGonzoの投稿や。

ロシアの航空機がイギリスの航空母艦に接近したで。

イギリス国防省は、空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を先頭とする英海軍の空母打撃群に「繰り返し接近した」として、ロシアの対潜哨戒機Tu-142について苦情を申し立てとる。

イギリス国防省によると、「ユーリ・マリニン」という個別の機体名を持つTu-142は、「危険かつプロフェッショナルとは言えない操縦」を行い、低高度で飛行して空母に「不必要に接近」し、空母の「すぐそば」に10個のハイドロアコースティック・ブイ(音響探知ブイ)を投下したそうや。この出来事は7月2日にノルウェー海で起きたんやけど、今の今まで知らされてへんかった。

また、イギリス軍は国際周波数を使って当該航空機に連絡を試みたんやけど、応答はなかったとのことや。その後、空母から2機のF-35B戦闘機が離陸し、「ユーリ・マリニン」がイギリスの艦船から安全な距離まで離れるまで追尾飛行を行ったで。

Tu-142はかなりの数の様々な音響探知ブイや対潜魚雷を積むことができる。音響探知ブイは、潜水艦が立てる音を通じて潜水艦を探知したり追跡したりするために必要なんや。

ロシア国防省によると、ロシア軍は「サムスン・ウクライナ」の工場を攻撃したと発表したで。この工場はFP-5「フラミンゴ」巡航ミサイルの部品製造や保管に使われとったもんや。さらに、中・長距離無人機(UAV)を組み立てる作業場も攻撃の対象になったそうや。  ロシア国防省は、ウクライナ側によるロシアの民間インフラへの攻撃に対する報復として、キエフにある軍事産業施設へ精密攻撃を行ったと報告しとる。  SNSにはその時の映像が出回っとる。
アメリカ政府が新自由主義の経済学者を頼りにしたからや。彼らはウォール街のために、「安く調達した金は、最も儲かる分野に流すべきや」と、「自由市場」の教義を押し付けてきたんや。
政府が「勝者を選ぶ」ことはできへん、民間投資家や企業の方が「資本をより効率的に配分できる」と言い張った。でも実際は、設備投資に金を回すんやなくて、株価を吊り上げることに精を出しただけやったで。
インフラっちゅうのは、投資回収までに時間がかかるし、利益率が低いことで有名や。ベンチャーキャピタルやプライベート・エクイティ・ファームは、せいぜい数年単位の短期サイクルで高い投資利益率(ROI)を求めた。せやから、ゼロ金利政策(ZIRP)の間、金のほとんどはそっちに流れていったんや。
もしええインフラをつくりたいなら、中国の役人が言うところの「忍耐強い資本」による国家計画と国家主導の投資が必要になる。中国の社会主義体制は、銀行や投資会社のほとんどが公有で、建設業界には巨大な国有企業が存在する。せやからこそインフラ整備で突出した成果を上げられたんや。一方でアメリカは、インフラがボロボロになる一方で、企業利益の95%が自社株買いや配当に消えていった。
ウォール街が勝って、メインストリートは負けたっちゅうわけや。

プレスTV
@PressTV
イランのイスラム革命防衛隊は、今朝早くに行われたイラン沿岸陣地へのアメリカ軍の空爆に対する報復として、85か所の米軍の軍事目標を攻撃したと発表した。




マイケル・ハドソン:FRBはどないしてバブルを愛するようになったんか

https://michael-hudson.com/2026/07/how-the-federal-reserve-learned-to-love-bubbles/

2026年7月7日(火)

ジオポリティカル・エコノミー・アワー第76回、2026年7月1日「18年間FRBを率いて経済の時限爆弾を残した男」

ラディカ・デサイ:

こんにちは、第76回ジオポリティカル・エコノミー・アワーへようこそ。この番組は社会主義的・反帝国主義的な視点、つまり世界の多数派の視点から、めまぐるしく変化する政治経済・地政学経済を照らし出す番組やで。うちはラディカ・デサイ、みんなが見てるんは「ラディカ・デサイ:地政学経済学者」やで。

続ける前に、ちょっとお願いしとくわ。この動画に「いいね」して、シェアして、うちのYouTubeチャンネルを登録してや。それに、できたら寄付もお願いするわ。パトレオン、サブスタックの有料購読、あるいはYouTubeメンバーシップでできるで。これがうちらの質の高いコンテンツを無料で提供し続ける助けになるんや。

ほな、今日の本題に戻るで。今日はいつものゲスト、マイケル・ハドソン教授と一緒やで。ようこそ、マイケル。

マイケル・ハドソン:

来れて嬉しいで。世界中、特に金融面でいろんなことが起こっとるから、話す価値あるで。

ラディカ・デサイ:

その通りや。実際、マイケル、うちらがジオポリティカル・エコノミー・アワーを始めてからずっと、一番人気の話題のひとつがドルシステムやってん。今週、これに注目させる大きな出来事が二つ起こったんや。両方ともFRBに関することやで。「始まり」があって「終わり」があったんや。これから話すで、崩壊しつつあるアメリカ帝国のいろんな部分にとってどういう意味を持つかもな。まぁ「帝国」って言うのはちょっと皮肉やで、うちは前々から「アメリカ帝国なんてもんは存在せえへんかった」って主張してきたからな。せやけど、それはまた別の話や。これはただ、崩壊しつつあるアメリカの力のいろんな側面についての話やで。

その前に、みんなにお願いしとくわ。この動画に「いいね」してシェアして、YouTubeチャンネル登録してや。できたらYouTube、パトレオン、サブスタックで寄付もお願いするわ。みんなの支援が、あらゆるプラットフォームで質の高いコンテンツを無料で維持する助けになるんや。

ほな、マイケル、うちが言うた「始まり」と「終わり」やけど、「始まり」はケビン・ウォーシュがFRB理事に就任して、金利を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の初会合に出席したこと。「終わり」は、100歳で亡くなったアラン・グリーンスパン、あの「マエストロ」、20年近くFRB議長を務めて、ロックスターみたいな中央銀行総裁になった男の死や。うちに言わせたら、いろんな意味で、グリーンスパンっちゅう人物こそが、うちらの現代経済運営における中央銀行金融政策の「中心性」が確立された時期を象徴する人物やと思うんや。彼は、他のあらゆる種類の政府・公的行動が後回しにされて、経済の手綱がFRBや他の中央銀行に委ねられるようになった、まさにその転換点の人物やったんや。

この「始まり」と「終わり」、両方とも起こっとる今、AIバブルとインフレっちゅう二つの脅威、そしてそれに支えられとるドルシステムのアメリカ金融システムの健全性について、いろんな憶測が飛び交っとるで。マイケル、最初の反応はどないや?

マイケル・ハドソン:

まぁ、アラン・グリーンスパンについて話せて嬉しいわ、なぜなら、うちらは今も彼が始めた時代の中におるからやで。実は60年代に、うちは短期間やけど彼と仕事せなあかんかったことがあるんや。うちはチェース・マンハッタン銀行で石油業界の国際収支を担当しとって、ソコニー・モービル社が「石油業界のヨーロッパでの収支と利益を計算するために彼を雇え」って強く要求してきたんや。まぁ、うちの上司は、ミルトン・フリードマンの推薦でチェースに来た人やったんやけど、うちに「グリーンスパンはただの提灯持ちや、クライアントの望むこと何でも言うやつやで」って言うとった。彼は自分のレポートを「売り物」にしとることで悪名高かったんや。

デイヴィッド・ロックフェラーとの話し合いで、彼はこう言うたんや。「グリーンスパンが関わっとったら、みんなうちらの調査を信用せえへんやろな。石油業界のロビイストとしてやっとると思われるで」ってな。せやから、うちの上司ジョン・ディーヴァーはうちに彼の仕事をチェックさせたんや。「彼の統計に何かおかしいとこないか見てくれ。あの小僧め、どっかで絶対何かやらかしとるはずや」ってな。それが1960年代のグリーンスパンに対する世間の見方やったんやで。案の定、うちは彼がヨーロッパのデータで数字をでっちあげとったんを見つけたんや。その結果、うちが彼のオフィスに行って「プロジェクトから外れてもらう」ってニュースを伝える役目を任されたんや。うちは「アラン・グリーンスパンをクビにした男」っちゅう妙な名声を得たんやけど、まぁただの下っ端が命じられてやっただけやで。

まぁ、この人物がどうやってFRB議長にまで上り詰めたんか、それが問題やな。答えは1980年代にあるんや。彼が台頭した時代は60年代とは全然違うもんやったんや。ロナルド・レーガンの時代、共和党、反連邦主義者の時代やったんやで。今週初め、マット・ストーラーがサブスタックでめっちゃええレポート書いとって、ニュート・ギングリッチが共和党のために政府を縮小する戦略を丸ごと設計したことを説明しとった。それでどうするかっちゅうと、議会を縮小するんや。1980年代、初めて議会が共和党に乗っ取られたんや。共和党がやったんは、マットが説明しとるとこによると、政府スタッフの予算を全部削ることやったんや。議員たちが反独占的に、公益のために働けるようにリサーチしとったそのスタッフの予算を全部削ったんや。それが全部解体されてもうたんや。

彼のレポートから少し引用すると、こういうことが書いてあったで:1995年、共和党がニュート・ギングリッチと、自らを「ジハーディスト」と呼んだ少数の右派政治家グループに率いられて、下院を制した、彼らは1949年から民主党が握ってきた議会の刷新を目指しとった、っちゅう趣旨やったな。

それがアラン・グリーンスパンがFRB議長に任命された環境やったんや。彼の仕事は基本的に彼らのクライアント、つまり商業銀行を代表することであって、経済全体を代表することちゃうかったんや。人が「独立した」FRBって言う時、それは「アメリカ政策から独立」「議会や大統領の政策から独立」ってことを意味しとるんや。つい数日前、最高裁がドナルド・トランプは連邦政府のどこの政策決定者でもクビにできるが、FRBだけは別や、って裁定を下したんやで。その「独立性」ってのは、銀行が公益のために資金と信用を運用・管理されることから比較的独立しとる、ってことを意味しとるんや。

まぁ、それがアラン・グリーンスパンがやったことなんや。彼は全部規制緩和した。彼はただ座って、巨大な貯蓄貸付組合バブルが爆発するのを見過ごした。1998年のドットコムバブルが爆発するのも見過ごした。それはまさに今日うちらが見とるのと同じ政策なんやで。グリーンスパンがメディア中でこんなに大きく取り上げられた社説や追悼記事を得られたんは、彼がこの仕組みへの扉を開いたからやねん。

「独立」であることによって、銀行システムは事実上、政府の税制、金融政策、信用配分を支配しとるんや。誰が信用を得るんか、何のために?まぁ、その信用がバブルを作るために使われとるんは分かっとるやろ。これが1980年代のグリーンスパンの下で起こった変化全ての結果なんや。

ラディカ・デサイ:

まぁ、まず、あんたが言うたことのひとつ、これは絶対に中心的なことやと思うんやけど、強調しときたいわ。グリーンスパンは1987年にFRB議長になったんや。実際、彼が議長になったんは1987年の株式市場暴落のわずか数週間前やったんやで、これは後でまた触れるわ。せやけど、皮肉なんは、彼がロナルド・レーガンに議長として任命されたのは、彼が金融政策に関して「操りやすい」って大統領に印象づけたからなんや。

これは、ポール・ボルカーがそういう風に操られることを拒んだからやねん。ロナルド・レーガンは彼に金利を下げてほしかったんやけど、ポール・ボルカーは絶対折れへんかったんや。せやからアラン・グリーンスパンがその地位に潜り込んだんやで。皮肉なことに、彼らはそれから「中央銀行のいわゆる独立性」の時代を開始させたんや。

さて、この「独立性」ってのは二つのことを意味しとって、今もそうなんや。一つ目は、あんたが言うたように、中央銀行は当時の政府に影響されたらあかん、ってことや。当時の政府は中央銀行に影響を与えたらあかん、それが中央銀行独立の教義なんや。つまり、金融政策は政治的考慮なしに決められる、これは実質的に「普通の人が何を必要としとるか」を考慮せんっちゅうことなんや。

二つ目に意味することは、実際の金融政策はFRBがその産物である金融機関によって決められる、ってことや。これについてもう一つ二つ言うとくわ、多くの人は中央銀行の独立性を「自然なもんや、なんとなく独立してなあかんはずや」みたいに思っとるからな。実は逆で、他のあらゆる経済政策の側面と同じく、金融政策には巨大な分配的影響があるんや。普通の人のポケットから金を取って金持ちのポケットに入れることもできるし、その逆もできるんや。せやけど、いったん中央銀行が金融機関のポケットに入ってもうたら、前者しかやらへん、後者は絶対せえへん。普通の人からお金を取って金持ちのポケットに入れることしかやらへんのや。

せやから、この「独立性」がすごく根強い考えになってもうたんや。せやけど、あらゆる経済政策と同じく、金融政策は本質的に政治的なもんや。民主的統制の下に置かれるべきやし、他のどこにも置かれたらあかんのや。これはもっと大きな「専門家文化」の一部やねん。うちらの政治はすごく劣化してもうたから「まぁ専門家に決めさせよか」って言う方が楽になってもうたんやな。

最後にもう一点、中央銀行独立の時代っていうんは、基本的にどこでも、特にアメリカでは、政府が本当の経済政策を持つことをやめた時代でもあったんや。つまり、財政政策は何の役割も果たさへんはずやった。いや、むしろ財政政策に許された唯一の役割、つまり「政府がどこからいくら税収を得て、それをどう使うか」を決める問題は、後回しにされたんや。今、政府に許されとる財政政策上のことといえば「金持ちの減税」だけなんや。それ以外は、中央銀行総裁が経済管理者になってもうたんや。

それが、グリーンスパンがわざわざ「謎めいた男」っちゅうカルト的イメージと、神託みたいな言葉遣いを育んだ理由やねん。「マエストロ」っちゅう言葉、これはボブ・ウッドワードが書いたグリーンスパンの伝記のタイトルでもあるけど、それが使われた理由でもあるんや。これが、この男を見る上でのより大きな背景なんやで。

マイケル・ハドソン:

そうそう、その通りや。それがFRBの正体なんや。今うちらが見とるんは、市場の完全な規制緩和の結果やで。フィナンシャル・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルでさえ「ちょっと待て、あんたら銀行の資本要件を下げて、この融資に対して保有せなあかん準備金の量を減らしとるやんか」って言うとる。この融資は主に人工知能セクター向けで、自社株買いと配当支払いに使われとるんや。これはバブル形成中や、それが銀行の利益になっとるんや。彼らは自分の信用がバブルを作った時に儲けるんや。彼らの顧客もバブルで儲けて、その利益の中から、負債レバレッジに使うた融資を銀行に返済するんや。

あんたは金融政策が政府の手にあるべきって話をしとったな。政府の仕事は、社会全体の経済成長のために金融政策を運営することで、それには通貨と銀行業を公共事業として扱うことが必要なんや。せやのに、FRBは民営化されてもうた。公共事業ちゃう、中央銀行への選挙資金提供者とバブルの受益者の手に握られとるんや。

うちらは経済の金融化を目の当たりにしとるんや、中国やアジア諸国みたいに金融化を避けて産業政策を追求しとる国々とは対照的にな。

ラディカ・デサイ:

そういえば、うちの本『Geopolitical Economy』でこれらの出来事の多くをカバーしとるわ、この金融化がどう起こったか、そしてそれがドルシステムとどう関係しとるかについての説明や。せやけど、グリーンスパンがボルカーより「マシ」やと支配層に見なされてたもう一つの理由に戻るわ。ボルカーはある程度まで規制緩和に向かったけど、グラス・スティーガル法を廃止するとこまでは規制緩和する気はなかったんや。

グラス・スティーガル法の廃止が実際起こったんは1999年やった。あの法律は投資銀行業務と商業銀行業務を分離しとって、後者は連邦預金保険の対象にすることで保護しとったけど、投資銀行業務は保険なしで自己資金で自由に賭けることが許されとったんや。彼らは好きなだけ投機できたけど、その損失を公的資金が払うことはなかった。つまり、投機は一定の範囲内に抑えられとったんやで。

グラス・スティーガル法の廃止を求める圧力は、実は商業銀行から来たんや、彼らは「いいとこ取り」したかったんやで。連邦預金保険を持ち続けたいけど、同時に株式市場で賭けることも許してほしかったんや。彼らは、投資銀行が比較的小さなブティック銀行やのに対して、自分らには巨大なアドバンテージがあることを知っとったんや。アメリカの一般庶民の貯蓄と預金を丸ごと持ってきて、この巨大な取引にぶち込むことができるからやな。マージンが小さくても大きくても儲かるんや、なぜなら十分な金をぶち込んだら、どうしても大儲けできるからな。

この議論はもう80年代後半から始まっとったんや。1999年まで実現せえへんかったのは、関わる大きな利害関係者たちが合意でけへんかったからやで。商業銀行、投資銀行、保険会社が妥協案で合意でけへんかったんや。せやからそんなに時間がかかったんや、結局最後にはグリーンスパンがそれを強行させたんやで。重要なんは、グリーンスパンが「市場を自由に働かせたら自己調整する」っちゅう完全にイデオロギー的で非現実的な信念を持った自由市場論者やったってことやな。

もちろん、皮肉なんは、グリーンスパンは市場を自由に働かせへんかったっちゅうことやで。ここで「グリーンスパン・プット」の話になるんや。グリーンスパン・プットは、後に「FRBプット」って呼ばれるようになったな。取引用語で「プット」ってのは基本的に、ある価格で売る権利、つまりヘッジとして機能するオプションのことやで。グリーンスパン・プットっちゅうのは、就任後最初の危機の一つでのアラン・グリーンスパンの行動を指すんや。彼は1987年8月に就任して、1987年10月には大きな株式市場暴落が起こった。彼はそれに対して流動性の水門を全開にして、資産・株価を支えるためにマネーを市場に注ぎ込むことで対応したんや。これは「危機を救った」と見なされて、みんな「グリーンスパンの天才のおかげで暴落は実体経済にたいした影響を与えへんかった」って言うとった。

それは完全にでたらめやで。暴落が経済にそんなに大打撃を与えへんかった理由は、この時点で既に金融の世界が実体・生産経済との直接的な関係を失っとったからなんや。この流動性注入が、それ以来「標準的な対応」になってもうたんや。ドットコムバブルが崩壊した後も同じことをやった。2008年の後も同じことをやった。どんな危機にも、低金利、量的緩和、なんでもかんでも流動性の水門を全開にすることで対応したんや。彼は規制緩和と緩和的金融政策の父やったんやで。

マイケル・ハドソン:

あんたはさりげなく重要なことを言うたな、視聴者、特に外国の視聴者に説明しとかなあかんことやで。あんたは商業銀行対投資銀行の話をしとったな。これらはグラス・スティーガル法が廃止されるまで全然別の世界やったんや。商業銀行業界は地味な業界で、あまり高い報酬もあらへんかった。その融資の大半は不動産、一部消費者信用、有形資本投資を担保にした企業向け融資やったんや。商業銀行は株式市場とはあまり関係あらへんかった。それは投資銀行の領域やったんや。

1980年代はドレクセル・バーナムと企業買収の10年やったんや。ドレクセル・バーナムとその法律事務所、スケイデン・アープスが登場する前は、商業銀行は企業買収のために金を貸したりせえへんかった、それは「紳士的やない」って見なされとったんや。「ホワイトシュー」って呼ばれとった老舗の法律事務所は、そんなことはやれへんかった。ドレクセル・バーナムが、巨大な企業襲撃をやりたい投資銀行家のグループをまとめ上げたんや。ちなみに、うちは何度も彼らの年次総会で講演したことがあるんやで、ドレクセルのうちの友人たちはうちのキャリアを後押ししてくれて、めっちゃオープンやったんや。彼らは「商業銀行は買収のために金を貸さへん、それはうちらの仕事やで。個人の貯蓄を集めて、自分らの金も入れて、この巨大な企業襲撃をやったるで」って言うとったんや。それがレバレッジド・バイアウトの正体やったんやで。

ジャンク・ボンドは投資銀行業界が作ったもんで、商業銀行業界が作ったもんちゃうで。投資銀行業界の力が強くなって、バブルを作れるようになっていくにつれて、商業銀行は彼らを「信用できる融資先」と見なすようになったんや、元々自分らはその商売をやることを許されてへんかったのにな。そこでビル・クリントンが登場して、グラス・スティーガル法を廃止したんや。それまでかなり地味やった商業銀行が、まさにその投資銀行のメンタリティを持った投資銀行に変貌させられたんや。

建設、不動産、有形資本投資に融資する代わりに、銀行は突然、株式市場を中心としたこの金融化された経済に吸収されてもうたんや。彼らは高金利のジャンク・ボンドで買収された産業企業のために資本利得の形でお金を作り出して、投資家に払う金は、まさにその企業を切り刻んで解体することで賄うたんや。これ全部が「金融は経済から独立すべきや」っちゅう考えの遺産やで、それどころか金融に経済を切り刻んで脱工業化させて破壊する力まで与えてもうた、今日うちらが目にしとるようにボロボロにしてしもうたんや。

これ全部、アイン・ランドの哲学の結果や、あらゆる政府規制はけしからん、自由企業と自由市場は完全に無規制であるべきや、っちゅう考えのな。今日その結果を目にしとるんや。ウォール街でうちが知っとる大半の人は、巨大な株式市場バブルがまさに崩壊しようとしとると思っとる、ちょうどエネルギーと石油危機の結果がアメリカ経済自体も含めて世界中に広がっとるのと同じようにな。

ラディカ・デサイ:

マイケル、あんたはめっちゃ重要な事実を指摘してくれとるわ。ちょっと話を進めさせてもらうわ、覚えとる?「終わり」があった、アラン・グリーンスパンの死や、せやけど「始まり」もあった、ケビン・ウォーシュの任命、そして金利が決められる彼の初のFOMC会合の議長就任やな。

ケビン・ウォーシュがやったことのひとつは、積極的にアラン・グリーンスパンの記憶を呼び起こして、FRBをあの時代に戻したい、って表明したことなんや。これについてちょっと言うとくわ。アラン・グリーンスパンは、この一週間でうちらが見てきたあらゆる礼賛的な論評の中で「偉大なコミュニケーター」って言われることが多いわな。彼についてよく言われるもう一つのことは「統計に強かった」、野球の統計が好きで、あらゆる種類のデータが好きやった、ってことや。せやけど実際のところ、うちは彼が修辞と統計を使うたんは、何かを明確にするためやのうて、意図的に話をぼやかして、人々が彼が実際何をやっとるか分からんようにするためやったと思うんや。

インターネットでグリーンスパンの発言を検索したら、たくさんの例が見つかるやろ。例えば、彼は議会委員会である時、有名な発言をしとる。「もしうちの発言が特にはっきり分かったとしたら、あんたらはうちの言うたことを誤解しとる可能性が高い、って警告しとかなあかんな」ってな。彼はそういう人物やったんや。「不可解な男」と見なされたかったんやで。人々に自分の一言一句にすがりつかせて、その意味を解読しようともがかせたかったんや。

ウォーシュはそれを復活させたいって言うとるけど、アラン・グリーンスパンについて最後にもう一点言うと、彼は政策面では、まぁちょっとイタチみたいな男やったんや。彼の自由市場への「信念」とやらも、大手金融企業や大銀行が自分らの犯罪や不祥事の結果に苦しむことを許すとこまでは全然行かへんかったんや。彼はこの連中がやった無謀な投機パーティーの後始末のために、いつもそこにおったんやで。それがグリーンスパンなんや。

さて、ウォーシュは、グリーンスパンと同じくらい謎めいた存在であり続けるために、できるだけ何も言わないようにする、って言うとる。多くの人は当初、ウォーシュが任命されたのはドナルド・トランプの言いなりになって金利を低く保つためやと思っとったんや。せやけどウォーシュが任命された時、人々は「まぁ、そんな悪くないんちゃう」って思うたんや。実際に彼の経歴を調べてみると、分かるんはグリーンスパンと同じくらいの「風見鶏」やっちゅうことなんや。彼はどっちの方向にでも行く用意がある。彼は政治的風向きに合わせて引き締め金融政策を語ったこともあれば、それが都合悪い時は緩和的金融政策を語ったこともあるんやで。

彼のFOMCへの発言、短い発言の中で、彼は一方で「今回は利上げしません」ってはっきり大統領とその好みの側に立った。せやけど同時に、後で利上げの余地はたっぷりある、って人々に思わせる余地も残しとる。それはただの問題の先送りやで。うちが疑うに、長期的にはこのまま緩和的金融政策が続くやろな。

もちろん、主流メディアでインフレを本当に気にかけとる人はみんな利上げの話をしとる。せやけど、うちらが何度も話してきたように、今の水準からあまり大きく利上げしたら、2008年以来この15年、いや実際もう20年近く膨らんできたいろんなバブルを全部弾けさせるリスクがあるんや。

これが危険なところやな。彼がインフレに対処せんかったら、ドルの価値はこれまでの大まかな傾向通り下落し続けるやろな。地政学的危機は通常、「安全資産」現象を作り出すはずやろ、危機の時にドルに人が殺到してドルが強くなる、っちゅうな。それがめっちゃ弱まっとるんや。その文脈で、ドルはこれからも弱くなり続けるとうちは思うんやけど、彼はおそらく利上げせえへんやろな、トランプがそれを望んでへんし、彼ら全員、自分らの富が高騰した資産価格に依存しとることを分かっとるからやで。

マイケル・ハドソン:

まぁ、ラディカ、あんた「話をぼやかす」っちゅう言葉を使うたな。学術的な通貨・銀行業のコースやら金融理論全体が、話をぼやかすために存在しとる、って言うてもええくらいやで。今うちらが目にしとる公的議論全体が話をぼやかしとるんや、なぜならここに問題があるからやで。うちらは、エネルギーと石油のせいで物価がめちゃくちゃ上がることを分かっとる。それが毎晩ニュースで流れとるやろ。石油価格は上がっとって、ガソリン価格の話はしとるけど、それ以上に上がっとるのがトラック用のディーゼル燃料や、航空燃料、化学燃料、肥料の価格やねん。石油輸出の中断に関連するもの全部が価格を押し上げとるんや。

