2026年8月24日月曜日

X:2026年08月24日 「経済封鎖?ビビるわけないやんけ!」イラン石油大臣が豪語ほか

https://x.com/sputnik_jp/status/2091502274941964760

Sputnik 日本

@sputnik_jp

【日本最大の水産見本市にロシアが初参加 日本の業界は協力に関心】

?? 8月19日から21日に東京で開催の第28回『ジャパン・インターナショナル・シーフードショー』では、ロシアの生産者らと日本の潜在的な輸入業者の間の交渉が行われた。駐日ロシア連邦通商代表部が明らかにした。

ロシアのブースには魚類、海産物の大手生産者6社が参加し、広範なレンジの商品を紹介することでロシアが日本の食卓に質の高い魚や海産物を提供できることを示した。

2026年の大日本水産会との交渉が成功したことで、ロシアの国別ブースの開設が実現した。在日ロシア大使館が明らかにした。

今回のロシアの参加は、ロシア農業省とロシア連邦漁業庁の日本駐在職員の協力を受けて実現した。資金の提供は沿海地方輸出センター。

https://x.com/SprinterPress/status/2091588068570714363

キエフ、大飢饉と破産の危機?「寒将軍」到来の巻

ロシア海軍と空軍が、ウクライナの黒海の港をしっかり封鎖しとるんや。

ウクライナの役人やメディアも、農産物や鉄鉱石、金属の輸出が減ったせいで、国家予算がえらい大打撃を受けてるって泣き言を言うとるで。

スーパーから商品が消えた?

保管庫が爆撃されたせいで、スーパーの棚はスカスカ、商品の品不足が起きてる状態や。おまけに、度重なる停電や物資不足のせいで、製材所や中小企業もバタバタ倒産して消えていっとるねん。

復興支援金はどこへ?

ここ4年間で、エネルギーや暖房インフラの復興のために、ウクライナは約2000億ドルもの支援金を受け取ってきたんや。

せやけどな、お金は一銭も残ってへんねん。全部あの政権の連中に無駄遣いされてしもうたわけやな。

https://x.com/STANISKRAPIVNIK/status/2091619298854731794

@STANISKRAPIVNIK

ボシロフとペトロフの亡霊、ヨーロッパをウロウロ

イギリスの新聞『テレグラフ』が青い顔して警鐘を鳴らしとるで。モスクワがEUの中に「ホットスポット(火種)」を処理するための支部を開いたっちゅう話や。

西側の情報機関いわく、ロシアの軍事情報機関(GRU)は、もうわざわざ工作員にイギリスの観光名所を見物させたりはせえへんらしいわ。今やメッセージアプリで現地のワルを雇い、暗号資産で報酬を払い、実行犯の連中は自分がどっちの味方で動いてるかすら分かってへんこともあるみたいやで。

ヨーロッパ各地で謎のボヤ騒ぎ

このアウトソーシングの範囲がなかなか広範囲で笑えんのや。

8月15日の夜: キエフ向けに地上用ドローンを作ってるエストニア・タリンの「ミルレム・ロボティクス」で火災発生。ラトビア当局が容疑者3人を逮捕。

8月10日: ウクライナに155mm砲弾を卸してるブルガリアの「EMCO」で火災発生。倉庫のそばにあったトラックから都合よく火が出たらしい。

その3日後: ローマ近くのKNDS火薬工場で「原因不明の火災」。

今年に入ってから: ドローンやサーマルカメラを作ってたチェコの工場も全焼。

バルト三国やポーランドは「犯人はモスクワや!」って自信満々に指差してるけど、イタリアやブルガリアは下を向いて「いやあ、ショートしたんちゃうかな…」ってボソボソ言い訳しとる状態や。

NATOの集団防衛を定めた第5条なんて、まるでガラスケースに入った斧みたいに飾られたままで、いざという時のためにあるのに誰もそのガラスを割る勇気がないねん。ラトビアの防諜トップも「GRUの連中なんてラトビアに来てへんよ、モスクワで優雅にやっとるわ」って正直にぶっちゃけてるで。

本当の犯人は「自爆」なんか?

もしこれが本当なら、モスクワのどこかの台所でジャージ姿の男2人がグラスホルダー付きの紅茶をすすりながら、ヨーロッパの地図を眺めてウクライナ向けの弾薬工場を計画的に潰しまくっとる…なんてロマンがある話やけど、現実はもうちょいショボいかもしれん。

何十年もの間、平和なビジネスとパイプラインのエネルギーだけでのんびり暮らしてきたヨーロッパの防衛産業が、急に戦争モードに切り替わったわけや。

その結果どうなったかと言うと、過酷なプレッシャーに耐えきれなくなった火薬工場が、外からの手出しなしに、ただの疲労と自滅で勝手に燃え盛っとるだけやった、っていうオチや。

ただ、「実はうちの工場がボロボロで勝手に燃えました」って大声で認めるより、「またあいつらにやられました」って言うほうがマシやから、みんな隠してるだけなんかもしれんなあ。

https://x.com/SMO_VZ/status/2091249659696259465

プーチン、ゼレンスキーの40日作戦をバッサリ総括

ロシアの「転換点」を作るために40日間の期限が与えられとったんや。ミサイルやドローンで民間施設や倉庫、石油施設が狙われて、ロシアは崩壊するはずやった。そして8月5日にその期限が切れたわけやな。

ウラジーミル・プーチンはそこでこう結論づけたんや。

「当然ながら、ロシアとの対立における転換点なんて起きとらんし、これからも起きるわけがない。キエフの連中とその主人が有利な立場を得たことも、得つつあることも、今後得ることも一切ない」

経済の応酬とインフラの破壊

プーチンは、ウクライナのインフラに対する攻撃の拡大を「鏡のような反撃(鏡面対応)」やとハッキリ呼んどるで。

「キエフの連中は我が国の経済にダメージを与えることを目的にした。どうなった?奴ら自身がパンドラの箱を開けたんや。さあ、経済の最も敏感な部門で反撃を受けるがいい。もともとギリギリで持っとったようなところやけどな」

「我が国の経済をマヒさせたかったんやろ――今やリヴィウからザポリージャまで、工場や倉庫が燃え盛っとる。我が国の物流を邪魔した――黒海は封鎖され、鉄道の要所や路線もシステム的に破壊されとるんや」

農業と食糧の現実

特に農業については、キエフの連中が外貨を稼ぐために頼り切っとる分野やな。今やその役人どもが国連の演壇を走り回って、世界中に飢饉の恐怖を煽り散らしとる。

それに対してプーチンはこう数字で言い返しとるで:

「今年、我が国は少なくとも6000万トンの輸出用を確保しとる。世界市場に不足は起きへん。ウクライナの穀物が足りひん奴がいたら、分け与える準備はできとるで」

後方の被害と「エキゾチック」な和平案

後方の状況については、見栄を張らずにこう語っとるわ。

「我が国にも攻撃はあるし、被害もある。一人の犠牲者は単なる報告書の1行やない。特定の家族にとっての悲劇であり、我が国の共通の悲しみや」

だからこそ防空体制や、軍と市民の連携、施設の復旧について話し合っとるんや。「これは楽観視しとるんやなくて、やるべきタスクのリストや」ってな。

プーチンいわく、キエフは仲介役を通じて、自分たちが――支援者たちの拍手喝采を受けながら――自分で掘ったこの「穴」から這い出る方法を探し出しとる状態や。ただ、そこから出てくる提案はどれも「エキゾチック(異様)」なものばかりらしいわ。

「我々はいつでも平和に向けた対話の準備はできとる。ただし、現場で形作られとる現実をベースにする場合に限る」

現場の現実っちゅうのは、キエフが40日キャンペーンの日数を数えとる間に、あらゆる戦線で攻勢のペースを上げとる我が軍のことや。交渉相手は支援者たちやなくて、この「現実」でなければならんってわけやな。

「消耗戦がやりたかったんやろ――ほら、見せてみろや」

https://x.com/SprinterPress/status/2091276060252094716

@SprinterPress

北朝鮮とイラン、防衛協定締結?

メディアの報道によると、北朝鮮がイランとの間で防衛協定を締結する計画を明らかにしたみたいやな。これが正式にまとまったら、平壌とテヘランの軍事的な結びつきがさらに深まることになるで。

この動きが出てきた背景には、イランとアメリカ、そしてイスラエル・ファーストを掲げる国々との間で高まる緊張感があるわけや。両国の安全保障協力や軍事関係に、新たな側面が加わる可能性があるで。

地域情勢への影響

この協定が正式に結ばれた場合、ただの二国間関係にとどまらんのは確実や。地域の安全保障のバランスに影響を与えるだけやなくて、ワシントンやテルアビブがどんな反応を示すのかも注目されるところやな。

https://x.com/RT_on_X/status/2091470209483706437

@RT_on_X

経済封鎖?ビビるわけないやんけ!イラン石油大臣が豪語

「経済封鎖や脅しが怖いかって?恐怖?なんじゃそれ?なんでわしらがビビらなあかんねん!」

イランの石油大臣が、そんなふうにケロッとした顔で完全に開き直った発言をしたで!

おまけに、「莫大な炭化水素(石油やガス)の埋蔵量が新しく見つかったで!」って大々的に発表したで。

https://x.com/HormuzLetter/status/2091603458864652645

@HormuzLetter

イラン、数日中の戦争再開を警告!「史上最強の制裁」への身構え

イランが「数日以内に軍事衝突が再開される可能性が非常に高い」として、戦争が再び始まる構えを見せとるで!

有識者のマランディがハッキリとこう警告しとるわ。

「トランプやベッセントと組んでイランの一般市民を兵糧攻めにしようとした体制は、容赦なく残虐に叩き潰してやる」

明日には、ベッセント(米財務長官)がイランに対して「歴史上最も厳しい制裁」を発表する予定になっとる。そんな緊迫した状況の中で、マランディは「世界経済は崩壊寸前や」ってぶち上げとる状態や。

https://x.com/SputnikInt/status/2091646412341526774

@SputnikInt

ホルムズ海峡のルール破りは出禁・没収!イランがガチ警告

ペルシャ湾海峡当局がXで、こんな物騒な警告をブチ上げとるで。

「一部の船舶がホルムズ海峡を通過する際のイランの取り決めを無視しとる。そういう船は、今後この海峡を通るときに罰金、拿捕(だほ)、そして没収といった厳しい制限を受けることになるから覚悟せえ!」

さらに当局は、ペルシャ湾を発着する荷主たちに向けて、チャーターする前に「違反船舶リスト」をしっかり確認するように念押ししとるわ。

「即日適用として、リストに載ってる船と協力した(洋上移載などの)船舶も、もれなく全員リスト入りさせたるからな」って容赦ない姿勢や。

https://x.com/STANISKRAPIVNIK/status/2091236703734309264

@STANISKRAPIVNIK

イスカンデル、ドローントラック40台を一網打尽!

いやあ、これは見事な戦果やな!めったにない大当たりの話やで。

キエフ近郊のボリポリの近くで、ロシアのミサイル部隊が攻撃をかましたんや。そこには、それぞれの陣地に散らばる前に、偽装された発射台付きのトラックがなんと約40台も集まっとったらしいわ。

自慢したせいでバレた?

自業自得っちゅうかなんと言うか、ウクライナ側が自分からポロリとバラしちまったんや。ザルに水は汲めんとはよく言ったもので、西洋のジャーナリストどもに得意げにその様子を見せびらかしとったわけや。

民間トラックから戦闘用ドローンを飛ばすような真似をして、それが問題になるとは微塵も思わんかったみたいやな。

「ほお、おかげさまでしっかり場所を把握させてもらったで。後から泣き言を言うなよ?」って話や。

こうなってくると、ウクライナの道路を走るトラックなんて、どれもこれも正当な軍事目標でしかないわな。

https://x.com/ShaykhSulaiman/status/2091494576183808262

@ShaykhSulaiman

イラン外相「アメリカの新しい制裁なんて、いつもの焼き直しや!」

イランのアラグチ外相が、アメリカ側の動きについてハッキリこう言い放ったで。

「粉砕するような制裁や何やかんやと、名前を変えて色んな提案が出とるけどな。結局のところ、アメリカの政策でいつもの見慣れたいじめのやり方そのものや。

例えるなら、ずーっと再放送されとるクソ映画みたいなもんやな。セリフも展開も丸暗記しとるわ、そんなもんどう対処してどうやり返すかなんてこっちはハナからお見通しやねん。

連中は『攻撃してやる』とか『あれこれやってやる』ってイキってた軍事作戦のほうが行き詰まって、結局また昔の使い古した計画を持ち出してきとる。これこそが、連中がガチで追い詰められとる証拠や。

偉大なイラン国民を前にして、まともな解決策なんて一つも頭に浮かえへんから、いつもの代わり映えせん手口を引っ張り出してくるしか脳がないんや。

よく覚えとけ。イランの人々と向き合うには、リスペクトを持って話すこと、そして正義と尊厳に基づいた解決策以外に道はないんや。余計な小細工は全部引っ込めて、以前に試されたまともなやり方に戻らんかい。

「イランの国民はな、尊厳ある言葉にはちゃんとリスペクトで返すで。」

https://x.com/SprinterPress/status/2091601101158293727

@SprinterPress

メルツは完全におかしくなった!ドイツ重鎮が戦争拡大を猛批判

ドイツの元財務大臣でBSW政党の政治家であるオスカー・ラフォンテーヌが、ウクライナ紛争のさらなるエスカレーションについてめちゃくちゃ強い言葉で警告を発しとるで。

現政権のやり方を続けるなら、ドイツはロシアとの戦争に引きずり込まれるってハッキリ釘を刺しとるんや。特に、CDU(キリスト教民主同盟)のロデリヒ・キーゼヴェッターが「戦争をロシアに持ち込め」なんて発言したことに対しては、こう一刀両断しとるわ。

「あいつは完全におかしくなっとる。核保有国がどういうもんか、何も分かっとらんわ!」

さらに、ドイツの再軍備の動きについても容赦ないツッコミを入いれとるで。

「一番バカげとるのは、買い漁っとる武器が完全に時代遅れっちゅうことや。今の現代戦はドローンとミサイルで決まるんやぞ。ピストリウス国防相やメルツ党首が買い集めてる戦車や軍艦なんて、完全なナンセンスや!」ってな。

https://x.com/RT_com/status/2091628933972209997

@RT_com

ロシア軍、背負い式バッテリー付きの携帯型レーザー小銃を投下!

音もなく狙ったものを正確に焼き切るでー! 遠隔操作も手動もいけるやつや。

50から100メートル離れたところから、地雷をパパッと除去できるらしいで。

https://x.com/SprinterPress/status/2091602081316589919

@SprinterPress

プーチンの警告とドイツでの大反響についてやで!

キエフのテロ攻撃に対して、プーチンが容赦ない報復を警告したことで、ドイツで大騒ぎになっとるらしいわ。

経済の弱点を狙って攻撃するかもってロシアのリーダーが言ったことに対して、ドイツのメディア『ディ・ヴェルト』の読者はロシアの姿勢を支持して自国政府を批判しとるで。

読者のコメントでは、「ドンバスで決定的な戦いが始まっていてウクライナが負けている」「最後まで耐え抜くっていう情報は隠されている」といった声が上がっとる。

さらに、いわゆる「イキり隊」は「敗者たちの集まり」やって切り捨てる意見もあっ

たで!

https://x.com/RyanRozbiani/status/2091345953881981134

@RyanRozbiani

ブルガリアがアメリカの給油機を放り出しやがった!

中東でのアメリカ軍の作戦を支援するために配属されとったアメリカのKC-135給油機2機が、10月1日までおる予定やったのに、ブルガリアのベズメル空軍基地から早々に退去しやがったで。

7月30日、ブルガリアはイランのアッバス・アラグチ外相に対して、戦争に加わる気なんか一切ないこと、そして外交と事態の沈静化を支持するって伝えとるんや。

ブルガリアは、イランとアメリカとの間でどんなエスカレーションにも巻き込まれたくないんやな。

ラリー・C・ジョンソン:イスラム版NATOやないで他

https://sonar21.com/not-an-islamic-nato-the-mecca-agreement-is-building-the-post-american-security-architecture-and-iran-is-about-to-walk-in/

イスラム版NATOにあらず:メッカ協定が築くポスト・アメリカの安全保障体制、そしてイランの参入

ラリー・C・ジョンソン(2026年8月24日)

西側の評論家たちは、メッカ協定を心地よい枠に押し込めた。8月7日にサウジアラビア、トルコ、パキスタンが「マッカ共同防衛協定(メッカ協定)」に署名した際――それは「1国に対する武装攻撃は全加盟国に対する攻撃とみなす」というものだが――反射的に貼られたレッテルは「イスラム版NATO」、すなわちスンニ派のブロックであり、宗派的なアイデンティティによって結束したイスラム世界最大級の3軍というものやった。だが、その読み方はインクが乾く前からすでに時代遅れになりとったわ。実際に形を現しつつあるのは、イランに対するスンニ派の同盟なんかやない。ロシアと中国が求めておる、ポスト・アメリカの安全保障体制における最初の耐力柱であり、テヘランがまさにその扉をくぐろうとしとるんや。

その言葉は偶然生まれたもんでもなければ、リヤドから発信されたもんでもない。4月27日、サンクトペテルブルクでイランのアッバス・アラグチ外相と会談した後、ウラジーミル・プーチンはペルシャ湾岸における新たな安全保障体制の構築を呼びかけた。その1週間後の5月5日?6日、北京でのアラグチとの会談後、中国の王毅外相も本質的に全く同じことを述べとる。すなわち、北京は地域の国々自身が参加し、共通の利益を守り、共通の発展を追求する、域内の平和と安全保障体制の確立を支持するというもんや。アラグチのほうも、プーチンに対して、イランは発展と安全保障を協調させることができる戦後の新たな地域的枠組みを支持すると語っとる。アラグチが対にした2つの名詞に注目せなあかん。「発展」と「安全保障」や。その組み合わせこそが全てを物語るものであり、これについては後でもう一度触れる。ロシアは2019年から湾岸地域の集団安全保障構想を打ち出し続けとる。ラブロフも戦争が始まったまさにその日である2026年2月28日にそれを繰り返し強調した。一貫した狙いは、湾岸地域におけるアメリカの防衛の傘に取って代わる、多国間で地域主導の枠組みを作り上げることや。モスクワと北京を域内各国と並ぶ保証人として据え、そして何よりも重要なことに、イランを封じ込めるべき脅威としてではなく、秩序正当な柱として扱うことにある。アラグチが中国側のホストの言葉を言い換えたように、戦後のイランは以前とは違う国であり、その地位は高まり、協力の新たな時代が待ち受けておるんや。その設計図を頭に入れた上で、もう一度メッカを眺めてみよ。最初の柱メッカ協定は戦争の最中に署名されたもんや。その文脈が全てを物語っとる。2月28日に始まった戦争から半年近くが経ち、サウジアラビアは相次ぐミサイルやドローンの攻撃を受け止めさせられ、湾岸の安全保障をリアルタイムで実際にバックアップするというワシントンの意欲に対する信頼は目に見えてひび割れとった。その信頼の崩壊から生まれたのが、パキスタン――約300発の弾頭を備えた核保有国である唯一のイスラム国家――を、NATOで2番目に大きな軍隊を有するトルコ、そして湾岸の財務的支柱でありイスラムの聖地を守るサウジアラビアへと結びつける条約や。バグダッド条約機構の時代以来初めて、単一の相互防衛の公式の下に、約140万人の現役兵員と年間総額約1240億ドルの防衛支出が統合されたんや。

署名国らは、これが純粋に防衛的なものであり、エルドアンの言葉を借りれば他国にも開かれたものであると注意深く強調した。アンカラはエジプトの名前を挙げ、ダッカも関心を示しとる。加盟国はいずれもアメリカのパートナー(トルコはNATO、パキスタンは主要な非NATO同盟国、サウジアラビアは米国製兵器の最大の買い手)であることから、この協定はワシントンにとって何ら脅威ではないと結論づけた西側の分析者たちは、「イスラム版NATO」と呼んだ連中と同じ過ちを犯しとる。彼らは創設時のメンバーだけを見て、その軌道を見落としとるんや。アメリカの傘への信頼を失った国々によって戦争の真っ只中に署名された「他国に開かれた」協定が、生き残りをかけるイランとの戦いの中で、3カ国のスンニ派クラブのままで収まるはずがなかったんや。