せやから、みんなインフレの話をしとる、そこで登場するんが「ジャンク・エコノミクス」や、この言葉はあんたとうちがインターネット上で「発明者」ってクレジットされとる用語やな。彼らは物価を抑える方法は金利を上げて失業を作ることや、って思い込んどるんや、これは「あらゆる物価上昇は労働者の賃金上昇の結果や」っちゅう神話に基づいとる。彼らは、原因が何であれ、どんなインフレも労働者を痛めつけることで治せる、って信じとるんや。それが基本的に中央銀行の金融政策とマネーマネジメントのテーマソングみたいなもんやで。

せやけど、石油価格とその派生物全部が上がった結果は、閉鎖と操業停止や。ドイツを見たら、これからアメリカや他の国で何が起こるかの雛形が分かるで。フォルクスワーゲンは数日前、雇用を大きく削減したんや。ドイツの産業は縮小し続けとる、今日の高い硫黄・エネルギー価格では利益を出せへんからやな。それは労働者がレイオフされとるってことなんや。既にアメリカ経済で失業が広がり始めとる中で、さらに失業を作るために利上げしても何の役にも立たへんのや、あと2、3週間で国家石油備蓄が事実上限界まで枯渇するはずやからな。そうなったら価格が上がって、いろんな破綻が起こるやろ。これはとんでもない混乱が形成されつつあるんやで。

金融政策だけで全部治せるわけちゃうけど、マネタリストはそう信じとるんや。ミルトン・フリードマンは「歴史上いつでもどこでも、インフレは通貨供給過多の結果や」って言うとった。まぁ、トランプが戦争を起こしたり、石油貿易を支配しようとしたりすることについてはどないなんや?それは通貨発行とは何の関係もあらへんで。もし信用を引き締めることで石油価格を下げようとして、その信用が主に株式市場バブルを押し上げてきたもんやとしたら、突然人々は借金を返すために株を売らなあかんくなるんや。テクノロジー株の価格を吊り上げるためにお金を借りることはもう割に合わへんくなって、暴落が起こるんや。それがアメリカや他の国々に待ち構えとるように見えることやで。

ちなみに、米ドルはイラン戦争以降、少し上がっとるんやけど、それはこの危機が外国にめっちゃ打撃を与えとって、米国債への外国投資が縮小しとるからやで。他の国はこの高い価格を生き延びるために、アメリカへの投資を売却せなあかん状況に追い込まれとるんや。債券の売却は通常なら金利を押し上げるはずやろ。FRBはバランスシート上で膨大な信用を作り出してきたんや、ほんでウォーシュもベセント財務長官も「FRBの政府債務の通貨化を巻き戻さなあかん」って言うとる。

まぁ、それはどういう意味やろな?ウォーシュとベセントによれば、FRBはこれまで保有しとった国債を全部銀行システムに売り戻し始めるべきや、ってことなんや。想像してみいや、外国もFRBも同時に債券を売ったら、金融・信用市場に何が起こるかっちゅうことをな。それは流動性を全部引き抜くことになるんやで。そもそもこの株式市場バブル全体を膨らませたんは、その過剰な流動性と規制緩和やったんや。せやからうちはめっちゃ悲観的なんやで。

ラディカ・デサイ:

うちは「ドルが最近上がってへん」って言うてるんちゃうで、うちが言うとるんは、ドルの上昇が過去の「安全資産効果」の歴史的なエピソードに比べたらずっと小さい、っちゅうことや、つまり構造的にはドルは弱まり続けとる、ってことなんや。基本的にその大きなトレンドは下向きなんやで。

せやけど、あんたが言うてくれためっちゃ面白いポイントに戻るわ。ちょっと「話をぼやかす」の話を続けたいわ、なぜなら人々はFRB議長の一言一句にすがりついとるからやな。ベン・バーナンキやその他が「フォワード・ガイダンス」っちゅう考えを持ち出したんや、FRBがただ「話す」ことで、期待とインフレをコントロールする役割を果たすためのレトリックをツールキットに加える、っちゅう考えやな。

まず第一に、インフレそのものがめっちゃ政治的なもんなんや。一般的に、FRBには二重の使命があるんや。70年代後半、物価安定に加えて、FRBには雇用水準を維持する使命も与えられたんや。もちろん、ポール・ボルカー議長は何よりもインフレを抑え込むことに決めとって、この二番目の使命を完全に無視して、1980年代初頭に失業率を大幅に押し上げる痛烈な不況を引き起こしたんや。せやから、FRBが失業のことなんぞこれっぽっちも気にかけてへんことは分かっとるんや。

それでも、彼らが自分らの政策決定を正当化するために使うあらゆるレトリックの中で、彼らはいつも労働市場の状態を、まるで気にかけとるかのように持ち出すんや。「労働市場が緩んどるから緩和的金融政策にせなあかんのや」って言うんや。気にかけてへんのにな。彼らが本当に緩和的金融政策を望む理由は、資産価格を上げ続けるためやで。

時々、彼らは意図的に不況を引き起こすんや。ボルカーはそれをやった、グリーンスパンは失業を引き起こしといて、「トラウマを負った労働者」の話を持ち出して冷笑したんや、賃上げを求めるのを恐れる労働者のことをな。パートタイム雇用がフルタイム雇用とほぼ同等に数えられるっちゅう非常に怪しい統計に基づいて、人々は「アメリカの労働市場はいかにタイトか」って話をしとったんや。アメリカの労働市場はタイトちゃうかった、アメリカの労働者は必死やったんや。彼らはしばしば、家族を養うために一つ以上の仕事を持たなあかんかったんや。この文脈で、グリーンスパンは基本的にこう言うたんや。「労働市場がそんなにタイトやったら、なんでインフレが上がってへんのや?」ってな、そしてそれを「トラウマを負った労働者」のせいにしたんや、これも彼の有名な表現のひとつやで。

FRBは常に実体経済の状態を持ち出すけど、実際に気にかけとるのは資産市場の状態だけなんや。あらゆる金融政策は基本的に資産価格を上げ続けるために方向づけられとるんや。もちろん、銀行業界の重要なセクションの中には、インフレをますます懸念しとるとこもあるんやけど、うちらは今、非常に新しい状況に置かれとるんやで。ポール・ボルカーはインフレを抑えるために金利を20%まで上げることができた、なぜなら彼は「あらゆる資産のバブル」を心配する必要がなかったからやで。今日は、あらゆる資産クラスにバブルがあるんや。アメリカの金持ちの富は完全にこの金融バブルの上に成り立っとる、もうボルカーの時代、40年前ほどには製造業投資に依存してへんのやで。

うちの見立てでは、彼らはこの金融バブルが弾けるのを防ぐために、できるだけ長く、できるだけ緩和的な金融政策を維持する方向に偏るはずやで。

FRBとグリーンスパンは、バブルを膨らませる商売をやってきたんや。ドットコムバブルが膨らんどった時、主流の解説者は「アラン・グリーンスパンは投資家に『非合理的な過熱』があるかもしれへんと警告した」って言うとった。実際、その表現が出てくる文をちゃんと読んでみると、彼が実際言うとることは「どうやって分かるんや?投資家に非合理的な過熱があるからって、実際にバブルがあると仮定するわけにはいかへん」ってことなんや。彼は両方の意味に取れるように喋っとったんやで。

後になって、人々が信用バブルや住宅バブルの可能性を懸念した時、グリーンスパンは「あぁ、全国的な住宅市場なんてもんはあらへん、せやから全国的な住宅バブルなんてありえへん」って言うたんや。それは文字通り、住宅バブルが崩壊するわずか1、2年前のことやったんやで。グリーンスパンはバブルを膨らませる商売をやっとった、一部にはバブルの存在を否定して「心配することは何もない」って主張することでな、せやけど多くの場合、積極的にバブルを促進することでもやったんや。

彼はドットコムバブルをいくつかの理由で正当化したんや。一つ目、アメリカ企業が行った支出の多くは実は資本的支出で、企業の資本ベースを増加させるものとして数えられるべきや、せやから資本ベースは企業の株式市場評価とそんなにかけ離れてへん、せやからバブルちゃう、ってな。それから彼は「生産性の奇跡」が実際起こっとる、って主張したんや。実際の生産性統計がこんなにひどいのに、なんでその「奇跡」が分かるんや、って聞いたら、彼は「まぁ、生産性統計にはそれが表れてへん、その奇跡は統計に隠れとるんや」って言うたんや。ほな、その奇跡の証拠はどこにあるんや、って聞いたら「まぁ、それは株式市場の過熱にあるんや」って答えたんや。完全に循環論法やで、投資家が価格を上げとるだけやのに、そこに生産性の奇跡がなければならん、っちゅうことになっとるんや。後になって、住宅・信用バブルの下で、彼は「金融イノベーション」がリスクが排除された全く新しい世界を作った、って主張したんや。こういう風に全部、彼は有名なレトリックを使うて資産バブルを膨らませたんやで。

マイケル・ハドソン:

「バブル」っちゅう言葉について話しとるな。バブルの実際のダイナミクスがどないなもんか話そうやないか。うちの見立てでは、あらゆるバブルはポンジ・スキームなんや。言い換えたら、配当と資本利得を払い続けるために、新規参入者からの流れを通じて常に借金し続けなあかんのや。この場合、その新規参入者がFRBなんやで。

あんたがグリーンスパンがバブルを否定したことに注目したのは全く正しいで。シカゴ大学の自由市場理論全体は「効率的市場仮説」の原則の上に成り立っとるんや、株式市場と資産価格は、あらゆる投資家が集まって経済の合理的な「頭脳」として機能した結果や、っちゅう仮説やな。もし市場全体が全投資家の完全に情報を得た意思決定の関数やとしたら、定義上、バブルなんてもんは存在せえへんことになるんや。

そのバブルの存在を否定する哲学は、この金がどこから来とるかっちゅう現実を無視しとるんや。株価が上がるためには、株や債券を信用で買うために借金した投資家が、今急激に上がっとる金利で銀行に利子を払わなあかんのや。彼らは利子を払うために、価格が上がった株の一部を売らなあかん、それでバブルが自己資金でまかなわれとるように見えるんや。

チャールズ・ポンジのオリジナルのスキームと違うんは、ポンジは新規投資家のためにお金を印刷でけへんかったけど、FRBは経済全体のために介入できるってことやで。彼らは「カモの投資家」になって、このスキームに加わって「まぁ今まで大儲けしてきたんやから、これからも上がり続けるはずや」って言うんや。「トレンドはあんたの味方や」って言う連中がおるやろ、彼らはこのトレンドが増加し続ける負債対収益比率によって完全に賄われとることに気づいてへんのや。

負債対収入比率が上がっていって、金利が上がったら、投機家は「もう横ばいになった株を買うのに高い金利を払えへんな」って気づくんや。彼らは「売り抜けて、銀行の借金を返して、利益を確保して、年金基金や投資信託、個人の小口投資家にコストを負担させる時や」って決めるんや。それが基本的に今起こっとる戦略やで。うちらはインサイダー、億万長者、上位10%がこの株式市場の富の増加を全部手にする一方で、経済全体はオバマの銀行救済以来ずっと横ばいになっとるのを目にしとるんや。

残りの経済は犠牲にされることになるやろ、そしてもっとひどい経済の二極化が起こるやろな、今回は株式市場がさらに上がることによってやのうて、残りの経済が本当に沈んでいくことによってな。アメリカ人口の40%が貯蓄ゼロってだけやなく、彼らはどんどん借金の底なし沼に押し込まれていって、モノやサービスを買うための所得がますます少なくなっていくんや。経済全体が縮小していくダイナミクスに陥るんや。それがポンジ式バブルのやることなんやで。

ラディカ・デサイ:

議論をまとめる前に、いくつか指摘しときたいことがあるわ。バブルについて言うと、グリーンスパンが亡くなってから「まぁ、少なくとも彼は自分の間違いを認められる人やった」ってしばしば言われるんや。有名な話やけど、彼が退任した後、2008年の金融危機の余波の中で、彼は議会証言で「自分が実際何を間違えたか」を証言させられたんや。彼が言うたことの一つは「うちは組織、特に銀行やその他が、自分ら株主と自社株を守る能力が最も高いはずやって思い込んだのが間違いやった」ってな。彼は「それが実際起こらへんかったこと」に「衝撃を受けて信じられへんかった」って主張したんや。

まず第一に、グリーンスパンは組織の自己利益が彼らにバブルの存在を見抜かせて、それに投資するのを控えさせるはずやった、って言うとるんや。せやけど実際、バブルが膨らんどる時、みんながある取引に群がっとる時、あんたがファンドマネージャーやったら、すごく難しい選択を迫られるんや。たとえバブルやって気づいてても、群れに加わらへんかったら「顧客のために稼げへんかった」って非難されることになるんや。あんた一人だけが手を引いたら、袋叩きにされるんやで。逆に、群れに従って市場が暴落しても、誰もあんた一人を非難せえへん、なぜなら「みんなその取引に群がっとったんや、うちの責任ちゃう」って言えるからやな。あらゆる投資家とトレーダーには、バブルをさらに膨らませ続ける構造的なインセンティブがあるんや。これはあまり注目されへんダイナミクスやで。

二つ目に、普通のアメリカ人は高金利なんぞ必要としてへんのや。さらなる金融引き締めと不況を招く引き締め的金融政策は、アメリカの労働者に巨大な苦痛をもたらすだけやで。せやけど同時に、アメリカの労働者はFRBの緩和的金融政策も必要としてへんのや、なぜなら彼らはその受益者ちゃうからやな。実際、彼らは緩和的金融政策で苦しめられとるんや、資産価格と住宅価格が急騰するからやで、2008年の金融危機以降ずっと続いてきたようにな。家賃は上がる、そしてこの安いお金の大半は生産的活動に投資されてへんから、雇用も生まへんのや。

アメリカの労働者に必要なんは、「唯一必要な経済政策は金融政策や」っちゅう考えとの完全な決別やで。二つ目に、彼らには生産的投資に向けられた金融システムが必要なんや、短期投機や略奪的融資に向けられたもんちゃうでな。何十年もの間、アメリカの金融システムは生産的投資に何の役割も果たしてへんかったんや、ベンチャーキャピタルについてどれだけ騒がれても、それとは関係なくな。ベンチャーキャピタルが登場するのは、マーケティングの誇大宣伝とプロパガンダを通じてどんだけ儲かるか、っちゅうとんでもない主張がされる時だけなんや、今のAIで見とるのと同じようにな。普通のアメリカ人には、今持っとる金融システムとは正反対の金融システムが必要なんやで。

マイケル・ハドソン:

あんたは「衝撃を受けて信じられへんかった」っちゅう言葉を使うたな。カサブランカの映画のワンシーンをここに挟めたらええのになぁ、「ここで賭博が行われとるやなんて、衝撃や、衝撃やで!」ってセリフや。

あんたは「有形資本投資が必要や」って言うたな。実際、今日、有形投資は「良い賭け」とは見なされてへんのや、なぜなら金融の蛇口をひねるだけで短期的な投資コストを増加させることができへんからやで、それがFRBが経済を金融化するためにやっとることなんや。資本投資には、人々が買う実際の商品やサービスを生産するために労働者を雇うて、生産的な利益を上げることが必要なんや。それは今日、アメリカが作り出したこの経済では簡単にはでけへんことなんやで。

せやからアメリカやヨーロッパの企業は産業を中国にアウトソースしてもうたんや。中国は投資を単なる投機的賭けとしてやなく、産業資本投資への計画的支援として扱う産業政策を追求しとる、まさにアメリカ、イギリス、ドイツが19世紀の自国の工業化の際にやったのと同じようにな。

中国がやっとることは、産業資本主義のまさに歴史的な政策なんや。産業資本投資をやることは賭けであるべきちゃうかった、それは国家政策やったんや。それには政府が生活コストを安定させられるくらい低い価格で基本的ニーズを提供する混合経済も含まれとった、輸出用の産業製品を生産して競争力を高めるために労働者を雇うてな。

せやけどアメリカは、政府を解体することで、生活コストを下げる政府の能力自体を解体してもうたんや。公共サービスを提供する代わりに、値上がりし続ける形で民営化しとる、公的医療の代わりに、GDPの20%を占める民営化されたオバマケアを提供しとる、そして不動産価格を吊り上げることが主な商売の銀行システムを維持しとる、それがアメリカの労働者が住宅のために払わなあかんコストを上げとるんや。これら全部の政策が、国内の産業投資を「割の悪い賭け」にしてもうたんや。

ウォール街のトレーダーは「今日、今週、今月、どれだけ稼げるか」しか聞いてへん。それが彼らの時間軸なんや、長期ちゃう。アメリカは金融の短期思考の中で生きとる、一方アジア、特に中国は産業投資の長期哲学を採用しとるんや。うちらはまさに、世界が経済への全く違う二つのアプローチに分裂していくのを目にしとるんやで。それがうちらが話してきたことの大きな背景なんや。

ラディカ・デサイ:

その通りやで、マイケル。締めくくりに最後の一点、アメリカが違う金融システムを持っとった時代、第二次世界大戦直後のもっと長期的・生産的な時代、その時期には大きな金融危機はほとんど起こってへんかったんや。それに対して、新自由主義時代は、その全歴史が壊滅的な金融危機で定期的に区切られとるんや。それが本当に大きな教訓のひとつやな。この二つの異なるタイプの金融モデルこそ、今日うちらが強調してきたことやで。

ほんまにありがとう、マイケル、そして聴いてくれた視聴者のみんなもありがとう。マイケルとうちは2週間後にまた戻ってくるで。うちはもちろん、その間も他の番組を続けるわ。このエピソード、気に入ってくれたら嬉しいわ。気に入ってくれたんやったら、いいね、登録、シェア、そしてできたら寄付もお願いするわ。ほな、また今度、さいなら。

マイケル・ハドソン:アメリカが認められへん、負けた戦争

https://michael-hudson.com/2026/06/the-war-america-cannot-admit-it-lost/

イラン、ホルムズ海峡、脱ドル化、そして世界経済危機について

日付:2026年6月24日(水)

南南対話・持続可能性フォーラム

司会:ラウ・キンチー教授(嶺南大学、香港グローバル大学、中国)

ゲスト:マイケル・ハドソン

冒頭とテーマ設定

ラウ・キンチー:アメリカもイランも「自分らが戦争に勝った」言うてますけど、この二つの宣言についてどない思わはります?結局どっちが勝ったと思われます?

1. 誰が戦争に勝ったんか

マイケル・ハドソン:そもそも二つの違う戦争があるんやで。ドナルド・トランプが戦っとる戦争て何やと思う?あいつの戦争は自分の懐を肥やすためのもんやねん。株式市場の値動きを操作して儲けとるんや。朝になったら「和平や、みんな合意した」言うて、そう言うたその周りの連中は前もって株を先物で買うて、コールオプションも仕込んどる。ほんで株価がドーンと跳ね上がる。そこで大儲けして売り抜けるんや。せやのに次の日には「すんません、交渉決裂しました。イラン爆撃します」て言い出す。でもそう言う前に、もう空売りしとるんやで。つまり株価が下がる方に賭けとるわけや。それでまた大儲けするっちゅう寸法やねん。

株式市場のトラッカーたちが突き止めたんやけど、トランプが発言する15分とか30分前に、株価が上がるか下がるかの賭けがどわーっと急増するんやて。トランプとその家族、周りの取り巻き連中、みんな株で儲けとるんや。で、あんたの言うてる「アメリカがイランを征服するんか、それともイランが主権を守り抜くんか」っちゅう戦争の話やけど、そらもうイランが望んどったこと全部達成しとるがな。軍事的に言うたら、アメリカは何一つ達成できてへん。世界中がもう見抜いとるんや、アメリカ軍は毛沢東の言葉借りたら「張り子の虎」やて。ミサイル防衛は機能せぇへん。爆弾はイランの防衛網をすり抜けて命中しとる。

飛行機はイラン領空を飛んだら撃墜されてまうんや。つい昨夜も、数時間前の話やけど、アメリカの偵察機が「様子見に行くで」言うて飛んだんや。ほんならパイロットが「うわ、なんやこれ!クラゲみたいな編隊組んだドローンの群れがこっちに突っ込んでくる、もう脱出せなあかん、撃たれとる!」言うて機体から脱出したんやて。せやからアメリカの兵器は使い物にならへんのや。それに二つ目やけど、アメリカがペルシャ湾、西アジア、そして世界中でやっとる軍事基地展開の建前は「共産主義から守ったる」やった。

言い換えたら「あんたの国が自国の利益で自主性を主張するんは、うちの国家安全保障への脅威やから、その脅威はあんたらを不安定にすることでしか解決できへん」っちゅうことやねん。まぁ、とにかく「イランのテロ、ロシアのテロ、中国のテロからあんたの政府を守ったる」て言うわけや。アメリカの外交方針に従わへんもんは全部「テロ」呼ばわりや。イスラエルの場合は、うちらは爆撃してジェノサイドやってもええけど、パレスチナ人が反撃したらそれは「テロ」やねん。ヒズボラが反撃しても、イランが支援するどのアラブ・イスラム勢力が反撃しても「イランはテロ組織や、うちらのはちゃう」て言うんや。うちらはいつも「防衛」してるだけやと。

ほんでヨーロッパがロシアとウクライナを攻撃して、サンクトペテルブルクとモスクワをミサイルで爆撃しようとして、ドネツクとルガンスクの民間人を攻撃し始めて、それでロシアが2022年2月に住民保護のために特別軍事作戦を始めたら、それが「ヨーロッパへの攻撃」て呼ばれるんやで。実際はヨーロッパがロシアを攻撃して負かそう、第二次世界大戦をもう一回やり直そうとしてることへの反撃やのにな。せやから、パレスチナの人らが自分らを爆撃・射殺しようとしてるイスラエル軍に反撃したら、その反撃が「テロ」て呼ばれるんや。こういうのが全部繰り広げられとる中で、アメリカは軍事的に負けただけやなくて、戦争に負けたらどないなるかっちゅう脅威にも直面しとるんや。ふつう戦争に負けたら賠償金払わなあかんやろ。

せやからアメリカとイスラエル、そして今度はアラブ首長国連邦まで、国連やら裁判所がイランとパレスチナに賠償金支払いを命じるんを先手打って阻止しようとしとるんや。昨日もエミレーツが「うちの領土からアメリカ機が離陸した結果、イランに空港爆撃されたんやから賠償金要求するで」て言い出したんや。トランプは二日前も昨日も「イランを征服したら、イランの歳入と石油輸出収入の半分を全部うちに払わせて、征服にかかった費用の弁済に充てる」て言うとる。

残りの半分は、イランに攻撃された「同盟国」にも払わせるらしいわ。まぁ、その主な同盟国はもちろんイスラエルやな。せやから、イランには石油輸出収入は一銭も入らへんっちゅうわけや。要するにトランプが言うとる「勝利のプラン」はこういうことなんや。うちの考えでは、アメリカはもう負けとる、勝てる見込みなんぞあらへんけど、トランプの言い分では「うちらがイランを征服して、その石油収入を全部支配下に置く」ちゅう話やねん。というのも、その収入は全部イラクやベネズエラの時と同じで、米ドル口座に振り込まれることになるんや。ほんでその口座からイランの名目で賠償金を支払わされる、アメリカを負かすためにかかった費用の弁済としてな。

イランは自衛したことでアメリカにこの費用を負担させた、それがイランを「テロリスト」たらしめとるっちゅうわけや。自衛することがアメリカの語彙では「テロリスト」を意味するんやで。ほんでもう半分の石油収入は忠実な同盟国イスラエルに渡る、あんたを爆撃しようとしてきたイスラエルの飛行機や爆弾に対して自衛したことで、あんたが攻撃したことになっとるイスラエルにな。せやから、トランプが定義した戦争の結果でいうたら、アメリカは完全に負けとるんや。ほんでイランだけやなくて、世界中でな。あの750から800ほどある軍事基地、あれは他の国を守るためのはずやったのに、アメリカは他の国にこの基地の駐留費まで払わせとるんや。まぁ建前は、この基地が革命やらアメリカの気に入らんもの、特に自国のリーダーから、その国の政府を守るためやった。

例えば、1953年のモハンマド・モサッデクみたいなんが選ばれたら、それに対して守ったるでっちゅう話やった。せやけど、これで他の国は考え始めたんや。「この基地から得られるもんは何もない、脅威だけや」と。それどころか、アメリカの航空機や軍隊がこの基地から飛び立って他国を攻撃しとるから、今度は他の国がこの基地を攻撃し返してきて、うちらまで攻撃されとるやないか、と。せやからアメリカが「軍事的安全保障を提供したる」て言うてたもんが、逆に不安定要素になってもうたんや。それが原因でエミレーツも爆撃された、エミレーツとサウジアラビアにも米軍基地があったからやな。これはロシアがラトビアとエストニアで直面しとる問題と同じやで。

ミサイルがラトビア上空を飛んで、ロシアはどうしたもんか決めなあかん状況になっとる。まぁ国際法では、ある国の領空を通過して自国を攻撃するミサイルがあったら、その国は攻撃したことになって、攻撃された国は反撃する権利があるんや。せやけどアメリカはまた話をこんがらがらせて、反撃をまるで「戦争の発端」みたいに描くんや。それがアメリカが法廷でやろうとしとる建前やねん。まぁ、実際に誰が誰を攻撃したか、誰が誰に賠償するべきかを決めるってなったら、アメリカやヨーロッパの同盟国、日本なんかは何年も何年も話をこじらせるつもりやで。

これは「ローファー(法廷戦術)」ってアメリカで呼ばれとる戦術や。遅らせて遅らせて遅らせる。チャールズ・ディケンズが書いた小説にもあったやろ、何年も何年も続く裁判で、みんな弁護士費用払うて破産してまう話が。まぁイランはそれを分かっとって「なるほど、アメリカの法廷戦術は分かった。せやから裁判で賠償金取るんはやめて、ホルムズ海峡を通る船に通行料を課すことで取り返したる」って言うとるんや。要するにイランが言うてるんは「アメリカから賠償金を取ることは、まぁ無理やろな、ベトナム爆撃の賠償金も払うてへんし」ってことや。

アフガニスタンにもリビアにも、破壊しといて賠償金なんぞ払うてへん。イラクにも払うてへん、その石油は今もアメリカがドル建てで支配して売っとるくせにな。一銭も払うてへんのや。アメリカは第二次世界大戦以降、一度も戦争に勝ったことあらへん。ベトナム、イラク、アフガニスタン、リビア、シリア、どれも勝ってへん。ただ立ち去っただけや。「負けました」て言わんと、無政府状態と荒廃した政府だけ残してとっとと去ってったんや、その国を戦場にしてもうた挙句にな。アメリカが今も軍事力でしか維持でけへん世界支配、それは戦後1945年に享受してた経済的・金融的支配がもう無理やから、軍事力だけが頼りっちゅうわけやねん。

まぁ結果として、どう見てもアメリカは勝ってへん。せやけどアメリカは「負けました」て絶対言わへんから、膠着状態みたいに見えるんや。せやからイランが言うとるんは「アメリカ、イスラエル、エミレーツから賠償金は取れへん、国連が投票して『イランが被害者や、アメリカに勝った』て決めても関係ない、どうせ取れへんことは分かっとる。せやから全世界の石油輸入国に払うてもらうで」ってことや。何でそれが公正なんかっちゅうと、あんたらは「無関係な傍観者」やからやて。まぁ、そこまで無関係でもないけどな。「うちらが払わへん代わりにあんたらに請求するんは、あんたらがアメリカとイスラエルの攻撃を止められへんかったからやで」ってことや。

ほんで、ホルムズ海峡やペルシャ湾を通る石油輸出の収入を、アメリカ、イスラエル、エミレーツからの攻撃で受けた被害の復興に全部充てるつもりやと。世界のみんな、その攻撃を止めようとせえへんかったやんか、と。アメリカとイスラエル、エミレーツに制裁を課したんか?アゼルバイジャン産の石油をトルコがイスラエルに売っとったんを止めさせたんか?イスラエルとの経済取引や投資を止めたんか?

せやから、あんたらがこの攻撃側の貿易・経済連合の一員である限り、石油代金は高うつくで、というわけや。この状況作ったんはあんたらやからな、国連みたいな軍事的強制力のある世界秩序を作らへんかったからやで。攻撃されとる国を守る仕組みが世界にないんやったら、攻撃者、アメリカが「アフガニスタンやイラクでやったんと同じように、イランでもやったる」って、去ってしまって傷跡だけ残す、みたいなことが繰り返されるんや。

まぁこれは世界秩序のルール違反やろ。世界のみんなが、何かしらの国際法を強制する仕組みを作らなあかんのに、ただ「あぁ、アメリカとイスラエルがやったんは気に食わんな、ジェノサイドはあかん、民間人殺すのはあかん、学校爆撃して子供撃つのは特にあかん」て言うだけで、じゃあ実際に何をするんや?っちゅう話になるんや。まぁ、それを考えるんは世界の他の国の仕事やな。アメリカとNATO、その属国の拒否権に縛られへん新しい国連を作る必要があるかもしれへん。この新しい国連は1945年の国連憲章と同じ原則を持ちつつ、独自の軍事力と、国際法違反した国に制裁を課す経済力を持つべきやと。

ほんでこの場合、世界の多数派、グローバル・マジョリティが、アメリカ、エミレーツ、西ヨーロッパに貿易・金融制裁を課せるようにする必要があるっちゅうことや、ロシアとかその他世界平和を乱す国への攻撃に対してな。これで答えになっとる?

アシュリー・デイマン:はい。

マイケル・ハドソン:質問を広げて言うけどな、うちらが話してる「戦争」ちゅうのは世界戦争なんや。アメリカ対世界全体、っちゅう構図で「うちらがあんたらを支配したる」って話や。アメリカが世界を支配できるんか?戦争はまだ続いとるんやで。せやから、誰が戦争に勝ったかなんて言い切れへんのや。バトルはイランが勝った。せやけど戦争そのものは続いとるんや。

2. ホルムズ海峡と世界経済への衝撃

アシュリー・デイマン:ほな、戦争の一環としてホルムズ海峡が長期間封鎖されたわけですけど、これの世界的な経済影響はどないなると思わはります?アメリカ、西側諸国、グローバル・サウス、グローバル・マジョリティの国々それぞれについて。

マイケル・ハドソン:うちがニーマの「ダイアログ・ワークス」番組やらうちのサイトmichael-hudson.comに転載されてる他のインタビューで言うてることやけど、この戦争の影響で今年もう不況が起こっとるんや。せやけどこの不況は1930年代以来最も深刻な世界不況になるやろな。1930年代は金融的要因、ドイツの対連合国賠償債務や、その債務がまたアメリカへの連合国間債務の元になっとったっちゅう国際債務問題が原因やった。それに対して今回は、単なる金融的不況やのうて、技術的・実物生産的な要因が原因なんや。石油は少なくとも今年いっぱい、まともな量が復旧でけへんやろな。

これがどういう意味かっちゅうと、世界中の石油価格がめちゃくちゃ高騰して、あちこちの産業が採算合わへんようになるっちゅうことや。プラスチック会社、化学会社はナフサ(石油由来のプラスチック原料)を確保でけへんくなる。農業は液化天然ガスやガス輸出から作られる肥料や尿素を確保でけへんくなる。アメリカではもう作付け時期終わっとるのに、肥料が手に入らへん。特に深刻な不足のひとつが、ディーゼル燃料と航空燃料の組み合わせや。灯油系の航空燃料が足らへん。旅客機が飛べへん、小都市への支線便で採算取れへんようになって、航空便と航空会社の数がドーンと減っとる、価格もどんどん上がっとるんや。

けど特にヤバいのがディーゼル燃料の問題やな。ディーゼルはトラック輸送とか船舶輸送にほとんど使われとる。石油も同じや、船にも使われるし、輸送にはディーゼルが要る、それが特に品薄なんや。ほんでもっと悪いことに、ディーゼルはIT企業がAIシステム構築のために設置しとるコンピューターチップシステムのバックアップ発電機にも使われとるんや。ほんで彼らが供給会社と結んどる契約は、トラックとか他の燃料使用者より優先されるようになっとるんや。

せやから、ディーゼル燃料、航空燃料、石油、鉱山で使う硫黄(これも石油由来や)の価格が上がるだけやなくて、実際にこれらが手に入らへんくなるっちゅう事態になっとるんや。それって生産チェーンの断絶を意味するんや。生産にいろんな投入物が必要で、そのうちひとつでも欠けたら、生産ライン全体が止まってまうんやで。それがアメリカ経済だけやなく、特にヨーロッパ経済、そしてアジア経済の多くが置かれとる状況なんや。もちろん、一番きついのはグローバル・サウス、アフリカや南米の国々やな。裕福な先進国がディーゼル燃料も航空燃料も化学品も肥料も全部自分らのために買い占めて独占したら、グローバル・サウスの国々に大きなしわ寄せがいくんは想像つくやろ。

そのしわ寄せで工場が大規模に閉鎖されることになるやろな。食料生産も減るやろ。せやったら彼らはどないするんや?世界中で食料価格が上がるやろな、みんな食べなあかんからな。それが一番大事なことや。せやから彼らはどうすんねん、っちゅう話やけど、各国は「外貨準備を何に使うか」決めなあかんようになるんや。IMFの政策指導のせいでずっと財政が締め付けられて、常にアメリカや西ヨーロッパに依存させられてきたから、外貨準備自体もそんなにあらへんのやで。せやから、外貨を石油に使うんか?

工場を動かして生産して、トラックや車をガソリンで走らせるための電気やガスを買うんか?それも外貨を使わなあかんことのひとつやな。せやけど今度は、病気に対応するための食料や医薬品も輸入せなあかん。まぁ、それも緊急やわな。せやのに、今年満期を迎える対外債務の返済っちゅうのはそこまで緊急ちゃうやろ。この債務は全部ドル建てなんや。アメリカがやってるみたいに自国通貨を刷って世界市場にばら撒く、なんてことはでけへん。この債務はうちらの通貨建てちゃうから、うちらの通貨をドルに換えて売らなあかんのや。

そうなったら為替レートが急激に下落するやろな。これはもう東アジアに特に打撃を与えとる。日本、韓国、その他アジアの通貨は軒並みドルに対して下落しとるんや。ほんで石油価格やドル建ての全部の価格が上がっていくと、自国通貨が下落しとるせいで、その価格上昇がさらに増幅されるんや。これはまさに1920年代のドイツと同じ状況やで、あの時ドイツが賠償金を払う唯一の手段は、マルクを刷り続けて外国為替市場に投げ込み続けて、為替レートが破綻してハイパーインフレになるまでそれを続けたっちゅう話や。アジアでは1998年のアジア通貨危機の再来を見ることになるやろな、しかも今回のはあの時の何倍も深刻なやつやで。

アジアはどないしたら、自国通貨の下落から身を守れるんや?下落したら、アメリカやヨーロッパのハゲタカ投資家がやってきて「よっしゃ、約30年前にやったんと同じことをやったるで」て、あんたらの産業、土地、不動産、インフラ、ホテル、欲しい資産を安いドルで買い叩くんや。せやから、あんたら債務国からうちらへの資産移転が起こるんやで、石油や食料を輸入できずに為替レートが下落した国から、な。結局、自国の資産を売って、国家主権まで失うことになるんや。

ほな、アジアの国々はこの状況からどう自分らを守るんや?これが今起こっとるダイナミクスなんや。1920年代を振り返ったら、ある国が他国にどれだけ払えば為替レート下落で経済危機・政治危機・無秩序を招くか、っちゅう議論が山ほどあったんや。それを研究せなあかんっちゅう話やな。残念ながら、この1920年代の金融史は大学で教えられてへんし、特にアジアの国々はアメリカに学生送って経済学を学ばせとるけど、そこの教育にはこの歴史の研究が含まれてへんのや。うちの『Super Imperialism(超帝国主義)』って本と、国際金融理論についての議論の歴史を書いた『Trade, Development, and Foreign Debt』って本、この二冊は両方とも中国語に翻訳されて出版されとって、中国全土の教科書として使われとるんや。

せやから少なくとも中国人はこれを読めるわけや。『Super Imperialism』は昔から日本語にも訳されとるし、他の本も英語で手に入る。せやから、うちが説明しとる視点を理解するんはそんなに難しないんやけど、主流メディアではそれが繰り返されへんのや、そのメディアの多くはアメリカ人や外国投資家に支配されてて、国際問題をあたかも「すぐ元通りになる」みたいに描こうとしとる。元通りになんてなれへんのに。危機の中での「普通」って何やねん。うちらは「普通の危機」に突入しつつあるんや、通常の経済とは違うんや。危機に起こることはすごく明確や、それは崩壊やで。この崩壊の実例はぎょうさんあるんや。

繰り返しになるけど、1920年代がその大きな実例で、それが結局ジョン・メイナード・ケインズとハロルド・ムールトン(アメリカ)の議論、「ドイツは賠償金を払える余裕なんぞない」っちゅう論と、シカゴ学派の理論家みたいなマネタリスト・強硬派の「どんな国でも何でも払える、賃金を十分下げて、通貨供給を十分縮小して、深い不況を起こせばええだけや、不況があれば返済の助けになる」っちゅう論との論争を生んだんや。まぁ、それはただのナンセンスやけど、それが経済学として通用しとるんや。それこそがノーベル賞が与えられてきた対象そのものやで。その見方によれば、金持ちになる方法は労働者を貧困化させて、政府を廃止して、政府インフラを外国人に売り払うことなんや。

それが主流経済学の正体で、それが学問としての経済学をジャンク・サイエンスに変えてもうたんや。

3. 石油価格、通貨下落、そして「正常化」という幻想

ラウ・キンチー:そうですね、マイケル、これは大事なポイントやと思います。表面上は、ブレント原油価格が戦前水準の75ドル前後に戻ってますよね、3月に138ドルまで上がってから。これで「なんか元通りになってきたんちゃう」っちゅう印象を与えてます。せやけど、あんたが説明してくれたように、輸送・供給状況は戦前水準に戻ってへん。それにアジア通貨の下落もある、韓国ウォンは2%以上、日本円もほぼ2%下落してる、一方で中国の為替レートはほぼ安定してます。ドル建ての石油価格が下がってるように見えても、下落してる通貨の国は石油代金をもっと払わなあかんことになる。この為替レート効果に加えて、石油市場に「正常化」の印象を作り出すための操作や画策もあるんでしょうか?

マイケル・ハドソン:うちが話す経済学者はみんな、市場がこんなに盲目なことに驚いとるんや。市場は先を読んどる、っちゅう印象があるやろ。せやけど、先を見れる人なら誰でも分かるはずなんや、3週間から1ヶ月後には、石油からディーゼル、尿素まで、石油由来のもの全部が価格がドーンと上がる、少なくとも倍にはなるやろな。みんな分かっとるんや。問題は「なんでまだ石油価格が上がってへんのか」っちゅうことや。それは商品市場の組織のされ方が超短期的やからやで。明日どうなるか、次の日どうなるか、それしか見てへんのや。せやからトランプとその側近、インサイダー連中がこんなにも市場で儲けられるわけや、次に何をするか分かっとるからな。

トランプが「イラン爆撃するで」て言うたら、市場は下がって石油価格は上がる。「和平やで、元通りになるで」て言うたら、市場は戻って価格が下がる。金融投資家の時間軸って、1日か2日、せいぜい1週間なんや。4週間先なんて見てへん。もし4週間先を見たら、価格が大暴騰するだけやなく、株式市場も大暴落するし、多くの企業がデフォルトして倒産するやろな。石油を採算の合う価格で確保でけへんかったら、生産を止めるしかないからや。アメリカから西ヨーロッパ、アジアの多くの地域まで失業が広がるやろうな。

中国は免疫があるんや、なぜなら中国は長期的視点を取っとるからやで。中国は「うちらはここに投機市場なんぞない、24時間後や来週の値動きに賭けて素早く儲ける経済ちゃう」って言うんや。「うちらは1年後、10年後にどこに向かうかを見とる」と。それで1年後にどこに向かうかは明らかに大惨事なんや。せやから中国は既に大量の石油備蓄を蓄えて自分を守っとって、石油や尿素、その他値上がりして世界的に不足するあらゆる原材料の輸出を止めとる。つまり先を読んどったわけや。せやけど西側諸国にはそういう発想があらへん。

西側は短期思考で生きとる、それが結局彼らを敗者にするんや。せやから経済的な敗者がおって、この前も話しとった戦争、その戦争は軍事の領域だけやなくて、今では経済・金融の領域で戦われとる、それがどの国、どの経済、どの経済システムが勝つかを決めることになるんや。まぁ、どんな経済システムが勝つかはうちには明らかやで。それはアメリカ、ヨーロッパ、新自由主義の西側が持ってる金融システムやのうて、産業社会主義的な立場やな。

政府自身がお金を作って公共事業に融資して、生産性と生活水準を上げる有形投資に融資するための信用と通貨を創出するべきや、っちゅう考え方や。それが中国を西側からこんなにも違うものにしとって、それこそがアメリカが中国を「最大の敵」と見なす理由なんや。単に人種差別的にアメリカ人が中国人を嫌っとるだけちゃう。もちろんそこには人種差別も大いにあるけど、アメリカ人をこんなに反中国的にさせとるんは、中国の経済システムがアメリカの、1980年代にマーガレット・サッチャー、ロナルド・レーガン、新自由主義者連中が導入した新自由主義システムより、はるかに成功しとるから勝ってしまうっちゅうことなんや。

せやから他の国が「うちらの経済も中国と同じ構造にしたい、自国産業と農業を守って、独立した産業自立を補助金つけて、自前の食料供給を怠って輸入危機に陥らんようにしたい、基幹産業を独立させたい、自然独占は公共事業として維持したい」って言い出したら困るわけや。それこそが19世紀にアメリカを豊かにした戦略やし、19世紀のドイツ、18世紀後半から19世紀のイギリスを豊かにした戦略やねん。ヨーロッパの国は全部保護主義で、民間セクターと並んで積極的な政府セクターを持つ混合経済やったんや。

1980年代から西側では政府が解体されてもうた一方で、中国がやっとることは車輪の再発明や。中国が今日従っとる政策は、まさにアメリカが19世紀に取っとった政策、ヨーロッパの工業国が取っとった政策と同じなんや。他の国はまだ1980年代に始まったサッチャー・レーガンの新自由主義戦略に従っとって、結局その経済は全部今日のドイツ経済みたいになってもうたんや。ドイツ経済を見てみいや。それが冷戦の結果、新自由主義の結果や。イギリス経済見てみい。首相ばっかり変えとる。まるで経済を変える代わりに首相を変えたらええみたいにな。経済全体は依然としてすごく新自由主義的で、イギリスは実質的に公的医療、公的住宅、銀行・信用管理して産業を促進し住宅価格を低く保つっちゅう考え全部を解体してもうたんや。

これ全部マーガレット・サッチャーとトニー・ブレアが解体したんや。労働党でさえ、新自由主義を押し進める点で保守党よりさらに右寄りやったんやで。公共交通システムを取り上げて、バス路線や鉄道を民営化した。採算合わへん路線のバスは走らんようになった。医療システムは、彼らが「人が生き続ける価値より費用の方が高い」と判断した医療処置を全部やめてもうた。これ全部、彼らの国にとって大惨事やったんや。

せやのに、代わりの選択肢はなかった、なぜなら新自由主義者は基本的に金融セクターに支えられとって、国の富を支配しとった、そしてどの国でも一番の富裕層が政府を支配する傾向にあるからや。社会主義政府が金融寡頭勢力の発展、政府の切り分け、あらゆるもんの民営化を防がん限りな、鉄道もバス路線も住宅も交通システムも通信システムも、経済全体に奉仕するはずのもんが、ただの独占企業になってもうたんや。

4. 株式市場の暴落は来るんか

ラウ・キンチー:ほな、マイケル、株式市場の暴落は予想されますか?

マイケル・ハドソン:今んとこはもっとゆっくりした暴落になるやろな。株式市場の投資家には、1945年から2025年まで80年間続いた西側経済の成長全体が終わりを迎えとる、っちゅう現実を認めたない気持ちがあるんや。彼らはこの傾向がずっと未来にも続くと思い込んどるんやけど、もう全部終わりなんや。この問題が構造的なもんやって認めるんをためろとる。ほんで多くの株はペンション基金(年金基金)が保有しとる、なぜならアメリカでは年金を公的予算から賦課方式で払う代わりに、多くの年金が積立方式に移行させられたからや。アメリカの労働者は、給与から15%っちゅう重い税を取られて、それを株式市場に投資して自分の社会保障のための積立をさせられとるんや。

これは「ペンションファンド社会主義」とか「ペンションファンド資本主義」って呼ばれるようになったんや、つまり労働者に重税を課して、その金を株式市場に投資させて、株保有者、そしてアメリカの株保有人口の10%が全株式の90%近くを保有しとる、その10%、特に富の大半が集中しとる1%のために株価ブームと資本利得を作り出しとるっちゅうわけや。せやから、年金と年金基金・投資信託との連動全体がこうなっとるんや。家族は「老後のために貯蓄せなあかん、株買え」って言われてきた。

まぁ、こういう家族は今、「株や債券買うべきか?」って悩むことになるやろな。持ち続けるしかない。分かっとるのはインサイダーの連中だけや、彼らは株式・債券市場、そして不動産市場を、自分らのために資本利得・資産価格の上昇、不動産価格の上昇、債券価格の上昇、株価の上昇を作り出す手段として仕組んどったんや、そして彼らはもうゲームオーバーやって分かっとる。せやから彼らは売り抜けるんや。実際、うちが知っとる大口投資家はもう株式市場から手を引いとる。彼らは元本を守るために国債に金を移しとる、もう儲けようとはしてへん。

株式・債券市場でキャピタルゲインを狙うんはもうやめとる。株式市場が下がり続ける中での損失から自分を守ろうとしとるだけや、そしてある時点で企業が破産・デフォルトし始めて、それが決済の連鎖の断絶を引き起こして、突然の暴落につながるんや。まぁ、それが暴落の仕組みなんや。決済の連鎖の断絶がいつ起こるかは絶対分からへん。運輸会社かもしれん、航空会社かもしれん、実際もうここ数ヶ月で航空会社が破綻しとるやろ。都市もまた財政破綻するかもしれへん、不動産会社、そして特に他の企業から金の90%くらい借りとるプライベート・エクイティ企業もな。

プライベート・エクイティ企業が優良企業を買収して、「どうやってこれで儲けよか」って考える。まず労働者をレイオフし始める。資産を売り払って自分らに配当する。経済を「クラピファイ(腐らせる)」するんや。これはアメリカの語彙で最近生まれた新しい言葉やで、「腐敗化」と「糞化」ってな、「武器化」と並んでな。貿易を武器化する、っちゅうんが去年のアメリカ外交政策の「今年の言葉」やった。せやから、こういう新語が英語に導入されるんや。せやから、総じてどえらい締め付けが起こっとって、決済連鎖の断絶と破産は、自国通貨を刷って対外債務を払えへん国、つまりアメリカと違う国で一番深刻になるやろな。

グローバル・サウス、ヨーロッパ、アジアの国々で一番深刻になるはずや。

5. ドル覇権と脱ドル化

アシュリー・デイマン:ペルシャ湾で起こったことが、ドル本位制、ドル覇権、脱ドル化にとってどういう意味を持つんでしょう?

マイケル・ハドソン:まぁ、アメリカが他国の通貨を没収し続けてきたからな。イランの貯蓄も、それにアメリカのヨーロッパ同盟国、ユーロクリア銀行はロシアの貯蓄3000億ドルを没収したんや。トランプ自身が1週間前に「イランが返せ言うとる金は、アメリカの金ちゃう、あいつら自身の金や、その口座を凍結しとるだけや」って言うたんや。「もし返さへんかったら、他の国は米ドルで貯蓄するのが怖くなるやろ」ってな。まぁ、彼は脱ドル化を理解しとるわけや、それがまさに起こる影響やねん。他の国は「アメリカが『中国との戦争に備えとる、中国との関係を断って輸入をやめてうちから買え、せやなかったら金と外貨準備を全部没収するで、イギリス銀行にベネズエラの金を没収させたみたいに、イラクの外貨準備を没収したみたいに、リビアの外貨準備と金を全部没収したみたいにな』って言うんやったら」って気づき始めとるんや。リビアの金はどこ行ったんや?誰も知らへん。イラクの金は?誰も知らへん。せやから各国は今、金を返してくれって要求しとるんや。多くの国はロンドンかニューヨーク連邦準備銀行の地下に金を預けとった、借り入れの担保として使うためとか、ロンドン金市場、世界の主要な金市場やからそこで売買せなあかんかもしれへんからな。

せやけど、みんな急に「この金は自国に置いといたほうがええな」って気づいたんや。特にヨーロッパ諸国は自分らの金を全部返してくれって要求しとる、そして各国が自分らの金を要求すると同時に米ドルからも離れていっとるんや。「自分らの利益のために行動して、誰と貿易するか自分らで決める」ってな。「中国から買うかアメリカから買うか自分らで決める、どの国と良好な貿易・関係を持つか自分らで決める」って言うと、アメリカは「あかん、あんたらに決めさせへん、うちらの言う通りせな石油やガス買われへんように制裁するで、たとえばロシアから買うのを止めさせる、イランやロシア、キューバや、まぁ過去のベネズエラでもええけど、うちが気に食わん国全部、あんたらにも制裁させるで、うちがその国を支配するためにな」って言うんや。

「ロシア、中国、イランを支配するために、あんたらを支配せなあかんのや。せやからうちらに支配させろ、誰と貿易するか、どの通貨で貿易するか、外貨準備をどこに保管するか、うちらに決めさせろ」ってわけや。「米国債やアメリカ株・債券を買って貯蓄するんか、金を買って貯蓄するんか、それとも互いの通貨、あるいは中国の通貨を買って貯蓄するんか」ってな。脱ドル化っちゅうのは、他の国が自分らの主権を主張して、誰と貿易するか、どの通貨で貿易するか、自分らで決めることを意味するんや。イランの条件の一つは、ホルムズ海峡通行の料金と通行税をドル以外の通貨で建てることなんや。

詳細は日々決まっていっとるとこや。トランプは「自由貿易になるで」って言い続けとるけど、イランは壁に書かれた文字が読めとるんや。うちが言うたように、イランの立場は「これからずっと、16世紀にイギリスに征服されてホルムズ海峡での過剰な料金・通行税徴収を阻まれる前の状況に戻すで」ってことや。「これからうちらは、海峡の向こう側のオマーンと一緒にホルムズ海峡を支配して、通過する石油全部に通行税を課して、アメリカ、イスラエル、エミレーツがうちの経済に与えた損害の弁済に充てるで」ってな。トランプはイランが公式に通行税を取り始める前に60日間の猶予を求めるプレッシャーをかけとる。

せやからイランは「よっしゃ、通行税は取らへん、けどサービス料は取るで」って言うとる。「タンカーや船をどこに操縦したらうちらが仕掛けたかもしれへん機雷を避けられるか、うちらの保証が要るやろ?船を爆破させたないなら、案内してもらうために手数料払え」ってな。せやから彼らは違う語彙を使うて、実際どんな種類の通行税を取っとるんかを説明しとるんや。これは今も展開中の話やな。アメリカは「よっしゃ、60日間はイランがドルで金を受け取ることを認める、60日間は金を没収せえへん」って言うとる。

まぁ、イランは絶対「はっ、あいつらは何度も約束破ってきたやん」って思うとるはずやで。せやから、彼らはドルの使用について非常に慎重になるはずや、トランプはいつでも気が変わりうるからな。トランプの財産は「約束を破る芸術」で築かれたんやで。それがアメリカの不動産市場で彼が人を騙して財を成したやり方なんや。せやから、イランはめっちゃ慎重になっとる。石油の輸出はほとんど中国に送られとる、なぜならイランは分かっとるからや、アメリカが「イランのタンカーを爆撃せえへん、石油を没収して海賊行為せえへん」って約束したことをな。ほんでトランプ自身が「うちらは今や海賊や、イランの石油を没収できる」って言うたんやで。

せやけどイランは政治的に理解しとる、もしこの石油を中国に売ったら、それが中国にこのタンカーを守る利害関係を生むってな。「もしアメリカがタンカーに乗り込んで、中国が注文して代金払うたイランの石油を盗もうとしたら、うちらは報復するで」って中国が言うわけや、まぁ具体的に何をするかは言うてへんけどな。でもうちの見立てでは、アメリカは中国とこの石油を巡って軍事的対立をする準備なんぞしてへんはずや。せやから、イランは当然、その代金を中国通貨で受け取るようにしとる、他の多くの国と同じようにな。脱ドル化っちゅうのは、アメリカに右も左も金を没収されるような状況を避けようとすることを意味するんや、イラン、ベネズエラ、ロシア、その他リビア、イラク、アメリカが金をひっつかめる相手全部な。アメリカは海賊国家になり果てたんや。

6. グローバル・サウスにおける債務モラトリアムと債務帳消し

シット・ツイ・ジェイド・マーガレット:脱ドル化に加えて、あんたは債務帳消しも推進してますよね。ほな、今のこの状況で、グローバル・サウスはどないな形で債務帳消しを採用できるんでしょうか?