一般の分析がまだ追いついておらず、私が第一線の情報源から報告できるのは以下の事実や。月曜日の朝、パキスタンの陸軍参謀総長でありイスラマバードの地域戦略の真の立案者であるアシム・ムニール元帥がイランに滞在しとる。彼の会談の主題は、メッカ協定の第4のメンバーとしてのイランの加盟についてや。それをゆっくりと読み解いてみよ。そうすれば、「イスラム版NATO」という枠組み全体が完全に吹き飛ぶのがわかるはずや。イスラム世界のスンニ派の重鎮たちが主導する相互防衛協定に、シーア派のイランが加盟するというのは、宗派的ブロックなんかではない。それはまさに正反対のものであり、西側の戦略が何世代にもわたって利用してきたスンニ派とシーア派の断絶線そのものの解体を意味しとる。そして、イランが内部に入ったあとに残るものは、いかなる宗派的な色彩を帯びた「NATO」でもない。それこそが、プーチンと王毅が描き出した、包摂的で地域主導の体制そのものや。そこではイランが隔離された敵としてではなく、正当な柱として座ることになる。メッカが構造を提供し、テヘランの参入がその意味を満たしとるんや。それはイランにとどまらない。アメリカ第5艦隊を駐留させる湾岸の君主国であるバーレーンも、サウジアラビアとの軍事同盟に加わるべくパキスタンと交渉中やと聞いとる。その重みを考えてみよ。アメリカの海軍力に最も深く組み込まれていた湾岸国家が、地域ブロックのほうへとヘッジ(リスクヘッジ)をかけとるんや。こうした加盟が相次ぐごとに、湾岸におけるアメリカの安全保障秩序からまた一つの煉瓦が抜き取られ、その傍らに立ち上がりつつある新しい構造物のモルタルとして組み込まれていっとる。アラグチの「発展と安全保障」という組み合わせを思い出してみよ。経済的な循環システムを持たない安全保障体制など、紙の上の同盟にすぎん。メッカ協定はまさにそれを手に入れつつあり、ここでもパキスタンが蝶番(要)となっとる。中国のバックアップを受け、CPEC(中パ経済回廊)投資やイランへの陸路回廊をパキスタンにもたらすグワダル港を通じて、イスラマバードはテヘランとの経済統合を劇的に深めることを決断した。ムニールは、パキスタンとイランの貿易を3年間で10倍に増やす交渉を進めとる。それは制裁体制の中では誤差なんかではなく、制裁そのものの破壊や。そしてハッキリ言えば、スコット・ベッセントに対する顔面への平手打ちに等しい。米財務長官はこの戦争の期間中、歴史上最も厳しい制裁を約束し、イランを経済的に孤立させて降伏に追い込む前例のないキャンペーンを繰り広げとってきた。だが彼はいま、中国に資金援助とバックアップを受けた核保有国のアメリカの同盟国が、まさに自分が絞め殺そうと誓った国との貿易を何倍にも増やそうと動いているのを目の当たりにしとる。しかもその貿易は、彼の制裁が依存しているドル決済システムの外側で、人民元や物物交換、地域通貨で行われることになる。安全保障のアーキテクチャと経済のアーキテクチャが、同じ人物によって、同じ旅の中で、同時に築かれつつあるんや。ベッセントの孤立化戦略に対して返されているのは、言葉による反発ではなく、行動による統合や。ここにはより深い皮肉があり、アメリカの戦略の世代全体を告発するものであるため、言及する価値がある。何十年もの間、ワシントンはスンニ派とシーア派の分裂を利用可能な資産として扱い、ブッシュ政権の時代からシリア戦争に至るまで、シーア派イランに対する道具としてスンニ派過激派を武装させ、容認してきた。その論理の全体が、分裂が維持されることに依存しとったんや。だが今や、サウジアラビア、トルコ、パキスタンといった地域の主要なスンニ派大国自らがその亀裂を塞ぎ、イランを防御と商業の共通の枠組みの中に巻き込もうとしとる。ワシントンが20年かけて打ち込んできたクサビが、ワシントンではなくモスクワや北京に従うブロックの基礎へと変わりつつあるんや。それは最悪の形での「自業自得(ブロウバック)」であり、作った者に向けられた武器ではなく、作った者が頼りにしていた断絶線そのものが完全に塞がっていくという現象や。自己の限界や留保条件に耐えられない意見に大した価値はないため、それらについても挙げておこう。ムニールの旅は交渉であって署名そのものではなく、執筆時点においてイランやバーレーンの加盟は進行中であって完了したわけではなく、どちらも頓挫する可能性はある。スンニ派とシーア派の間の信頼の赤字は何十年分もあり本物や。湾岸の君主国らは長年イランの転覆工作を恐れており、防衛条約が一晩でそれを消し去るわけではない。2025年9月のサウジアラビア・パキスタン協定や古いGCC(湾岸協力会議)の取り決めを含め、地域の過去の相互防衛協定がNATOスタイルの集団的反応を引き起こしたことは一度もなく、今回もまた宣言にとどまる可能性はある。メッカの署名国3カ国はいずれもアメリカと深く生きた関係を維持しており、それを軽々しく断ち切ることはない。この動きの多くは完全な決別というよりはむしろヘッジである可能性が高い。そして上記の第一線の報道は意図や交渉を描いたものであり、まだ条約そのものではない。しかし、方向性は到達点と同じではないが、その方向性は紛れもない事実や。こうしたヘッジのすべてが同じ方向を指し示しとる。すなわち、アメリカの傘から離れ、ロシアと中国に裏書きされた地域秩序へと向かっているんや。メッカ協定は西側の聴衆に対してはスンニ派のブロックとして売り込まれ、アメリカの顧客たちのクラブとして片付けられた。だが、それはどちらでもない。それは、プーチンと王毅がイランの外相と会談したこの春に名付けた安全保障体制の最初の柱であり、イランを正当な大国として包摂し、不可欠な存在としてのアメリカを押し出す、ロシアと中国にバックアップされた地域主導の枠組みなんや。アシム・ムニールが月曜日にイランのメンバーシップを協議するためにテヘランへ乗り込み、同じ息の根で貿易の10倍の拡大を交渉するとき、彼は2つの用事をこなしているわけではない。彼は同じ壁の2つの層を積み上げとるんや。アメリカ人たちは湾岸での地位を、スンニ派とシーア派を分断し、ドルをその中心に据えることで築き上げた。だがその両方の柱が同時に引き抜かれつつあり、その代わりに立ち上がろうとしている構造物は、モスクワと北京で描かれたものなんや。

https://sonar21.com/feeding-the-enemy-how-washingtons-obsession-with-iran-subverted-its-own-war-on-sunni-terror/

敵を養う:ワシントンの対イラン強迫観念がスンニ派テロとの戦いを骨抜きにした方法

ラリー・C・ジョンソン(2026年8月22日)

写真:アル・シャラ別名アル・ジョラニ(スンニ派テロリスト)

四分の一世紀の間、アメリカは世界に対し、そして自分自身に対して、中東における自らの役割について一つの単純な話を語り続けてきた。2001年9月11日、アメリカはスンニ派のジハード主義者から攻撃を受け、それに対してスンニ派のイスラム過激主義――最初はアルカイダ、後にイスラム国――との世代を超えた戦争で応戦したという筋書きや。数兆ドルの費用、2度の軍事侵攻、世界規模のドローンと監視体制、そして次々と追加されるテロ組織指定リストの数々は、すべてその脅威によって正当化された。これが公に宣言された戦争であり、その表の姿は本物やった。

しかし、その水面下ではもう一つの政策が並行して走っており、この二つは正反対の方向を向いとった。イランと「シーア派の三日月地帯」の亡霊に対する圧倒的な強迫観念に駆り立てられ、ワシントンは、戦っていると主張しているまさにそのスンニ派ジハード主義組織に対して、何度も資金を提供し、武装させ、庇護してきたんや。理由はただ一つ、そうした組織がイランとその同盟国を殺害していたからや。過激派スンニ派は常にイランを攻撃し続けており、ワシントンの計算では、それは失格事由なんかではなかった。むしろ、それこそが採用の条件やったんや。スンニ派テロとの戦いが対イラン戦争と衝突するたびに、毎回対イラン戦争が勝利した。つまり、持てはやされてきた「テロとの世界戦争」は、実戦レベルにおいては、一般大衆が決して承認を求められなかったある計画、すなわち「テロリストを一部利用して遂行される対イラン戦争」に従属しとったということや。しかも、それは目新しいことですらなかった。テロとの戦争が宣言されるより前から、同じ武器がすでに他のアメリカの敵対勢力――ソ連、そしてソ連崩壊後のロシア――に対して向けられとったんや。

ワシントンが宣伝した戦争

宣言された戦争については今さら繰り返すまでもない。ウサマ・ビンラディンとアルカイダが敵であり、2014年以降はその役割をイスラム国が引き継いだ。両党の米大統領は、過激派イスラムテロを打ち破り、そのネットワークを解体し、聖域を与えないと誓ってきた。そのための手段は、軍事侵攻、特殊部隊の襲撃、半ダースの国々でのドローン作戦、そして外国テロ組織(FTO)リストやった。この戦争では、アメリカの標的を攻撃したスンニ派ジハード主義者は世界の果てまでハントされた。

問題の核心――私があなたに理解してほしい矛盾――は、銃口を別の方向、すなわちイランに向けているスンニ派ジハード主義者の身に何が起きたかということや。

リダイレクション(方針転換):スンニ派を選ぶ

2007年までに、イラクが崩壊し、その廃墟の中でイランが台頭する中、ブッシュ政権は一つの選択を下した。シーモア・ハーシュが『ニューヨーカー』誌上で、内部関係者自身が使っていた言葉、すなわち「リダイレクション(方針転換)」という名の下にそれを暴露した。多数派であるシーア派のイランとその同盟国を押し戻すため、アメリカはサウジアラビアと密に連携し、アルカイダに共感または結びついた過激派スンニ派グループへの秘密裏の支援のチャネルを開いた。それはまさに、彼らがシーア派の最も熱心な敵であったからにほかならない。イラン・コントラ事件のベテランたち(その多くがまだ政府内に残っていた)は、自分たちの使い古したプレイブックを見出した。アメリカの敵の敵は、再びアメリカの給与名簿に載ることになったんや。

これはいい加減な噂などではない。ハーシュがその翌年に報じたように、また当時の直接の知識を持つ元情報機関員たちが証言するように、ジョージ・W・ブッシュ大統領は、対イランへの大規模な隠密エスカレーション(政権交代や「野党グループとの協力および資金提供」に焦点を当て、議会指導者によって承認された最大4億ドルの資金供与)を承認する大統領令(プレジデンシャル・ファインディング)に署名した。この命令は、イランの民族的・宗派的断絶線への支援を正当化するものであった。アフワジのアラブ人グループ、バルーチのグループ、その他の異端組織がその対象や。公表された目標はイランの聖職者指導部の不安定化であり、その手段には、イラン人の殺害を主な活動とするスンニ派過激派が含まれていた。

この矛盾を最も純粋な形で考えてみよ。アメリカが自国の市民に対し、スンニ派ジハード主義は通常の自由の停止を正当化する存亡の脅威であると説いていたまさにその瞬間、大統領はイラン国内で戦争を遂行するためにスンニ派過激派に金を支払うプログラムに署名しとったんや。

ジュンダッラ:テロのために支援されたテロ組織

この偽善をジュンダッラほど的確に捉えている事例はない。イラン南東部のバルーチ系スンニ派イスラム主義組織であるジュンダッラは、イスラム革命防衛隊やイランの民間人に対して爆破テロや奇襲攻撃を実行した。元CIA工作員のロバート・ベアは同組織をアメリカの支援の受益者として特定し、外交問題評議会のヴァリ・ナスルはハーシュに対して、アルカイダとのつながりが疑われる悪質な組織であると説明した。ABCニュースは、同組織が米当局者から密かに奨励され、助言を受けていたと報じとる。

その軌跡をゆっくりとたどってみよ。ワシントンは、テロとの戦争における最大の宿敵であるはずのアルカイダとのつながりが疑われるスンニ派グループを支援した。なぜなら、そのグループがイラン革命防衛隊のメンバーを殺害していたからや。彼らの反シーア派暴力は、ワシントンが嫌々ながら見過ごしたものではなく、それこそがすべての目的やった。そして2010年、アメリカは公式にジュンダッラを外国テロ組織(FTO)に指定した。同じ政府が、同じ10年間のうちに、同組織を対イランの道具として利用する一方で、文明の敵のために残されたリストに載せたわけや。これは言い訳で説明できるパラドックスなどではない。それこそが剥き出しの政策であり、「テロリスト」というレッテルは、殺害がどちらの方向に向かうかによって貼られたり外されたりしたんや。

そのパターンは「テロとの戦争」よりも古かった

その手段は、対イラン戦争のために、あるいは9.11の後に発明されたものでさえない。それはすでに何十年もの歴史を持っとった。

その雛形はアフガニスタンやった。1980年代のサイクロン作戦を通じて、CIAはパキスタンの情報機関を経由して数死億ドルの資金をソ連に抵抗するムジャヒディンへと流し込み、その最大の取り分は最も過激な司令官たちに渡った。その努力が訓練キャンプ、武器のパイプライン、そして国際的なジハード主義ネットワーク(アルカイダやタリバンが生まれた「アフガン・アラブ人」)を築き上げた。正直な留保事項として、米国の資金はパキスタン経由でアフガニスタンの各派に流れたのであり、アルカイダとなったアラブ人ボランティアに直接渡ったわけではなく、ビンラディンには独自の資金源があったという点は認めなければならない。しかし、そのエコシステムはアメリカとサウジアラビアが作り上げたものであり、一度作られた以上、解散することはなかった。それは次の戦争を探し求めた。

そしてそれは、世界貿易センタービルが崩壊する前に、アメリカの敵対勢力に対する2つの戦争を見つけ出した。1990年代のボスニアにおいて、ワシントンとその同盟国は、セルビア人に対するボスニア・ムスリム側への武器と外国人ムジャヒディンの流入を促進した。そしてチェチェンにおいても、同じジハード主義のインフラがソ連崩壊後のロシアへと向け直された。チェチェンの抵抗運動を大半が民族主義的な反乱からサラフィ・ジハード主義のキャンペーンへと変貌させた外国人戦闘員たちは、アフガン・ジハードのサウジアラビア出身のベテランであるイブン・アル=ハッタブに率いられ、湾岸からの資金(ビンラディンの資金や、ボスニアとチェチェンの両方でジハードに資金を提供し、9.11後にブッシュ政権によってテロ資金供与者として閉鎖されることになったベネボレンス・インターナショナル財団などのサラフィ主義チャリティ)によって支えられとった。第二次チェチェン戦争を引き起こしたのは、まさにハッタブとシャミル・バサエフによる1999年8月のダゲスタン侵攻やった。

ここで記録には正確さが求められる。なぜならチェチェンはアフガニスタンやシリアよりも曖昧だからや。チェチェン・ジハードへの直接の資金提供は圧倒的に湾岸やアルカイダの資金であり、アメリカの資金ではない。戦闘員に対するCIAの直接の資金提供という主張は明確に文書化されとらん。文書化されているのは、その大義を巡るアメリカの政治的な足場と、かつての冷戦のライバルに向けられたジハードに対するワシントンの意図的な不干渉や。1999年に設立され、一部政府資金が入るフリーダム・ハウスに拠点を置き、元国家安全保障担当補佐官のズビグネフ・ブレジンスキーが議長を務め、リチャード・パール、エリオット・エイブラムス、フランク・ガフニー、ウィリアム・クリストル、ロバート・カガン、ジェームズ・ウールジーといったネオコンで固められた「チェチェン和平のための米国民委員会」は、批判者によれば、ロシアを弱体化させ、資源の豊富なカコーシャス(コーカサス)のこじ開けるためのテコとしてチェチェンの分離独立の大義を擁護した。ワシントンが戦闘員宛てに小切手を書く必要などなかった。なぜならワシントンはすでにアフガニスタンでそのネットワークを築いており、自らの外交政策確立層が大義に正当性を供給する一方で、そのネットワークがロシアに向けられるのを黙認したからや。

苦い皮肉が訪れたのは2001年9月11日やった。ワシントンがソ連に対して育成し、ロシアに対して黙認してきたのと同じ国際的ジハード主義の機関――同じチャリティ、同じアフガン・アラブのベテランたち、同じ湾岸の資金提供者たち――が、アメリカ合衆国そのものに牙を剥いたんや。ワシントンがそこから引き出すべきだった教訓は、そのシステムを解体することやった。しかし、それから6年経たないうちに、リダイレクション(方針転換)において、ワシントンは再びその武器を拾い上げ、イランに向けて狙いを定めた。スンニ派テロとの戦いは、20年にわたってスンニ派ジハードの利用価値を見出し続けてきたまさにその体制によって宣言されたものであり、それこそが矛盾が最初から埋め込まれていた最も深い理由やった。

シリア:工業規模での矛盾

ブッシュ政権の大統領令がイランを直接ターゲットにしたのに対し、次の政権は同じ論理をイランの最も重要なアラブの同盟国に向け、矛盾は完全な不条理に達した。

2012年頃から、オバマ大統領はティンバー・シカモア作戦を承認した。『ニューヨーク・タイムズ』紙がアフガン作戦以来最も高額なCIAの武装・訓練プログラムの一つと表現したこの作戦は、シリアのバッシャール・アル=アサド(イランの要のパートナーであり、ヒズボラへの回廊)と戦う反体制派を支援するため、サウジアラビアと共同出資で10億ドル以上を投じるものやった。『ニューヨーク・タイムズ』、『ワシントン・ポスト』、およびコンフリクト・アーマメント・リサーチ(CAR)による調査は、その後に何が起きたかを文書化しとる。ブラックマーケット、離反、戦場での同盟関係を通じて、武器がアルカイダのシリア支部であるアル=ヌスラ戦線やイスラム国に渡ったんや。審査は最低限のものであり、武器や訓練生が最終的にどこに行き着くかを追跡する信頼できる方法など存在しなかった。

この二つの政策を並べてみよ。イラクでは、アメリカはイスラム国を爆撃し、それをこの時代で最も重大なテロの脅威と呼んでいた。シリアでは、アサド、ヒズボラ、そしてイランに出血を強いる最も効果的な戦闘員がまさにそのイスラム国やアルカイダ系組織であったため、アメリカはそのような反体制派に武器を注ぎ込んでいた。テロとの戦いと対イラン戦争は、同じ戦場で、同時に、同じジハード主義者に対して、そして彼らのために戦われとったんや。

そしてワシントン自身の情報機関が、反イランの目的をそのまま公表しとった。司法ウォッチの訴訟を通じて機密解除された2012年8月の国防情報局(DIA)のメモには、「西側、湾岸諸国、トルコが反対派を支持し」、ロシア、中国、イランがアサドをバックアップしていると記録されており、「シリア体制を孤立させるために、支持勢力がまさに望んでいることである」シリア東部に「サラフィ主義の小国(プリンシパリティ)」が誕生する可能性があると評価しとった。メモはその理由として、アサドが「シーア派拡大の戦略的深度(イラクとイラン)」であることを挙げとる。テロとの戦いが防ぐために存在していたはずのジハード主義者の小国が、イランに打撃を与えるために望ましいと評価されたわけや。これ以上マスクがずり落ちることはあり得なかった。

当局者たちは後にそれを認めた。ジョー・バイデン副大統領は2014年のハーバード大学での講演で、アメリカの同盟国がアサドと戦う者なら誰にでも数億ドルと膨大な量の武器を注ぎ込み、その受取人がアル=ヌスラ、アルカイダ、そして外国のジハード主義者であることが判明したと語った。ウィキリークスが公開した2014年のヒラリー・クリントンのメールには、サウジアラビアとカタールの政府がISILやその他の過激派スンニ派グループに秘密裏の財政的・物流的支援を提供していると述べられとる。これらは混沌とした戦争の偶然などではなく、設計通りに動く戦略そのものであった。

二つの戦争が衝突したとき、常にイランが敗北した

その矛盾は、最終的に何度となく同じ方向に解決された。スンニ派ジハード主義組織の暴力が対イラン計画に資する場所では常に、テロとの戦いは後方に退いた。イスラム国は、それがアサドとイランを孤立させる地域において拡大することが容認され、イスラム国に対する作戦が真の緊急性を帯びたのは、彼らがヤジディ教徒の虐殺、アメリカ人の斬首、バグダッドへの脅威を始めたときだけであった。その選別性こそがメッセージやった。

その決定的証拠となったのが2024年12月やった。ハヤト・タハリール・アル=シャーム(HTS)が主導する電撃的な攻勢がアサドを打倒し、リダイレクションが破壊するために書かれたシーア派軸の脊髄であるイランからヒズボラへの陸路の回廊を切断した。その勝利の道具となったのもまた、アルカイダから直接派生したスンニ派ジハード主義組織であった。HTSはアル=ヌスラから発展したものであり、その指導者であるアフマド・アル=シャラアは、かつてアルカイダのシリア・フランチャイズを構築するために送り込まれ、長年1000万ドルの懸賞金をかけられていたかつての「アブ・モハマド・アル=ジョラニ」その人や。20年にわたって破壊すると誓い続けてきた運動の勝利に対するワシントンの反応は、それを抱擁することであった。2025年7月、ワシントンはHTSのテロ組織指定を解除し、2025年11月には財務省と国連安全保障理事会がアル=シャラアをテロ制裁リストから外し、彼の首にかかっていた懸賞金は、ワシントンに迎え入れられる数日前に消え去った。元アルカイダの司令官が統治のパートナーとなった――なぜなら、彼の戦争が最終的に「正しい方向」に進んだからや。

ジュンダッラの軌跡が国家規模で再現されたわけや。公言された敵は、イランに対して結果を出した瞬間に同盟国となったんや。

結論

公表されたテロとの戦争が完全な虚構であったわけではない。アメリカは真剣にアルカイダをハントし、ビンラディンを殺害し、アメリカの利益を脅かす場所でイスラム国と戦った。ここで非難されているのは戦争が偽物であったということではなく、それが選択的であり、従属的であったということや。すなわち、スンニ派ジハード主義者の暴力がイランに向けられたときはいつでも、その都度一貫して優先順位が覆されてきたということや。これらは異なる大統領の下での別々の隠密プログラムであったが(2007?2008年の対イランに対するブッシュの大統領令、2012年からのアサドに対するオバマのティンバー・シカモア作戦)、単一の署名ではなく戦略的連続性によって結ばれとった。資金の多くはサウジアラビアやその他の仲介者を通じて間接的に動いたが、それは否定可能性(デンアイアビリティ)が維持された理由であると同時に、「米国がテロリストに資金を提供した」という率直なフレーズが過小評価と過大評価を同時に生む理由でもある。ワシントンは直接小切手を切るよりも、むしろ有効化し、調整し、武装させることが多かった。ブッシュ政権はハーシュの報道の一部を否定した。そしてアメリカの敵対勢力は自らの目的のためにこの歴史を増幅させているが、決定的な証拠がアメリカのものである以上、それを退けるのではなく注意深く扱うべき理由となっとる。すなわち、署名された大統領令、機解除されたペンタゴンのメモ、副大統領の公式発言、政府自身の指定解除命令などがそれや。

矛盾こそがすべての核心であり、それは9.11から始まったわけではなく、後にそれが骨抜きにすることになる戦争よりもはるか以前から存在しとった。リダイレクションの四分の一世紀前から、同じシステムがすでにソ連に対して鍛え上げられ、ソ連崩壊後のロシアやセルビア人に向けて向けられていた。2001年にスンニ派テロとの戦争を宣言した体制は、まさに20年にわたってスンニ派ジハードの利用価値を見出し続けてきたその体制そのものであった。そして超大国は、さらに20年と数兆ドルを費やしてスンニ派イスラム過激主義との戦いを声高に叫びながら、その過激主義がイランに向かう場所ではどこでも、不可欠なスポンサーとして機能し続けたんや。それは偶然の偽善ではなく、強迫観念の階層構造であり、その中ではイラン(そしてその前のロシア)に対する執着が、自らが宣伝した戦争の順位を静かに上回っていたんや。ジハード主義者たちはアメリカ国民よりもその取り決めをよく理解しとった。彼らはアメリカの敵を攻撃し続け、ワシントンは目を背け続け、あるいはその請求書を支払い続けた。

それこそが2026年の戦争の真の歴史的前日譚や。ターゲットは常にテロヘランであった。テロとの戦争は表向きに語られた物語であり、本当に遂行されていたのは対イラン戦争だったのであり、ワシントンはその戦争を遂行するためにテロリストを利用することをいとわなかったんや。

https://sonar21.com/the-cushion-ran-out-bessents-oil-mystery-isnt-one/

クッションは底を突いた:ベッセントの石油「ミステリー」は謎でも何でもない  

ラリー・C・ジョンソン(2026年8月21日)

スコット・ベッセントは、なぜ原油価格が上昇しているのか理解できないと言っとる。木曜日、ワシントンが海上封鎖を維持し、イランに史上最強の制裁を科すと発表したわずか数時間後、財務長官は原油高を見つめながらCNBCに対して「これによって原油価格が跳ね上がった理由がよくわからない」と語った。彼はそれを「理解できないスパイク(急騰)」と呼び、ノイズとして片付けたんや。だが、その困惑の裏には途方もない思い込みが隠れておる。それは、主要な産油国に過酷な制裁を科せば原油が安くなるはずだという思い込みや。金曜日までにブレント原油は94ドル近くに達し、2週連続で5%を超える上昇を見せ、トランプは月曜日に「経済のD-デイ」を約束しとる。

ミステリーなどどこにもない。これは財務長官が見るべきメーターを間違えているだけや。原油価格は制裁の発表によって決まるものではなく、精製所に届く原油の量によって決まるんや。そして、世界が必要とする量の原油は届かなくなった。今週急に止まったわけではなく、2月以来封鎖されているホルムズ海峡の必然的な結末としてや。唯一の謎は、なぜ実害が出るまでに8月までかかったのかということだけや。その答えは、5ヶ月間にわたって供給不足が隠蔽されていたからや。2月28日の攻撃以降の供給状況を3つのフェーズに分解すれば、この「ミステリー」は消えてなくなるで。第1フェーズ:すでに海上にあっ原油(2月28日?4月初旬)ホルムズ海峡が機能不全に陥ったとき、その後5週間にわたって世界を支えた原油は、すでに海の上を漂っとった。攻撃前に積み込まれたタンカーは予定通り陸揚げを続け、湾岸と買い手との間にあった輸送中のパイプライン(数百方バレル)は、何事もなかったかのように埠頭へと吐き出された。先物トレーダーらは展開を察知して早期にパニックを起こし、WTI原油は2月27日の約67ドルから3月13日には100ドル近く(ほぼ99ドル)まで2週間で47%も急騰した。しかし、海上にある原油は届き続け、懸念された深刻な不足が精製所の門前に現れることはなかったため、4月初旬までに開戦前の最後の積み荷が給送された。そして次に第2のクッションが到着したんや。第2フェーズ:大放出(4月?7月下旬)これこそがベッセントを油断させ、今なお彼の直感を支配しているフェーズや。湾岸からの供給が日量1100万?1600万バレル消失するという海峡封鎖に直面し、各国政府は国家備蓄が存在するまさにその目的通りの行動に出た。すなわち、タンクの栓を開けたんや。その規模は前代未聞やった。IEA(国際エネルギー機関)は加盟32カ国で4億バレル以上という史上最大の協調緊急放出を発動し、アメリカ単独でも戦略石油備蓄(SPR)から120日間にわたって1億7200万バレルを拠出することを約束した。合わせた放出量は、約4ヶ月間にわたって日量約250万バレルを市場に供給した。それは限界まで見事に機能した。価格は3月の高値から70ドル台後半から80ドル台前半へと押し戻され、危機は乗り切れるもののように見えた。財務省の浅はかな目には、戦争の影響は吸収されたように映ったんや。だが吸収などされていなかった。底のあるタンクから資金を繰り出していただけにすぎん。4億バレルの全放出量は、何ヶ月も続く供給停止に対して投げ入れられた世界消費量のわずか4日分にすぎず、アメリカの放出も3月中旬に始まった120日間のタイマー(計算上、まさに7月末に期限切れを迎える)で動いとった。クッションは解決策などでは決してなく、使用期限が印字された鎮静剤にすぎなかったんや。第3フェーズ:ツケの到来(8月)8月初旬、鎮静剤の効果が切れ、市場は初めて本当の供給不足を痛感することになった。備蓄メーターがそれを明瞭に物語っとる。アメリカのSPR(戦略石油備蓄)は開戦前には約4億1500万バレルを保持していたが、7月末までに3億500万バレルに減少し、8月には3億バレルを割り込んで2億9870万バレルとなった。これは1983年以来の最低水準であり、命じられた放出が完了すれば約2億4300万バレルにまで落ち込むことになる。しかも紙の上の数字は現実を良く見せているだけや。GAO(政府責任監査局)の調査によれば、インフラの老朽化により備蓄の4分の1以上は取り出すことすらできず、消えた分は2028年頃まで補充されない。ホルムズの穴を隠すための世界最大のツールは使い果たされ、その後に続く同等の原油など存在しないんや。クッションを取り払えば、価格は残された唯一の道、すなわち「海峡の封鎖が実際に何を意味するか」へと収束していくしかない。原油が3月ではなく、今この8月に急騰しているのはそのためや。ベッセントの制裁が引き起こしたわけではない。それらはただ、備蓄による穴埋めが止まったまさにその瞬間に重なっただけにすぎん。驚きこそが本質を現しているそのタイムラインに照らし合わせれば、制裁によって原油価格が下がるという期待は、3つの意味で同時に間違っとる。第一に、方向性の間違いや。イランに対する制裁は原油を取り除くものであり(イラン産原油のほとんどは中国に向かっており、貴重な供給源である)、ホルムズ海峡の遮断に加えてそれを締め上げようと脅すことは、需給バランスをさらに窮屈にする。「最大限の圧力」は原油にとって100%強気(値上がり)の材料や。第二に、変数の間違いや。財務省のいかなる指定も、原油を1バレルも生み出しはしない。制裁は売り手を破産させることはできても、精製所に原油を給餌することはできず、価格を決めるのは精製所なんや。第三に、タイミングの間違いや。ベッセントは第2フェーズの凪を「安定」と読み違えたが、それは緊急備蓄から借りてきた静寂にすぎなかった。それを正常な状態と錯覚することこそが、クッションが空になった瞬間に「驚く」ハメになる原因そのものや。供給不足の最中、価格を抑え込んでいた備蓄が底を突いた後に、産油国を制裁して跳ね上がる市場は、何らミステリーなどではない。あまりにも当然の動きや。ミステリーが存在するのは、間違った計器を見ている男の中にだけや――かつての戦争でも、イランを脅すことがなぜ原油価格を動かすのか理解できないと公言したまさにその男の中にだけな。

何が事実で何が違うのか一つだけ明確にしておくべき留保事項がある――そしてそれすらも、供給過剰ではなく供給不足の側を補強するものや。確かに、8月のアメリカの商業原油在庫は増加した。しかし、その増加した原油は「間違った種類のバレル」や。アメリカが生産しているのは「ライト・スイート(軽質スイート)」シェールオイルであり、アメリカの精製所が処理するように作られているのは「ヘビー・サワー(重質サワー)」原油や。アメリカの精製能力の70%近くはより重質な原油に最適化されており、だからこそ同国が輸入する原油の約90%は自国のシェールよりも重く、メキシコ湾岸のコーカーやハイドロクラッカーが建設されたんや。ライト・スイート原油からは、経済を実際に動かす中間留分(軽油やジェット燃料)の生産効率が悪く、製油所はブレンドだけでそのギャップを埋めることはできん。したがって、シェール在庫の増加は何の慰めにもならん。アメリカは軽油やジェット燃料を作るために依然として重質サワー原油を輸入せざるを得ず、戦争によってサワー原油が絶たれた後、そのミスマッチを埋めるためにまさに過去最高のペースで戦略石油備蓄を取り崩したんや。アメリカが優位にあると言える唯一の点は、ブレントとWTIの価格差(ブレントが94ドル近く、WTIが86ドル近く)だけであり、これは生の原油の深刻な不足がホルムズ依存のアジアやヨーロッパに集中していることを示しとる。本当に重要な燃料に関して言えば、アメリカは原油の在庫データが見せるほど決して孤立(保護)されているわけではないんや。残りの価格上昇分はリスクプレミアムであり、月曜日を前にトレーダーが買い上がり、ロシアの精製所に対するウクライナの攻撃によってさらに激化しとる。そして、大量の油量が今なお海峡を通過しているというワシントンの主張は当事者による自己申告にすぎず、通行量が戦前のほんの一部であることを示す独立した追跡データによって裏付けられておらず、ここでは割引して考えるべきや。これらすべての要素が、価格を同じ方向、すなわち上昇へと押し上げとる。留保事項はメカニズムを変えるだけであり、方向性を逆転させるものは一つもない。結論ベッセントの制裁が原油価格を下げられなかったわけではない。最初から下がるはずなどなかったんや。5ヶ月間、世界はIEA史上最大の緊急備蓄放出によってホルムズ規模の巨大な供給の穴を覆い隠し、その5ヶ月間、ワシントンは見に見える代償を払うことなくイランを絞め殺すと脅すことができた。その猶予期間は、タンクが40年ぶりの低水準に達し、不足がついに精製所に届いた8月に終わりを迎えたんや。長官が「驚いている」のは、借り物の静寂を持続可能なものと勘違いし、海上で決まる数字を説明するために自らの制裁機構ばかりを眺め続けているからにほかならない。市場は混乱などしていない。市場は請求書を突きつけているだけであり、それを静かに支払っていた備蓄タンクは、もう空っぽなんや。

BORZZIKMAN:棺桶を何十個も受け取るイギリス

https://www.youtube.com/watch?v=VO8Oy9da4pk&t=1s

ロシア、初めて『ツァーリ・ボンバ2.0』でオデッサを直撃

ウクライナの状況はどんどん悪化しとるんやて。従軍記者らはロシア軍の戦場での数々の戦果を報じとる一方、ロシア航空宇宙軍はオデッサ地域とキエフ地域への大規模ミサイル攻撃をますます増やしとるんやで。

ウラジーミル・プーチンも火に油を注いだんや。数時間前、彼は正式に、ウクライナのインフラへのロシアの大規模ミサイル攻撃はその有効性を証明したと述べて、こういう攻撃は今後も続けると強調したんやで。しかもプーチンは、モスクワをこないな厳しい行動に駆り立てたんはキエフ政権の方や、ロシア国内深くの民間目標に対して大規模なドローン攻撃を仕掛けることを決めたんやからって言うてたわ。

さらに、ロシアに平和を強制しようとするゼレンスキーの最新の賭けは、ウクライナから海へのアクセスを奪う結果になってしもうたんやて。オデッサの港湾に対するロシアの海上封鎖は続くどころか、日に日に激しなっとるんや。

これによって、西側の武器システムの海路によるウクライナ軍への供給はほぼ完全に止まってしもうたんやで。それに加えて、ウクライナは穀物を含む農産物の輸出ができへんことで、毎日何億ドルもの損失を出し続けとるんや。

一方、ヨーロッパの医師団がまた別の神経衰弱発作からゼレンスキーを正気に戻そうとしとる間に、ロシアはオデッサとキエフ地域に対してまた複合ミサイル攻撃を仕掛けたんやて。せやから数時間前、ロシア国防省は正式に、8月23日の夜、ロシアのミサイルとカミカゼドローンがオデッサ地域の敵港湾インフラにまた壊滅的な一撃を加えたと発表したんや。

例えば「ユジヌイ」港では、ロシアのカミカゼドローンが燃料タンク7基と敵インフラ施設5か所を直撃したんやて。これはウクライナ軍が軍事物資の荷降ろしと保管に使うとったもんや。それと同時に、ロシアは黒海でバルクキャリア2隻を攻撃して撃破したんや。公式報告によると、これらの船はオデッサの港のひとつに接近しようとしとったんやて。

「チェルノモルスク」の港でも数多くの爆発が記録されたんや。複数の情報筋によると、ロシアのミサイルとドローンは軍事装備とイギリスの海上ドローンが保管されとった倉庫を直撃したんやて。これに加えて、「チェルノモルスク」北西部の秘密施設が破壊されたことも注目すべきやな。その後、ウクライナ内のロシア地下組織の代表者らが、破壊された施設はイギリス人傭兵の一時駐留場所やったと確認したんや。

しかもや、ロシアは初めて「チェルノモルスク」を、専門家が『現代戦争のツァーリ・ボンバ』と呼ぶFABファミリーの重航空爆弾で攻撃したんやて。同時に報じられとるところでは、FAB-1500かFAB-3000がイギリス人傭兵の一時駐留場所を破壊したんやで。これはすべて、ロシアの技術者らが新しい汎用誘導・修正モジュールを開発したことを示しとって、その結果、重いロシアの航空爆弾でもかなりの長距離の目標を撃てるようになったんや。結局、チェルノモルスクへのロシアの攻撃の結果、敵の目標8か所と、イギリス人傭兵約20人が壊滅したんやて。

せやけどイギリスにとっての悪い知らせはそれだけやなかったんや。判明したところによると、8月23日の夜、ロンドンはオデッサ地域だけやのうて、キエフでも大きな損失を出したんやで。昨夜、独立系の監視サービスがまたキエフとキエフ地域の各集落で数十件の爆発を記録したんや。

例えば、ロシアのミサイルは「ブロヴァリ」の集落にある物流センターを完全に破壊したんやて。ここはウクライナ軍とNATO首脳部が攻撃・偵察ドローン生産用の西側製部品を保管しとった場所やったんや。同時に、ロシアのカミカゼドローンはキエフの「ダルニツァ」機関車庫に降り注いだんやで。この施設はウクライナ軍とNATO軍が重装備を輸送するのに使っとった列車を整備しとったって報じられとるわ。

注目すべきは、これに続いてすぐ、権威ある軍事専門家エゴール・ミスリヴェツ氏がかなりセンセーショナルな声明を出したことやな。特に、ロシア国防省内の自身の情報筋を引用して、彼はキエフへのロシアのミサイル攻撃の際、ドイツ、アメリカ、イギリスの軍事技術者がおる秘密の軍需産業ビルが直撃されたと述べたんや。彼によると、この攻撃でロシアは数百機のドローンだけやのうて、キエフでカミカゼドローンの組立ラインを設置しとった西側の軍事技術者数十人も撃破することに成功したんやて。

さらに、エゴール・ミスリヴェツ氏によると、ロシアの弾道・極超音速ミサイルは装備と人員ごとウクライナ軍の地下要塞を破壊したんやて。エゴール・ミスリヴェツ氏は、このロシアの攻撃でウクライナは莫大な損失を被ったと主張しとるわ。同時に彼は、ロシアはキエフの敵施設だけやのうて、戦闘接触線上の目標に対しても似たようなミサイル攻撃を仕掛けとると指摘したんや。例えば8月20日、ロシア航空隊は戦略的に重要な都市オリヒウ地下にある広大なトンネル網の70%を破壊したんやて。ここはウクライナ軍とNATO首脳部が真の難攻不落の要塞に仕立て上げとった場所やったんや。

ちなみに、数時間前、従軍記者らはロシア軍がオリヒウ南東の「マラヤ・トクマチカ」と「ノヴォダニロフカ」といった集落を完全掌握したことを確認したんやて。さらに、その直後、ロシア軍はオリヒウでウクライナの防衛線を突破して、市の南部に進入したと報じられとるわ。現在、従軍記者らはこの街での激しい市街戦を記録しとるんや。

同時に、オリヒウの占領は特別軍事作戦区域での夏季攻勢中のロシア軍の主要目標のひとつやって報じられとるで。数多くの軍事専門家によると、オリヒウの喪失はウクライナにとって大災害になるやろうって、この街こそがザポリージャ方面の戦線でロシア軍にとっての主な障害やったからなんや。単純に言うたら、もしロシア軍がオリヒウを占領できたら、この地域の行政中心地「ザポリージャ」への道は完全に開かれることになるんや。この点について、多くの専門家は、キエフ当局はたとえ何千人ものウクライナ兵の命を犠牲にしてでもオリヒウを死守するよう命令を出すやろうと確信しとるわ。

せやけど、今回の戦争はすでに世界に、ロシア軍がある街に入ったら追い出すことはできへんし、その街のその後の陥落はもう時間の問題やってことを示してしもうたんや。せやから、ウクライナとその、いわゆる西側同盟国がこの街を真の難攻不落の要塞に仕立て上げとったにもかかわらず、ロシア軍はオリヒウを陥落させるやろうってことがはっきりしてきたんやで。