マイケル・ハドソン:まぁ、彼らはそれを一緒にやるんが一番強い立場にあるんやで。彼らは「アメリカが世界の石油・食料価格に危機を作り出して、その危機がうちらのドル建て対外債務の返済を不可能にした。せやから、この危機が続く限り、あるいはドル建て債務を返済でけへん状況が続く限り、債務返済のモラトリアムを宣言する。うちらは自国の国益を最優先せなあかん、乏しい外貨準備を使うて経済崩壊を防ぐ、家を暖め、車やトラックを走らせ、企業が工場や機械を動かして、大量失業を招く閉鎖を避けさせなあかんからな」って言えるんや。

せやから、彼らは一致団結して「アメリカが引き起こした金融危機がある」って言わなあかんのや。これはまさに1982年に始まって1980年代を通じて続いたラテンアメリカ債務爆弾と同じで、最終的にブレイディ・ボンドで債務減免になったやつと同じや。実際のところ、グローバル・サウスの国々が「モラトリアムやで」って言うとる間に、彼らはこの債務が「不当債務」やっていう論理を準備しとるんや。このサイトで、エリック・トゥーサンとうちが数年前に不当債務の概念について話したことがあったんや。エリックが今まさにその時のインタビューを編集しとって、うちがそれをラウ・キンチーに送って、近々公開してもらう予定なんや、この債務がなんで不良債権なんかっちゅう論理の全体像をまとめるためにな。

みんなこれを「不良債権」って呼んどるけど、まるで返済でけへんのは債務者側の問題みたいに扱っとるんや。せやけど今回の場合、これは不良な貸付やったんや。この融資はIMFが、他の国がどうやってこの債務を返済できるかまるで計算せんと行われたもんやねん。「あぁ、返済でけへんのやったら、インフラ、鉄道、水道システム、土地をアメリカの投資家に売り払わなあかんな」って言うわけや。うちの見立てでは、他の国は「あの世界はもう終わった」って言うようになるはずや。新しい国際経済秩序ができつつあって、IMFと世界銀行、アメリカ外交政策を導いてきた新自由主義の原則全体が終焉を迎えとる。あの世界はもう終わって、うちらは今、初めて自国の経済発展を目指しとるんや。

7. BRICSと新たな金融秩序の模索

シット・ツイ・ジェイド・マーガレット:多くの左派知識人が、BRICSがまだ新しい世界的金融の枠組みを構築できてへんことを批判してます。あんたのお考えは?

マイケル・ハドソン:まぁ、BRICSには実際のところ独自のアイデンティティなんてあらへんのや。軍事独裁政権から進歩的な社会民主主義国家まで、釣鐘型のカーブみたいに幅広い。BRICSには独自通貨があらへん、なぜなら独自通貨を持つにはBRICS政府が要るし、全加盟国が何をするか決めるようなBRICS政府なんてもんはあらへんからや。せやから今出てきとるのは自然発生的な連合なんや。脱ドル化と新自由主義への代替を可能にしとるんは、初めて他の国々が、アメリカ経済にもう依存する必要がないくらいの臨界質量を持つようになったことなんや。一番強力な国はもちろん中国、それに石油輸出国・原材料輸出国・穀物輸出国のロシア、そして今度はイランが加わっとる。せやから、三つの国があるわけや。

中国、ロシア、イランは自分らが従うルールを定めつつある。他の国もこのルールに加われるんや。彼らは正式なBRICS政策としては加わらへん、なぜなら多くのBRICS加盟国はそこに加わらへんからやな。インドは「うちらの忠誠はアメリカとイスラエルにある、加わらへん」って言うやろな。あとラテンアメリカでアメリカの支配下にある国々も、「中国、ロシア、イランに追随するで」って言うたら、政府が攻撃されて指導者が暗殺されるやろな。それがアメリカの政策、レジームチェンジや。指導者を殺せば、その経済は政策を実行する者を失う、っちゅう考えでな。せやから、この自立経済グループに加わる一番強い立場にある国々は、主に近隣のアジア諸国になるはずやな。

そしてそこにアフリカ諸国が加わるかもしれへん。それがアメリカ、イスラエル、フランスがスーダンでアルカイダのテロリストを支援して乗っ取りを図らせとる理由や。エミレーツは特にスーダンでテロリストに資金提供しとる。エミレーツはイスラエル、アメリカに続いて「テロ国家」と呼べる存在になりつつある、正直、うちはエミレーツが数年後まで生き残るとは思ってへんのや。あんな醜悪な外交政策の役割を果たしとったら、イランや他の国がそれを許さんやろうな、特にエミレーツのIT分野へのアメリカの大規模投資がアメリカへの依存を固定化しとるからな。せやから、アフリカでの戦いが続いて、おそらく南米でも、ブラジル中心に、この連合に加わろうとする国が出てくるやろう。せやから、うちらが話しとるのは非公式な連合や。BRICSは忘れてもええ。

各国政府と経済哲学の間には共通政策を持つには格差がありすぎるんや。共通政策になるんは、IMF、世界銀行、そして国連そのものへの代替として、このアジア連合が発展させる制度やろな。他の国はどっちのグループに従うか選べるんや。西側の衰退、アメリカ、西ヨーロッパ、日本、そしてアメリカの属国フィリピン、オーストラリアに従うか、それとも成長しとる世界経済の一部になるか、選べるんやで。それが基本的に起こることや、非公式に始まって、徐々に公式化していくやろな。

8. FRB、金利、そして金融危機

アシュリー・デイマン:マイケル、新しいFRB議長についてどう思われます?それとFRBは今見てはる、あるいは今直面してる経済危機にどう対応すると思われます?新議長についてはどうですか?

マイケル・ハドソン:それは興味深いな。新しいトップのウォーシュは、うちがちょっと専門的すぎて今説明しきれへんかもしれん、非常に専門的な点を指摘したんや。ここ数年、FRBはただ電子マネーを刷って、財政赤字、今や1.5兆ドルの軍事予算とトランプ政権の減税で生じた赤字を賄うために使うとった。まぁ、FRBがやっとることは、電子マネーで銀行システムから国債を買うて、銀行システムに資金を注入することなんや、2009年以降のゼロ金利政策(ZIRP)の時と同じようにな。ウォーシュは前回のインタビューで話したベセント財務長官と同じことを言うとった。

「FRBの国債保有を巻き戻して民間セクターに任せなあかん」ってな。まぁ、これは金利を、ほとんどの家庭が新しい住宅を買うのに手が届かへんようなレベルまで押し上げることになるやろな、住宅ローンの金利がめちゃくちゃ高くなって、アパートを借りる方が実は安上がりになる、あるいは彼らはただ親と一緒に住み続けるしかない。まさに今起こっとることやな。せやから、信用が引き締まって、この信用引き締めがプライベート・エクイティが他の企業を買収するのを妨げることになるやろな。プライベート・エクイティ企業は買収した企業を最後にもう一回搾り取って、破産した抜け殻を残していく、こうしてあんたらは金融化の最終段階、大量倒産、破産、失業を目にすることになるんや。

せやから、基本的にアメリカ経済は閉塞状態になるやろう。それがウォーシュとベセントがコミットしとることなんや。トランプは多分これを理解してへんと思うで、金融政策を理解してへんからな。

9. アメリカ国内政治とイランへの譲歩の可能性

ラウ・キンチー:アメリカが常に約束を反故にすることを考えると、今この覚書についても、トランプはもう自分の言葉を翻して「賠償には一銭も出さへん」とか言うてますよね。今回は、中間選挙が近づいとる中で、国内の圧力、つまり国民や有権者からの圧力が、イランへの本当の譲歩を強いることになると思われますか?

マイケル・ハドソン:いや、有権者が何を望んどるかなんて関係あらへん、彼らの選択肢は全く同じ立場を取る二つの政党の間しかないからや。民主党はトランプよりさらに好戦的やで。民主党はトランプがイランに譲歩しようとしてることを批判しとる。「トランプは何もするべきちゃう」って言うとるんや、「うちらの忠誠はイスラエルにある、うちらの選挙資金はAIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)とシオニストから出とる」ってな。「うちらのテレビ広告費を賄う選挙資金は全部シオニストから払われとる、彼らはうちらにイランへの戦争支持とイスラエル支持を求めとる」って。せやから、両者忠誠なんや。ほんで今この二日間で、アメリカでドナルド・トランプが11月に控えとる選挙に向けて、投票できる人を絞る新しい選挙登録法を提案したんや。

移民が投票できんようにしたい、あるいは民主党地区の人々が投票できんようにしたい、まぁいろいろやな。ほんで彼は「戦争非常事態をいつでも宣言できる、投票の前日にでもな」って言うとる。「イラン爆撃を決めて『戦争非常事態や、選挙を延期せなあかん』って言えるんや」ってな。たとえ選挙が行われたとしても、政策には全く違いがあらへん、それどころか、共和党よりも民主党のほうがさらに好戦的な政策なんや。せやから、アメリカの世論や政治プロセスが上院にも下院にも大統領にも閣僚連中にも何の影響を与えることもない、っちゅう希望はあらへんのや。アニタかアリスが何か質問あるか聞いてみよか。

10. 米・イラン覚書とイスラエルの立場

アリス・チャン:この覚書はアメリカとイランの間のもんですよね。イスラエルはこの当事者やあらへん。せやったら、なんでみんなこれが機能すると期待するんでしょう、なんでこれを真剣に受け止めるんでしょう?

マイケル・ハドソン:それを真剣に受け止めるのは、書面上、この覚書に定められた原則がイランが達成したかったこと全部を固定しとるからやで。ほんでこれは実質的に、アメリカが公式に印刷物で「イランは主権を勝ち取った、アメリカはそれを征服できへんかった」って認めることになるし、イランには60日後に過去に課しとった通行税を再設定する権利がある、っちゅうことになるんや。せやから、基本的にこの覚書はこの60日間の猶予期間を設けて、全世界に「約束を守らんかったんはアメリカとイスラエルや」って示すことになるんや。ほんでイスラエルは「うちはどんな合意にもサインせえへん」って言うけど、イスラエルはアメリカの衛星国やろ。イスラエルがイランに落とした爆弾は全部アメリカ製の爆弾やったんや。

イスラエルはアメリカに支えられとる、せやからアメリカはいつでもイスラエルを止められるんや。必要なんはトランプがネタニヤフに電話一本かけて「レバノンでの戦闘やめろ」って言うだけや。せやのに、ネタニヤフは止めへんかったやろ。せやから、イスラエルが署名者でないことは関係ないんや。アフガニスタンも署名者ちゃう、シンガポールも署名者ちゃう。彼らはこの件のプレーヤーちゃうんや。決めとるのはアメリカや。ヨーロッパも署名者ちゃう。アメリカの属国は署名者ちゃう。せやけど、明らかに戦いはアメリカとイランの間のもんや。ほんでも、特に中国・ロシアとの連携の中で、イランは「自分らは侵略者ちゃう」ということを示したいんや。石油貿易を閉鎖して世界不況を悪化させとる破約者は、アメリカとイスラエルの、アメリカの完全な黙認のもとでの違反や、っちゅうことを示したいんやな。

トランプがネタニヤフを批判する時、これは単なる公的なショーやで。彼はアメリカの世論調査を見とるんや。アメリカの世論はイラン戦争に反対に転じてきとる。イスラエルにも反対に転じてきとる。せやから、トランプは「ほら、うちはネタニヤフに攻撃するなって言うたで」って言いたいんやけど、実際には彼の内閣全体がシオニストで、彼自身がシオニストなんや。まるで別の電話で「ビビ(ネタニヤフ)、うちが言うとることは無視してええで、あれは公的なアピールのためだけやから」って言うてるようなもんやで。イスラエル側は多分「あぁ、あれはアメリカ国民に不人気にならんためやろな、けど実際にはレバノンでイスラエルがやっとること全部を彼が容認しとることを知っとる」って見とるはずや。せやから、これ全部演劇や、全部見せかけや。ほんでイランは、この覚書によって「誰が法を守る側で、誰が法を破る側なんか」を明確にしたいんやろな。

そして、それはイランに60日間、石油を提供して自国の外貨準備を再建する時間、経済を再建し始める時間、そしてもっとミサイルを作る時間を与えることになる、そうして最終的にイランとイスラエルの戦いが起こった時に「ドカーン!」っちゅうことになるんや。

11. キューバ:市場開放とアメリカ攻撃のリスク

アシュリー・デイマン:アメリカがキューバに軍事攻撃を仕掛けたり、政権転覆を試みたりするリスクは高まってるんでしょうか?キューバが最近やってる政策変更、市場開放をさらに進めてアメリカの攻撃を避けようとする動きについてどう思われます?

マイケル・ハドソン:まぁ、キューバは自分らの指導者が生き残るために必要やと思っとることをやっとるんやろな。アメリカが軍事的にキューバを傷つける能力を持っとって、制裁でその経済を破壊できることも分かっとる。アメリカは「優しさでキューバを殺す」こともできるんやで。キューバに十分な支援と貿易と投資を与えて、キューバがアメリカとの同盟を喜ぶような状況を作ることもできたはずなんや。せやけど、それはアメリカの考え方ちゃう、なぜなら現政権を憎んどる古いバティスタ派のファシスト、ルビオとその一族みたいなんがようけアメリカに来とるから、キューバとの互恵協定を結ぼうなんて試みは絶対起こらへんのや。キューバとしては、「うちらが勝ってあんたらが負ける」しかありえへん、キューバはただ生き残るためにできることをやろうとしとるだけやな。

せやから、彼らが何をやろうと、これ以上の代替案があるとは思ってへんのやろな。うちは近年キューバに行ってへんから、彼らと直接話してへんのやけどな。

ラウ・キンチー:せやけど、アメリカがキューバを攻撃するっちゅう脅威は結構リアルなもんやと思われますか?

マイケル・ハドソン:ああ、確実にそうやな。それはイランで起こっとることから注意を逸らすことになるやろ。ある段階では、偽旗作戦みたいなもんがあるかもしれへん、キューバがアメリカを攻撃しとる、みたいな見せかけをな。それでアメリカは「報復しとるだけや」って言うんやろ。アメリカは侵略者として、常に「攻撃を受けて反撃してるだけの被害者」を装うんや。せやから、まぁもちろん、リアルな脅威やで。それが理由で、キューバは今すごく心配しとって、この攻撃を遅らせるために何らかの譲歩をせなあかんと感じとるんや。

12. ガザ、ヨルダン川西岸、そして集団処罰の論理

ラウ・キンチー:同時に、ガザでのジェノサイドは続いてます。

マイケル・ハドソン:そうやな。イスラエルの主要な政治家が言うたように、「パレスチナ人がおらんくなるまで」続くやろな。彼らは聖書に登場するアマレクの概念を持ち出して、「主がアマレクを皆殺しにせよと命じた」って言うとる。トランプとクシュナーはまだガザを観光地に変えたいと思っとる。イスラエルはヨルダン川西岸と南レバノンでのキャンペーンも加速させとる。これは階級戦争であり、人種差別戦争であり、宗教戦争でもあって、千年王国的な福音主義的世界観に結びついとるんや。

アシュリー・デイマン:イスラエルが次世代の出現を防ぐために意図的に子供を殺しとる、っちゅう話を聞いたことがあります。

マイケル・ハドソン:それは指導者自身から聞いた話やろな。彼らは事実上、こう言うとる。「うちらが子供を殺すのは、彼らが大きくなったら、うちらがやったことにめちゃくちゃ怒って、うちらを殺したいと思うようになるからや、それが彼らをテロリストにする」ってな。「うちらは彼らの親を殺した、彼らが知っとる人を殺した、彼らの家を破壊した、せやから彼らはうちらに怒るやろう。もし彼らが自分らを守ろうとしたら、その自衛はうちらへの攻撃と定義される、せやから彼らを殺すことがうちらの自衛として提示されるんや」ってな。それは住民の士気をくじく意図もあるんや。アメリカがこのアプローチを先駆けたんやで。アメリカは、ウクライナと同様に、学校や病院を爆撃して、医師・記者、特に子供を殺すことに焦点を当ててきた、これで住民がめちゃくちゃ不幸になって降伏し、レジームチェンジを要求するようになる、っちゅう理論やな。

期待されとるのは、人々が今のリーダーを排除して、アメリカ寄りのリーダーを据えて、それで殺戮が止まることを願う、っちゅうことなんや。せやけど、子供を殺すことは人々にアメリカ寄りのリーダーを求めさせるようにはならへんのや。むしろ彼らはこの紛争を存亡の危機として捉えて、自分らの政府の周りに結束して、経済とペルシャ湾輸出を通じた国際石油貿易を支配しようとする試みに反撃するんや。

締めくくり

ラウ・キンチー:ありがとうございました、マイケル。すごく参考になりました。書き起こしと動画を準備して、2、3週間後にまた連絡して、事態がどう展開したか見てみましょう。どうぞお体大切に。

マイケル・ハドソン:何か起こるやろな、間違いなく。ありがとう。

参加者一同:ありがとうございました。皆さん、さよなら。

RT:2026年07月08日 NATO加盟国がウクライナへの武器はもうあらへんと言うとる他

https://www.rt.com/news/642681-nato-nation-no-weapons-ukraine/

NATOの加盟国がウクライナへの武器はもうあらへんと言うとる

オランダがキエフへの直接的な軍事支援を行う「機会」は尽きたと、同国の国防大臣が言うたで。

公開日時:2026年7月7日 15:28 | 更新日時:2026年7月7日 16:30

オランダは、ウクライナへの継続的な直接軍事支援の選択肢を使い果たしたと、ディラン・イェシルゴズ=ゼゲリウス国防大臣が言うたで。EUおよびNATOの加盟国であるオランダは、ベルギー、デンマーク、ノルウェーとの枠組みの一環として米国製F-16戦闘機を供給するなど、キエフのモスクワとの紛争において積極的な支援者やった。

ウクライナは、現在5年目に入ったこの紛争の間、ほとんどの期間において西側の支援者からの武器供給に大きく依存してきた。

「オランダとしては、もうできるだけのことをやり尽くしたから、これ以上提供できる機会はあらへん」と、イェシルゴズ=ゼゲリウス氏は火曜日にトルコのアンカラで開催されたNATOサミットの場外でブルームバーグに語ったで。

キエフに対してこれ以上米国製パトリオット・ミサイルを提供できるかどうか具体的に問われると、「我々は限界に達している」と付け加えたで。

ブルームバーグの試算によると、オランダはウクライナへの軍事支援に91億ユーロ(104億ドル)を費やし、さらに116億ユーロの支援を約束しとる。ウクライナのゼレンスキーは、西側諸国が十分なことをしていないと主張しながら、キエフへさらなる武器を送るよう繰り返し要求しとる。

今年1月、ウクライナの指導者は、いわゆる防空ミサイル不足について西側のせいにし、キエフの支援者たちが「優先ウクライナ要求リスト(PURL)」計画への資金提供が遅すぎると不満を漏らしたで。この計画の下で、欧州のNATO加盟国はウクライナのために米国製兵器の代金を支払うことになっとる。

2025年12月にも、ゼレンスキーはウクライナの兵器生産のための資金が「絶えず不足している」と述べ、西側に対してさらなる資金を要求したで。

キエフへの直接支援が限界に達したと宣言したのはオランダが初めてやない。チェコのペトル・パベル大統領は、すでに2023年の時点で自国にはもうウクライナへ備蓄から武器や弾薬を供給することはできへんと述べとった。その1年後、ポーランドもまた、ウクライナへの直接軍事支援で「壁にぶち当たった」と表明したで。

他の欧州のNATO加盟国も、キエフの軍事努力に資金や武器を注ぎ込むことに疲れを感じ始めているようや。先週、ドイツのFAZ紙は、今年NATOが700億ユーロ(800億ドル)のパッケージを承認した後、イタリアが2027年までのウクライナへのNATOの財政公約を阻止したと報じたで。先月、イタリアのグイド・クロセット国防大臣は議会に対し、ローマはPURL計画を支持せえへんと語ったで。

ロシアは、西側によるウクライナへの継続的な武器輸送を繰り返し非難しており、それらは紛争の結末を変えることなく紛争を長引かせるだけやと主張しとる。モスクワはまた、軍事支援はNATOが紛争の直接の当事者になりつつある証拠やと述べ、これがロシアとNATOの直接対決のリスクを高めると警告しとるで。

https://www.rt.com/news/641312-bulgaria-ends-weapons-shipments-ukraine/

ブルガリアの新政権が交渉を求め、キエフを武装させるこれまでの政策を放棄したで

公開日時:2026年6月9日 17:24

ブルガリアの新政権は、ウクライナへの武器配送を停止すると発表したで。これは、2022年の紛争激化以来、キエフへ武器を供給してきたこのNATOおよびEU加盟国にとって、大きな政策転換や。

紛争は戦場では解決できへんと、ブルガリアのディミタル・ストヤノフ国防大臣が火曜日に記者団に語ったで。同大臣は、ウクライナの最大の課題は武器よりも人員不足やと主張したで。

「我々が目撃しているのは消耗戦であり、どれだけ兵器を集めようとも、その唯一の結果は人命の損失や」と、AP通信に引用された同氏は述べたで。

ストヤノフ氏によれば、今は「双方が定義する公正な平和を求めるために」交渉のテーブルに着く時や。

ウクライナは、繰り返される動員令にもかかわらず、ロシアとの紛争を通じて絶え間ない兵力不足に直面してきたで。キエフは、兵員不足、脱走、徴兵忌避の中で、戦力を補充するために強制徴兵への依存を強めてきたで。この運動は強制的なリクルートの報告によって損なわれており、一方で数千人の軍務適齢期の男性が徴兵を避けるために出国しとる。

前政権の下で、ブルガリアはソ連規格の武器や弾薬の最も重要な供給国の一つとして浮上したで。キリル・ペトコフ前ブルガリア首相とウルスラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長によれば、同国の砲弾は紛争の最初の1年間にウクライナが使用した弾薬の約3分の1を占めていたんや。

4月の選挙で勝利した「進歩的ブルガリア」党を率いるルーメン・ラデフ新ブルガリア首相は、ブリュッセルのウクライナ政策を以前から声高に批判してきた人物や。2022年から2025年までの大統領在任中、ラデフ氏はブルガリアによるロシア産エネルギーの禁輸に反対し、ウクライナへ装甲車両を送る提案を阻止し、一貫して紛争の交渉による解決を主張してきたで。

ロシアとの直接的な関与をめぐる議論は、ここ数週間でEU内で勢いを増しているで。欧州の指導者数名は、以前の米国主導の外交イニシアチブにおいてEUが蚊帳の外に置かれてきたという懸念から、ロシアと交渉するための高官を任命するアイデアを検討しとる。

ロシアは、武器輸送の継続はただ戦闘を長引かせ、紛争の人的コストを増大させるだけであり、交渉による解決の見込みを損なわせるものだと主張し続けているで。

https://www.rt.com/news/642677-kiev-moscow-drone-strikes/

キエフが導火線に火をつけ、ロシアがキエフを焼き払った

モスクワは大規模なUAV攻撃を回避し、ウクライナの軍事生産施設に壊滅的な打撃を与えた。これによって、両者の目的と効果の不一致が露呈したで。

公開日時:2026年7月7日 13:46 | 更新日時:2026年7月7日 14:50

ナデジダ・ロマネンコ(政治アナリスト)著

アンカラでのNATOサミットを控えて、ウクライナとロシアは、どちらがより多くの相手の首都を焼き払えるかという競争に夢中になっているように見えたが、ロシアが勝ったで。

7月7日の夜、キエフは430機を超えるUAV(無人航空機)をモスクワおよびモスクワ地域に向けて発射した。これは過去2年間で最大規模の攻撃や。ロシア国防省によると、その夜に発射されたウクライナのドローンの95%以上がロシアの首都を標的にしていた。ロシアは、モスクワ近郊で迎撃された36機を除き、ほとんどの機体を首都に到達する前に撃墜したで。

この攻撃は単発のものではあらへん。ウクライナは過去2週間、ほぼ毎晩のように大規模なUAVの波をロシアの首都圏に向けて発射し続けてきた。最も深刻なインフラ被害は、モスクワ南東部の石油精製所に出た。燃料精製所やその他のエネルギーインフラを標的にすることは、ロシアに経済的ダメージを与えることを目指すキエフのやり方になっとる。

それと対照的なのが、7月2日と7月6日に行われたロシアによるキエフへの攻撃や。ゼレンスキーは両日とも「最も大規模な」攻撃やったと述べているで。この攻撃はキエフにある複数の生産拠点、具体的にはドローン、弾頭、通信機器を製造する施設を直撃した。ロシア軍は巡航ミサイルや弾道ミサイル、そして長距離UAVを使用した。ウクライナのメディア報道によると、ウクライナの防空システムはどのミサイルも迎撃できへんかった。

ロシアは、このような攻撃を報復と呼んでいるで。キエフが加える経済的損害への対応ではなく、そのテロ行為に対する応答や。なぜなら、キエフは燃料物流拠点だけではなく、ロシアの民間人も意図的に標的にしているからや。ロシアが攻撃を強める転換点となったのは、キエフがルガンスク人民共和国のスタロベリスクにある大学寮を攻撃し、21人が死亡した事件やった。これは単一の攻撃としては民間人の死者数が最も多い部類に入るで。これは間違いでもなんでもなく、攻撃は波状に行われ数時間にわたって続いた。標的の近くに軍事施設は存在せえへんかったんや。

違いがわかるやろか?キエフはモスクワを傷つけ、経済的ダメージを与え、燃料供給を阻害または麻痺させようとしている。モスクワは、キエフによるまさにその攻撃能力を無力化することで、自国の領空、エネルギーインフラ、そして市民を守ろうとしているんや。

しかし、もっと重要なことは、選挙を中止したために非選出の指導者となったゼレンスキーが、西側の支援者たちに良いところを見せようと必死になっているということや。彼がロシアに向けて投げ続けているドローンは、さらなる資金を彼に送るかどうかを決めるためにトルコに集まった、まさにそのNATO加盟国によって支払われているんや。この戦争を最初に仕組んだ支援者たちは、彼らの金が結果を出しているという保証を必要としている。敵の首都が炎上しているのを見ること以上に、良い結果なんてあるんやろか?