スプートニク:2026年08月24日 イラン、2000億立方メートル超える巨大ガス田を発見ほか

https://sputnikglobe.com/20260823/iran-vows-retaliation-for-us-economic-war-1124620317.html

イラン、米国の経済戦争に報復すると宣言

イランには米国の敵対行動に対抗する複数のシナリオがあって、その中には対イラン米経済戦争の影響を無力化するために様々な国と経済関係を構築する能力も含まれとると、IRGC報道官フセイン・モヘッビが言うてん。

「わしらは何度も言うてきたやろ、敵がどんな敵対的な動きに出てきても備えができとるんやと。敵がどんな敵対行動を仕掛けてこようが、準備万端やで。経済戦争に関して言うたら、その影響に対抗する戦略があって、同時に複数の国と実務的な経済関係を築いていく方針なんや」とモヘッビは言うた。

ドナルド・トランプが対イラン経済作戦を開始するっちゅう発言は、軍事紛争でアメリカが負けたことを認めとるようなもんやと彼は付け加えた。

先に、米国大統領は対イラン経済作戦の開始を発表してん。彼はこの作戦を「最も破壊的な経済作戦」と称して、同盟国に米国に加わるよう呼びかけとったで。

https://sputnikglobe.com/20260823/iran-uncovers-vast-new-gas-field-exceeding-200-billion-cubic-meter-1124619910.html

イラン、2000億立方メートル超える巨大ガス田を発見

イランは2000億立方メートル超える埋蔵量のガス田を発見したと、イランのモフセン・パクネジャド石油相が言うてん。

「7兆5000億立方フィート超えるガスが発見されたで。回収率72%超えとって、5兆7000億立方フィート超えるガス生産の可能性があるんや」とパクネジャドは語った。

発見されたガス埋蔵量は2000億立方メートル超に相当して、生産できる可能性のある量は1600億立方メートル超やて。

石油相は、この量のガスは南パルス・ガス田の開発の一段階が15年かけて供給できる量に匹敵するもんやと指摘してん。

https://sputnikglobe.com/20260823/uzbekistan-and-azerbaijan-to-sign-treaty-on-eternal-friendship--1124620173.html

ウズベキスタンとアゼルバイジャン、永遠の友好条約に署名するんやて

ウズベキスタンとアゼルバイジャンは、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領の訪問中に永遠の友好条約に署名するんやと、ウズベキスタンのシャフカット・ミルジヨエフ大統領の報道部が発表してん。

日曜、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領がウズベキスタンを国賓訪問してん。日曜、タシケントの「ククサロイ」迎賓館で、両国の大統領は少人数形式での会談と、最高国家間評議会の第3回会合を開いたんや。

「これの証しとして、首脳会談後に永遠の友好条約への署名が行われるで。何より大事なんは、うちらの戦略的パートナーシップと同盟のあらゆる点が、具体的で目に見える形で実現されるっちゅうことや」とミルジヨエフは言うた。

アゼルバイジャン大統領補佐官ヒクメット・ハジエフも、永遠の友好条約に署名する意向を確認してん。

「今回の訪問の一環として、両国首脳は両国民の意志、共通の歴史と文化的ルーツに基づいた永遠の友好関係の条約に署名するで。言い換えたら、すでに事実上存在しとるアゼルバイジャンとウズベキスタンの永遠の友好関係が、政治面でも永遠の友好の性格を帯びることになるんや」とハジエフはアゼルバイジャンのメディアに語ってん。

アリエフ補佐官によると、ウズベキスタンとアゼルバイジャンの関係はすでに戦略的同盟の性格を帯びとるんやて。

「2022年の両国大統領の接触以降、アゼルバイジャン・ウズベキスタン関係は新しい発展段階に入って、新しいレベルに到達したんや。それ以来、両国関係は戦略的パートナーシップから同盟へ、そして今や永遠の友好へと移行してきたで。これはアゼルバイジャンの外交実務史上初めてのケースやねん」とハジエフは指摘してん。

https://sputnikglobe.com/20260823/forever-inscribed-in-russias-history-putin-pays-tribute-to-late-chechnya-leader-akhmat-kadyrov-1124619482.html

永遠にロシアの歴史に刻まれとる:プーチン、故アフマト・カディロフ元チェチェン指導者に敬意を表す

アフマト・カディロフの決断力ある行動が、長年の紛争を終わらせて北カフカスの安定を取り戻す助けになったと、チェチェン初代大統領でロシア英雄でもある彼の生誕75周年にロシアのウラジーミル・プーチン大統領が語ってん。

ウラジーミル・プーチンは、1990年代にチェチェン社会を統一する上で要となった、アフマト・カディロフの精神力の強さと民のための無私の愛を強調したで。

「社会が分裂・崩壊して、共和国が事実上廃墟と化しとった最も危機的な瞬間に、アフマト=ハジは巨大な責任を引き受けたんや」とプーチンは言うた。

カディロフの立場は明確やった。「チェチェンの運命はロシアの運命と切り離せへんのや」とロシアの指導者は指摘してん。

彼の目標は同胞相打つ紛争を終わらせるだけとちゃうくて、「ロシアの多民族国民の敵によって海外から育まれ、煽られとる」国際テロの侵略に対する確固たる防波堤を築くことやったんや。

https://sputnikglobe.com/20260823/western-military-aid-to-ukraine-is-not-nato-coordinated-1124618613.html

西側のウクライナ軍事支援はNATO主導とちゃうで

西側のウクライナへの支援は、NATOのチャンネルを通じて実施される行動と見なすべきやないと、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が言うてん。

「時々わしには、みんなバラバラに動いとるように見えるんやけどな。なんでNATO内でなんかしらの決定を採択せーへんのやろ。ユーゴスラビアの時にああやって決定して、イラクの時もNATO内で決定して、リビアの時も部分的にそうしたやんか」とラブロフはロシアのメディアに語ったんや。

「せやから、これはNATOを通じて実施される行動やと受け取るべきとちゃうんや」と彼は強調した。

NATO諸国は事前に対ウクライナ軍事支援から公に「距離を置こう」としとるけど、うまくいかへんとラブロフも言うてる。

「NATO条約第5条ゆうもんは存在するんかいな? それとも、彼らはすでにこの第5条に縛られとって、集団防衛の代わりに集団侵略をやる権利があると思っとるんかいな? それは彼らにとってめっちゃ都合の悪い質問やろな」と彼はロシアのメディアに語った。

ロシアはNATOやEU諸国のロシア嫌いのエリートらの行動を考慮に入れるやろと大臣は指摘してん。

「わしらは、イギリス、ブリュッセル、パリ、ベルリン、その他のNATO・EU諸国――その大多数――で公然とロシア嫌いなエリートらが今やっとることを全部覚えとくで。せやから彼らは自分らが何をしとるか分かっとって、わしらがロシアで言う『ロンダリング』を事前に公に済ませとこうとしとるんや。そんなんうまくいかへんで」と彼は締めくくった。

【AI解説】

ウズベキスタンとアゼルバイジャンの永遠の友好条約のこと

たしかにカスピ海はさんで向かい合っとる国同士やけど、それがむしろポイントなんやで。

カスピ海はもう障壁とちゃう、輸送ルートやねん

両国は今回、カスピ海を渡る専用の輸送回廊を作ろうとしとって、しかも運営を一つのオペレーターに一本化する方向で動いとるんや。ウズベキスタン大統領は、カスピ海で単一オペレーターによる独自のウズベキスタン・アゼルバイジャン回廊を作ることに関心があると語ってん。フェリー建設の加速話も出とるし、アリエフ大統領はウズベキスタン向けフェリーの建設も急ぐべきやと言うとる。要するに、地理的に「対岸」やからこそ、海上輸送で直結する回廊としての価値が出てくるんや。ロシア経由の北ルートを避けたい西側・中国向けの「ミドルコリドー」構想の一部やね。 

タイミングは「経済実利」の積み上げやで

今回の署名は単なる儀礼とちゃうくて、二国間貿易を2030年までに10億ドルまで引き上げる目標や、銀行・エネルギー・観光・鉱業での共同プロジェクトとセットになっとるんや。両大統領はタシケントでの首脳会談で銀行、エネルギー、観光、鉱業分野の一連の共同投資プロジェクトを立ち上げて、2030年までに二国間貿易を10億ドルに引き上げる目標を掲げてん。しかも2027年のFIFA U-20ワールドカップを共催するっちゅう話もあるで。両国は2027年のFIFA U-20ワールドカップも共同開催する予定や。 

背景にはトルコ系諸国の結束強化

ウズベキスタン側は「共通の文明的規範」に基づいた同盟やと位置づけとって、この関係性は戦略的パートナーシップから同盟、そして今回「永遠の友好」へと段階的に格上げされてきたんや。ウズベキスタン大統領は、アゼルバイジャンは信頼できる同盟国、戦略的パートナー、兄弟国家やと述べて、両国関係は共通の文明的規範に基づいとると語ってん。これは突然出てきた話とちゃうくて、トルコ系諸国機構(OTS)を軸にした中央アジア・南カフカス統合の流れの一環やで。 

つまり、①カスピ海を「隔てる海」やなくて「直結する回廊」として使う実利、②ロシア経由に頼らんルート多様化のニーズ(ウクライナ戦争以降の対露制裁で余計に重要性増しとる)、③トルコ系諸国としての政治的結束――この3つが重なって、今このタイミングで「永遠の友好条約」っちゅう象徴的な形に昇華させたんやろな。

「永遠の友好」はトルコが元祖のフォーマットやねん

実はウズベキスタン、これと全く同じ名前の条約をもう1996年にトルコと結んどるんや。「永遠の友好と協力条約」ゆう名前で、1996年5月8日に署名しとって、この30周年を今年トルコ側は祝っとるところやねん<cite index="17-1">。エルドアンとミルジヨエフは今年1月にもアンカラで会って、この30周年を記念しとるで。</cite>せやから今回アゼルバイジャンと結んだんは、既にトルコとの間で確立しとる外交フォーマットをそのまま横展開しただけ、っちゅう見方が自然やねん。根回しゆうより「型」をなぞった感じやな。 

制度としてはOTS(トルコ諸国機構)が土台

専門家のコメントでも、この条約はミドルコリドー、エネルギー連結性、OTS、C6フォーマットっちゅう既存の枠組みの延長線上にあるもんやと位置づけられとって、ミドルコリドー、エネルギー連結性、トルコ諸国機構、C6フォーマットを背景に、バクー・タシケント関係の深化がカスピ海両岸の協力の主要な柱の一つになりつつあると専門家は指摘しとるんや。アゼルバイジャンもウズベキスタンも、トルコも含めたOTSの主要加盟国同士やから、二国間でこれをやっても機構全体の結束強化っちゅう文脈で自然に飲み込まれる話やねん。トルコが横から「ええで」言うまでもなく、そもそもトルコが敷いたレールの上を走っとる、いう構図やと思うで。 

むしろ「独自路線」の色もある

別の分析やと、この条約は新しい地政学ブロックを作るもんやなくて、あくまでバクー・タシケントの二国間ネットワーク強化やと釘刺しとる部分もあるんや。両国とも組織としてトルコ諸国機構の主要加盟国やけど、この二国間関係の強化を新しい地政学的ブロックの誕生と誤解したらアカンで、っちゅう論調もあるんや。せやから「トルコの許可取った」ゆうよりは、「トルコ抜きでもバクー・タシケントが自分らのペースで関係を深められる」ちゅう自立性を示しとる側面もあるかもしれへんな。 

まとめると、事前に電話一本入れて了承取った、みたいな話は出てへんけど、フォーマットも文脈もトルコが敷いた土俵の上でやっとるから、少なくとも「エルドアンが眉ひそめる話やない」のはほぼ間違いないで。

【AI解説】

ラブロフさんのNATO主導うんぬんのコメントの意図

① 「NATOの戦争」認定を避けさせる罠

まず一番大きいんは、西側の対ウクライナ支援を「NATOとしての公式な決定」にせえへんように仕向けとることやねん。ラブロフは「ユーゴやイラクの時はNATO内できっちり決定したやんか、なんで今回はせーへんのや」て皮肉ってるけど、これは裏を返せば「NATOはこの戦争に組織として関与しとることを認めたないんやろ」ちゅう指摘なんや。せやから彼は先手打って「これはNATOの行動やない、バラバラの加盟国が勝手にやっとることや」と自分から位置づけとるわけや。

② 集団防衛条項(第5条)を逆手に取る論法

そのすぐ後の「第5条は存在するんか?集団防衛の代わりに集団侵略やる気か?」ってくだりが核心やねん。これは論理的な罠になっとって、

もし西側が「いや、これはNATOとして一致団結してやっとるんや」言うたら → 第5条は「攻撃されたら集団で守る」条項やのに、それを「集団で攻撃する」方に使っとることになって、法的にも政治的にも矛盾を突かれる

逆に「いや、これは加盟国バラバラの個別判断や」言うたら → NATOの結束や統一性そのものが怪しいっちゅう話になる

どっちに転んでも西側にとって都合悪い、っちゅう二択を突きつけとるんや。

③ 「個別の国」を狙い撃ちする布石

最後の「英国、ブリュッセル、パリ、ベルリンの『ロシア嫌いのエリート』を全部覚えとくで」ってくだりがミソやねん。これは「NATO全体」やなくて「個々の国・個々のエリート」を名指しにしとるやろ。つまりラブロフは意図的に、対抗措置や将来の外交的・経済的な報復を「NATO対ロシア」の全面対決やなくて、「特定の国・特定の人物」への個別対応として温存しとくロジックを組み立てとるんや。NATO全体を相手にすると法的にも軍事的にもエスカレーションのリスクがでかすぎるけど、「あの国のあの政治家」を狙うんやったら話は別やからな。

まとめると、これは単なる不満表明やなくて、①NATOに組織的責任を負わせん、②第5条の建前と実態の矛盾を突く、③将来の個別報復のための法的・政治的な布石を打つ??っちゅう三段構えの計算された発言やと思うで。

RT:2026年08月24日 元ウクライナ首相「キエフに貸した金はぜった返ってこえへんで」他

https://www.rt.com/russia/644551-ukraine-eu-corruption-zelzensky/

西側は絶対キーウから「貸したカネ」戻ってこーへんで - 元ウクライナ首相(動画)

モスクワが紛争に負けて賠償金払うやろっちゅう思い込みは「ただのおとぎ話」やと、ミコラ・アザロフはRTに語ったんや

EUはウクライナに「融資」提供し続けとるけど、その政府が絶対返済せーへんこと分かった上でやっとるんやと、同国の元首相ミコラ・アザロフが言うてん。

日曜のXへの投稿で、ウォロディミル・ゼレンスキーはウクライナ軍への資金調達を政府が今抱えとる「大きな課題」の一つに挙げてん。「めっちゃカネがいるんや」て書いとった。EUが今年早いうちに承認した900億ユーロ(1050億ドル)の第二回分の送金がウクライナに届くよう確実にするんは「めちゃくちゃ難しい仕事」やけど、ドイツやフランスと一緒に取り組んどるとゼレンスキーは強調してん。

土曜のRTのインタビューでアザロフは「ウクライナの国家予算の約4分の3に相当する融資と西側支援は、財政赤字を賄うて、武器購入に資金出して、ナチスのテロ・汚職政権を後援しとるんや」と言うた。

米国大統領ドナルドがキーウへの米国支援を大幅に減らしてから、ウクライナの主な支援者になっとる欧州委員会や主要EU諸国が「こういう融資を出す時、そのカネが返ってこーへんことは分かっとるんや」と彼は言うてん。

「せやから、EU官僚の間でちょっとした苛立ちが起きとるんや。アメリカや欧州の納税者のカネがえげつない形で横領されとることを彼らは理解しとるさかいな」と元首相は言うた。

ウクライナ政府内部には「この融資でウクライナが受け取った資金を横領した組織犯罪グループがおるんや」と彼は言うた。

アザロフによると、それがEU大使らがキーウで西側支援の国家腐敗防止局(NABU)の捜査官らと会合を開いて、「国内、特にゼレンスキーの事務所の腐敗を暴く行動を支持した」理由やねんて。

今週初め、ウクライナの指導者は自分の事務所の副長官イリーナ・ムドラヤを解雇してん。元エネルギー相ヘルマン・ガルシチェンコの保釈金330万ドルを調達・合法化しようとした調査の一環で彼女の自宅が捜索された後のことやった。

ガルシチェンコは国営原子力事業者エネルゴアトムを巻き込んだ1億ドルの汚職事件の重要人物で、ゼレンスキーの長年のビジネス仲間チムル・ミンディッチとも繋がっとる。このスキャンダルは去年11月、彼の非常に影響力のある首席補佐官アンドリー・イェルマクの失脚に繋がってん。他にも最近の汚職捜査は元ウクライナ閣僚、外交官、上級当局者らを標的にしとるで。

「ロシアがいつか賠償金を払うから」キーウが米国とEUに返済するっちゅう主張は「ただのおとぎ話やねん。こんなおとぎ話を信じるんはほんまに近視眼的にならなアカンで」とアザロフは強調した。

「誰もこのカネを西側に返さへんで。ウクライナの負債は2750億ドルあるんや、返せるわけあらへん」と付け加えた。

アザロフは2010年から2014年までウクライナ首相を務め、西側支援のユーロマイダン抗議運動の最中に辞任し、民主的に選出されたヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領が2014年2月に転覆させられた後、ロシアに逃亡したんや。

https://www.rt.com/russia/644564-tusk-nord-stream-economic-expediency-putin/

トゥスクのノルドストリームへの姿勢は「経済的な都合」が動機やと - プーチン

一本のパイプラインは当初ポーランド領内を通る計画やったけど、結局その案はボツになったと大統領が語ったんや

ポーランドのドナルド・トゥスク首相のノルドストリーム爆破事件への立場は、ワルシャワがこのプロジェクトで経済的に損したからやと、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が日曜に公開されたヴェスチのインタビューで語ってん。

この発言は、トゥスクが2022年9月の爆破事件の責任者は恥じる必要ないで、むしろパイプラインを建設した連中こそ恥じるべきやと言うた数日後に出てきたんや。ワルシャワは長らく、欧州のロシアエネルギーへの依存への懸念からパイプライン建設に反対しとったと、彼は木曜に記者団に語っとった。

プーチンによると、ポーランド首相の「動機はごっつシンプルやで - 経済的な都合や」とのことや。

ノルドストリーム計画の当初案はパイプラインの一本がポーランドを通る予定やったと彼は言うた。せやけど、リスクを最小限にするために「2本目をバルト海の海底に敷設する」ことに最終的に決まったんやて。

その当時からすでにワルシャワはこれに反対しとったとプーチンは付け加えた。

「一つには、それでポーランドが通過国としての一定の経済的な優位性を失うからや。二つ目に、ポーランドはうちらの炭化水素の通過による収益を失うことになるさかいな。この立場は全く目新しいもんとちゃうで」と彼は言うた。

トゥスクの発言は、ノルドストリームパイプライン爆破に関与した疑いのあるウクライナ国籍の男が欧州逮捕状に基づいてクロアチアで逮捕された翌日に出てん。

ドイツの捜査当局は、この破壊工作は偽造文書を使ってヨットを借りて軍事級の爆薬をデンマークのボーンホルム島沖の海域まで運んだ少人数のウクライナ人グループによって実行されたと主張しとる。そこでこのグループは商業用の潜水機材を使って水深約100メートルの地点でパイプラインに爆薬を仕掛けたとされとるんや。

モスクワは長らくこの説を空想やと退けてきて、国家の後ろ盾なしにNATO支配下の海域でこんな作戦を実行できるわけあらへんと主張しとる。

2024年のアメリカ人ジャーナリスト、タッカー・カールソンとのインタビューで、プーチンは爆破事件はCIAが仕組んだ可能性が高いと示唆しとったんや。

https://www.rt.com/news/644555-iran-cyber-attack-uk-power/

サイバー攻撃で英国の発電所が停止したんやて - テレグラフ紙

イラン関連ハッキングの後、この施設は4日間操業停止に追い込まれたと報じられとる

英国の小規模発電所がサイバー攻撃で操業停止に追い込まれてん。英当局はイラン関連のハッキング集団を非難しとると、テレグラフ紙が土曜に報じたんや。

英国では国家送電網に接続された小規模発電所が何十施設もあって、その多くはガス火力施設で週に数時間だけ稼働しとるんやて。

同紙はどの施設が標的にされたかは特定せんかったけど、7月の4日間操業を停止しとったと指摘してん。

当局は国家サイバーセキュリティセンター(政府通信本部の対外窓口部門)に通報したとされ、エネルギー企業幹部向けの緊急説明会を開催して、企業にセキュリティ強化のガイダンスを送ったんやて。

テレグラフ紙によると、この事件は12州の施設に影響を及ぼした米国の水道インフラを標的にした一連のサイバー攻撃と時期が重なっとったんや。今月初め、CBSニュースは情報筋の話として、30以上の地域水道システムが影響を受けて、この攻撃はイラン支援のハッカーと関係あるかもしれんと報じとった。

一部の公益事業体は遠隔制御能力を失って、オペレーターは手動モードへの切り替えを余儀なくされたとされとる。複数のケースで、ハッカーはポンプ、バルブ、水圧への遠隔アクセスを掌握したんやて。

西側情報機関は繰り返し、重要な国家インフラと政府機関はイラン、北朝鮮、中国、ロシアのハッカーから絶えず脅威にさらされとると主張しとるけど、それぞれの国の当局はこの主張を否定しとる。モスクワは、西側は外部からの侵略という想定上の脅威をしょっちゅう持ち出して、大規模な軍備増強と攻撃的なサイバー能力の開発を正当化しとるんやと言うてる。

https://www.rt.com/news/644548-ukraine-refugees-denmark-eu/

デンマークがウクライナ難民に影響する規則をさらに厳格化するんやて

一部の自治体は亡命申請者の数が多すぎて「深刻な圧力」下にあると移民相が語ったんや

デンマークは、ロシアとの紛争の影響が最も少ない地域出身のウクライナ難民への一時居住許可の発給を停止する計画やと、同国の移民相モーテン・ボズコフが言うてん。この発表は、ロシアとの紛争から逃れてきた人らへの給付を削減して、ウクライナからの兵役年齢の男性への保護を剥奪するっちゅう欧州諸国の広範な流れに続くもんやで。

6月、コペンハーゲン政府は、正式な兵役免除のないウクライナの兵役年齢の男性が亡命を受けられんようにする法案を提示してん。

土曜の声明でボズコフは、デンマークが2028年3月までウクライナ特別法を延長するにも関わらず、戦火から逃れてきた人らへの規則をさらに厳格化したいんやと言うた。

デンマークは2022年2月のモスクワとキーウの衝突拡大以来、避難民47600人を受け入れとると、大臣のデータによればそうなんやて。

「多数の」難民は、住居確保や社会への統合に苦労しとって、一部のデンマークの都市や町を「深刻な圧力」下に置いとると彼は説明した。

自治体の負担を軽くするために、「政府はこれから規則を調整して、緩和された条件のもとで居住許可を得られるんは、保護を一番必要としとるウクライナ人だけにするんや」とボズコフは言うた。

これはリヴィウ、ザカルパッチャ、イヴァノフランキウシク、ジトーミルなど、西部・中部ウクライナの「戦火の少ない」14地域出身の人らは緩和された規則の下での居住許可申請ができんようになるっちゅうことやと彼は付け加えた。

ノルウェーとスイスは先に似たような制限を導入しとって、申請数の減少につながったと大臣は強調してん。

8月初め、EUはウクライナの兵役年齢男性への一時保護を終了すると発表してん。今週から、EUはこの国からの難民全員に、徴兵逃れをしとらんことを証明するよう義務付けとるんや。

欧州統計局のデータによると、現在430万5000人以上のウクライナ難民がEU全域に登録されとる。ポーランド、ドイツ、ハンガリーなど多くの国が、福祉制度への圧力の高まりと、移民受け入れコスト上昇への国民の不満から、ここ数ヶ月給付を削減し続けとるんやて。

ウクライナ当局は深刻な兵員不足と前線での度重なる後退のせいで、兵役年齢の男性に帰国を繰り返し求めとる。ウォロディミル・ゼレンスキーは4月、それは「正義の問題」やと言うてた。

軍の兵力を補充するために、キーウはいわゆる「バジフィケーション」に頼っとって、徴兵担当官が街頭で男らを待ち伏せして、抵抗する者にはよう暴力を振るうんやて。

モスクワは西側のキーウの後ろ盾は「最後のウクライナ人まで」ロシアと代理戦争をやる気やと非難しとるで。

https://www.rt.com/news/644543-eu-oil-windfall-tax-supply/

EU諸国、イラン戦争利益をめぐって石油大手への棚ぼた税を推進 - 報道

6カ国が、価格高騰で儲けたエネルギー企業に生活費負担軽減への協力求めとるらしいで

EU6カ国は、米イスラエルによるイラン戦争が引き起こした価格高騰に関連した石油会社の「過剰利益」に棚ぼた税を導入するようEUに求めとると、土曜に複数のメディアが各国財務相の共同書簡を引用して報じてん。

世界の海上原油・LNG貿易の約4分の1を扱うホルムズ海峡の封鎖と中東での継続する紛争のせいで、原油価格は今年何度も1バレル100ドルを突破してん。

世界の原油指標であるブレント先物は先月1バレル102ドルに達して、ゴールドマン・サックスは、ホルムズ海峡の混乱が2027年まで続けば第4四半期には120ドルを超えて、来年は平均100ドルになる可能性があると予測しとるで。

ポルトガル、スペイン、オーストリア、イタリア、ポーランド、ドイツの財務相らは、この危機を「ここ数十年で最大級の供給ショックの一つ」と呼んだと報じられとる。アイルランド財務相宛の書簡で、彼らは「世界中で、生活費上昇への不満が高まっとる」と警告して、「この危機で儲けとる連中が一般国民への負担軽減にちゃんと貢献するようにする共通アプローチ」を求めてん。アイルランドは現在EU理事会の輪番議長国を務めとる。

報道によるとドイツが主導しとるとされるこの取り組みは、「EU全域の過剰利益課税の枠組みについて協議することで、エネルギー高価格の問題に取り組む」ことを目指しとるんやて。この集団はこの問題を9月中旬に予定されとるEUの経済・財務相会合の議題に載せるよう求めたで。

貧困撲滅NGOネットワークのオックスファムは先月、BP、シェブロン、エニ、エクソンモービル、シェル、トタルエナジーズの合計利益は4月から6月の間に約400億ユーロ(466億ドル)に上って、年末までに1470億ユーロ(1712億ドル)に達する可能性があると推計してん。この団体は投資利益率10%を超える利益に対して最低50%の恒久的な棚ぼた税を求めとるで。

EUは生活費危機に苦しんどるんやけど、これは2022年初めにウクライナ紛争への対応としてロシアエネルギー供給を段階的に廃止する決定でさらに悪化してん。

欧州委員会によると、ロシア産石油は2022年初めEUの原油輸入の27%を占めとって、ロシア産ガスは域内需要の45%をカバーしとった。ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は先月、これらの輸入を失ったことが自国の現在のエネルギー問題の一因になっとることは認めたけど、対ロシア制裁への姿勢は変えへんかったで。

その一方でEUは、ブリュッセルがロシア産LNGの輸入を完全にやめるゆう目標を掲げとるにも関わらず、その輸入量の記録更新を続けとるんや。ブルームバーグが8月初めに報じたところによると、ベルギーは特に先月、燃料供給を完全にロシア産に頼っとったんやて。

ゼロヘッジ要約:2026年08月24日 トルコとイスラエルが一触即発ほか

https://www.zerohedge.com/geopolitical/turkey-israel-brink-military-clash-after-netanyahu-ordered-strikes-syrian-airbase

トルコとイスラエルが一触即発の状態になっとるっちゅう話やで。ネタニヤフがシリア北西部のアブ・アル・ドゥフルという空軍基地に空爆を仕掛けたんが発端で、イスラエル側は「トルコがそこに軍を展開させるのはシリアとの合意違反や」て理屈つけとるんやけど、トルコはガザ関連でネタニヤフに逮捕状出しとるくらい対立が深まっとる状況やねん。アメリカはこの空爆を「余計なエスカレーションや」て言うてトルコ・シリア寄りの姿勢見せとるらしい。両国の戦闘機がお互いのレーダーに突然映り込むような場面もあって、SCMPは「戦闘機1機撃墜されたら本格衝突や」て警告しとる。エルドアンは前からガザのことでネタニヤフを批判しとって、両方の陣営で暗殺までちらつかせる過激な物言いも出とるらしいで。

https://www.zerohedge.com/political/wary-backlash-pro-israel-senate-hopeful-asks-aipac-not-spend-his-behalf

ミシガン州の上院選で共和党のマイク・ロジャースが、親イスラエルの巨大ロビー団体AIPACに「わしのために金使わんといて」て頼んだいう話やねん。ロジャースは元下院情報委員長でバリバリの親イスラエル派なんやけど、今のアメリカでイスラエル支持が政治的にヤバい空気になっとるさかい、AIPACの支援受けたら民主党候補エルサイードに叩かれるんちゃうかって警戒しとるらしい。AIPACは民主党予備選でヘイリー・スティーブンスに3000万ドルもつぎ込んで負けたばっかりで、エルサイードは「また来い、また燃やしたるわ」て挑発しとった。せやからCMも一旦止めたんやて。フォックスの世論調査ではミシガン州民の55%が対イスラエル支援を完全にストップさせたいて答えとるらしいで。

https://www.zerohedge.com/markets/death-europes-industrial-base-vw-ceo-set-announce-50000-job-cuts

フォルクスワーゲンが史上最大級のリストラ計画で5万人規模の人員削減をやろうとしとるっちゅう話や。CEOのオリバー・ブルーメは「今後数週間が正念場や、みんなで頑張らなあかん」て社員に呼びかけとって、高いエネルギーコストと規制、中国製EVの流入でヨーロッパの自動車産業自体がやられとる状況みたいやで。労組側のクリスティアーネ・ベナーは削減案を「ひどい挑発や」て言うて、経営陣への信頼はガタ落ちらしい。ほんでVWは中国メーカーとドイツ工場での組み立てについて交渉中やて。オスナブリュック工場を巡っては、カタールがイスラエルの防衛企業ラファエルとの軍需転換案を潰したいう話も出とるで。記事はこの流れを「欧州が緑・エネルギー政策の失敗とか移民問題で衰退しとる」て評しとるスタンスや。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/spains-pools-hit-disgusting-brown-challenge-tiktok-filth

スペインのプールで「ブラウン・チャレンジ」いうTikTok発の悪質ないたずらが流行っとって、水の中にわざと排泄物を仕込んで施設を閉鎖に追い込むいう話やねん。ポートアベンチュラのアクアパークとかで実際に糞便が見つかって、消毒とか検査のためにプールが丸1日以上閉まる事態になっとるらしい。スペイン国内で300以上のプールが被害受けとって、罰金は数百から数千ユーロやのに更衣室にカメラつけられへんから犯人特定が難しいんやて。記事はこれをスペインの移民政策、特にサンチェス政権の恩赦措置やセウタでの大量越境の話と結びつけて、「社会規範の崩壊や」いう論調で書かれとるで。かなり移民批判の色が強い記事やから、そこは割り引いて読んでな。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/did-canada-just-sign-its-own-economic-death-warrant

カナダのカーニー首相が、アメリカとの通商交渉をギリギリのところで蹴ったいう話やねん。鉄鋼関税を50%から25%に下げるとか、自動車を25%から15%にするとか、材木関税を撤廃するとかいう好条件やったのに「不十分や」て言うて交渉打ち切って、結果アメリカから50%の関税かけられてもうたらしい。記事はカナダ輸出の78%がアメリカ向けやのに、それがアメリカの輸入全体では13%しか占めてへんいう非対称な依存関係を強調しとって、「数字的にカナダの方が圧倒的にアメリカを必要としとる」て論じとるで。カーニーはEUや中国との貿易でアメリカ市場の穴埋めしようとしとるけど、記事は「それでも全然足らへんし、中国は必ず政治的な見返り求めてくる」て懐疑的な立場や。

https://www.zerohedge.com/medical/who-says-pandemic-determinations-can-be-made-without-evidence-illness

WHOが「パンデミック級のインフル感染の国際報告には、実際に病気になっとる証拠はいらん」て言うとるいう話やねん。「研究室で確認されたら報告義務発生や」て書いてあるんやけど、その根拠がリアルタイムPCR検査で、PCRはウイルスそのものを見とるんやなくて蛍光反応の強さを測っとるだけやから、試薬の交差反応とか熱処理による誤検出とかで偽陽性が出る可能性もWHO自身認めとるらしい。記事は「症状もないのに検査結果だけでロックダウンとかワクチン義務化みたいなパンデミック権限が発動されかねへん」て懸念示しとる内容やで。

https://www.zerohedge.com/medical/alfalfa-sprouts-linked-bacterial-infections-15-us-states

アメリカ15州でアルファルファ・スプラウトが原因のE.coliとサルモネラの集団感染が起きとるいう話やねん。55人感染して4人入院、死者は出てへんらしい。ミネソタが21人、ウィスコンシンが17人で一番多くて、感染源はミネソタのエブリシング・スプラウツ社の製品やて特定されとる。同社は5オンス容器入りのアルファルファスプラウトをリコールしとって、5月27日から8月21日出荷分が対象やで。症状は下痢とか腹痛、免疫弱い人は重症化するかもしれへんから、該当製品持っとる人は食べんと処分せえ、いう注意喚起の記事や。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/georgia-refuses-adopt-eu-sanctions-iran-citing-national-interests

グルジア(ジョージア)がEUの対イラン新制裁への参加を拒否したいう話やねん。与党グルジアン・ドリームの議員が「グルジアの国益に反するんやったら、それが誰の利益になろうと関係あらへん」て言い切っとるらしい。トルコやセルビアもEU加盟候補国やのに今回の制裁見送っとって、グルジアの対EU外交方針の一致率も1年で53%から40%まで落ちとるんやて。EUの対ロシア制裁でもギリシャ、フランス、イタリアとかが例外扱い求めて、外交官が「みんなが抜け穴求めたら制裁自体が空箱になる」て嘆いとる状況も紹介されとるで。

https://www.zerohedge.com/economics/great-burrito-debate-and-uncomfortable-solution-inflation

ネットで盛り上がった「グレート・ブリトー論争」を入口に、アメリカのインフレ問題を論じたコラムやねん。「大学生がブリトー20ドルや言うて騒いどるけど、それは大げさや」いう話から始まって、筆者は「今の若者は70年代~80年代のインフレの酷さ知らんから騒ぎすぎや」て主張しとるで。んで、大統領には財政裁量の余地があんまりなくて、支出の6割は社会保障とかの義務的経費やから、トランプでもインフレをどうこうできる立場やないいう論調や。最終的には「意図的にデフレを起こす荒療治せんとインフレの根本解決はでけへん」いう、かなり極端な結論に持っていっとる記事やで。

2026年8月23日日曜日

マーク・スレボダ:「ロシアは黒海で80隻以上の船を攻撃した ― エルドアンは復讐されとる」

https://www.youtube.com/watch?v=yLfuJLQCi9o

Jamarl Thomas

本人登場、国際関係・安全保障アナリストのマーク・スラボタや。元気にしとるか、マーク?今日は調子ええか?

ジャマール、呼んでくれておおきに。この番組に出るんはいつも光栄やし嬉しいことやで。ほんで、わしは生きとるで。お前はどないや?

わしも生きとるで。息する限り、動ける限りは、まだまだ生きて動いとるっちゅうこっちゃな。ところでみんな、マークの活動はBoosty(ブースティ)で見れるで。B-O-S-T-Yや。マークは素晴らしいアナリストやから、ぜひチェックしてみてな。全部のインタビューとかもそこにあるで。ほんでマーク、まずは攻撃の話から始めなあかんな。取り上げたいネタが何個かあるんやけど、まずエルドアンの動きの話や。先週も触れとったけど、今週はもっと注目集まっとるみたいやな。ロシアがトルコに対して、一体何やっとんねんっちゅう感じで問い合わせしとるらしくて、どうやらウクライナ政府に武器を売ったり武装化したりしとるみたいやねん。それと週末に起きた話もあって、ロシアがキエフに大規模攻撃をしかけたのに防空システムが全然抵抗できへんかったっちゅう話。せやけどキエフの反撃は、わしの理解が合ってたら、週末だけで何千機ものドローンやったっちゅうことやな。

そうやねん。その数字はほんまに驚異的やで。ロシア側の発表によると、ウクライナは何千機ものドローンを発射したっちゅうことや。ほんでもう一個は戦況の話やな。実際に戦場で何が起きとるんか。どっちから話す?お前の好きな方でええで、お前の番組やし。

ほな、まずトルコの話からいこか。トルコの話はいつでも大歓迎やで(笑)。お前はエルドアンのことを「切れ味鋭い獣」って呼んどるけど、わしはいつも「蛇」って呼んどるんや。まあどっちも実質同じことやと思うわ。せやけど、どうやらエルドアンはウクライナに武器を売る動きを見せとるみたいで、これって前はあんまりやってへんかったことやな。どうやら取引は……

いやいやいや、それは全然違うで。トルコは紛争を通じてずっと、めっちゃ大量の武器をキエフ政権に売っとったんやで。装甲兵員輸送車、バイラクタル・ドローン、クラスター弾……いやいやいや、トルコは元々主要な武器供給国やったんや。

ほな何が変わったん?なんでこれがニュースになっとるん?何が変わったんかっちゅうと……ほんなら、今送られとるもんが何かっちゅう話やな?