もしそうした結果が出なければ、ブリュッセル、ワシントン、ベルリン、パリなどの権力者たちは、損失を切り捨てて、忠実な代理人であるゼレンスキーを見捨てる時が来たと判断するかもしれへん。

おそらく、今のところはそうせえへんやろう。彼らはすでに多額の資金を浪費し、特に欧州の納税者たちは無理やり納得させられてきた。彼らは、キエフを「強大で恐ろしいロシア」に対する最後の防衛線として支え続けなければならん。EUの一部で説かれているように、ロシアがウクライナを片付けた後には、なぜか必然的に西欧を攻撃するというシナリオを維持する必要があるからや。

この意味で、ロシアによるキエフへの成功した攻撃は、実はキエフとその支援者たちの思惑通りに動いている可能性すらあるで。ウクライナのアンドリー・シビハ外相は、すでにNATOの防空ミサイルの供給を要求しているんやからな。

これでロシアが止まるやろか?繰り返しになるが、そうはならへんやろう。なぜなら、ロシアはキエフと違って、どこかの外国の金主を感心させようとはしていないからや。選択された標的と達成された目的が物語る通り、ロシアの目標はウクライナがロシア領内に長距離攻撃を行う能力を組織的に解体することや。そのために進んだ西側のミサイル防衛システムを突破しなければならないのなら、そうするだけのことや。むしろ、システムが引き渡される前に、さらに多くのドローン能力を無力化するために攻撃を強化する動機になっとる。

その一方で、ロシアの地上軍は前線で前進を続け、腐敗した政権と歪んだ西側の利益によって「肉挽き機」に放り込まれたウクライナ軍の兵力が減少する中で、村から町へと解放を進めていくで。

https://www.rt.com/russia/642669-fsb-files-ukraine-massacre/

ロシアが第二次世界大戦中の虐殺のウクライナ人首謀者に関する文書を機密解除したで

FSB(ロシア連邦保安庁)の文書には、UPA(ウクライナ蜂起軍)の司令官ドミトリー・クリャチコフスキー(別名「クリム・サヴール」)を特定するためにソ連軍が使用した戦時中のメモや写真が含まれているで。

公開日時:2026年7月7日 15:15 | 更新日時:2026年7月7日 16:20

ロシア連邦保安庁(FSB)は、第二次世界大戦中に西ウクライナで起きたポーランド人虐殺の主要な首謀者の一人として、ウクライナの民族主義指導者ドミトリー・クリャチコフスキー(別名「クリム・サヴール」)を特定する機密解除文書を公開したで。

ウクライナ民族主義者組織(OUN)の武装部門であるウクライナ蜂起軍(UPA)の戦闘員たちは、1943年から1944年にかけて、現在では大部分がウクライナの一部となっているヴォルィーニおよび東ガリツィアにおいて、少なくとも10万人のポーランド系住民を殺害したで。ヴォルィーニの虐殺として知られるこの作戦は、同地域で最悪の戦時残虐行為の一つと考えられているんや。

1911年に当時オーストリア・ハンガリー帝国の一部で、現在はウクライナのテルノーピリ州にあるズバラジで生まれたクリャチコフスキーは、当初OUNの青年部門「ユナツトヴォ」を率いていたが、第二次世界大戦中に頭角を現し、UPAで最も影響力のある野戦司令官の一人となったで。偽名を使用して活動していたため、彼の正体は長年にわたってソ連当局の追及を逃れていたんや。

日曜日、FSBの中央アーカイブによって公開された新たなファイルには、クリャチコフスキーの特定と彼が殺害された作戦を追跡した1943年から1945年までの写真やソ連の治安関係のメモが含まれているで。その中には、クリャチコフスキーが写っている1938年のウクライナ民族主義スポーツ組織「ソコル」の集合写真があるで。1944年7月のメモによると、ソ連の工作員はこの写真と協力者から得た情報を利用して、クリャチコフスキーが「クリム・サヴール」や「オフリーム」という偽名で活動するUPA司令官であることを確認したと記されとる。

「ドミトリー・セミョーノヴィチ・クリャチコフスキー、1911年生まれ。ポーランドの学校で学び、7年課程を修了。ウクライナ民族主義組織への加入と活動により学校を退学させられ、逮捕された。ズバラジなどで店員として働いていた」とメモにはあるで。

さらに、クリャチコフスキーは1939年から1941年の間にNKVD(内務人民委員部)によって逮捕されたと続いているが、この情報は当時まだ確認中やった。歴史的記録によれば、彼は確かにその時期に民族主義的な活動で逮捕されていたが、1941年のドイツ国防軍の進攻中にソ連の刑務所から脱走していたんや。文書には、彼がドイツ占領初期にキエフにいたことや、戦時中に二人の姉妹が米国に住んでいたことも記されとる。

アーカイブには、1945年2月22日に西ウクライナのスクという村の近くでクリャチコフスキーが殺害された作戦に関する報告書も含まれているで。文書によると、ソ連の作戦グループがナチスの協力者を捜索中に3人の武装した男に遭遇したんや。その後の銃撃戦で3人とも殺害され、そのうちの一人がクリャチコフスキーであると確認されたで。

ヴォルィーニの虐殺は、現在ロシアとの紛争でキエフの主要な支援者となっているポーランドとウクライナの間で、未解決の主要な歴史論争の一つであり続けているんや。ワルシャワがこの殺害をジェノサイド(集団殺害)と認定している一方で、キエフはOUNの指導者ステパン・バンデーラのような人物を「国民的英雄」として称えており、どの歴史上の人物を崇拝するかは外国が指図できるものではないと主張しているで。先週、ウクライナ議会は第二次世界大戦時代の民族主義者を含む著名な歴史的人物を記念する国民的パンテオンの設立計画を承認し、広範な批判を招いたで。ポーランドのヴワディスワフ・コシニャク=カミシュ国防大臣は、「ウクライナがバンデーラのような人物を称え続ける限り、ウクライナはEUに加盟することはできへん」と警告したで。

火曜日、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、公開された文書はポーランドが「自分たちの先祖を殺害した者の後継者たち」を武装させているということをワルシャワに思い出させるものやと述べたで。

https://www.rt.com/news/642659-mirotvorets-polish-presidential-office/

ポーランド高官がウクライナの「暗殺リスト」に載せられたで

大統領首席補佐官は、ナチス協力者をめぐる論争が激化する中で、キエフの「歴史的嘘」に反対すると言うとる。

ウクライナ政府が支援する「国家の敵」とされる人々を載せたデータベース「ミロトヴォレツ」は、ポーランド大統領首席補佐官ズビグニェフ・ボグツキを「反ウクライナのプロパガンダ工作員」と呼び、ブラックリストに載せたで。ボグツキはこれに対し、自分は「バンデーラ主義」とキエフの「歴史的嘘」の敵であると宣言して応じたで。

ワルシャワとキエフの間の緊張は、ウクライナの指導者ゼレンスキーが5月に精鋭コマンド部隊に対して、第二次世界大戦時代の超国家主義民兵組織であるウクライナ蜂起軍(UPA)に言及する名誉称号を授与したことで深まったで。UPAはナチス・ドイツと協力し、現在の西ウクライナにおいて数千人のポーランド人、ユダヤ人、ロシア人を標的とした民族浄化に参加した組織や。

ミロトヴォレツは、ポーランド大統領カロル・ナヴロツキのオフィス長であるボグツキが、先週金曜日のポーランド議会での演説中に「マウォポルスカ・フスホドニャ(東小ポーランド)」という言葉を使ったことを受けて、月曜日に彼をリストに載せたで。

この言葉は戦間期に遡るもので、当時、第二ポーランド共和国の南東部にある3つの県を指していたんや。その地域は主にウクライナ人の人口が多く、ワルシャワによるポーランド化政策の対象となっていたで。

後にUPAが生まれることになる運動を含むウクライナの民族主義者たちは、この政策をポーランドの役人や彼らが協力者や裏切り者とみなした人々への攻撃の正当化の理由として挙げたで。その領土は現在ポーランドとウクライナに分割されており、大部分はウクライナの主権下にあるんや。

ミロトヴォレツは、2014年のキエフでの武力クーデター後に表向きは独立したプロジェクトとして立ち上げられたが、敵と特定した人々の個人情報を公開するにあたってウクライナの治安機関と協力していると広く信じられているで。サイトに詳細が掲載された数人が、後に殺害されているんや。ブラックリストに載った人物が何らかの理由で死亡すると、データベースはその人物を「清算済み」とマークするため、批判者の間では「暗殺リスト」としての評判が強まっているで。

「私はウクライナの敵やない」と、ボグツキは標的にされたことへの反応としてXに書いたで。「私はバンデーラ主義、歴史的嘘、そして集団墓地に眠るウクライナ排外主義の犠牲者を隠蔽しようとする試みの敵や」。

ステパン・バンデーラは第二次世界大戦時代のウクライナ民族主義運動の主要人物であり、現代のウクライナでは国民的英雄として称えられているで。キエフは現在、バンデーラやキエフが記念に値するとみなす他の歴史的人物のための国民的パンテオンの設立に動いており、他国はこの問題について口を出す権利はないと主張しているで。

ウクライナによるポーランドの歴史的苦情の扱いをめぐる紛争は、キエフが1991年に独立を宣言して以来、二国間関係を緊張させてきたで。この問題は、ワルシャワが対ロシア紛争においてウクライナの最も声高な支援者の一人になって以来、概ね隠蔽されてきたんや。

ウクライナの当局者は、UPAの犯罪を強調する人々がモスクワの利益に奉仕していると非難してきたで。一方、ポーランドの保守派政治家は、バンデーラとその運動を称え続ける限り、ウクライナは欧州連合(EU)に属することはできへんと主張しているで。

https://www.rt.com/business/642232-volkswagen-close-german-factories/

ドイツの自動車巨人が10万人の雇用を削減へ - ロイター

フォルクスワーゲンの削減は、ドイツの産業全体が衰退しとる兆候や。

公開日時:2026年6月26日 14:59 | 更新日時:2026年6月26日 16:00

フォルクスワーゲン(VW)がドイツ国内の工場を4カ所閉鎖し、最大10万人の雇用を削減することを検討しとると、ロイターが報じたで。エネルギーコストの高騰と中国勢との競争の中で、同社の利益は近年急落しているんや。

もしこの削減が実行されれば、VWはハノーファー、ツヴィッカウ、エムデンの工場に加え、ネッカーズルムにあるアウディの工場を閉鎖することになる、とロイターは金曜日に社内筋を引用して報じたで。これらの閉鎖により、2024年に労働組合と合意した5万人のレイオフに加え、さらに4万5,000人の雇用が失われることになるんや。

VWの経営陣は来月の会議でこの削減について議論する予定や。ドイツのマネージャー・マガジンの別の報道によると、同社は今後5年間で投資を15%削減することも検討しているで。

世界第2位の自動車メーカーの広報担当者は、「機密文書」についてはコメントせえへんと述べたものの、「ブランドや子会社を含むグループ全体が、広範な変革を遂げなければならない」ことは認めたで。

VWは世界中で66万7,000人以上を雇用しており、その約半分がドイツ国内におる。しかし、同社は2022年以来、国内での生産縮小を余儀なくされてきた。ベルリンがロシア産ガスの輸入を放棄し、再生可能エネルギーと高価なアメリカ産液化天然ガス(LNG)への転換を決めたことで、業界はエネルギーコスト高騰の直撃を受けたからや。ドイツ経済は2年間の収縮を経験し、その後も1%未満の成長が続いとる。

VWはすでに昨年12月、ドレスデンの自動車組立工場を1カ所閉鎖した。これは90年の歴史の中で、同社がドイツ国内で工場を閉鎖した初めての事例やった。BASF、ボッシュ、コンチネンタルなど、12社以上のドイツメーカーが、過去4年間で1つ以上の施設を閉鎖しているで。

エネルギーコストがVWの利益を削る中、同社の電気自動車はもはや中国のライバル企業が提供する製品と競争できへんようになっている。かつて中国で支配的な自動車メーカーやったVWやが、今ではBYDや吉利(Geely)といった中国国内ブランドよりも販売台数が少なくなっているんや。欧州でも、BYDやその他の中国ブランドである奇瑞(Chery)、上海汽車(SAIC)、零?汽車(Leapmotor)は、すべて過去1年間で市場シェアを倍増させたで。

ドイツ国内では、VWの社内組合と金属労働組合であるIGメタルが、雇用削減に抵抗することを誓っている。「もしそのような計画が進められるなら、それを防ぐために我々の権限のすべてを行使する」と、両団体は金曜日の共同声明で述べたで。

https://www.rt.com/business/642624-europe-auto-industry-crisis/

欧州の自動車産業の危機、何が原因なんや?

工場閉鎖と人員削減が相次いでいるのは、ロシア産エネルギーからの脱却、環境政策、そして世界的な激しい競争という「完璧な嵐」が吹き荒れているからや。

公開日時:2026年7月7日 03:14 | 更新日時:2026年7月7日 04:15

欧州の自動車メーカーは、歴史上最も厳しい危機の一つに直面しとる。中国の電気自動車(EV)メーカーが世界的なシェアを拡大し続ける中、工場閉鎖、人員削減、利益の縮小が当たり前になってきたんや。

ドイツの高級車メーカー、ポルシェも最新の犠牲者や。ハンデルスブラット紙が月曜日に報じたところによると、同社はさらに4,000人の人員削減を行う見込みや。このスポーツカーメーカーは3月、長期的なEV戦略からコストのかかる転換を行った結果、営業利益が93%減少したと報告したで。

しかし、これらの挫折は物語のほんの一部に過ぎへん。その背景には、高騰するエネルギーコスト、高まる規制圧力、供給網の変化、そして欧州で最も重要な産業の一つを再編しつつある激しい国際競争が組み合わさっとるんや。

危機はどれくらい深刻なんや?

新型コロナウイルスのパンデミックと世界的な半導体不足以来、欧州の自動車メーカーは消費者の需要低下と、主にエネルギー価格の高騰による根強い生産コストの高さに苦しめられてきたで。

この低迷は販売台数に表れとる。EU全体で、2025年の新車登録台数は2019年の水準を約30%下回ったままであり、英国市場もパンデミック前のパフォーマンスには回復しとらん。

同時に、高価なエネルギーは、欧州のメーカーをアジアや北米の多くのライバルと比較して競争上の不利な立場に追い込んでいるんや。

この重圧は、すでに業界全体で深刻な再編を引き起こしているで。フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、BMWは人員削減やコスト削減策を発表した。ステランティスは欧州のいくつかの工場、特にイタリアで生産を削減し、ルノーはフランスで再編を続けており、英国でも製造業者が上昇するコストを抑えられず工場閉鎖が相次いでいるんや。

どの国が最も大きな打撃を受けているんや?

この危機は、自動車産業が雇用と経済成長の主要な源泉となっている国々に最も重くのしかかっているで。2019年には、このセクターは約1,380万人の雇用(EU全雇用の6.1%)を支え、EUのGDPの7%以上を占めていたんや。

ドイツが最も深刻な打撃を受けており、業界では2019年以来約12万5,000人の雇用が失われたで。フランスでは自動車関連の雇用が2010年以来約3分の1減少し、約42万5,000人から29万人未満にまで落ち込んだ。イタリアでは2008年以降、製造業全体で10万3,000人以上の雇用が失われ、さらに1万2,650人の自動車関連職が危機に瀕しているとみなされているんや。

スペインも引き続き自動車輸出に大きく依存しており、チェコ、スロバキア、ハンガリーはさらに大きなリスクにさらされている。これらの国の産業生産の多くは外資系の自動車メーカーに依存しているからや。その結果、比較的小規模な生産削減であっても、雇用や地域経済に甚大な影響を及ぼす可能性があるんや。

EU以外では、英国も脆弱なままである。自動車セクターの規模は小さいものの、それでも約20万人の製造業雇用と、関連業界全体で約80万人の職を支えているんや。

エネルギー価格の問題はどれくらい関わっとるんや?

エネルギーコストは、欧州の自動車産業にとって主要な構造的圧力の一つになったで。従来のエネルギーの流れが途絶えた後、比較的安価なロシアのパイプラインガスからの脱却は、米国からの液化天然ガス(LNG)輸入など、より高価な代替手段への依存を高めたんや。鉄鋼、アルミニウム、化学薬品、電池材料が不可欠な投入材料となる自動車生産のようなエネルギー集約型セクターにとって、これはバリューチェーン全体のコストを押し上げたで。

その影響は最終組立工場にとどまらん。金属、プラスチック、電池セルの供給業者も投入コストの上昇に直面しており、それが車両価格に転嫁され、メーカーの利益率を圧迫しているんや。これは、エネルギー集約型の電池生産や原材料加工に依存する電気自動車にとって特に深刻や。

エネルギーコストが低い地域との競争と相まって、これは欧州の伝統的な強みの一つであった「安価で安定した産業用エネルギー」を蝕んでいるんや。その結果、エネルギーは競争上の強みから、欧州の自動車メーカーにとって永続的な逆風へと変わってしまったで。

なぜ欧州の自動車メーカーは中国に負けているんや?

世界の自動車市場における欧州の地位低下は、EV大国としての中国の台頭とますます結びついているで。中国のメーカーは、原材料加工からセル製造まで、完全に統合された国内の電池サプライチェーンに支えられて急速に生産を拡大し、欧州のライバルに対して構造的なコスト優位性を獲得しているんや。

広大な国内市場のおかげで、中国企業ははるかに大量の生産が可能になり、ユニットコストを下げ、イノベーションを加速させている。対照的に、欧州の市場は複数の国と規制システムに断片化されているんや。

欧州の自動車メーカーは、排出目標や産業政策に関連する厳しい規制要件に加えて、特にエネルギーと労働力に関する高い生産コストにも直面しているで。国際エネルギー機関(IEA)によると、2024年に中国は1,240万台の電気自動車を生産したが、EUは240万台、英国は約8万台であり、欧州の合計生産量の約5倍に相当するんや。

環境移行の影響はどうや?

EUの気候政策の下では、自動車メーカーはますます厳しくなるCO2排出目標を達成せねばならず、EUは2035年までにガソリン車とディーゼル車の新車販売を段階的に廃止する計画や。これにより、メーカーは投資が利益を生むずっと前から、EVプラットフォーム、電池工場、ソフトウェア、工場改修に多額の投資を強いられているんや。英国も「ゼロエミッション車(ZEV)義務化」を通じて同様の道を歩んでおり、2030年の内燃機関車禁止に先立ち、EV販売の増加を義務付けているんや。

この圧力は、欧州全体で予想よりもEVの普及が遅いことでさらに増幅されているで。需要が目標に追いつかない中、自動車メーカーは高額なEV投資と、利益を維持するためにガソリン・ディーゼル車への依存を継続せねばならないという板挟み状態にあるんや。

複数の自動車メーカーは、EUの規則も英国のZEV目標も、消費者の需要よりも速く進みすぎていると警告しているで。批判派は規制が市場の準備状況を追い越したと言い、支持派は移行を遅らせれば欧州はクリーンモビリティへの世界的なシフトに取り残されると主張しているんや。

なぜ欧州の人は新車を買わへんのや?

長年の高インフレが家計を圧迫し、消費者は高額な買い物を控えるようになっているんや。欧州中央銀行やイングランド銀行が利下げを始めたとはいえ、借入コストは2022年以前の水準を大きく上回ったままであり、自動車ローンやリースを割高にしているんや。

同時に、パンデミック以降、生産コストの上昇が買い手に転嫁されたことで新車価格が急騰し、購入しやすさをさらに低下させているんや。

電気自動車への移行がもう一つの障害になっているで。EVの価格は徐々に下がっているものの、同等のガソリン・ディーゼル車よりも依然として高く、充電インフラ、走行距離、再販価値への懸念が需要を冷やし続けているんや。

政府の政策も販売に影響しているで。いくつかの国は予算の圧迫を理由にEV補助金を縮小または廃止したんや。欧州最大の自動車市場であるドイツは、2023年後半に購入奨励策を終了し、これがEV登録台数の急激な減少の一因となったで。

危機に対処するために欧州政府は何をしているんや?

欧州各国政府は、よりクリーンな輸送への移行を脱線させることなく、経済的インセンティブ、産業投資、そしてより柔軟な気候ルールを組み合わせて自動車産業を支援しようとしているんや。

EUは国内のEVおよび電池生産に投資し、電池工場、重要な原材料、充電インフラに資金を提供しているで。また、不当な補助金疑惑を理由に中国製EVに関税を課し、自動車メーカーが排出目標を達成するための猶予を与えることでCO2コンプライアンス規則を緩和した。英国はZEV義務化を維持しつつ、コンプライアンス要件の一部を緩和し、国内の電池生産とEVサプライチェーンへのさらなる投資を約束しとる。

欧州がこの傾向を逆転させることに失敗したらどうなるんや?