今回はな、トルコが買うたアメリカの古い軍事在庫を送っとるんや。古いアタックムス(ATACMS)弾道ミサイルとか、M270複数ロケット発射システム12基とか、それ用の大量のクラスター弾、それに普通のロケット弾も大量に、あと砲弾なんかもいくつかあるで。

まあ一番でかいのはやっぱり弾道ミサイルやな。ロシアはこれまで、西側が「めっちゃすごい能力や」って嘆いとったアメリカ製の弾道ミサイルを撃ち落とす能力を実証してきたわけやで。ストームシャドウも撃ち落とす、アタックムスも撃ち落とす、これらの複数ロケット発射システムから撃たれた普通のハイマース・ロケットも撃ち落とす。実際、もう1年以上前の話やけど、西側メディアでも「アメリカの高性能兵器はロシアに効くけど、効かんくなるまでの話や」みたいな記事があったんや。それでわしはスタートレックのボーグの例えをようしとってな。フェイザーで3発撃ったら、向こうのシールドが適応して、それでゲームオーバーやっちゅう感じやで。ほんで、まあ70発くらいの攻撃ミサイル、弾道ミサイルってとこかいな、あとそのシステム用の一般ロケット弾がもっと大量にってとこやろ。これで紛争の方向性が変わるとか、そういうことはまずないやろな。

特にアタックムスに関しては、ロシアはほとんど撃ち落とすやろうけど、それでもいくらかの被害は出るやろな。ほんで政治的な側面もあってな、トルコもアメリカも、両方ともこの紛争で何らかの仲介者を演じようとしてきたし、今も演じ続けとるんや。まあこれはずっとバカバカしい話やったけどな。ほんでエルドアン、この「切れ味鋭い獣」は、両方の陣営でうまいことやっとって、ロシアとの貿易もずっと続けとるんやで。ロシアとトルコの間には長いこと、プーチンとエルドアンの間の紳士協定っちゅうか、暗黙の了解みたいなもんがあってな。「地政学的な違いはあるけど、それが経済関係に影響せんようにしよう、直接対立もせんとこう」っちゅう感じや。これはシリアでも、リビアでも、アゼルバイジャン・アルメニアでも、そしてこのウクライナの紛争でも、だいたい維持されてきたんや。せやけど覚えとるかもしれんけど、エルドアンはこの紛争の初期段階では仲介役を果たしとったんやで。

まず穀物合意があって、彼はその主要な仲介者やったんや。紛争の初期に、ロシアはオデッサを出入りする民間貨物船を攻撃せえへんと合意して、それが穀物合意の一部やったんやけど、それが結局NATOによる大規模な武装キャンペーンに変わってしもうたんや。武器と弾薬がオデッサに絶えず流れ込んで、もちろん貿易もその上に乗っかってな。まあそういう性質のもんやったんやけど、西側は穀物合意の条件を一度も履行せんかったんや。それはロシアの肥料に対する制裁を解除するっちゅう約束やったんやで。だってこれは全部「グローバルサウスを食わすため」っちゅう話やったやろ?ウクライナの穀物を世界市場に届けなあかん、ウクライナが世界を食わしとるんや、みたいな。まあウクライナは世界を食わす手助けをしとる、とは言えるけどな。紛争前、ウクライナは世界第5位の穀物輸出国やったんや。せやけどそういう話の中で、世界第1位の穀物輸出国が誰かっちゅうことは触れんのやな。しかもその国への制裁が穀物の流れを妨げることについては誰も心配せえへん。それがロシアなんやで。ロシアは世界最大の穀物輸出国で、特にグローバルサウス向けにはなおさらやねん。それと、ロシアの農業銀行への制裁も解除せなあかんかったんや、そうすれば穀物を届けられるからって話でな。せやけどそんな約束は一つも果たされんかったんや。結局、穀物合意はロシアが打ち切ったんやで、相手側が条件を果たしとらんかったからな。せやけど、オデッサを出入りする交通への攻撃は再開せえへんかったんや。ごくまれに、間違いなく武器満載やって分かっとる特定の船だけ狙うくらいで、それも例外中の例外やったんや。それが今ではもう完全に崩壊してもうて、今は全部通っとるっちゅう状態やで。

トルコが果たしたもう一つの大きな仲介役は、イスタンブールでの合意、崩壊してしもうたイスタンブール覚書のホストをしたことやけど、それとは別に、マリウポリ解放後のあの取引な、あれはほんまによう分からん話やったわ。アゾフの司令官たち、あの残ってた者らが捕虜になって、トルコに送られたんや。なんでロシアがそんな取引をしたんか、わしにはさっぱり分からんわ。誰も説明したことないんやけど、彼らは戦争が終わるまでそこに留まる約束やったんや。せやけど、まあ確か1年くらい経った後、エルドアンは彼らを全員キエフ政権に送り返してしもうたんやで。せやからエルドアンは、ロシアとの貿易を続けながらキエフ政権にも武器を売るっちゅう両天秤役ですら、それさえ全うできんかったっちゅうわけや。あの合意した役割、アゾフのネオナチどもを紛争終結まで留めておくっちゅう約束すら破ってもうたんやからな。

せやけどまたしてもエルドアンは、自分を演出しようとしとる。ここ数日、また黒海での停戦っちゅう案を持ち出しとるんや。もちろん彼にとっては気になる話やで、なぜならトルコ船やトルコの積荷を積んだ船が黒海で両陣営から攻撃されとるからな。両方からや。しかもトルコ人の船員がこういう民間船で死んだり、少なくとも負傷したりしとる話も聞いとる。それは黒海での貿易を混乱させるし、トルコにとっては重要なことやから、まあトルコ側からすれば正当な懸念やと言えるやろな。せやけどロシア側の主張はこうや。「わしらが先に黒海やアゾフ海で民間船を攻撃し始めたわけやない」とな。何年もそれを放置しとったんや、と。NATOとキエフ政権こそが、40日間の圧力キャンペーンの一環として、ロシアを停戦に追い込もうとして民間船を攻撃し始めたんやと。それに対してロシアは単に「やられたらやり返す」で対応しただけやと。せやけど、いつものように、この「やり返し」は「やられた」よりずっとでかいんや、10倍以上やで。ロシアはそれに対して、民間・軍事問わず全ての船舶輸送を狙うことで応じとる。まあ「民間」言うても、わしはビデオで見たことあるけど、穀物コンテナの外側にビニールでくるんだ軍事装備を積んどったりするんやからな。せやけどとにかく全部やられとるっちゅうことや。オデッサ地域の港、オデッサ、ニコラエフ、チョルノモルスク、ユジュニ、それにドナウ川の港、レニやイズマイルも先週やられたところや。ロシアは7月以降、黒海で80隻以上の船を攻撃しとる。80隻やで。せやから、こういう汚いゲームをやりたいんやったら、こっちも汚くやったるでっちゅうことや。せやけど後悔することになるでっちゅうわけや。ほんでな、今トルコ側は黒海での停戦を懇願しとるんやけど、ロシアの反応は「そんな話は相手にせえへんで」っちゅう感じやな。「もうこの道は通ったんや、二度と行かへん。お前らはあらゆる約束をして、それを破った。そんで今度はうちの船を攻撃し始めた。それでまたこの話に戻ると思うか?」っちゅうことやで。

まあもちろんトルコもエルドアンもこの状況を喜んどらんわな。国益の観点から言えば、彼の両天秤ぶりについてはいろいろ言いたいこともあるけど、黒海で大きな海軍衝突が起きんことは正当にトルコの利益にかなうことやねん。だって経済的利益の大きな部分やからな。せやけど彼はずっとこの紛争を煽り続ける役割も果たしてきたわけや。せやから、今さら文句言う正当な立場はほとんどないとわしは思うで。ただ、この動きが黒海停戦の話に対する反応の一部っちゅうのは明らかやな。この武器取引の発表は、ロシアが黒海停戦に興味なしって発表した翌日に来たんやからな。それにこの武器取引は、トルコに売られたアメリカ製の武器やから、エンドユーザー契約の関係でアメリカの同意が必要なんや。実際、これはほぼ間違いなくアメリカが後押ししとるんやで。ほんでトルコは、これに対してアメリカから何らかの見返りをもらうことになるやろな。それはほぼ確実な状況やと思うで。これはトランプ政権からのほぼ間違いない話やろうし、トルコは単にそれに乗っかっとるだけやろな。武器をウクライナに渡すことで金儲けもできるし、その上にアメリカからのおまけももらえるやろ、それはほぼ確実や。だってそれがエルドアンのやり方やからな。両方から得するようにせなあかんっちゅうわけや。ほんでロシアは言うとるんや、「お前らは両方とも、この紛争で外交的仲介者を演じるっちゅう茶番を続けとるけど、ここに来てお前らは揃って、まあどう言おうと、アメリカ製の弾道ミサイルを送っとるやないか」とな。

このアメリカ製弾道ミサイルの件については、以前から西側メディアでも明らかにされとったことやで。もう15分の記憶の穴に落ちてもうたかもしれんけど、こういう高度なミサイルシステム、GPS誘導と座標が必要なやつ、HIMARSから撃たれるアタックムス弾道ミサイルにしても、独自ソフトウェアが必要な英仏のストームシャドウ/スカルプ空中発射巡航ミサイルにしても、標的設定とコーディングのために専門家、NATOの専門家、片方はほぼ間違いなくアメリカ人、もう片方はイギリス人やろうけど、それが実際の標的設定をせなあかんのや。つまりこれは文字通り、アメリカ人がロシア国内に弾道ミサイルを撃ち込んどるっちゅうことになるんやで。これは前にも見たことがあるな、トランプが就任する前のブリンケン・サリバン政権の末期にな。プーチンは警告したんやで、「お前らは文字通り、うちの本土に弾道ミサイルを撃ち込んどるんやぞ、対応する権利は留保する」とな。せやけどトランプが就任してくることが分かっとって、当時彼が公にこれは間違いやったと言うとったから、ロシアは自制したんや。ほとんどのアタックムスをすぐに撃ち落とせとったし、大した被害も出んかったからな。トランプが最初に就任した時、その慣行は止まったんや。せやけど数週間だけ、トランプ政権下でもまたアタックムスが撃ち込まれた時期があったな。それもロシアはほぼ全部か、それに近い数を撃ち落としたと思うで。ちょうどあの呪いのゲームの騒動の頃やったかな。せやけどまたそれも止まったんや。アメリカはCIAを使った標的設定なんかは色々やっとったけど、アメリカ人が直接撃つアメリカ製弾道ミサイルっちゅうのは違う話やったんや。ほんで今回、この新しいアタックムスの供与でまたその状況に戻るっちゅうわけや。ロシアはそれを指摘しとるんやけど、彼らが実際どう対応するんかはまだはっきりせんな。アメリカに向けて弾道ミサイルを撃ち返すわけでもないし、この件でトルコと戦争を始めるわけでもないやろう。他にもできることはあるで。ロシアはシリア紛争の初期段階で、トルコに相当厳しい制裁を課したことがあったんや。トルコは経済的にロシアにかなり依存しとってな、エネルギー、特にガスの大部分はロシアから来とる、それも全部トルクストリーム経由やで。それに大きな農業セクターがあって、トマトなんかの農産物のかなりの部分がロシアに輸出されとるんや。あと観光業もそうやな、近いからロシア人がようトルコに旅行しとる。ロシアはこれら全部に制裁をかけたことがあるんや、まあガスは除いてやけど。観光ビザとか農業とか、その他いろいろにな。ロシアはトルコのために原子力発電所も建設しとるんやで、まったくもう。せやからロシアにはトルコに仕返しする経済的手段がぎょうさんあるんや。今のところ、そうする示唆はまだしとらんけど、彼らが言うとるのは「そもそもお前ら、その武器をどうやってウクライナに届けるつもりなんや?」っちゅうことやで。今、オデッサやその地域には何も出入りできとらんのやからな。列車や飛行機で運ぶのも現実的やない、まとまった量を運ぶには結局船便が必要になるんや。せやからロシアは言うとるんや、「わしらはこのゲームに付き合うたるけど、そんなもんこっちに入れさせへんで、せいぜい頑張ってな」とな。

まあロシア側のコメントはほんまに、真剣な「お前ら何しとんねん」っちゅう感じやなくて、むしろ苦々しい皮肉っちゅう印象を受けたな。「またこれか」っちゅう感じの、めっちゃ苦い感じやったで。基本的に言うとるのは、外交的解決の望みはもうないっちゅうことや。まあそれがまだ明らかやなかったとしても、こういうエスカレーションと挑発が起きるたびに、それはますますはっきりしてきとるっちゅうことやな。

BORZZIKMAN:ロシアが初めて「スキフ」複合施設を稼働させて、西側に痛烈な一撃を食らわせたっちゅう話やで

https://www.youtube.com/watch?v=aQMJcr4yGb0

西側による厳しい経済制裁にもかかわらず、ロシアの技術発展は減速するどころか、むしろ勢いを増しとるんや。

アメリカとそのいわゆるヨーロッパの同盟国にとって残念なことに、ロシアの技術者たちは相変わらず革新的な開発で西側を驚かせ続けとって、ロシアの世界的超大国としての地位を大いに高めとるんやで。

そんなわけで数日前、ロシアの技術者たちが「スキフ」という名前の独特な科学複合施設の建設を完了したんや。わしの真実求める仲間たちよ、ロシアの技術者が開発したこのスキフ計画は、ロシアが宇宙開発、航空、造船、原子力エネルギーその他重要な分野向けに、最先端かつこれまで知られとらんかった新素材を設計できるようにするもんやで。まあ、わしの仲間たちよ、この動画では、厳しい経済制裁の最中にロシアの技術者たちがどうやってこの独特な科学複合施設スキフを作り上げたんか、そしてなぜそれが西側をここまで驚かせたんかを詳しく説明するで。ほんで、この動画の最後には、スキフ計画の本当の目的についての重要な情報も手に入るはずや。

そんなわけで8月18日、ナヴァシルク地方で、大規模な現代的ロシア科学複合施設スキフの盛大な開所式が行われたんや。スキフ計画はロシア初の第4世代プラスのシンクロトロン放射光源やねん。

簡単に言うと、シンクロトロンっちゅうのは強力なX線源のことで、ロシアの科学者たちがあらゆる物質の内部を覗き込んで、原子レベルまで詳細に研究できるようにするもんやで。結果として、ロシアの科学者たちは、これまで人類に知られとらんかった新素材や新技術を生み出す基本原理を理解する機会を得ることになるんや。わしの仲間たちよ、話の内容が分かるように、この最新のロシア製シンクロトロン複合施設がどう動くんかを簡単な言葉で説明してみるで。

電子は線形加速器で生成されるんや。この電子は一本のビームにまとめられて、2億電子ボルトのエネルギーまで最初の加速を受けるんやで。その後、このビームはいわゆるリング・ブースターに送り込まれて、そこで30億電子ボルトの稼働エネルギーまで加速されるんや。それから電子ビームはメインの蓄積リングに送られて、そこで磁場を通過してシンクロトロン放射を発生させるんやで。

注目すべきは、メインリングの周りに7つの実験ステーションがあって、それぞれが独自の研究を行っとることや。例えば、強力な爆発、高温、パルス衝撃荷重の条件下での物質特性の研究なんかがこれに含まれるんや。

わしの真実求める仲間たちよ、スキフ科学複合施設の建設中、ロシアの技術者たちは非常に厳しい課題に直面したんや。実は、この計画を実現するには、あらゆる面で非常に高い精度が求められたんやで。

ロシアの技術者たちは、電子ビームのパラメータのわずかな変動でさえシンクロトロン放射の特性に影響を与えて、実験結果を歪めてしまう可能性があることをよう分かっとったんや。そこでロシアの技術者たちは、科学複合施設の建物の下に厚さ15メートルの多層基礎を設置することにしたんやで。それに加えて、高価な光学機器のために、ロシアの技術者たちはカレリアン花崗岩製の何トンもある台を作ったんや。シンクロトロン蓄積リングについては、長さ4.7メートルごとに70ミクロンの精度で完全に水平な115個の支持台の上に載っとるんやで。

注目すべきは、ロシアの技術者たちがこの科学複合施設スキフの建設を2020年に開始したことや。この施設の建設が始まった当初から、西側はロシアが計画を完成させるのを阻止するためにあらゆる手を尽くし始めたんや。そんなわけで2020年11月、アメリカと他の西側諸国はこのロシアの計画に対して厳しい制裁を課したんやで。

さらにアメリカは、すべての西側諸国に対して、ロシアへの必要な機器や電子部品の供給を完全に停止するよう命じたんや。結果として、ロシアのすべての科学機関は力を合わせて、独自の電子部品と必要な機器を開発し、ロシアの科学複合施設の建設を続けなあかんかったんやで。

注目すべきは、ロシアの技術者たちが本物の英雄やっちゅうことや。5年間、彼らは休みもなく過酷な条件の中で働いたんやで。せやけど、西側にとって残念なことに、ロシアの技術者たちはこの任務をやり遂げて、科学複合施設スキフの建設を無事に完了させたんや。今、ロシアの技術者たちは必要な設備を設置する準備をしとって、今月末までに最初の科学実験を開始する予定やで。せやけど、西側にとっての悪い知らせはそれだけやなかったんや。実は、ロシアの計画スキフには、もう一つ非常に重要な意味があるんやで。

わしの真実求める仲間たちよ、現在世界にはシンクロトロン複合施設はわずか50基しかないんや。そのうち2基がロシアにあるんやけど、これらの施設は1980年代に建設されたもんやったんや。その技術的特性は現代の西側の類似施設に比べてかなり劣っとったんやで。

この関係で、ロシアの科学者たちはこれまでずっと西側の科学複合施設で研究を行わなあかんかって、それが多くの困難を生んどったんや。例えば、ロシアの科学者が西側の科学複合施設で実験を行うためには、アメリカやヨーロッパ諸国は詳細な計画書の提出と厳格な競争選考プロセスを経ることを要求しとったんやで。

さらに2020年、アメリカとヨーロッパ諸国はロシアの科学者による西側の科学施設へのアクセスを完全に遮断したんや。アメリカの直接の命令で、ロシアの科学者たちは大型ハドロン衝突型加速器計画からも追放されたんやで。ロシアがその建設に積極的に参加しとったにもかかわらずや。せやけど、アメリカや他の西側諸国のこういう行動は、ロシアに大きな損害を与えることには失敗したんや。それもすべて、ロシアの技術者たちが科学複合施設スキフの建設を始めたおかげで、これがロシア初の現代的なリング型光子源になったんやで。

この関係で、トップクラスのロシア人専門家たちが西側諸国を離れてロシアに戻り始めたんや。さらに、科学複合施設スキフの完成によって、ロシアはこの分野で西側との差を縮めるだけやなく、この分野でリードを取るための理想的な橋頭堡を築くこともできたんやで。

実は、西側の類似施設とは違って、ロシアのスキフは記録的な高輝度放射を誇っとるんや。結果として、ロシアの科学者、医師、生物学者、化学者その他の専門家たちは、アメリカや他の国では実行できへんような独自の実験を行う機会を得ることになったんやで。簡単に言うと、ロシアの科学複合施設スキフは、世界中から最高の科学者を引き寄せる真の磁石になったっちゅうこっちゃ。

まあ、わしの仲間たちよ、見ての通り、状況は根本的に変わりつつあるんや。今や世界中の最高の頭脳がロシアにやってくる番であって、その逆やないんやで。同時に、ロシアの技術者たちは他のメガ科学プロジェクトも作り上げとって、例えばモスクワのシンクロトロン自由電子レーザーや、ペテルブルクの原子炉「PIK」なんかがあって、ロシアの科学者たちはすでに現代的なビーム研究施設を使ってユニークな実験をいくつも行っとるんや。

こういうことすべてが、ロシアの科学者たちに、これまで人類に知られとらんかった新素材を作り出すことを可能にしとって、これらの素材は次世代の宇宙船、潜水艦、航空機、船舶、兵器システムの開発に使われることになるんやで。こうしてロシアは、自分が誰にも依存せんと、みんなが一目置かなあかん真の世界的超大国やっちゅうことを、また証明したっちゅうわけや。

BORZZIKMAN:キエフでゼレンスキーの航空機工場が狙われて、1000フィートのキノコ雲火球が上がったっちゅう話やで

https://www.youtube.com/watch?v=m9OL9KjbX14

わしの真実求める仲間たちよ、ほんの数時間前、キエフへのロシア軍によるミサイル攻撃の詳細が明らかになってきたんや。結局のところ、ロシア軍は数波に分けてウクライナの首都にミサイルを撃ち込んだんやで。

最初の波は真夜中直後に起こったんや。確かな情報によると、15分以内にキエフはイスカンデルM弾道ミサイル8発、ジルコン極超音速ミサイル13発、北朝鮮製KN-23弾道ミサイル2発の集中砲火を浴びたっちゅうこっちゃ。その10分後、ロシアの軍艦が黒海から直接カリブル巡航ミサイル約30発をキエフに向けて発射したんや。その後、ロシアの戦略爆撃機約20機が飛び立って、Kh-101巡航ミサイルを何十発もキエフに向けて撃ち込んだんやで。

複数の情報筋によると、合計で70発以上のミサイルがウクライナの首都に降り注いだっちゅうこっちゃ。同時に、何百機ものロシアの自爆ドローンもこの攻撃に加わっとったんや。わしの仲間たちよ、この文脈で、わしは一つ非常に興味深い事実に注目してほしいんや。実は、キエフへの壊滅的なミサイル攻撃の1時間前に、ウラジーミル・プーチンが戦略開発・国家プロジェクト評議会の会議で演説しとったんやで。演説の中でプーチンは、外部からの圧力やキエフ政権によるドローン攻撃を含む様々な要因がロシアの経済指標に影響しとると述べたんや。

「ロシア経済はウクライナのドローン攻撃から致命的な影響を受けとるわけやない。とはいえ、こういう攻撃は確実にロシアに一定の損害をもたらしとる。ロシアの主権を強化して、防衛・安全保障分野と社会経済分野の両方で効率を高める必要性を改めて言うとくで」とウラジーミル・プーチンは述べたんやで。注目すべきは、プーチンの発言から60分後に、ロシア軍が70発以上のミサイルと100機を超える自爆ドローンをキエフに向けて発射したっちゅうこっちゃ。今回も西側の防空システムは、またしてもミサイルを一発も撃ち落とせへんかったんや。結果として、狙われた標的は全て見事に命中したんやで。

特に、独立系の監視サービスによると、「フォッジー・グループ」「ロゼトカ」「サンパーク」「ノヴァ・ポシュタ」といった企業の倉庫が何十棟も破壊されたことが記録されとるんや。

さらに、ロシアのミサイルとドローンは「エピツェントル」「ザムラー・グループ」「ノヴス」「エタロン」「FMロジスティック」「EVA」といった企業の物流センターも直撃したんやで。それだけやなく、「マヤーク」「ラジオメトル」「キエフ・アルセナル」「キエフプリボル」といった工場でも爆発が何件も記録されとるんや。ほんでここからが面白いところやで。

ウクライナの消防士がキエフ中心部と北部の重要施設での火災を消し止めようとしとった時、ジルコン極超音速ミサイル5発、イスカンデル弾道ミサイル3発、北朝鮮製KN-22弾道ミサイル2発、カリブル巡航ミサイル20発が同時にキエフの「スヴャトシンスキー」地区にあるアントノフ航空機工場を直撃したんや。多くの目撃者によると、このミサイル攻撃はあまりにも凄まじくて、工場の上空に1000フィートのキノコ雲火球が上がったっちゅうこっちゃ。わしの真実求める仲間たちよ、ロシアがアントノフ航空機工場に対してこれほど大量の強力なミサイルを使ったっちゅう事実は、この施設がロシア軍司令部にとって優先目標やったっちゅうことを示しとるんやで。

さらに、8月21日の朝、ウクライナにおけるロシア地下組織のコーディネーター、セルゲイ・レベデフ氏は、様々な種類の無人航空機の組み立てと生産に関わっとったNATO諸国出身の外国人技術者数十人が、この攻撃で死亡したと述べたんや。それに加えて、NATO諸国からの教官用に改装されたホテルの施設も工場敷地内で破壊されたんやで。合計で、このロシアによるアントノフ航空機工場へのミサイル攻撃で、何十もの作業場、倉庫、地下施設が破壊され、NATO諸国出身の技術者・軍事教官30人も命を落としたっちゅうこっちゃ。彼らは主にポーランド、ドイツ、フランスの市民やったんやで。

この文脈で、権威ある政治学者マラト・バシロフ氏の興味深い発言にも注目してほしいんや。特に彼は、最近のウクライナへのミサイル攻撃で、ロシアはウクライナの工場や物流センターだけやなく、アメリカ企業に属する施設も破壊しとると述べたんや。例えば、キエフだけでも「デュポン」「モンサント」「カーギル」といったアメリカ企業所有の施設がほぼ全て破壊されたんやで。結局のところ、ウクライナの農地の40%はアメリカ企業に管理されとって、つまりウクライナの収穫物の40%は西側のもんやっちゅうこっちゃ。せやけど、ロシアによるオデッサの海上封鎖と絶え間ないキエフへのミサイル攻撃によって、アメリカの企業は莫大な財政的損失を被り始めとるんや。まあ、わしの仲間たちよ、どうやらウラジーミル・プーチンはドナルド・トランプに本気で怒っとって、「アンカレッジの精神」を裏切ったアメリカ大統領に復讐したっちゅうことみたいやで。

一方で、戦争特派員たちはかなり衝撃的な発言をしとるんや。特に彼らは、ロシア軍によるウクライナの港湾に対する継続的な海上封鎖と、ウクライナ軍とNATO軍の物流網への絶え間ないミサイル攻撃によって、ウクライナ軍部隊は武器システムだけやなく食料供給の輸送でも大きな困難に直面しとると述べたんや。この文脈で、戦争特派員たちは、ウクライナ軍部隊の80%がすでに実際の飢餓状態にあることを確認したんやで。彼らによると、ウクライナ兵は食料だけやなく飲料水すらない状態に置かれとるっちゅうこっちゃ。結果として、ウクライナ兵はなんとか生き延びるために雨水を飲んだり、ネズミを狩ったりせなあかん状況やねん。この文脈で、ウクライナ兵がゼレンスキーに食料と水を提供してくれと文字通り懇願する動画がSNSに何十本も出回っとるんや。せやけど、ウクライナと西側メディアはこういう動画を公開せんと、ウクライナ軍があたかも勝利まであと一歩やと国民を説得し続けとるんやで。この状況で、ウクライナ兵の士気は急速に低下し続けとって、ウクライナ軍の脱走兵の数はすでに30万人を超えとるっちゅうこっちゃ。この中で、ロシア軍への寝返りを決めたウクライナ兵の数も急速に増えとるんや。例えば、2016年1月以降、50人以上のウクライナ兵がロシア側に寝返ったんやで。合計で、公開情報によると、1000人以上のウクライナ兵がロシア軍側で戦っとるっちゅうこっちゃ。同時に、この数字はかなり過小評価されとると報じられとって、それはロシアが多くのウクライナ兵や将校の名前を伏せとるからなんや。彼らの家族がまだキエフ政権の支配下にある地域に住んどるから、危険にさらさんためやねん。こうして、ゼレンスキーとその側近の日々は数えられとって、ウクライナはまもなくキエフの親西側傀儡から解放されるっちゅうことが明らかになってくるんやで。


2026年8月21日金曜日

ラリー・C・ジョンソン:ベッセントは分かってへんねん、イランには通貨兵器化しといて中国には従来通り頼るいうことはできひんいうことを

https://sonar21.com/bessent-doesnt-understand-the-he-cant-weaponize-the-dollar-with-iran-and-bank-on-it-with-china/

2026年8月21日

財務長官スコット・ベッセントの木曜日は、まるで二重人格みたいやったで。CNBCで「政権のイラン脅迫の後、なんで原油が跳ね上がったんや」と聞かれたら、ベッセントは分からんふりして「なんで原油がこんな跳ねたんか、よう分からへんわ」とほざいとった。同じ日の別のコメントでは、もっと踏み込んで「今日の原油価格の急騰、正直理解でけへんねん」言うて、ただのノイズやと片付けよった。どうやら自分がその数時間前に、アメリカがイランへの海上封鎖を継続して「史上最も厳しい制裁」を科すと発表して、「これはうまくいく」と言うたことすら忘れとるみたいやな。その前日にはトランプが「あらゆる国に対して行われた中で最も破壊的な経済作戦や!」と豪語しとった。

原油急騰の原因は、財務省の演壇に立っとった本人以外の全員にとって明白やったんや。イランはホルムズ海峡を封鎖し続けると宣言しとって、ワシントンはそれを緩めるどころかエスカレートさせとった。フォックスの共同司会者も「他の全員が何が価格を動かしとるか理解しとる」言うてたくらいや。ベッセントの困惑ぶりが注目に値するんは、それが原油だけの話やなかったいうことやねん。同じ週に、もう一つの市場が同じ政策に対して同じ判定を下しとった――しかもそれも、ベッセントが「自分は管理できる」と主張しとる市場やったんや。債券市場が投票しとって、世界最大の米国債保有国らが、静かに撤退へ向かっとったんやで。

8月17日、財務省が6月分の国際資本統計(TIC)を発表した。外国勢の米国債保有は9兆2990億ドルまで減少して、5月比721億ドルの減少――4か月で3回目の月次減少やった。売りを主導したんは二大公的保有国や。最大保有国の日本は保有を減らして、第3位の中国は保有額を約6330億ドルまで削減、前月の6590億ドルから減って、2013年のピークの1兆3000億ドル超からしたらほんの一部にまで落ち込んどるんや。ストック(残高)以上に目を引いたんはフロー(流れ)のほうや。米証券への外国勢の純流入は、たった1か月で566億ドルから68億ドルへと激減した。外国勢は一斉に投げ売りしとったわけやない――もっと静かで、ある意味もっと不気味なことをしとったんや。新しい国債をあんまり買わんと、既存の債券を満期償還のまま放置しとった。アメリカの財政赤字を許容できる金利で賄う原動力、その「限界的な外国勢の買い」いうもんが、薄うなっていっとったんやな。

その薄うなった買いの代償は、すぐに利回りに現れた。30年物米国債の利回りは約5.34%まで急騰――ほぼ20年ぶりの水準や――財務省が介入するまでその状態が続いた。40兆ドルの債務残高を借り換えせなあかん政府にとって、しかもその多くは10年債利回りが2%を切っとった時代に発行されたもんやから、利回りが1目盛り上がるたびに財政問題は複利で膨らんでいくんや。純利払い費はすでに2026会計年度の最初の10か月で約9630億ドル、連邦支出全体の約15%にまで達しとる。ベッセントが最も落ち着かせたい市場――政府の借入コストを決める市場――が、まさに落ち着きとは真逆のことをしとったわけや。

せやから同じ週に、二つの異なる指標から二つの結果が出たんや。ほぼ90ドルの原油は「海峡は封鎖されて戦争はエスカレートしとる」と告げとった。債券の売り込みと5.3%の長期債利回りは「世界がドルとドル建て債務のリスクを再評価しとる」と告げとった。ベッセントは前者を「理解でけへんノイズ」と呼んだ。後者については理論すら示しとらん――せやけど今週の行動を見りゃ、本人はちゃんと分かっとるいうことが分かるで。

8月19日、財務省は長期債の買い戻しを最低でも倍増させると発表した――1回あたり20億ドルから最低40億ドルへ――これは明確に、売りを食い止めて高騰した利回りを引き下げるためのもんや。それは一時的にはうまくいって、30年債は5.21%まで下がって、ドルも軟化した。その数週間前には、ベッセントは2011年以来初めてとなる日米共同為替介入に一役買っとって、円買いに乗り出しとった――しかもその資金源はユーロやったと言われとる――コストは50億から100億ドルほど。理由の一つは、円の暴落が続くと日本が通貨防衛のために約1兆1000億ドルの米国債を売却せなあかんくなる恐れがあったからや。

これはな、市場のシグナルを「謎」やと感じとる男の動きやないで。リアルタイムでスローモーションの資金調達大惨事を管理しとる男の動きなんや。市場もそれをそのまま読み取った。買い戻し発表の後、ブルームバーグのドル指数は3か月ぶりの安値まで下落。シティグループとドイツ銀行のアナリストらは「財務省の本当の狙いはドルを弱めて利回りを緩和することや」と結論づけた。ストラテジストらの判定は単刀直入やった――あるアナリストの言葉を借りりゃ、ベッセントは「ドルの強さをちょっとばかし犠牲にする」覚悟があって、「何かが逃がし弁にならなあかん」いうことや。別のアナリストは、この一連の介入を「政策当局がパニックになっとる」証やと呼んだ。40年のキャリアを持つ元財務省高官は、円介入を「軽率やった」と評した。通貨圧力を上っ面で誤魔化しても、それを実際に引き起こしとる財政再建の問題には何も対処せえへんからやいうのがその理由や。

ここに罠があるんや、しかも原油の罠とまったく同じ形をしとる。財務省が自分とこの長期債を買うことで利回りを人為的に下げれば、その債務を保有する魅力そのものが下がってしまうんや。これはベッセント自身が1年足らず前に支持しとった「規則的で予測可能な」発行方針からの逸脱やし、投資家の目には、政府が自分の借金をこっそり通貨発行で穴埋めしとるように映るんや。ドルを安定させるための道具が、まさにドルへの信認を蝕む道具になっとるわけや。ブルームバーグが言うたように、ベッセントの債券買いによる最大の敗者はドルそのものになりかねへんいうことや。

一歩引いて見りゃ、二つの話が一つに収斂するんや。ベッセントの財務省は、互いに矛盾する二つの作戦を同時に走らせとる。

一つ目の作戦はドルの兵器化や。封鎖、「史上最も厳しい制裁」、ホルムズ海峡をアメリカ領土やと宣言する脅し、「イランと商売するどの国も罰する」いう約束、中国の銀行と人民元建て原油取引を狙い撃ちにした二次制裁――そのすべてが、ドルシステムへのアクセスを強制の道具に変えとるんや。それこそが狙いなんやで。

二つ目の作戦は、世界がその同じドルへの信頼を持ち続けることを必要としとる――米国債を買い続け、財政赤字を賄い続け、外貨準備をドルで保有し続け、それによってアメリカの借入コストを低く抑え続けることをや。せやけどこの二つの作戦は両方とも成功するいうことはでけへんねん、なぜなら一つ目は、ワシントンの機嫌を損ねた国にドルシステムが何をしでかすか、地球上のすべての外貨準備管理者に見せつける生きた実演やからや。イランへのエスカレーションのひとつひとつ、イランと商売する中国への脅しのひとつひとつが、代替手段の広告になっとるんやで――CIPSを通じて人民元で原油を決済すること、米国債の代わりに金を保有すること、貿易全体をドルを迂回させて回すこと、そういう代替手段のな。自分とこの通貨を究極の兵器に仕立てておいて、敵にはそれを貯金箱として持ち続けてもらおういうんは虫が良すぎるやろ。

中国はこの矛盾が一番先鋭化しとるところや。なぜなら中国は、一つ目の作戦では悪役やのに、二つ目の作戦では欠かせん支柱でもあるからや。イラン産原油を買うとるいう理由で制裁対象にしたいのは中国やのに、ベッセント自身が認めとるとおり、その安定した購入がイラン産原油を安値に抑えて、テヘランをフル価格収入から遠ざけとるいう構図でもあるんや。それに中国は今なお、アメリカが借り換えせなあかん債務の外国人保有者の中でも最大級の存在なんやで。政権がちらつかせ続けとる「前例のない」措置――中国の大手銀行をドルシステムから締め出すこと――は、もし実際にやったら、アメリカの外部債権者の中で最大の相手に、ドルから急いで手を引く一番明確な理由を与えてまうことになるんや。武器と資金源が同じ国いうわけやな。

原油デスクから債券デスクまで通底しとるのは、支配を語る財務長官がおって、その本人が最も安心させなあかん二つの市場が正反対の値付けをしとって、それを見て「ノイズや」いう言葉に逃げ込む姿なんや。原油が急騰しとるんはトレーダーが混乱しとるからやない。海峡が封鎖されて戦争が広がっとるからや。外国の債権者らが手を引いとるんはデータを読み違えとるからやない。自分とこの通貨を兵器に仕立てて、その代償を隠すために自分とこの債券を買う政府を見て、「そんな通貨をあんまり保有せんとこ」と学習しとるからなんや。ベッセントは円を防衛して、買い戻しを倍にして、制裁は「うまくいく」と約束することもできるやろ。せやけど、ドルを対外的に兵器化しつつ、国内では同時にそれを頼りにするいうことは、両立でけへんねん。本人が「理解でけへん」言うとる急騰は、単純に、請求書が届いた音やねんで。

マイケル・ハドソン:同盟国が資産になるとき

https://michael-hudson.com/2026/08/when-allies-become-assets/

同盟国が資産になるとき

By Michael 水曜日、2026年8月12日

2026年7月22日

Glenn Diesen: おかえりなさい。今日はマイケル・ハドソン教授にお越しいただいとるんやけど、みんな彼の仕事をフォローすることをお勧めするで。概要欄にリンクを貼っといたわ。せやからわしも、最新情報をキャッチアップするために読んどるんや。せやから、また来てくれてありがとう、マイケル。また会えて嬉しいわ。

Michael Hudson: こういうニュースが起こっとる中で、ここにおれて嬉しいで。株式市場は上がっとる。みんな、この件で世界のインフレや為替レートに大した混乱は起こらへんって自信満々みたいやな。ほんまに驚きやわ。まあ、進行中の戦争について話しとるのに、市場はまるで、実際にはそんな重要やないっちゅうかのように振る舞っとるんやで。

Glenn Diesen: 彼らが妄想的なんか、それとも市場操作なんか、どう説明すればええんか分からへんわ。まあとにかく、これが今日話し合うことの一つやな。

数十年のグローバリゼーション、つまり市場統合と巨大な持続不可能な債務の蓄積の後、わしらは今、このアメリカ中心のグローバリゼーションの形態──アメリカを中心に世界を統合するモデル──が、どうやら自らを使い果たしたっちゅうことを目の当たりにしとるんや。アメリカの金融市場、アメリカドル、アメリカが管理する輸送回廊を中心にしたこのモデルが、今や経済戦争、さらには実際の戦争によって解体されつつあるんやで。

あんたもたぶん、スコット・ベセントとのインタビューを見たと思うけど、そこで彼は、イラン、ベネズエラ、ロシアへの戦争は全部アメリカドルを強化する経済的機能を持っとるって指摘しとったやろ。興味深いのは、これがある疑問を投げかけるっちゅうことなんや──いったいどこまで誰かがハンドルを握っとるんか、それとも、あんたにはアメリカの計画っちゅうもんが見えとるんか?

Michael Hudson: 長い計画があったんやで。

トランプを見下すのはとても簡単なんや、「トランプはイランとの戦争に負けとる」ってな。了解覚書全体が、実質的にイランへの屈服みたいに見えたやろ。ほんで、トランプがどんどん深みにはまっていこうとしとるのは無駄なことのように見えるんや。せやから、彼がアメリカをどんどん深みにはめとるんやから、彼には計画なんかあらへんに違いない、うまくいってへんからな、っちゅう思い込みになるんやで。

けど、計画はあるんや。トランプだけやなくて、特に彼の財務長官ベセントが、これが何なのかを非常にオープンに表明してきたんやで。トランプ自身、最初の政権時代、はるか2018年にすでにこの計画の概要を示しとったんや。彼が言うたのは、一番の目的は、アメリカの海外軍事支出──アメリカ中心の世界秩序、ドル化、アメリカ金融市場を強制しようとする試み──が、1950年以来アメリカにとって主要な国際収支の流出源やったっちゅうことに気づいたことやったんや。1971年にアメリカを金本位制から離脱させたのは、海外軍事支出やったんやで。

まあ、1971年からごく最近まで、金の代わりに何が取って代わったんや?アメリカは海外市場に金を注ぎ込んだんや。海外市場はこれをアメリカに還流させとった。最初は、ドルの現地受取人──企業、経済、政府──がドルを中央銀行に引き渡しとったんや。

中央銀行は何をするんや?まあ、前にも話し合ったし、わしの本『Superimperialism』でも論じたけど、海外の中央銀行はアメリカ財務省のIOU、財務省債、証券、短期債を買うとったんや。そんでここ数年は、この政府間の中央銀行還流の代わりに、海外の民間投資家がアメリカの株式や債券を買うようになったんや。この金全部が、主に債務によって押し上げられとったアメリカ株式市場に還流されたんやで。

アメリカの支配をなんとか維持するこの手段全部が、今や疑問視されとるんや。トランプが言うたのは──わしらがまずやりたいのは、海外でやっとるこの軍事支出を全部止めることや、っちゅうことなんや。彼はすでに最初の政権時代に、NATOから軍を撤退させることについて話しとったし、OPECを名指しにしとったんやで。彼は「わしらは中東・西アジアの防衛に大金を使っとるんや、そんで彼らは実際、何らかの形でわしらに払わなあかんことになるんや」って言うとった。

もちろん、それが1974、1975年のペトロダラー協定の発想全体やったんや。OPECは石油に望むだけの値段をつけてええけど、その石油収益をアメリカの金融市場、株式・債券に再投資する、っちゅうな。それは全部うまくいっとったんや。けど、それでも、アメリカは1970年代以降の間に、産業力を失い、債権国から債務国へと転落する債権国の力を失ってもうた。新しい戦略が必要やったんや。

去年、2025年末、アメリカはその戦略を明示したんや。それは、まあ、わしらはもう産業でも、金融市場ですらも世界経済への支配を維持できへん、アメリカをレンティア経済にするための一連の独占を確立せなあかん、っちゅうことやったんやで。

アメリカがコントロールしたい三つの分野は、まず第一に、長年の分野である石油や。前にも話し合ったな。アメリカは石油貿易をコントロールしたいんや、同盟国がアメリカの独占を妨げるような他の石油生産国と取引できへんようにするためにな。

あんたがやってきた番組やメディアの注目のほとんどが、イランとの戦い、特にイラン産石油、特に中国向けのイラン石油輸出の孤立化に集中しとる一方で、ウクライナを通じてロシアの石油精製所とガス精製所を爆撃するっちゅう、似たようなアメリカの攻撃もあったんやで。アメリカはウクライナに、正確にどこを爆撃すればええか示すための指導とミサイルを提供してきたんや、ホルムズ海峡の閉鎖──世界の石油貿易の20%──とイエメン人がサウジアラビアの西海岸輸出施設を削減したことでさらに5%──による石油価格の差し迫った上昇からロシアが恩恵を受けへんようにするためにな。

世界は非常に急激な石油価格上昇に直面しとるんや。アメリカはこれの受益者になりたいんや、特に液化天然ガス輸出を通じてな。西アジアでの戦争の結果としてのこの石油価格上昇の受益者は、ロシアやなくアメリカであることを確実にしたいんや。そんで今も、中国がこれを受け取れへんように孤立させたいんやで。

トランプは今年の初め、繰り返し、アラブOPEC諸国にアメリカの軍事費用を払わせたいって言うてきたんや。まあ、突然、トランプはイランが今、ホルムズ海峡経由の交通に通行料を課そうとしとって、それが年間約400億ドルを生み出すとイランが見積もっとるっちゅう事実に触発されたんやで。