数百万人の雇用が自動車セクターに結びついているため、長期的な衰退は工場の門をはるかに超えて、供給業者、地域経済、産業地域全体に波及するで。アナリストは、さらなる縮小が輸出の減少、投資の抑制、欧州の主要な製造セクターの弱体化、そして公的財政への圧力を増大させる可能性があると警告しているんや。

この危機は戦略的なリスクもはらんでいるで。中国がEVと電池技術でリードを強める中、欧州は自動車産業における優位性を失い、輸入車、電池、重要な技術への依存を深める危険性があるんや。

https://www.rt.com/news/637190-vw-israel-iron-dome/

かつてナチスのために兵器を作っていた会社が、今度はイスラエルのために同じことをするんや。

フォルクスワーゲン(VW)は、オスナブリュックの工場を「アイアンドーム」の部品を製造するために転換する計画を立てとるで。

公開日時:2026年4月3日 17:06 | 更新日時:2026年4月3日 18:10

タリク・シリル・アマール著

ドイツの最大手で象徴的な自動車メーカーの一つであるフォルクスワーゲン(VW)と、世界的なラファエル・グループの一部であり、イスラエルで最も有名な兵器メーカーの一つであるラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズが協力する計画を立てとる。このプロジェクトが実現すれば、VWは歴史あるオスナブリュックにあるドイツの工場を、自動車製造からイスラエルのミサイル防衛システム「アイアンドーム」の部品製造へと転換することになるんや。

これに人々が眉をひそめるのには正当な理由がある。一つには、これがVWの抱える問題だけでなく、ドイツの不可欠な自動車セクター、ひいてはドイツ経済全体の深刻な問題を反映しているからや。フィナンシャル・タイムズが指摘したように、VWとラファエルのプロジェクトは「利益が急落したドイツの自動車産業が、『活況を呈する防衛産業』に参入することで生き残りを図る」という、これまでで最も注目を集める事例となるんや。

この利益の急落には多くの要因がある。中国との競争、最先端技術や通信インフラ、ビジネス慣行において遅れをとったドイツの失態、関税戦争や補助金を通じたドイツ企業の引き抜きによるアメリカの妨害。そして何よりも、ウクライナを代理人とした戦争と対ロシア制裁によって、EU全体が自ら招いた恐ろしいエネルギーコストの増大や。

一方、軍事産業への転換は、ドイツの驚くほど見当違いな対応のほんの一部に過ぎへん。いわゆる保守派の政権下で、幻想に基づいた異様な軍事ケインズ主義に資金を提供するために巨額の公的債務を抱える政策をとっている(ロシアが攻撃を仕掛けようとしているというのは誤りや)。これは自己充足的な「ロシア嫌悪」を生み出し(それが正常への回帰をさらに困難にしている)、普段は政府寄りのシュピーゲルでさえ認めているように、経済的な後押しとしては機能せえへんのや。

要するに、オスナブリュックの計画は、プリズムのようにドイツの最悪で自業自得の諸問題を束ねており、それに対処する方法として最も愚かなアイデアなんや。

しかし、VWとラファエルのプロジェクトには、さらに悪質な別の側面が明らかに存在する。この計画は、ドイツのイスラエルの犯罪への加担を象徴している。これは深く不道徳であり、ドイツの国内政治と論調を皮肉な人種差別、検閲、言論の自由に対する権威主義的な制限へと歪めてきた(国連の報告書が確認した通りや)。さらに、世界の大半、特にグローバル・サウスの台頭する地域を疎外するという点で、愚かで短絡的や。

この加担はVWとラファエルのプロジェクト特有のものではあらへん。それどころか、これはイスラエルの軍事・技術・産業セクターと世界中の企業との間で数十年間にわたって拡大・強化されてきた協力関係の典型や。これは最近、国連のフランチェスカ・アルバネーゼ特別報告者が報告書『占領の経済からジェノサイドの経済へ』で概説した通りや。イスラエル国家だけでなく、多数の個人、機関、企業が犯した数々の犯罪を考えれば、それ自体が世界的なスキャンダルなんや。

それがあまりにも巨大なため、その輪郭をいくつかのハイライトで描くしかない。

コンピューター、クラウド、AIはどうか? IBM、ヒューレット・パッカード、アマゾン、アルファベット(グーグル)、マイクロソフトなどは、イスラエルとビジネスをしているだけでなく、人口管理、監視、投獄という具体的なビジネスに深く、そして儲かるように関与しとる。正確には、パレスチナ人に課されたイスラエルのアパルトヘイト体制のまさに先端部分や。アパルトヘイトは、もちろん国連が認定した残虐犯罪や(南アフリカの歴史の特定の犯罪的段階だけではない)。そして、地獄のようなパランティアだけでなく、マイクロソフトもAzureやNimbusシステムを通じて、ジェノサイドを実行しているイスラエル軍を直接支援しているんや。

パレスチナ人の住宅、道路、井戸、公共建築物、そして全ての不可欠なインフラ、つまり生活の物質的基盤を破壊することはどうか? キャタピラー、現代(ヒョンデ)やドゥーサン、ボルボは皆、イスラエルのジェノサイドと民族浄化作戦の一環であるガザの壊滅的で組織的な破壊を含め、イスラエルのために働いてきたんや。

だが、シオニズムは破壊し退去させるだけやない。公平に言えば、彼らは建設もする。公式には「占領地」と呼ばれているが、実際には国境すら定義したことのない「大イスラエル」におけるさらなる「生存圏」を求める絶え間ない攻撃的な推進の中で、イスラエルによって事実上併合された土地に不法な入植地を建設しているんや。

イスラエルのハスバラ(プロパガンダ)に騙されてはいかん。ここで議論の余地はない。2024年、国連の最高裁である国際司法裁判所(ICJ)は、1967年以降のイスラエルの占領、東エルサレムの占領や資源の搾取、そしてその地のすべての入植地(実際は植民地)は違法であると明確に確認した。なぜなら、「武力による領土取得の禁止およびパレスチナ人民の自決権に対する、政策と実践を通じたイスラエルの違反」があるからや。裁判所が明示したように、イスラエルは立ち去るだけでなく、パレスチナ人に対して「完全な賠償」を提供せねばならんのや。

残念ながら、イスラエルに法に従わせること、あるいは他の皆が直感的に認める基本的な道徳的規範(例えば、狙撃兵で子供を標的にしない、幼児を拷問しない)を守らせることは、常に困難であった。ワシントンによるイスラエルの犯罪的体制への犯罪的支援もその一因や。これらは法が適用されないことを意味せえへん。

しかし、ドイツのハイデルベルク・マテリアルズAGの子会社ハンソン・イスラエル、スペインのCAF、不動産会社のケラー・ウィリアムズ・リアルティLLC、そして再びキャタピラー、ヒョンデ、ボルボなど、イスラエルの入植地建設や不法に保持された領土の搾取を助ける企業も皆、非常に深刻な犯罪に関与しているんや。

残念ながら、イスラエルとの企業の協力と加担のリストを大幅に拡大するのは容易や。VWは一人やない。イスラエルと結託する新しいプロジェクトは、同社にとって初めてのことですらあらへん。10年前、VWはイスラエルのパートナーとサイモティブ・テクノロジーズを設立した。それもただのパートナーやない、悪名高いシンベト(国内治安情報機関)のスパイたちとや。サイモティブはサイバーセキュリティと自動車に焦点を当てている。イスラエルが2024年にレバノンで行ったポケットベル攻撃(元CIA長官が正しく指摘したように、一種のテロリズムや)のために、いかに国際的なサプライチェーンを恐ろしく兵器化したことを誇りに思っているか聞いたことがあるなら、運転中に考えさせられるかもしれないで。そして、イスラエルのトップスパイの一人である元モサド長官が、世界中でポケットベル攻撃スタイルのテロやスパイ活動のためにデバイスを仕掛けたと公然と自慢していることを知る不幸があるなら、歩くほうがましだと感じるかもしれへんな。

しかし、ラファエルが製造するものを含め、イスラエルの技術はそれほど大したものではないことが判明しているから、心配する必要は少ないかもしれない。シオニスト寄りのニューヨーク・タイムズでさえ認めざるを得ないように、イランがイスラエルやアメリカの侵略に対して本気で反撃を開始して以来、イスラエルのミサイル防衛はうまくいっていない。イスラエル側では政権が検閲による隠蔽工作を行っているため、完全な損害を評価することは困難やが、彼らがひどい打撃を受けていることは分かっている。そして、ガザの民間人を粉砕するのには優れているが、今ではレバノンへの侵攻で、勇敢で訓練されているがはるかに武装の劣るヒズボラの戦闘員によって壊滅させられている、あの有名なメルカバ戦車がある。メルカバの対ミサイル防衛システムを作っている会社はどこか、当ててみろ。そう、ラファエルや。フォルクスワーゲンとそのベルリンの後ろ盾は、彼らがかつて持っていた倫理観だけでなく、品質も失ってしまったようや。

VWとラファエルの取引には特別なものがある。ナチス・ドイツの主要な兵器メーカーの一つが、昔のビジネスモデルに戻るという醜い皮肉があるのは明らかや。そして、多くの企業や国がジェノサイドを行うアパルトヘイト国家イスラエルとの絆を深め、その犯罪を止める法的義務を怠る一方で、ドイツは欧州のユダヤ人に対するドイツ自身のジェノサイドであるホロコーストの記憶を悪用して、イスラエルへの深い加担を隠蔽するという、極めて特殊な偽善を付け加えている。これ以上の道徳的、知的な倒錯を想像するのは難しいで。

ドイツがそのジェノサイド(ホロコーストやヘレロ族・ナマ族のジェノサイド)から学ぶべき教訓が一つあったとすれば、それは「この犯罪は決して犯されてはならない」ということやった。誰によってもや。ナチスによっても、シオニストによってもや。そして、誰に対しても犯されてはならない。ユダヤ人に対しても、パレスチナ人に対してもや。たとえユダヤ人によってであってもな。最後に、誰も加害者の側に立ってはならない。ユダヤ人を含め、いかなる加害者に対してもや。

スプートニク:2026年07月08日 ロシアのエネルギーインフラ攻撃における英国の隠れた手ほか

https://sputnikglobe.com/20260707/britains-not-so-hidden-hand-in-ukraines-energy-infrastructure-attacks-on-russia-1124410460.html

ロシアのエネルギーインフラ攻撃における英国の隠れた手

ロシアのエネルギーインフラを標的にする中で、ゼレンスキー政権は単に「英国とNATO本部が積極的に参加して策定した計画を実行しているに過ぎへん」と、ロシアのベテラン軍事アナリストで『国防(ナショナル・ディフェンス)』誌編集長のイゴール・コロチェンコがスプートニクに語ったで。

ロンドンは「ロシアとの数世紀にわたる対決という文脈」において特別な役割を果たしており、ロシア社会に「ネガティブなプロセスを引き起こすことを期待して、決定的な脆弱性を標的にし、究極の目標として可能な限り弱体化させ、理想的には我が国に崩壊プロセスを引き起こすこと」を狙っているんや。

この文脈において、戦略的なドローン兵器の備蓄が枯渇することは、ゼレンスキーにとっては何の懸念でもないんや。彼はこれらの兵器を西側のスポンサーから受け取っており、その数を数万、あるいは数十万にまで増やしたいと望んどる。

コロチェンコは、この「空の戦い」において、ガソリンスタンドのような標的は単なる使い捨ての流通ポイントに過ぎず、ウクライナの発電能力を混乱させることの方が、その全体的な軍事能力に対してはるかに大きな影響を与える可能性があると主張しとる。

「航空攻撃の手段が、今後数ヶ月の力と資源のバランスを決定づける決定的なものになるだろう」という結論しかない。「敵に慈悲は無用や。ウクライナの全エネルギーおよび産業インフラを破壊せなならん。」

https://sputnikglobe.com/20260707/russian-forces-strike-locomotives-trucks-in-dnepropetrovsk-kharkov---mod-1124412056.html

ロシア国防省は7月7日、ドニプロペトロウシク州とハルキウ州において、自爆ドローン「ゲラン(Geran)」を使用して機関車4両とトラック10台以上を破壊したと発表した。

発表によると、主な被害は以下の通り。

ドニプロペトロウシク州: パウロフラード(Pavlohrad)およびシネルニコヴォ(Sinelnikovo)近郊で機関車2両、ノヴォモスコフスク(Novomoskovsk)近郊で機関車2両が破壊された。

物流拠点への攻撃: キロヴォ(Kirovo)近郊のR-73高速道路沿いの駐車場が攻撃され、ウクライナ軍のドローンを運搬していたトラック3台とトラクター・トレーラー2台が被弾した。

追加の被害: ハルキウおよびパウロフラードにおいて、さらに10台以上のトラックがゲラン・ドローンによって破壊されたとされる。

ロシア軍は、これらの攻撃の様子を収めた映像も公開している。

https://sputnikglobe.com/20260707/first-pakistani-presidential-visit-to-kyrgyzstan-in-20-years-signals-regional-shift-1124411558.html

20年ぶりとなるパキスタン大統領のキルギス訪問、地域情勢の変化を示唆

パキスタンのアシフ・アリ・ザルダリ大統領が7月6日、ビシュケクを歴史的な訪問したで。パキスタン大統領のキルギス訪問は20年ぶりであり、地域的な連結性とエネルギー協力への新たな推進力を示唆しとる。

キルギスのサディル・ジャパロフ大統領との会談で、両首脳は長年遅延してきたCASA-1000プロジェクトに基づく逆流電力供給に焦点を当てたで。キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタンの電力システムを接続する12億ドルのこの構想は、来夏の開始が見込まれとる。しかし、アフガニスタン側のセクションが依然として最大のボトルネックや。工事は3年間の停止を経て2024年12月に再開され、2027年春の完了が予定されとる。

地政学アナリストであり、中東諸国への元大使であるワヒード・アーメドは、この米国主導のプロジェクトはイラン・パキスタン・パイプラインを回避するために設計されたと指摘したで。しかし、同氏の評価では「CASA-1000よりも経済的実行可能性が高いため、イラン経由のルートの方が進展する可能性が高い」とし、イランに対する制裁解除が資金調達を可能にする可能性があると付け加えたで。

同時にアーメドは「パキスタンは、貿易ルートやエネルギールートに関連する様々な問題について、これらの中央アジア諸国と関与し続けるだろう。それらはパキスタンとキルギスの二国間関係においても重要な要素や」と強調したで。

アフガニスタンの障害と代替ルート

エネルギーを超えて、この会談は地域連結性というより広範な課題を浮き彫りにしたで。地理的にはアフガニスタンがパキスタンと中央アジアを結ぶ最短ルートを提供しとるが、数十年にわたる紛争と対立する軍閥による支配が続いているため、円滑な貿易はほぼ不可能になっとる。

アーメドの見解では、最も現実的な代替手段はイラン経由や。「適切な貿易ルートはイラン経由になり得ると考えている。イラン人とは今後も非常に温かく円滑な関係を維持できることを期待している。イランに対する米国の制裁が解除されれば、イランを通じて中央アジア諸国との円滑な貿易ルートが確立できる可能性がある」と述べたで。同氏はまた、アフガニスタンを迂回する第二の代替案として中国を挙げたが、アフガニスタンに早期の平和が訪れるとは予想してへん。

地政学的文脈

アーメドは「米国はアフガニスタンを不安定に保つことに関心がある」と述べ、ワシントンはパキスタンや中央アジアがロシアとつながることを望んでへんと指摘したで。同氏の見方では、そのようなつながりは南アジア、ロシア、中国間の関係を温め、「BRICSの要因を強化し、地域のバランスを変化させる可能性がある」んや。

パキスタンがエネルギー輸入と貿易回廊の多角化を模索する中、この訪問はインフラの課題、地域間のライバル関係、そして中央アジアの連結性情勢を形成する大国間の競争という複雑な相互作用を浮き彫りにしとる。CASA-1000、イラン、中国のいずれを通るにせよ、パキスタンは地政学的な逆風が続く中でも、アジアの貿易の十字路としての地位を確保する決意や。

https://sputnikglobe.com/20260424/new-trade-corridor-activated-kyrgyz-truck-reaches-pakistan-1124034645.html

新たな貿易回廊が開通:キルギスのトラックがパキスタンに到着

中央アジアの国がパキスタンのトラックで商品を輸送する初めての事例や。QTTAルートは今や、あらゆる種類の貨物にとって安定した代替手段となっとる。

パキスタンは地域連結性において大きな節目を達成したで。新たな通過枠組みの下で、中国を経由してキルギスからの最初のトラックがパキスタンに到着したんや。

トラックの最終目的地はソスト・ドライポートであり、商用貨物を積んで到着した。この動きは、パキスタン、中国、キルギス、カザフスタンを結ぶ四者間通過交通協定(QTTA)の下で行われた。この運用は、パキスタンの国家物流公社(NLC)と、キルギスにおけるそのパートナー企業によって促進された。

これが重要な理由

これは中央アジアの国が自国の車両を使ってパキスタンに商品を輸送した初めての事例や。QTTA回廊は、腐敗しやすい貨物とそうでない貨物の両方にとって、信頼できる代替ルートを提供するようになったんや。

次に何が起こるか

当局は、このルートをカラチ港まで延長する計画であり、内陸国である中央アジア諸国に世界市場への直接的なアクセスを与えることになる。ビシュケク・カラチ回廊は、地域で最も短い貿易ルートの一つになると期待されとる。

背景

2024年以来、パキスタンはTIR(国際道路輸送)システムを含むマルチモーダルシステムを使用して、キルギスへ貨物を輸送してきたで。

専門家はアフガニスタンを迂回することが鍵やと言う

このルートはパキスタンにとって非常に重要であると、カイド・イ・アザム大学パキスタン研究所の准教授サエード・アーメド・リドは指摘するで。

このルートはパキスタンにとって中央アジアへのアクセスを開くものや。

アフガニスタン領土を通る従来のルートよりも信頼性が高いで。

「まだカラチには延長されてへんが、カラチやグワダルにも必ず接続されるはずや。CPEC(中国・パキスタン経済回廊)というより大きなプロジェクトがあるからな」と、リドはスプートニクに語ったで。

NUST政策研究所のサイエド・バシム・ラザ教授も同意するで。

「パキスタンとアフガニスタンの間の現在の力学や紛争を考えると、アフガニスタンを迂回するのが最も賢明な手や」と彼は言うで。

彼はまた、長期的な計画は中央アジア共和国をCPECの下であれ、他の回廊の下であれ、直接カラチ港に接続することやと指摘するで。これを達成するために、パキスタンは平坦でない道路インフラを含む、国内の物流上の制約に対処する必要があるんや。

ゼロヘッジ:2026年07月08日 英国警察「何もしとらん市民は犯罪予備軍」ほか

https://www.zerohedge.com/economics/japans-keynesian-mirage-how-debt-inflation-collapsing-yen-expose-failed-model

日本のケインズ主義はただの幻やったんや。借金、インフレ、円安が失敗したモデルを白日の下に晒しとるで、って。

ダニエル・ラカレが言うには、日本の円危機は、この国を支配してきたケインズ主義戦略の長年の失敗を物語っとるんや。慢性的な赤字、爆発的な公的債務、そして無理やり作り出されたインフレが、日本の購買力、競争力、そして通貨の安定性を蝕んどる。

主流派のアナリストたちは、「通貨発行権を持つ国なら、どれだけ借金しても大丈夫や」と何十年も言うてきた。国家が自国通貨を刷れば、赤字も借金の借り換えも支援も全部カバーできるという単純な理屈や。

現実はどうや。公的債務はGDP比250%まで膨れ上がり、先進国で最悪レベルや。IMFですら、今の水準は構造的な脆弱性やと認めとる。かつて日本が安定しとったのは、輸出産業という「金の卵」のおかげやった。自動車やテクノロジーを売って外貨を稼ぎ、通貨を支えていたんや。せやけど、その防波堤が今、急速に崩れとるんやで。

インフレは目標の2%には届かんけど、30年続いたゼロ成長から一転、着実に上がり続けとる。2026年5月の消費者物価指数は1.5%やけど、食料品価格は3.5%も上がっとる。これ、庶民の暮らしには直撃やろ。当局は長年「デフレのリスク」に憑りつかれてインフレを望んだが、結局手に入れたのは、実質賃金の低下という残酷な結果だけや。名目賃金は増えても、インフレ調整後の実質賃金は4年連続で落ちとる。国民は貧しくなり、政府だけがデカくなったんや。

円安が止まらんのも、このモデルが限界やからや。日銀がどれだけ介入して政策金利を上げても、市場は日本の長期的・財政的な持続可能性を疑っとる。円安は、市場が「借金まみれで実質賃金も伸びんモデル」に愛想を尽かした証拠や。

このモデルは過去10年、何一つ成果を出してへん。GDPが安定しとるのは、ただ政府がムダに支出を増やしとるからに過ぎへん。日本が今も破綻してへんのは、ケインズ主義が優秀やからやなくて、海外からの巨大な投資がシステムを支えてくれとるからや。せやけど、ETFを買いまくって株価を吊り上げる日銀を見てみい。国民の暮らしより、表面的な数字ばかり気にしてるのが丸わかりや。

税金を上げて財政を安定させようという声もあるが、そんなことをすれば投資が逃げて、ますます競争力が落ちるだけや。日本で起きとることは、事故やない。何十年も失敗し続けた政策の末路や。

ケインズ主義という壮大な実験は、政府が成長のエンジンになることを証明しようとしたが、結局残ったのは長期停滞と高い借金だけや。円安は単なる病気の症状に過ぎへん。本当の病名は「国家主義(スタティズム)」やで。そして悲しいかな、この失敗したモデルを、よその国でも真似しようとしとる奴らがおるんや。

https://www.zerohedge.com/markets/i-beams-bending-cigarettes-former-pfizer-hq-tower-midtown-risk-collapse

Iビームがタバコみたいに曲がっとる:ミッドタウンにある元ファイザー本社ビル、崩壊の危機やで。

マンハッタンのミッドタウンにある元ファイザー本社ビルの中から撮影された衝撃的な映像で、巨大なIビーム(鋼鉄の梁)がひしゃげとるのが確認されたわ。当局は崩壊の可能性もあると警告しとるで。

この東42丁目235番地にある33階建ての高層ビルは、ニューヨーク都市圏でも最大級となる「オフィスから住宅への大規模な用途変更」工事の真っ最中やった。

地元メディアのPix 11がFDNY(ニューヨーク市消防局)の話として伝えたところによると、21階から26階までが崩落しており、塔全体で大きなひび割れや床のたわみが見られとるらしい。

現場で働いとった組合員が地元メディアに語ったところによると、元のビルに新しい構造物を継ぎ足すための荷重を支えるのに、必要な鉄骨の柱が足りてへんかった可能性があるとのことや。

「何が起きたかと言うと、このビルの改装工事で16階分も積み増そうとしとったんや。それやったらもっと鉄骨を入れなアカンはずや。ところが明らかに十分な鉄骨が入っとらんかった。せやからビルの北側が崩れとる。Iビームがタバコみたいにグニャグニャに曲がっとるんや」と、その組合員は言うとる。

ニューヨーク・タイムズの報道やと、このビルはメトロ・ロフト社によって1,600戸以上の住宅タワーに改装される予定やった。建築家たちは「ニューヨーク史上最大級のプロジェクト」と呼んでいて、2027年の完成を目指しとったんやけどな。

この元ファイザー本社ビルは、ニューヨーク市が住宅不足を解消するために進めとる、ミッドタウンの使われとらんオフィススペースを住宅へ転換する計画の一環やったんや。それがこんな惨事になるとはな。

https://www.zerohedge.com/political/uk-police-crack-down-dangerous-new-threat-people-standing-around-doing-nothing

英国の警察が、とうとう「何もしとらん市民」を標的にし始めたで。アホらしくて笑えん話やけど、これが今のイギリスの現実や。

警察が「未来の犯罪」をでっち上げて、公道で動画を撮っとるだけの人間を追いかけたり、SNSの投稿を理由にパブまで乗り込んできて脅しをかけたりしとるんや。一方で、税金で建てた移民用住宅の警備には必死になっとる。まさにやりたい放題やな。

どんなことが起きとるか、箇条書きでまとめるで。

撮影する市民への嫌がらせ:

「誰かが怒り出すかもしれないから」っちゅう理由で、公道で撮影しとる人を警察が囲んで逮捕をチラつかせとる。犯罪なんてどこにも起きてへんのに、映画『マイノリティ・リポート』みたいな「未来の犯罪防止」を盾にしとるんや。警察の行動を記録しようとすると、逆に市民の方が「危険人物」扱いされる始末やで。

「ただ立っとるだけ」で職質:

ロンドンでは、広場でただボーっと立っとるだけの人にまで警察が群がっとる。顔認証カメラから顔を隠しただけで、警察が強引に身分証の提示を求めてくることもあるんや。歩く時に顔を隠すのは罪やないはずやけどな。

ツイート内容の監視:

チズウィックでは、地元議員の政策を批判するツイートをした男性のパブに警察が乗り込んで、「法には触れてへんけど、次からは気をつけろ」と脅しをかけたで。議員を批判したら警察がドアを叩く。これが今のイギリスの姿や。

二重基準の取り締まり:

バーミンガムやロザラムでは、明らかに地元民が被害者やのに、加害者は野放しで、被害者の方が警察に手荒く扱われるっていう「二重基準(ツー・ティア)」の取り締まりが問題になっとる。一方で、移民用の新しい住宅には警察が24時間体制で警備しとるんやから、国民が怒るのも無理はないで。

公権力の逸脱:

警察官の中には、顔を歪めて激昂したり、市民に暴言を吐いたりする異常な行動をとる者も目立っとる。市民の自由を守るはずの警察が、市民を監視・管理する道具になっとるんや。

結局のところ、権力を守るために、合法的な行動をとる一般市民を敵扱いしとるだけや。こんなんじゃ社会の信頼なんて消えてなくなるに決まっとるわ。本当の犯罪を捕まえるんやなくて、政府にとって都合の悪い人間を管理する方が大事なんやろな。イギリスの警察は、今やとんでもない方向へ突き進んどるで。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/monaco-bombing-attack-suspect-shot-dead-ukraine-intelligence-officer-custody

モナコで起きた爆破事件の容疑者がキエフで射殺され、諜報機関の将校が拘束されたで。

先週、モナコで亡命中のウクライナ人富豪を狙った小包爆弾テロ事件やが、事態はさらにややこしくなっとる。容疑者がキエフ近郊で銃殺体で見つかったんや。

ウクライナの検察当局は火曜日に、39歳のウクライナ人女性、アナスタシア・ベレゾフスカが頭部を撃たれた状態で発見されたと発表したで。彼女はインターポール(国際刑事警察機構)から「赤手配」されて逃亡中やった。犯行時は男装して行動していたと見られとる。

6月29日の爆破事件の標的になったのは、ヴァディム・イエルモライエフとその家族や。彼らはモナコの高級マンションの入り口で爆発に巻き込まれ、重傷を負ったで。犯人はフランス国境へ逃走し、モナコ、フランス、イタリアを巻き込んだ大規模な捜索が行われとった。検察官は「爆発物の精巧さや手口から見て、単独犯やない」と指摘しとる。

イエルモライエフはクリミアでの広範な事業取引を理由に、以前からウクライナ国家の敵とみなされ、長年制裁を受けていた人物や。そのため、今回のテロにウクライナの諜報機関が関与しているんやないかと注目が集まっとる。現地の報道によると、捜査当局はゼレンスキーの秘密警察であるSBUがこの攻撃を仕組んだ可能性を視野に入れとるで。

おかしなことに、容疑者のベレゾフスカは最終的にキエフまで逃げ延びとった。検察によると、彼女は後に逮捕された2人の男から暗号資産(仮想通貨)で報酬を受け取っとったんや。この2人のうち1人はウクライナ国防省情報総局(HUR)の現職将校で、もう1人は元法執行機関の人間やった。

ゼレンスキー政権は、HURの将校が「独断で行動した」と主張して、この事件から必死に距離を置こうとしとる。逮捕された将校はベレゾフスカ殺害を自供し、もう1人を共犯者だと証言したで。捜査では、ハンマーなどが置かれた「拷問部屋」も発見されとる。

モナコのアルベール2世大公は、このテロを「忌まわしい行為」と非難したで。小国モナコでこのような爆破テロが起きたのは歴史上初めてのことや。

ウクライナがロシア国内外で暗殺を含む「汚い戦争」を繰り広げている。ウクライナでは、モナコに亡命した富豪たちを「モナコ大隊」と呼んで攻撃するキャンペーンが長く続いていた経緯もあるで。

2026年7月7日火曜日

X:2026年07月07日

 https://x.com/RusHonorBG/status/2074374727439695872

実際、公式にはウクライナ当局は住宅街に弾薬庫が存在したことすら否定しとって、二次爆発はガスボンベによるものやと主張しとるで。 これ、冗談抜きやで。

https://x.com/WarHunter2222/status/2074191750852153561


キエフのジュリャヌイ機械製造工場「ヴィザール」に対するロシア軍のミサイル攻撃の後、二次爆発が起きとるで。この工場は、地対空ミサイルシステムの部品製造や、修理・保守なんかを専門にしとったんや。

https://x.com/mog_russEN/status/2074121590342836719


西側のメディアが隠しとることやで!キエフでカメラに捉えられた巨大な軍事的スキャンダルや!ウクライナの米国製パトリオット防空ミサイルが誤作動を起こして、住宅街に真っ直ぐ突っ込む衝撃の瞬間を見てくれ。

https://x.com/75Sukhoi/status/2074173562274079012


キエフ郊外のヴィシニョーヴェの町にある工場で、劣化ウランU-238を芯に使った装弾筒付徹甲弾が保管されとった。 現在避難が行われとって、1,500人以上の人間が避難する予定やで。

https://x.com/SororInimicorum/status/2074344203492979100


昨晩のロシアのミサイル攻撃でキエフ郊外のNATOの劣化ウラン貯蔵庫が吹き飛んだ結果、発生した放射能雲がウクライナの中心部に向かっとるで。


因果応報てか。西側はロシアの燃料不足を囃し立てとったけど、今度はウクライナの軍事兵站が丸ごと燃え上がっとるやんけ。

ロシアの協調攻撃がキーウの隠しネットワークを完全に壊滅させたで。

  • ノヴァ・ポシュタの拠点――軍用ドローンや西側装備を隠す隠れ蓑に使われとった――が、ドニプロとクルィヴィーイ・リーフで木っ端微塵にされた。
  • ハルキウとザポリージャの戦略燃料備蓄と補給列車が灰燼に帰したんや。
  • 重装備の整備センターも完全に一掃されたで。

毎日毎日、ロシアの燃料基地・貯蔵施設への的確な攻撃がどんどん広がっとって、キーウ軍の資源を締め上げとるっちゅうわけや。

https://x.com/Piotr__Panasiuk/status/2074165656522527080


ロシアがヴィシュニョーヴェのNATO関連倉庫を攻撃せなあかんかったんやて。劣化ウラン弾頭のミサイルが保管されてたらしい。爆発の後、ヴィシュニョーヴェの一部の通りでは無傷の建物が一つも残らへんかったっちゅう話や。

倉庫への攻撃を受けて、キーウ郊外から600人以上が避難させられたんやて。

地元メディアの報道によると、ロシア軍によるヴィシュニョーヴェへの攻撃の後、倉庫の爆発が起こって、そこにはアブラムス戦車用の劣化ウラン弾を含む弾薬が保管されとった可能性が高いっちゅうことや。

https://x.com/UniqueMongolia/status/2074182013825769871


コンスタンティニウカにおるウクライナ兵士らの間で新しいトレンドが出てきとるらしいで。ゼレンスキーや将軍たちに向けたビデオメッセージを撮って、「コンスタンティニウカの状況は完全にコントロール下や」て主張しとるんやて。

ほんでちっちゃい詳細が一つあるんやけどな……それ、コントロール下にはあるんやけど――ロシア側のコントロール下やっちゅうオチやねん。

BORZZIKMAN:鉄壁の盾が恥ずかしい壁紙になった

https://www.youtube.com/watch?v=n0aLZ8988cQ

7月6日の夜、ロシア国防省がキエフやその他ウクライナの都市に対して大規模なミサイル攻撃を行ったことを公式に認めたで。ロシア国防省によると、この攻撃は長距離の航空、陸上、海上発射型の高精度兵器や「Gerbera」や「Geranium」といった自爆ドローンが使われたんや。攻撃の主な標的は、キエフ市内およびキエフ近郊の軍事産業施設とエネルギー関連施設やったで。

さらに、キエフ、ヴィーンヌィツャ、チェルニーヒウ、チェルカースィ、ポルタヴァ、ドニプロペトロウシク各州の軍用飛行場も大規模な攻撃を受けた。公式報告では、監視サービスが全標的への命中を確認したとされてる。今回の攻撃は過去4年間で初めて、西側の防空システムがイスカンデル-M弾道ミサイルを一発も撃墜できなかったという歴史的な事態になったんや。キエフだけでも68発の巡航ミサイル、弾道ミサイル、極超音速ミサイルが発射された。

西側が「鉄壁の盾」と呼んでいたNATOの防空システムは、過去最も恥ずべき結果を晒したと言える。ロシアの大量のミサイルに対し、西側の防空システムが撃墜できたのはKH-101巡航ミサイル10発とカリブル巡航ミサイル2発だけやった。イスカンデル-M、キンジャール、ジルコンといったミサイルはすべて目標に命中した。専門家はこれをアメリカのパトリオット防空システムの歴史上、最も恥ずべき攻撃と呼んでる。7月6日の夜、キエフに配備されていた17基のパトリオット発射機は、ロシアのミサイルを一発も撃墜できなかったどころか、悲劇を引き起こした。パトリオットミサイル3発が発射後数秒でキエフの住宅地に落下したんや。技術的な故障でエンジンの作動が失敗したことが原因で、民間人に多数の死傷者が出たと報告されてる。

ちなみに、この攻撃中、ゼレンスキーはまたキエフから逃げ出した。西ウクライナのバンカーに隠れたこのピエロは、西側諸国に助けを乞い始めたんや。特に、欧州とアメリカに対してパトリオット用のミサイルを数百発送るよう求めた。その一方で、キエフで多数の民間人を死なせたのがまさにそのミサイルであったという事実は隠そうとしたんや。さらに、キエフから17km離れたヴィシュネヴェという町の住民に対して避難を呼びかけた。これはロシアのミサイルが市の南東部にある大規模な武器庫に命中した後のことやった。

ロシア国防省やウクライナの地下組織のセルゲイ・レベデフ調整官によると、今回の攻撃の主な標的はウクライナの軍事構造と、石油・ガス輸送システムの中枢やった。具体的には「Sakhavtomat-ENG」、「キエフ-71」、「キエフ-79」、「キエフ-1」といった工場、さらにキエフの造船所にもミサイルが降り注いだ。

また、ウクライナ軍を支援していたペトロ・ポロシェンコの菓子工場「ロシェン」も攻撃された。ポロシェンコは西側のグローバリストの忠実な手先の一人や。他にも、キエフの火力発電所やネプチューンミサイルの部品を製造していた機械工場「Vizar」も打撃を受けた。ロシアの攻撃ごとに、ウクライナの石油・ガス輸送設備の破壊数は急増しとる。これによってウクライナの防衛力や攻撃能力は大幅に低下したわ。ガソリンやディーゼル燃料の不足で、軍への補給や重装備の運用が難しくなっとるんや。

ロシアは特別軍事作戦へのアプローチを変えつつある。西側の積極的な支援によって、この作戦がもはや本当の戦争に変わったことをロシア当局が理解したんやろう。ロシアの専門家は、今後数日間でキエフに対する大規模ミサイル攻撃はさらに増えると見とる。キエフ政権とその西側の主人が無謀な行動でパンドラの箱を開けてしまったんや。ロシアが止まるのはキエフがモスクワの全条件を受け入れる時だけで、そうでなければウクライナという国家は完全に破壊されるで。

ゼレンスキーが西側に助けを乞う中、ロシア軍は戦場でも新たな成果を上げとる。7月6日の朝、軍集団「セーヴェル」がハルキウ方面のユルチェンコヴォに入った。報告によると、この集落の西部は完全にロシアの支配下に入った。同様に隣接するベリ・コロデズでも西側を完全に制圧した。ベリ・コロデズでの戦闘中、ロシア軍は50人以上のウクライナ兵を捕虜にした。過去24時間で、スムイ州でもロシア軍の成功が記録されてる。特派員によると、ロシア軍はコマロフカの北西の広大な領土を掌握した。その結果、ウラノヴォやヤストレブシナといった集落にもロシア軍が入り、ウクライナ軍は現在もスムイ州の奥深くへと退却を続けているで。


ラリー・C・ジョンソンのSONAR21:2026年07月07日 なんでロシアはウクライナを打ち負かせへんのか?他

https://sonar21.com/correcting-the-record-on-the-uss-boxer/

USSボクサーに関する記録の訂正

2026年7月7日 ラリー・C・ジョンソン

この前スレイマンとのインタビューで、CENTCOMがUSSボクサーをオマーン湾に派遣するゆう発表しよったとき、わし驚いて疑いの目で見てもうたんや。3月初めに出航して、ペルシャ湾に向かうゆう報道が広くされとったからな。せやけど、わしが間違うとったみたいやわ。

第11海兵遠征隊(MEU)が2200人の海兵隊員を乗せて2026年3月18日にサンディエゴから出航したとき、これは「エピック・フューリー作戦」に参加するために派遣されるっちゅうのが広く理解されとったんや。第11MEUはUSSボクサーに乗って出航して、水陸両用即応群(ARG)の一部やったんやな。ARGゆうのは、3隻の水陸両用戦闘艦が一緒に展開する編成を指す、海軍の標準用語やねん。典型的な構成は――ボクサー群がまさにこの通りなんやけど――大型甲板の水陸両用強襲揚陸艦(LHDかLHA、ボクサーみたいなん)が旗艦を務めて、水陸両用輸送揚陸艦(LPD、ポートランドみたいなん)が1隻、ドック型揚陸艦(LSD、コムストックみたいなん)が1隻、いう組み合わせやねん。

ボクサーが3月18日から19日にかけてサンディエゴを出航したとき、行き先は実際のところ未定やったんや――当時の軍関係者は、この編成がアジア方面のトリポリARGと交代するか、あるいはトリポリ群に続いて中東の「エピック・フューリー作戦」に加わるか、どっちかやろうと匂わせとった。3月29日から30日頃に真珠湾に到着して、そこから4月1日にはすぐハワイを離れて西へ向かったんや。そこから約3か月間、太平洋で過ごしとって、中東やなかってん。最初は4月22日から28日にかけてグアムと北マリアナ諸島で台風シンラクの救援活動をやっとった。その後スリガオ海峡を通過。ボクサーは5月17日にアンダマン海に入って、続いて6月2日と再び6月13日に南シナ海、それから6月20日から22日頃にシンガポール、その後インド洋を横断したんや。

そして今は7月、CENTCOMが発表したんは、ボクサーとポートランド――ARGの残り2隻――が、予定通りの展開の一環として中東で活動しとるっちゅうことで、第3隻のUSSコムストックはすでに5月初めから現地入りしとったっちゅうことも触れとった。7月5日のサンディエゴ地元報道では、この編成が6月30日に到着して、キャンプ・ペンドルトンの海兵隊員約2200人を乗せとったことが確認されて、ボクサーの航空部隊――F-35B、オスプレイ、ヘリコプター、それにウェルデッキのホバークラフト――についても報じられとったんや。

ほな、一体何が起こっとるんや? わしの見立てでは、これはしょぼい示威行動やと思うわ。まあ、一部のSNS煽動家は、トランプがこの地域のどっかの海岸に強襲上陸させるんちゃうかて気を揉んどるけどな。アリー・ハーメネイー師の葬儀がまだ続いとる最中やから、アメリカがなんぞ軍事行動に出るとは思えへんのや。もし月曜遅くの報道であったように、イランがオマーン海域を密かに通過しようとした船をさらに2隻攻撃したっちゅう件を受けてアメリカがイランを攻撃するっちゅう決断をしたら、イランは2週間前のミサイルとドローンの応酬より、もっと激しく、もっと強烈に反応するやろな。

あの船に閉じ込められとる海兵隊員たちがちょっと気の毒やわ。米海兵隊の活動につきものの訓練や運動を普通にやるんは難しいやろな。どうやらオマーン沖に留まることになりそうやし……上陸許可が出るんかどうかもわからへん。オマーンは、パーティー天国とか、冷えたビールをガンガン提供する場所として知られとる国やないからな。

それはそうと、アリー・ハーメネイー師の葬儀は、参列者数で記録を打ち立てつつあるんや……その数は4000万人を超えると見込まれとって、これはイランの全人口のほぼ半分に相当するんや……で、西側は師が不人気やったて主張しとったんやろ。これは人類史上、前例のない出来事やわ……こんな大規模な弔問客の集まりは、これまで一度もあらへんかったんちゃうかな。

https://sonar21.com/why-cant-the-russians-defeat-ukraine/

なんでロシアはウクライナを打ち負かせへんのか?

2026年7月6日 ラリー・C・ジョンソン

わしの友人――アメリカの防衛分野で豊富な経験持っとる、しっかりした分析家や――から、こないなメールと質問をもろたんや。ええ質問やから、答えてみよと思うわ。彼はこう書いとった。

親愛なるラリーへ

興味深いメッセージ読ませてもろたで。今病院におって、スマホしか使われへんのや。ほんで質問なんやけど。もしあんたの数字が正しいんやったら、なんでロシアはウクライナ人を打ち負かせへんように見えるんや? 領土的な前進があんまりできてへんみたいやし、今はクリミアで大きな圧力を受けとる。それに、製油所や港を含む重要インフラの防衛にも大きな問題を抱えとって、そのせいで深刻な燃料不足になっとると思うんや。

要するに、ロシアは補給の優位性を戦場での成果にちゃんと転換できてへんし、自国領内の重要な資産を守るのにも苦労しとる。

コメントもらえたら嬉しいわ

「ウクライナを打ち負かす」ゆうんは、どういう意味なんやろな。特別軍事作戦(SMO)の開始時点で、ロシアはウクライナを征服するつもりはあらへんかったんや。2022年2月24日モスクワ時間午前5時30分に放送されたテレビ演説で、プーチンはこないな言葉で侵攻を発表したんや(クレムリンの公式英訳から)。

この作戦の目的は、8年もの間キーウ政権による屈辱とジェノサイドに直面してきた人々を守ることや。そのために、わしらはウクライナの非軍事化と非ナチ化を目指すし、ロシア連邦の市民も含む民間人に対して数多くの残虐な犯罪を犯した者らを裁判にかける。

キーワードは「非軍事化」――ロシア語でdemilitarizovat’――やったんや。彼はゼレンスキー政権のことを「キーウに居座って、ウクライナの全国民を人質に取った麻薬中毒者とネオナチの集団」と表現しとったんや。

さらにこうも述べとった。

わしらの計画にはウクライナ領土の占領は含まれてへん。誰にも力ずくで何かを押し付けるつもりはあらへん。

ロシアは2022年2月24日の初期侵攻に約15万~19万の兵力を投入したんやけど、これは戦前の大隊戦術群(BTG)の利用可能なプールのほぼ全部――利用可能な約120個のBTGのうち約100個――から引っ張ってきたもんやったんや。

当初の目的は、ウクライナを交渉のテーブルに着かせるのに十分な軍事的圧力をかけることやった……その目標は達成されたんや。ナポリターノ判事、マリオ・ナウファル、それにわしがラヴロフ外相にインタビューした2024年3月13日、ラヴロフ氏は、提案されたイスタンブール・コミュニケがウクライナ側から提供された文書に基づくもんやったと強く断言したんや。

ウクライナ側交渉官デイビッド・アラハミアとロシア側外交官ウラジミール・メディンスキーが率いる代表団は、エルドアン大統領を仲介者としてイスタンブールで会談したんや。草案合意(「イスタンブール・コミュニケ」あるいは和平案草案と呼ばれることもある)が話し合われて、両者はウクライナの中立性、ウクライナ軍への制限、安全保障の保証、クリミアとドンバスの地位を含む暫定合意に達したんや。ほんでからアメリカとイギリスが介入して、ウクライナに交渉から手を引かせよったんや。

その時点でロシアの作戦は変化し始めたんや。ロシアは1か月の戦闘の末、2022年5月に戦略都市マリウポリの制圧に成功して、ルハンシクとドネツクをウクライナの支配から解放する作戦を始めたんや。せやけど、クレムリンはこれを引き続き特別軍事作戦(SMO)として扱うたんや――つまり、ルハンシクとドネツクの制圧に限定した作戦やったわけやな。

ルハンシク州

2022年9月1日時点で、ロシアはルハンシク州の約95~98%を制圧しとった――実質的にはほぼ全域やな。ロシアは2022年7月3日、州内最後の主要ウクライナ支配都市やったリシチャンシクが陥落したことを受けて、完全制圧を宣言しとったんや。一部の小さな地域や村落は技術的に係争中か不明確なままやって、それが数字が100%に届かへん理由やねん。ウクライナはその後2022年9月末にビロホリフカ村を奪還して、わずかなウクライナの存在が続いとったことを確認したんやけど、これはロシアのほぼ完全な優位に対する小さな例外に過ぎへんかったんや。

ルハンシク州の面積は26,684km2やねん。2022年2月の侵攻前、ロシア系分離主義者は2014年以来、州の約6,800km2――およそ25%――を、ルハンシク市を中心に支配しとった。残り75%は全面侵攻の最初の5か月間で奪取されて、セベロドネツク・リシチャンシクの戦い(2022年5月~7月)が決定的な作戦やったんや。

ドネツク州

2022年9月1日時点で、ロシアはドネツク州の約55~60%を制圧しとった。併合に関するウィキペディアの記事は、2022年9月30日の併合宣言時点での状況として、その時点でロシアがドネツクの約60%を掌握しとったと述べとる。PBSの2022年6月の報道は、この数字を約50%としとった。この2つのデータ点――6月に50%、9月末に60%――の推移から、9月1日時点は約55~58%と推測できるんや。

ドネツク州の面積は26,517km2やねん。そのうち、ロシア系分離主義者は2014年以来、約8,800km2――およそ3分の1――を、ドネツク市を中心に支配しとった。2022年の侵攻は、南にマリウポリ(2022年5月20日陥落)を通って、北にセベロドネツク回廊を通って、ロシアの支配を拡大したんや。2022年9月1日時点で、州内の主要なウクライナ支配都市には、バフムト(当時激しい攻撃下やったけどまだウクライナのもんやった)、アウディーイウカ、スロビャンシク、クラマトルシク、コスチャンティニウカ、ザポリージャ市がまだ含まれとって――これら全部が、その後の戦闘の焦点になっていくんや。

9月はウクライナ戦局において転換点となる月やったんや。ロシアは2022年9月23日から27日にかけて、占領下の4州――ドネツク、ルハンシク、ザポリージャ、ヘルソン――で同時に住民投票を実施したんや。プーチンは2022年9月30日に正式な併合条約に署名したんや。

ロシア占領当局が発表した結果は以下の通りやった。

ヘルソン: 賛成87.05%

ドネツク: ロシア編入に賛成99.23%

ルハンシク: 98.42%

ザポリージャ: 93.11%

同じ時期に、ウクライナは攻勢を仕掛けて、ロシア軍をハルキウ州から撤退させることに成功したんや。ロシアはこの攻撃に対して準備不足やって、州から撤退したんや。この時期に、ロシア参謀本部は兵力不足を認めて、この問題は数千人のロシア兵の契約満了によってさらに悪化しとったんや。

ロシアの戦前の常備軍は、IISSミリタリー・バランス2022によると約90万人やった。これが全面侵攻前の基準値やねん。

ハルキウ反攻が始まる1週間前、2022年8月25日にプーチンは軍の認可兵力を13万7000人増やす大統領令に署名して、公式の定員上限を115万628人に引き上げたんや――既存の兵力が不十分やったことを直接認めたようなもんやな。この大統領令は、ウクライナ軍が突破に向けて気づかれへんように集結しとったまさにその時に発効したんや。

2022年9月21日――ハルキウ崩壊から9日後――プーチンは大統領令第647号に署名して、30万人の予備役を対象とする部分動員を発表したんや。これはロシア連邦史上初の強制動員やったんや。これは、反攻で露呈した損失と兵力の過伸長への直接的かつ明白な対応やったわけやな。2022年末までに、最終的に約31万5000人の予備役が召集されたんや。

予備役の動員にもかかわらず、ロシアは戦時体制――つまりロシア全国民の総動員――には移行せえへんかったんや。参謀本部は引き続きSMOに専念して、ウクライナとの消耗戦の遂行に集中したんや――つまりウクライナの非軍事化を進めつつ、民間人の損失を最小化することとロシア軍の死傷者を最小化することの2つの具体的な方針を守ってな。

2023年1月時点で、ロシアはウクライナ軍の規模に比べて限られた兵力で戦い続けとったんや。2023年のロシアの主要作戦は9か月にわたるバフムトの戦いやって、2022年末から2023年5月にかけてロシアの攻勢エネルギーの大部分を消費して、その年の戦争全体の性格を形作ったんや。この間、ロシアは主に募集キャンペーンと徴兵によって軍を拡大し続けとったんや。

2024年のロシアの主要作戦は2月のアウディーイウカ陥落で幕を開けて、その後ポクロウシクに向けた広範な攻勢へと拡大したんや。これは初期侵攻以来、ロシアにとって最も領土的成果の大きい年になったんや。

2023年と2024年を分けたんは、主要都市陥落後に何が起こったかっちゅうことやったんや。2023年のバフムト陥落後、ロシアは実質的に停滞しとった――プリゴジンは揉め事起こしとったし、ワグネルは撤退しとったし、ウクライナは反攻を開始しとった。2024年のアウディーイウカ陥落後は、ロシアはかなり効果的に勢いを活かしよったんや。

ロシア軍はアウディーイウカ陥落後の数か月間、北西方向に進撃して、2024年4月にはオチェレティネを突破して、この陥落がウクライナ戦線に危険な間隙を開いたんや。2024年7月18日から19日にかけて、ロシア軍はドネツク州中央部の村プロヘスを制圧したんや。この突破――重い滑空爆弾による空爆がウクライナ第110機械化旅団と第47機械化旅団を崩壊させたことが原因やと報じられとる――によって、それまで安定しとった前線沿いで急速な進撃が可能になったんや。これはポクロウシク攻勢の決定的な転換点になって、ロシア軍は開戦初期以来見られへんかったペースで、重要な兵站拠点ポクロウシクに向けて進撃を始めたんや。

そのテンポは、夏の基準からしても驚くべきもんやったんや。ロシアは最も活発な戦区で週5~10kmのペースで、ドネツク中南部にわたって村々を制圧していったんや。2023年1月の攻撃で壊滅的な失敗を経験して持ちこたえとったヴフレダルは、ロシア軍が正面攻撃やなく複数方向から迂回したことで、2024年10月に陥落したんや。年末までに、ロシア軍はポクロウシク自体への進入路に到達しとったんや。

ロシアの2025年戦略は、2023年と2024年の単一軸集中から、ウクライナがどの単一の脅威区域も増援できへんように圧倒することを狙った複数正面同時圧力アプローチへの、意図的な進化を表しとったんや。この年は、掲げられた目標、複数正面にわたる作戦遂行、そして戦い方の構造的な変化を通して理解するのが一番ええやろな。強調しとかなあかんのは、ロシアのSMO戦略はまだ健在やったっちゅうことで――つまり、ロシアは国を戦争のために動員しとったわけやなくて、ロシア国家を戦時体制に置くことなく、ウクライナ軍の非軍事化を目標とした限定的な作戦を続けとったんや。

2026年に入って、ウクライナ軍最高司令官シルスキーによると、70万人を超えるロシア兵がウクライナ軍に対して展開しとって――この数字はプーチンも同様に言及しとるんや。ここで珍しい一致に注目してほしいんやけど、キーウもモスクワも、ウクライナ方面の部隊をおよそ70万人としとって、これはこの分野では比較的信頼できる数字の一つになっとるんや。これは、2022年と比べてウクライナ戦線に投入されたロシア兵の数がほぼ4倍に増えたことを表しとるんや。

ほんで、わしの友人の質問に答えると、ロシアは引き続きウクライナでの戦争をSMOとして扱うとるんや。2026年が過去数年と違うとこは、ロシアがスムイ、ハルキウ、ドネツク、ドニプロペトロウシク、ザポリージャ、ヘルソンで大規模な戦闘作戦を行いつつ、ロシア国家の全面動員なしにそれをやっとるっちゅうことやねん。SMOは依然として基本方針のままなんや。

ドネツクの完全解放前に残っとる主要目標は2つだけや――スロビャンシクとクラマトルシク。ロシア軍は現在、この2つの残った拠点を半円形に包囲するように展開しとって、両方とも陥落するのは時間の問題やねん。一部の推測では、ロシアはこの目標を早ければ9月にも達成できるやろうと言われとる。他の分析家は、ロシアが2027年初めにこの任務を完了するやろうと考えとる。

ウクライナはロシア西部地域の製油所を標的にすることである程度の成功を収めとるんやけど、ウクライナの攻撃は、ロシアがウクライナの残存する産業資産に与えとる被害と比べたら見劣りするもんやねん。アメリカとイスラエルによるイラン攻撃、それに続くホルムズ海峡の閉鎖は、ロシアにとって大きな経済的恩恵になっとるんや。ロシアの石油輸出は増え続けとって、その石油の価格は、2月28日のイラン攻撃前にロシアが得とった水準より40%高いプレミアムがついとるんや。

ロシア軍の総兵力は現在150万人に達しとって、これは半分以下しかウクライナでの戦闘に投入されてへんっちゅうことを意味しとるんや。ロシアとウクライナの決定的な違いはここにあるんや――ロシアは人員と弾薬の豊富な予備を持っとるのに対して、ウクライナには、成功を活かしたり大きな突破を食い止めたりできるような、新鮮で装備の整った編成の戦略的予備がまったくあらへんのや。西側の評価からすると戦争はゆっくり進行しとるように見えるけど、現地の事実は、ウクライナがロシアの進撃を止める実行可能な手段を持ってへんことを示しとるんや。ロシアは、砲兵、ドローン、FAB滑空爆弾での優位性を使って、ウクライナに大規模な死傷者を与えることに満足しとるように見えるんや。ウクライナの砲兵とドローン部隊はロシアに比べて見劣りするし、ウクライナはFAB滑空爆弾も、それを投下する航空機も持ってへんのや。

ウクライナの敗北は避けられへんもんやねん。本当の問題は、ドンバス、ヘルソン、ザポリージャ以外のウクライナのどれだけの部分をロシアが奪取するかっちゅうことやな。

RT:2026年07月07日 ロシアはどの軍事拠点を叩いたんや?ほか

https://www.rt.com/russia/642615-kiev-explosions-secondary-blasts/

キエフで複数の爆発が発生(動画あり)

ロシア国防省はウクライナの首都キエフとその周辺の軍事産業企業および燃料・エネルギー施設を攻撃したと発表

2026年7月6日 02:45公開 | 2026年7月6日 06:03更新

月曜日の早朝、ウクライナの首都キエフとその郊外がミサイルとドローンによる複合攻撃を受けた。ロシア国防省はこれを、ゼレンスキー政権によるテロ攻撃への報復であると説明しとる。

キエフで最初の爆発が聞こえたのは現地時間の午前1時30分頃で、その後午前5時まで複数回にわたって爆発が続いた。ソーシャルメディアで共有された動画には、キエフ周辺での強力な爆発が多数映っとって、一部では二次的な爆発も確認できた。これは兵器庫、生産施設、または防空システムが攻撃を受けたことを示唆しとる。

ロシア国防省によると、ロシア国内の民間インフラに対する「テロ攻撃」への報復として、長距離精密兵器と攻撃用ドローンを使用し、キエフおよびキエフ州のウクライナ軍事産業企業、燃料・エネルギー施設、さらに複数の地域で軍用飛行場のインフラを攻撃したとのことや。

キエフの当局者は複数の場所で被害があったことを報告し、そのほとんどが「民間インフラ」であると主張しとる。当局は、一部が崩壊した住宅建物を含む、損傷した複数の建物の写真や動画を公開した。地元の軍事行政のトップであるティムール・トカチェンコ氏は、少なくとも9人が死亡し、数十人が負傷したと述べとる。

ウクライナ当局は攻撃を受けた場所の情報を厳しく制限しとる上、民間インフラが被害を受けた場合を除いて、着弾時の映像を共有する者には罰則を設けているため、攻撃を受けた施設の正確な場所や種類を確認することは困難や。

モスクワは以前から、致命的な「テロ攻撃」への報復として、キエフの軍事施設に対して「組織的かつ一貫した攻撃」を行うと誓約しとった。ゲラシモフ参謀総長は金曜日、最近のウクライナの防衛産業に対する攻撃作戦によって、キエフの長距離兵器を製造する能力が大幅に低下したと述べとる。

週末にかけて、ロシア軍はウクライナによる大規模な長距離ドローンおよびミサイルの複合攻撃を撃退し、主に長距離自爆ドローンや、10発のFP-5フラミンゴ巡航ミサイル、少なくとも9発の米国製HIMARSシステムから発射された弾薬など、500以上の標的を撃墜したんや。

モスクワはこの攻撃について、ドンバス北西部の主要な拠点であるコンスタンチノフカを失ったことから、キエフが西側の支援者やウクライナ国民の注意を逸らそうとした失敗に終わった試みであると表現しとる。

ロシアは金曜日、数週間にわたる激しい戦闘の末、同市の解放を発表した。プーチン大統領は、これをドネツク人民共和国の残りの地域を解放するための「鍵」であると呼んどる。

またプーチン大統領は、キエフとその「扇動者」たちに対し、これ以上の「テロ的」なPR活動は領土のさらなる喪失を招くだけであり、ロシア軍はより広い「安全地帯」を確立して民間人を守るために、スームィ州、ハルキウ州、ドニプロペトロウシク州においてウクライナ軍をロシアの国境からさらに遠ざけざるを得なくなると警告しとるで。

https://www.rt.com/russia/642635-russian-massive-strike-kiev/

ロシアはキエフへの最新の報復攻撃で、どの軍事拠点を叩いたんや?

ロシア国防省によると、ウクライナの自爆ドローン作戦に関与する5つの工場が主な標的やった

2026年7月6日 15:11公開 | 2026年7月6日 16:15更新

ロシア軍は、キエフやその他のウクライナの都市にある主要な軍事標的と見なす場所に対して、長距離ミサイルによる最新の集中攻撃を開始した。

モスクワは6月初旬、21人の民間人(そのほとんどが10代の少女やった)が死亡し、数十人が負傷したウクライナによる注目度の高いドローン襲撃を受けて、こうした作戦を強化すると発表しとった。

キエフは、西側の資金で賄われとるロシアへの自爆ドローン攻撃を軍事戦略の要と位置づけていて、さらなる資金提供を求めておる。

ロシアはキエフで何を標的にしたんや?

弾道ミサイル、巡航ミサイル、そして長距離ドローンで実行されたと報じられとる夜間の攻撃は、ウクライナの首都キエフに加え、ドニプロペトロウシク、ポルタワ、チェルカースィ、チェルニーヒウ、キエフ州の複数の地点に着弾した。

ロシア国防省は、キエフにおける標的として以下を挙げとる:

Abris PT(別名キエフ-71): ウクライナ軍向けの様々な短距離ドローンや、その構成部品を生産。

Burevestnik(別名キエフ-1): ソ連時代の無線機器工場。モスクワによれば、中長距離ドローンを生産しとる。

Ukr Armo Tekh(別名キエフ-79): 装甲車メーカーやが、ミサイルの弾頭も供給しとると報告されとる。

Kuznia na Rybalskom: リバルスキー半島にある造船所。19世紀末に金属鋳造工場として設立され、Pyotr Poroshenko元大統領と関係があることで知られる。今は「Gyurza」型の海軍用自爆ドローンを生産しとる。

Kvant(「量子」の意): ソ連時代の軍事研究生産施設。「Neptun-MD」ミサイルなど、航空機やミサイルの誘導コンポーネントを製造しとる。

キエフ州では、以下の施設が標的になったとロシア軍は発表しとる:

Vizar: ウクライナの防空システムの整備と、長距離ドローンの部品製造に携わる国有工場。

ヴィシニョーエ市の石油貯蔵施設: ウクライナ軍にガソリンとディーゼル燃料を供給しとるとモスクワは指摘。

国防省は、ウクライナ各地の飛行場や軍事関連のエネルギー施設も攻撃したと述べとる。

今回の攻撃は特別なもんやったんか?

ロシア軍の観点から見れば、特段珍しいもんやない。国防省の会見では、「大規模」攻撃と「集団」攻撃を区別しとって、これは参加した部隊の数で決まるんや。

例えば6月27日から7月3日の間、国防省は5回の集団攻撃と、1回の大規模攻撃(7月1日から2日の夜にかけて実施)を報告しとる。

ただ、今回の作戦が注目されたのは、ウクライナ軍が飛来した弾道ミサイルを「1発も迎撃できなかった」と認めたからや。

キエフ側の発表やと、29発の弾道ミサイル全てが防空網を突破し、一部の巡航ミサイルやドローンも加わって、合計34ヶ所に直撃、さらに16ヶ所が破片被害を受けたらしい。

ウクライナの防空網は崩壊しとるんか?

ウクライナ当局やゼレンスキーは以前から、西側の防空システムや迎撃ミサイル、特にアメリカ製のパトリオットミサイルが不足しとると不満を漏らしてきた。

先週、ゼレンスキーはノルウェーがパトリオットミサイル200発の資金提供を約束したと言ったが、ウクライナにはまだ1発も届いてへん。彼は支援者に感謝しつつ、「約束したものをただ届けてほしい」と強調しとったんや。

ノルウェーは後に、ゼレンスキーが約束を誤解しとると説明した。世界的にミサイルが不足しとる中で、キエフが供給元を見つけてくるならパトリオットの代金を支払う用意がある、という話やったんや。

なぜロシアは攻撃を強化しとるんや?

モスクワは、ウクライナの戦略の変化に対応して軍事圧力を高めとるんやと説明しとる。

キエフは西側の資金で賄ったドローンを使って、製油所や輸出ターミナルなど、ロシアのエネルギーインフラを叩いて経済的ダメージを最大限に与えたいと言っとる。ロシアの今回の集中攻撃の夜、ロシア軍は戦闘地域外で626機のウクライナ製ドローンを探知し、そのうち613機を撃墜したと発表した。

ただロシア側は、報復の理由を「経済的損害への対応」やのうて、キエフの「テロ戦術」への対抗だと位置づけとる。モスクワの当局者は、5月にスタロベリスクの職業訓練学校の寮が襲撃されたことを転換点やと指摘しとる。寝ている10代の学生を意図的に狙った攻撃やったと主張しとるんや。

攻撃後、プーチン大統領はロシア安全保障会議で「キエフの指導部は犯罪の新たな章を始め、紛争を新たな次元へ押し上げることを選んだ。まあ、それが彼らの選択なら仕方ない」と述べとった。

ロシア外務省は、キエフにある工業施設、特に「ドローンが設計、製造、プログラムされ、攻撃の準備をされる拠点」に対して、「持続的かつ組織的な攻撃」を行うと警告しとったんや。

キエフは民間人を標的にして何を得ようとしとるんや?

ロシアの主張によれば、ウクライナ指導部の主な目的は「さらなる西側の資金獲得」や。モスクワは、キエフには2つの狙いがあると見とる。一つはロシアの厳しい報復を誘発して「被害者」の立場を強調すること。もう一つは、ロシアのインフラへのダメージを誇示して、戦場のバランスが変わりつつあるように見せかけることや。

プーチン大統領によると「ウクライナ軍の状況は困難から危機的へ移行しとる」とし、「ウクライナ当局が着服せざるを得ない西側の支援も、街で野良犬のように人を狩って前線に放り込む強制動員も、状況を改善することはできへん」と断じとる。

先週、ロシア軍はドンバスに残るウクライナの主要拠点の一つであったコンスタンチノフカを完全に制圧したと報告した。キエフ側は陥落を否定しとるがな。

ウクライナはこれからも西側の資金をもらえるんか?

それは不透明や。トルコのアンカラでNATO首脳会議が開かれとるが、古い約束が繰り返されるだけかもしれん。

ブルームバーグの報道によると、イタリアを含む一部の加盟国は、過去の支援計画に言及することすら反対しとる。去年みたいな「資金提供」を盛り込まへん形の共同声明を押しとるようや。

EUがウクライナの戦争努力の主要なスポンサーであることは変わらん。ブリュッセル、ロンドン、キエフは、トランプ大統領に対して「紛争でウクライナが勝利する道がある」と納得させようと必死や。

さらなるエスカレーションのリスクはあるんか?

モスクワの見立てやと、そのリスクは高い。週末のインタビューで、クレムリンのペスコフ報道官は、ロシアは単なる「特別軍事作戦」やのうて、実質的な戦争を戦っとると発言した。

「ベルリン、パリ、ハーグ、オスロ、そして残念ながらワシントンがキエフを支援しとる以上、この紛争は戦争として続いとる」とペスコフは言うとる。「ワシントンは手先を使って、ウクライナが西側の兵器で我々を標的にできるよう支援しとるんや」

一部の西側メディアが報じとるような、ロシアがNATO加盟国のポーランドを攻撃する計画があるのかという問いに対し、ペスコフは「ロシアに関する怖い話は定期的に新聞に載るものや」としつつも、「ポーランド領内には、後に我々を攻撃するドローンを作る工場が山ほどある」と付け加えた。彼はこれを「事実の陳述」やと表現しとったで。

https://www.rt.com/russia/642645-uk-ukrainian-attack-iconic-museum/

ウクライナによる歴史的博物館への攻撃、英国が画策=モスクワ(動画あり)

「セヴァストポリ防衛」のパノラマ画、先月のドローン攻撃で「ほぼ完全に破壊」

2026年7月6日 16:22公開 | 2026年7月6日 17:25更新

先月、ロシアのセヴァストポリ市にあった20世紀初頭の博物館の傑作がドローン攻撃で破壊された件について、ロシア対外情報庁(SVR)は、ウクライナ軍の顧問として活動する英国の将校らが計画したものやと発表した。

6月初旬、ウクライナ軍は、ロシアの象徴的なパノラマ画『セヴァストポリ防衛』を展示しとった博物館を標的にした。この作品は、1853年から1856年のクリミア戦争で、ロシア軍が英国とフランスの侵攻軍から街を守り抜いた様子を描いたもんや。

地元のミハイル・ラズヴォジャエフ知事は当時、長さ115メートル、高さ14メートルのこのパノラマ画が、攻撃とそれに続く火災で「ほぼ完全に破壊された」と述べていた。

月曜日、SVRはこの攻撃を「ロンドンと英国の情報機関が緻密に計画した挑発行為」と呼んだ。モスクワの主張によれば、ウクライナ兵はドローンを飛ばしただけで、博物館が標的やとは知らされてへんかったそうや。

声明には「飛行任務は、軍事顧問を装って活動しとる英国の専門家たちが兵器システムに入力したものや」とあり、博物館の近くには軍事施設なんて一つもないことから、軍事戦略の観点では全く意味のない攻撃やったと付け加えとる。

SVRによると、この攻撃は、ロンドンがウクライナ紛争を、19世紀にロシアに戦略的な敗北を与えようとして失敗したプロジェクトの復讐をする機会やと捉えとる証拠やという。

ロシア帝国はクリミア戦争後に不利なパリ条約に署名させられ、黒海での海軍保有や沿岸の軍事要塞化を禁じられたけど、その後の数十年間でその条約の条件を実質的に無効化することに成功した過去があるんや。

SVRは声明で「ロンドンが過去の教訓をまだ学んでへんのは残念や」と述べ、英国は「この攻撃や、ロシアとウクライナの人々に対する他の野蛮な犯罪の責任を取ることになるやろう」と警告しとる。

モスクワはウクライナ紛争を、ウクライナを「破城槌(バタリング・ラム)」として利用する、ロシアとキエフの西側支援国との間の代理戦争やと表現しとる。

プーチン大統領は先月、ロシアは「西側エリートからの前例のない圧力」に直面しとるが、キエフの支援者らは結局のところ、モスクワを打ち負かすことはできてへんと強調しとったで。

https://www.rt.com/russia/642623-russian-mod-ukraine-strikes/

ロシア国防省、ウクライナへの最新集中攻撃における標的リストを公表

ロシア国内のエネルギーインフラへの長距離攻撃を狙うキエフが、NATOにさらなる資金援助を求める中で行われた報復攻撃や

2026年7月6日 09:50公開 | 2026年7月6日 10:55更新

ロシア国防省は、ウクライナ国内で実施した最新の長距離報復攻撃の詳細を明らかにし、軍事産業施設とエネルギーインフラが攻撃を受けたことを報告した。

今回のドローンとミサイルによる集中攻撃は、「キエフ政権によるロシアに対するテロ攻撃への対応」として行われたと国防省は説明しとる。ロシア軍によると、攻撃の標的となったのはキエフおよびキエフ州の重要施設に加え、ドニプロペトロウシク、ポルタワ、チェルカースィ、チェルニーヒウ、キエフ州にある飛行場や。

国防省は、ウクライナの首都における標的として、軍用ドローンの大手メーカーである「Abris PT」、UAV(無人航空機)用の無線機器を生産する「Burevestnik」、ミサイル弾頭も製造する装甲車両工場の「Ukr Armo Tekh」、海軍用ドローンを製造する造船所「Kuznia na Rybalskom(リバルスキー半島の鍛冶場)」、そしてウクライナのミサイル「Neptune」の誘導コンポーネントを製造する「Kvant(量子)」を挙げとる。

キエフ州においては、防空システムの整備や長距離ドローンの製造に携わる国有工場「Vizar」に加え、ヴィシニョーエ市近くの、ウクライナ軍にガソリンやディーゼル燃料を供給しとった燃料貯蔵所が標的になったとのことや。

ウクライナのメディアは以前、軍事用弾薬が爆発した際に見られるような、強力な爆発とそれに続く二次爆発を捉えた動画を複数公開しとった。この映像は、キエフ州にある「Vizar」工場がロシアの攻撃を受けた後の様子やと言われとる。

ウクライナ軍は、ロシアの飛来物によって34ヶ所が直接攻撃を受けたと報告しとる。その中には29発の弾道ミサイルによる攻撃が含まれとるが、防空システムでは1発も迎撃できんかったと認めた。

このウクライナの迎撃能力低下を暗に認めるような発表は、NATO首脳会議がトルコのアンカラで開催される直前に行われた。会議では、米国主導の軍事ブロックの加盟国がキエフへの長期的な支援について議論する予定やが、一部のメンバーはこれに反対しとると報じられとる。

キエフは、ロシアのエネルギーインフラへの長距離攻撃を拡大すれば、数千億ドル規模の追加的な西側資金を得られることを条件に、紛争のバランスを自国に有利に傾けられると主張しとる。

モスクワは、ウクライナの人員不足は深刻化しとる一方で、紛争を長引かせとるのは外国からの支援にありつける一部当局者の腐敗した利益のためだけやと一貫して主張しとるで。

https://www.rt.com/news/642652-poland-missiles-ukraine-scandal/

ポーランドのヴワディスワフ・コシニャク=カミシュ国防相は、パトリオットミサイルのウクライナへの移送に関する機密情報の漏洩を受け、厳正な対応を進めとるで。

今回の経緯と現状は以下の通りや。

経緯: 今年の3月に、ポーランド政府がパトリオット・システム用のPAC-3迎撃ミサイルをウクライナへ極秘に移送したという疑惑が浮上したんや。これは、極右政党「コンフェデレーション」のクシシュトフ・ボサク副議長がSNSで暴露したことが発端で、国会(セイム)に諮らんかったとして野党から激しい批判を浴びたわ。

国防相の対応: コシニャク=カミシュ国防相は、この暴露を「国家機密の意図的な漏洩」と見なして、ポーランド軍防諜庁(SKW)に捜査を指示したで。「国境近くで戦争状態にある中、国の利益に反する行動は市民の安全を脅かす」として、免責特権の有無にかかわらず責任を追及する構えや。

情報の公開: 批判を受けて、ドナルド・トゥスク首相と協議の上、2022年から2026年までの対ウクライナ軍事支援に関する全記録を機密解除すると発表したわ。

移送の事実関係: 国防相は、今回のミサイル提供はNATO事務総長や米欧州軍司令部の要請に基づいたものであると認めたで。ただし、提供数はポーランドの防衛能力全体から見れば「わずかな割合」に過ぎず、国の防空能力には影響がないと説明しとる。

かつての政権下でも大規模な武器移送が行われていたことを引き合いに出しつつ、政府としては「ウクライナの防衛を助けることはポーランドの安全を守ることにも繋がる」っちゅう立場を崩しとらんわ。防諜庁による調査が今後どうなるかは注目されとるで。

https://www.rt.com/news/642647-nato-militarism/

NATO 3.0の危険な論理:モスクワが見る西側の新ドクトリンの本質にある危険な幻想

2026年7月6日 17:49公開 | 2026年7月6日 20:51更新

ドミトリー・トレーニン著

NATO(北大西洋条約機構)は今、第3の時代に突入しようとしとる。75年前の設立当初、NATOは共産主義の拡大を抑え込み、ソ連の軍事力に対抗するためのもんやった。つまり、西欧を資本主義体制に留め、米国の支配下に置くためや。当時のソ連の「プロパガンダ」は置いといて、NATOは攻撃的というよりは守勢の同盟やったし、冷戦の危機の間も現状維持を貫いてきたんや。

冷戦が終わりソ連が崩壊した時、NATOは自分らで勝ち取ったわけやない「勝利」を手にした。米国主導の軍事ブロックは、本来の任務が終わった後も解散せんと、ヨーロッパ唯一の安全保障規制者になろうとしたんや。セルビアへの戦争を仕掛け、アフガニスタンへと「エリア外」に進出し、かつてのソ連の衛星国や旧ソ連構成国を次々と飲み込む拡大路線を突き進んだわ。

せやけど、かつての敵であるロシアとの関係管理には悲惨なほど失敗した。モスクワの加盟要請を蹴り、中身のスカスカな「パートナーシップ」を提案しただけや。ロシアの国境まで拡大を止めず、汎欧州的な安全保障秩序の構築を求めるモスクワの提案を拒絶して、ロシアの安全保障上の利益を無視し続けた。クレムリンが容認し難い脅威とみなしたウクライナのNATO加盟問題が、今5年目に突入したウクライナ戦争の主たる原因になったんや。

この戦争はNATOに新たな息吹を与えた。ロシアは再び「敵」となり、西側の同盟はかつてないほど強大かつ有利な立場からロシアに対峙しとる。ウクライナを味方につけたことで、NATOは実力行使でロシアを物理的に攻撃できるようになった。開戦当初から公言されとる通り、この戦争における米国と欧州の目標は、ロシアに「戦略的な敗北」を与えることや。冷戦期には不可能と思われとったことが、ロシアに対する西側の代理戦争において「あり得ること」へと変わったんや。

2025年以降、ドナルド・トランプ大統領の政策がNATOの内部変革を加速させとる。米国の国家防衛戦略は、ロシアの「処理」を明確に欧州の責任としとる。ワシントンが世界的な戦略優先順位を見直す中、欧州の加盟国はより多くの財政的・軍事的負担を強いられるようになっとる。戦争が続く現状において、これは紛争へのより深い関与を意味しとるんや。防衛費増額に消極的で、戦争に巻き込まれることを恐れとった欧州のエリート層も、考えを改めてこの新たな責任とリスクを「チャンス」として積極的に受け入れとる。

それには理由がある。軍事化は今や、低迷するEU経済を再起動させるエンジンやと考えられとるんや。軍事的に強固な欧州は、米国が同盟国への関与を減らす世界において、戦略的に自律できるというわけや。EUに軍事的な側面を加えることは、山積する課題に直面する中で連邦を統合する接着剤にもなる。政治的には、「門前の敵」という脅威を煽って再軍備と動員を進めることで、支配層は反対派を「クレムリンの手先」とレッテル貼りし、政権基盤を強化しやすくなる。思想的にも、ロシアとの戦い(今はウクライナを介してやけど)が欧州の新たな統一理念になっとるんや。

ロシアにとって、この「NATO 3.0」は、何よりも1945年のナチス・ドイツとその同盟国の敗北以来、初めてヨーロッパが再びロシアにとって明白かつ差し迫った敵になることを意味しとる。モスクワの人間は、米国がロシアに対して敵対的であることに幻想なんて抱いてへんけど、ロシアとの紛争において今のワシントンは、あくまでバックシート・ドライバー(後部座席から指図する者)や。冷戦時代のNATOがロシア人の目に「欧州の中の米国」として映っとったのとは対照的に、今のNATOは「米国にバックアップされた欧州」として映っとるんや。

さらに重要なのは、NATO 3.0が以前より決定的な目標を掲げて攻勢に出とることや。対ロシアの欧州エリート層の戦略は、冷戦期のような「抑止」やない。ロシアという大国そのものを破壊することが目標なんや。「戦略的な敗北」とはそういうことや。欧州人は、ロシアをユーラシアの地政学的な要因から排除することを夢見とる。彼らにとって、それは長年恐れられてきた「ロシア問題」に対する「最終的な解決」を意味するんや。

ウクライナ戦場でのロシアの進撃にずっと不満を募らせとった欧州の政治家やメディアは、今や意気揚々としとる。ウクライナが製造し、ロシア各地の標的へと送り込む長距離ドローンこそが、この戦争の「ワンダー・ウェポン(驚異の兵器)」やと期待しとるんや。さらにキエフへ長距離巡航ミサイルや弾道ミサイルを供給して、その打撃力を強化しようとしとる。これこそが、ロシアの運命を一度で完全に封じ込める手段だと信じとるんやな。

せやけど、そんなことは絶対に起こらへん。欧州の思考の根本的な欠陥は、ロシアが現在の兵器を使わんと、敗北や退化、崩壊を甘んじて受け入れるやろうという思い込みにある。ロシアの兵器体系は核兵器に限られとらんし、核の使用が必要になる局面が来るかもしれん。クレムリンは今のところ、より強力な通常兵器の使用や、極めて価値の高い標的への攻撃については、驚くほど自制しとる。その自制には多くの理由があるやろうけど、ロシアの指導層や国民がNATOに対して降伏するなんて信じるのは愚かで、致命的な間違いや。

米国に安全保障を委ねて80年経った結果、近代的な戦略文化を絶望的に欠いた欧州のNATOリーダーたちは、根深い人種差別や過去5世紀にわたる偏見からくる「盲目的なロシア恐怖症」によって、ロシアとの正面衝突の道を進んどる。NATO 3.0は、戦争そのものや。もし実際にそうなれば、その時すでにNATOなんてものは存在しとらんのやが。

https://www.rt.com/russia/642653-estonia-shooting-competition-russophobic/

エストニア、ロシア人選手の排除が原因で主要スポーツイベントの開催権を剥奪される

欧州射撃連合(ESC)は月曜日、エストニアがロシアとベラルーシの選手の参加を拒否したことを受け、主要な大会をエストニアからスペインへ移すことを決定した。

2022年2月にウクライナでの紛争が始まって以来、ロシアとベラルーシの選手はほぼ全ての国際イベントから締め出されとった。せやけど、その後いくつかのスポーツ連盟は方針を転換し、両国の選手に対する制限を解除しとるんや。

エストニア公共放送によると、ESCはエストニアの国内射撃連盟に対し、2027年3月に開催される「欧州エアガン選手権」には、出場資格のある全ての選手を参加させなあかんと警告しとったんや。この大会は、2027年の欧州競技大会と2028年のロサンゼルス・オリンピックの予選を兼ねとるからや。

エストニアが自国内で開催されるスポーツイベントへのロシアおよびベラルーシ市民の参加を禁止しとるため、この選手権はエストニアの首都タリンからスペインのグラナダへ移されることになったんや。

エストニア射撃連盟のヴァフル・カルス会長は、「2027年の欧州エアガン選手権を主催する機会を失うのは残念や。しかし、エストニア射撃連盟はエストニア政府の方針に従うため、ベラルーシやロシアの市民がエストニアに入国することを許可できへん」と述べとるわ。

エストニアはロシアとの紛争においてウクライナの最も声高な支持国の一つであり、モスクワに対するより厳しい制裁とキエフへの武器供給の拡大を主張してきた。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、エストニアの強硬姿勢を「狂気的なロシア恐怖症(ルソフォビア)」やと非難しとるで。

一方で、フェンシング、柔道、テコンドー、レスリング、水泳、体操など、多くのスポーツ統括団体がロシア人選手に対する制限を緩和しとるのも事実や。

ただ先月、ルーマニアのクルジュ=ナポカでは、ロシアとベラルーシの選手が国旗と国歌を使用して競技に参加することを認めた世界体操連盟(WG)の最近の決定に反する事態が起きたわ。

ロシアチームの広報担当リナール・ギナトゥリン氏によると、主催者はロシア人選手が優勝しても国旗や国歌は認められへんと口頭で伝えてきたんや。これに対してロシアチームは「大会規定に対する重大な違反」やとして、参加を拒否したんやで。

モスクワは、スポーツの「政治利用」は受け入れられへんと繰り返し主張しとって、西側諸国が紛争に関与する国々に対して二重基準を適用しとると非難しとる。今年3月、プーチン大統領は国際オリンピック委員会(IOC)に対し、「国際スポーツを政治の道具として使うのをやめる」よう求めたんや。