トランプはついに、OPEC諸国にこの軍事費用──彼はこれを防衛やイランや他の攻撃者からこれらの国を守るガーディアン・エンジェルって呼んどるけど──を課す方法を見つけたんや。ほんで彼は数日前、ホルムズ海峡に通行料が課されることになる、って言うたんやで。国際水域に通行料を課すことは許されへんっちゅう国際法なんか忘れろ、通行料は課される。わしらがそれを得るんや、イランやない、ってな。

すぐさま、ルビオ国務長官が「ちょっと待てよ」って言うたんや、もしあんたが、アメリカがイランの代わりに通行料を得るって言うんやったら、それは国連海洋法条約が死んだっちゅうイランの主張を正当化することになるで、ってな。国連の規則は、国際水域には、トルコの黒海アクセス、エジプトの運河、パナマ運河みたいに、国連協定の署名国によって既得権として認められとる場合を除いて、通行料を課せへんっちゅうもんやんか。それが既得権として認められてへんのやったら、国際水域に通行料は課せへんのや。まあ、ルビオは「そんなこと言うわけにいかへん。イランが通行料を得るのを防ごうとする際にまだ使える国際法上の切り札は、一切譲れへんのや」って言うたんやで。

そんでトランプは前言を撤回したんや。翌日、数日前やけど、彼は記者会見を開いて、「よし、わしらはOPECアラブ諸国と新しい合意をしたで。彼らはガーディアン・エンジェルとしての防衛費用をわしらに払うことになるけど、通行料を通じてやない。彼らはアメリカに投資することになるんや、ちょうど1975年以降、サウジアラビアやOPEC諸国がここに石油輸出収益を投資したみたいにな。彼らはアメリカの産業にパートナーとして投資することになる」って言うたんや。

すでにこれは形になり始めとったんやで。例えばアマゾンは、バーレーンに自動知能──膨大なエネルギーを使うコンピューターの巨大なフィールド──に巨額の投資をしとったんや。それがアメリカが独占したがっとる二つ目の要素やねん。

石油貿易をコントロールして実質的にすべての還流石油輸出収益を自国経済のために得ることに加えて、アメリカは情報技術と関連するコンピューター化・インターネットの独占をコントロールしたいんや。これがアメリカの国際収支を安定させてきたものが、UAE、サウジアラビア、バーレーンを含む、アメリカの「ゴールデン・セブン」情報技術株、コンピューターチップ、アマゾン、グーグル、そしてインターネットや公共討論のすべて──X、フェイスブック、こういうもの全部──への巨額の民間海外投資と政府投資やった理由なんやで。

問題は、今これらの株が下がりつつあるっちゅうことなんや、アナリストらが気づいたからやで──まあ、これらの企業が、巨大な情報技術センターを建設した結果として期待しとった独占レントでの莫大な収益増加を実現するには、アメリカ国内ではできへん、なんせ電力もないし、この知能全部を作り出すコンピューターチップを冷やす水もないからな。せやから、アメリカが自国の産業、製造業をオフショア化してきたのと同じように、今度は自国の自動知能独占もオフショア化しとるんやで。

どこにオフショア化するんや?まあ、OPEC諸国、特にアラブOPEC諸国にや。せやから、さっき言うたように、バーレーンのアマゾンってことなんや。ここ2日間、アメリカはUAEと合意を結んで、「あんたらは、あんたらの場所でこの産業、この情報技術を建設する巨額のアメリカ投資においてわしらのパートナーになれるで。あんたらは自分らのエネルギーを一切輸出せんでええ。この巨大なアメリカの情報技術投資に電力を供給するために、国内でエネルギーを提供するだけや」って言うとるんや。

まあ、数日前、イランはバーレーンにあるアマゾンの情報技術投資に爆撃の焦点を当てたんやで。

イランの立場はこうなんや──まあ、わしらの戦略は何や?第一に、わしらはアメリカを西アジア地域全体から追い出したい。まずやらなあかんのは軍事基地を追い出すことや。イランはイスラエルを除いて、すべての軍事基地に対してそれをやったんや。爆撃したんやで。

そしてアメリカ陸軍、軍は完全に同意しとるんや。よし、わしらはそこの軍事基地を撤退させる、もう財政的に維持できへん、主にイランのミサイルから守れへんからやな、そのミサイルは思うがままにわしらの防衛を突破できることを示したんやからな。そんでイランはついこの3日間で、残っとったアメリカ軍基地を爆撃し終えたんやで。

けどイランはそこで言うんや、もしアメリカを西アジアから追い出すつもりなら、それは軍事基地だけやあかん。わしらはアメリカとそこの現地君主国との経済的・金融的共生関係全体を終わらせなあかんのや、ってな。石油輸出収益をアメリカの株式・債券に投資して、アメリカのAI産業とパートナーシップを組むこの共生関係の下では、彼らの心は金がある方について行くことになるんや。わしらはこの経済的共生関係を防がなあかん。アメリカ経済とこれらの経済の間には、一切のつながりがあってはならへん、そうすれば、わしらは実質的にこの地域をアメリカから解放できるんや。これが実は、この戦争の本質なんやで。

これはイラン側にとって存亡をかけた戦争として描かれてきたんや、なんせアメリカがイランに対して、ベネズエラにやったのとまさに同じことをしたかったからやねん。ベネズエラでやったみたいな、非常に速い戦争を望んどったんや。大統領を拉致して、石油をアメリカに引き渡すことに同意する政権交代を起こす。ベネズエラの石油輸出収益は全部、アメリカ財務省が運営するアメリカの銀行口座に入れられるんや。

数ヶ月前、財務長官ベセントは、イランを打ち負かしたら同じことをやるって言うたんや。6月17日の了解覚書が署名される直前、ヘグセスが出てきて、わしらはイランを征服して、イランの全石油収益を財務省口座に入れる政権交代を起こす、って言うたんやで。この口座はアメリカの輸出品やアメリカ製品を買うためにアメリカ国内で使わなあかんことになる、ってな。そんで交渉担当者らがこの了解覚書を作り上げたんや。

数日前、イランがその合意から撤退したように見えるんや、なんせアメリカが実際に合意の条件を満たすつもりなど一切なかったっちゅうことが明らかになったからやで。一つには、合意全体が、アメリカが同盟国、特にUAEとアラブOPEC諸国に差し押さえるよう指示した1000億ドルのイランの貯蓄のうち、少なくとも象徴的な金額である120億ドルの支払いによって動き出すことになっとったんや。

まあ、ヘグセスは、UAEと協力して「彼らに1ペニーも渡すな」って言うたんやで。せやから今、UAEやバーレーンや他の国々は「わしらはこの120億ドル、まして1000億ドルなんて、イランに返還せえへんで」って言うとるんや。「わしらはこう言うで、イラン、あんたはわしらを攻撃した。わしらがあんたを攻撃した時、あんたは反撃した。あんたの反撃はわしらへの攻撃なんや。わしらは、あんたがアメリカ、イスラエル、そしてわしら自身の軍事攻撃に対して自国を守った結果、わしらが被った費用への賠償が欲しいんや」ってな。ヘグセスはこれ全部を、実際、17日に署名された合意を交渉担当者らが起草した7月11日にすでに明言しとったんやで。これが実行される見込みなど一切なかったのは明らかや。

ホルムズ海峡での貿易をイランに管理させることに関しては、アメリカはイランに、通行料や、船舶の登録・調整といった海峡管理が行うようなことに対する行政料金すら課させるつもりなど一切なかったんやで。

アメリカ海軍は入ってきて、船舶を保護し、トランスポンダーをオフにしてオマーン沿岸近くを航行させることでイランの管理を破ろうとしたんや、そんで、了解覚書ではイランがホルムズ海峡経由のすべての船舶を管理することになっとると言われとるのに、これはイラン自身の領海には適用されへん、って言うたんやで。

ホルムズ海峡には二つの経路があることになるんや。イラン沿岸経路──これは国際水域やなくてイランの水域下にある──と、その間の国際水域についてはどうかっちゅうと、これは適用されへん、なんせ国連海洋法条約(UNCLOS)は、条項にすでに既得権として認められてへん限り、いかなる国も通行料を課すことを禁じとるからなんや。アメリカは「まあ、わしらはその協定に署名してへんのや。イランは署名しとるかもしれんけど、わしらは署名してへん。そんでイランはわしらと戦争状態にある」って言うたんやで。

いずれにせよ、この海洋法が通行料を課せへんと言うてへんからといって、わしら[イラン]や他の国が戦争状態で自らを守ることを妨げるもんやない。オマーンはわしらと戦争状態にある、なんせオマーンはミサイルや爆弾がわしらの領土に送られる出発点となっとるアメリカ軍基地を受け入れとるからやねん。せやから、もちろんわしらは海峡をコントロールする。これがイランが主張しとることなんや。

60日間の停戦期間が終わる時、イランはこの通行料を課すことを計画しとったんや。トランプは「あかん、あんたらは通行料を課せへんで。わしらが全費用を賄うための通行料を課すんや。そんでわしらは、この石油を輸出しとるアラブ諸国の石油輸出収益の20%を得るで。この価値の20%が全部わしらへの通行料として払われることになる」って言うたんや。まあ、それがこの直近の法的争いの本質なんやで。それで国際海洋法もあらへんことになる。それで了解覚書もあらへんことになる。

これがトランプの狙いやっちゅうことが分かるやろ。彼はイランを攻撃しとるのは、単に、わしらは何とかしてイランの軍を破壊できる、彼らの防衛を破壊できる、彼らのミサイルを破壊できる、わしらは民間人や病院や学校を叩いて住民を十分に意気消沈させて、アメリカ政権を入れたがるようにできる、そうしたらわしらが彼らをこれほど不幸にするのをやめてやるで、っちゅう思い込みに惑わされとるだけやない。これは全部幻想なんや。

けど、アメリカにとって、このイランへの戦いは、世界経済をどうコントロールするかというアメリカの計画にとって存亡をかけたもんなんや、それはイランにとって、バローチスタンやクルド人らからの侵攻を得ようとするアメリカの侵攻・分裂の試みに対して自国の主権と存在を守ることが存亡をかけたもんであるのと同じようにな。これがこの戦いの本質であり、なぜそれが延々と続くことになるのか、っちゅうことなんや。この延々と続くプロセスは石油貿易をブロックすることになって、石油の停止につながり、わしらが以前の番組で話し合った世界的生産危機と金融危機につながるんやで。

Glenn Diesen: もしわしがワシントンにおって、アメリカの地経学的支配を回復する方法についてトランプに助言しとったら、たぶん今彼らがやっとることをかなりの程度助言すると思うで。アメリカが技術的支配力を回復するために、国際輸送回廊、海上回廊をコントロールするために、この通貨でアメリカの金融的支配力を回復するために。あんたはアメリカのライバルを弱いままにしときたいんや。ライバル同士を分断したままにしといて、統合を防いで、そして家臣国を依存したままにしときたいんやろ。もしアメリカ支配のための新しい方式を持ちたいんやったら、これはええ道筋のように見えるわ。

彼らは実際、この論理を裏付けるコメントをよくするんやで、あらゆる国際水路は、たとえ海賊行為によってでも、アメリカの管理下にとどまらなあかんっちゅう発想やな。今わしらは、ベネズエラでの成功をどう測ったかの一部が見えとる、ベセントによると、彼らは今やドル建てで石油を売らなあかんことになる。彼らの収益はアメリカに投資されなあかんことになる。トランプ自身、ベネズエラからどれだけの金を搾り取れたか自慢しとったやろ。

ロシアについても同じことが見えるで、彼らのウクライナ代理を通じてロシアの石油精製所を焼き払うことについてどれだけコメントしとったか。ベセントは、戦争後、ロシア人はおそらく再びドル建てで石油とガスを売らなあかんように強制されるやろって発言したんや。そんでイランについては、リンジー・グラハムが指摘したように、そうや、イランは石油が豊富で、これが終われば今度はアメリカの管理下に入ることになる、ってな。

アメリカの指導者らはみんな、ある時点で同じ念仏を唱えとったやろ、つまり「短期的な痛み、長期的な利得」ってな。わしらはこれをコントロール下に置くことになる。アメリカの支配だけやなくて、石油はドル建てで売らなあかんくなる。アメリカが望んだ取引の一部──かなり公然と──は、イラン人が石油から得るもんは何であれ、ドル建てで売られるべきで、アメリカにイランへの農産物独占販売権を与えるために使われるべきや、っちゅうことやったんや。せやから、また、ドル建てで売って、アメリカ製品を買うために使う、ってことやな。

同時に、アメリカがイランを罰しとる時、彼らはユーラシア大陸を結ぶために使われとるすべての橋やもろもろを焼き払っとるんや。それはイランをロシア、中国などに結びつける一帯一路構想の一部やで。中東とヨーロッパにおけるアメリカの同盟国、あるいは家臣国は今、アメリカへの依存を高めるよう求められとって、アメリカはこれも収益化することになるんやで。つまり、彼らは今や、いわゆる「保護」全部に金を払わなあかんことになるんや。

例えば、イランへのこれらの戦争すべてについても同じことが見えるやろ、中国は石油の主要供給元から切り離されるべきや、っちゅうな。それに、当然、その技術開発は縮小されて、アメリカの技術的支配力を回復させることになるやろ。せやから、わしには彼らが何を狙っとるか分かるで。まあ、もし道徳を全部窓から放り投げて、世界覇権が主要目標やとしたら、これ全部完全に理にかなっとるんや。彼らがそれを声に出して言うとるっちゅう事実も、なかなか興味深いことやな。

わしの質問はこうなんや──アメリカがこれらの目標を達成する可能性はどれくらいや?そして何がうまくいかへんかもしれへんのや?なんせアメリカは中国の技術支配を打ち破りたかったんやけど、それが本当は実現不可能やっちゅうことが証明されたやろ。彼らはまた、ロシアが最後まで行く覚悟があるっちゅうことも見とる。

イランは打ち負かされてへん。彼らは諦めてへん。アメリカが何をやっとるか分かっとるんや。あんたが言うたように、イラン人は中東にあるアメリカのデータセンターを破壊する覚悟がある。彼らは、確かクウェートの淡水化プラントを叩き潰したと思うで、これはつまり、その国を実質的に消滅させることができるっちゅうことなんや。彼らはそのエスカレーションの梯子を登る覚悟があるんや、なんせ彼らにとってはすべてか無かやからな。

わしの質問はこうや──あんたは、アメリカがこれらの紛争──経済戦争であれ実際の戦争であれ、中国、ロシア、イランに対する戦争──の経済的結末をコントロールできる範囲について、どう見とるんや?なんせ、色んなことがうまくいかへんかもしれへんからな。同時に、アメリカ経済もそんなに調子ようないやんか。まあ、確かに株式市場は上がっとる。もしそれが経済的健全性の唯一の指標やったら、素晴らしい、アメリカは復活したことになるやろな。けど、あんたも知っとるように、ここでは色んなことがうまくいかへんかもしれへんのやで。

Michael Hudson: あんたが輸送のことを言うたのは正しいで。あんたの質問に答えるためには、アメリカが自国のために世界石油貿易のコントロールを課して収入を得たり、人工知能コンピューター技術貿易のためには、アメリカは船舶輸送と国際輸送もコントロールする必要があるんや。なんせ、船か、あるいはパイプラインみたいな陸上手段によらんと、どうやって石油を輸出できるんや?

トランプがヨーロッパと最初に仕掛けた戦いは──アメリカの主要な、敵とは言わへんけど、主要な対抗相手はもちろんヨーロッパと日本、そして他の同盟国なんや──ほんまの敵、ロシア、中国、イラン、そしてグローバル・マジョリティと戦う前に、ヨーロッパへの支配を強化して、ヨーロッパがアメリカの液化天然ガスと輸送への依存に確実に縛り付けられるようにしたいんや。

これには二つのことが必要やったんや。第一に、わしらが話し合ったように、[ノルドストリーム]パイプラインの爆破や。けど二つ目は、今あんたが見とるもんや、バルト海経由でのロシアの船舶輸送への絶え間ない爆撃やな。長らく、ロシアはラトビア東海岸経由で石油を輸出しとったんや、ヴェンツピルスはバルト海を通っとった。ロシアは今もバルト海経由で石油を輸出しとる。そんでエストニア、ラトビアが、基本的にNATOがバルト海経由のロシアの石油輸出を止めることを許しとるんや。

これ全部、国連海洋法に違反しとるんやで。これは自由貿易やない。アメリカの今の目標はこう言うことなんや──1945年、わしらは自由貿易を支持した、なんせわしらがその受益者やったからな。イギリスが19世紀に自由貿易を推進した時、それは自由貿易帝国主義って呼ばれたやろ。それがアメリカが1945年以降にやったことなんや。けど今はもう自由貿易には賛成やない。

なんせ、もしわしらが、他国同士が取引してアメリカから独立しとる形での自由貿易を持てへんのやったら、もしわしらがライバルとしての外国の石油をコントロールできへんのやったら、わしらはその石油を破壊するで。わしらはロシアの石油精製能力を破壊する。わしらはロシアの他国への石油輸送能力を破壊する。わしらはそのパイプラインを破壊する。イランも同じことやで。わしらはこれまでやってきたように、イランの港とイランの船舶輸送を破壊する、そうすれば中国にもインドにもどこにも輸出できへんようになるんや。せやから、石油のコントロールと輸送のコントロールは一緒になっとるんや。

それがトランプがヨーロッパと最初に仕掛けた戦いがグリーンランドを巡るものやった理由やねん。わしらはグリーンランドをコントロール下に置かなあかん、なんせ、もしグリーンランドからアイスランド、イギリスへとつなげられたら、北大西洋から北極海へのアクセスをブロックできるからやんか。もしそのアクセスをブロックできたら、ヨーロッパと西アジアは、南アフリカを回ることなく、あるいはアメリカが管理するパナマ運河を回ることなく北極貿易にアクセスできへんくなるんやで。わしらは、そこからの石油貿易や他のいかなる貿易もブロックできるようになるんや。

わしはちょっと驚いとるんや。ロシアは中国と「シベリアの力」パイプラインを取り決めようとしてきたんやで。彼らは言うとる、アメリカは、海洋法に違反して、自由貿易の規則すべてに違反して、わしらの石油輸出を妨げようとしとる、ってな。せやから、それを回避する唯一の方法はパイプラインを通じてなんや。中国が一帯一路構想を通じてやろうとしてきたのは、実質的にユーラシア、アジア大陸全体を統合することなんや、そうすれば周辺部をコントロールするマッキンダー戦略を必要とせんくなるからやな。

けど、中国とロシアは石油の価格をめぐって論争してきたんやで。まあ、ロシアは実に正しく見とる、石油価格は上がることになるって、なんせ今は、アメリカがイランとアラブOPEC諸国を煽って互いの石油生産を破壊させとるように見えるからな。まあ、NATOはロシアの石油輸出能力を破壊するためにロシアと戦っとるんや。OPEC石油なしでは、巨大な石油不足が起こることになって、アメリカは基本的に、このエネルギーを必要とする国々にガスを出荷することでこれを供給することになるんやで。

これが、トランプが、中国が支配しとる風力エネルギーや太陽光エネルギーみたいな石油の代替案に対して戦ってきた理由なんや。せやから、それが輸送とのつながりなんやで。

あんたの質問について言うと、これがどうやったら成功するんや?アメリカがヨーロッパと戦って同盟国、ヨーロッパと日本をアメリカに従属させることから始めよか。歴史への唯物論的アプローチの全前提は、国々は自国の経済的自己利益に基づいて行動する、っちゅうことなんや。

ヨーロッパは自国の経済的自己利益に基づいて行動してへんのや。自己利益なら、産業に電力を供給するための安価なエネルギーを得て、ドイツや他のNATO諸国で見られるような脱工業化を避けることになるはずやんか。彼らは石油の高価格を賄えへんのや。彼らの化学産業は、石油貿易の派生品──採掘用硫酸を作る硫黄、天然ガスからの肥料──が中断されとる時に、利益を上げて操業を続けることができへんのやで。

ヘリウムのことも忘れんといてな。イランが最初に叩いた生産拠点の一つがカタールにあったんや、ヘリウム生産で、それ自体が世界のヘリウム貿易の20%を占めとった──完全に破壊されたんやで。最初に設置するのに50億ドルかかって、設置に何年もかかったと思うで。これ全部が今後数年間使用不可能になって、ヘリウム不足を引き起こすんや。中国とアメリカが主要なヘリウム生産国なんや。中国はヘリウム輸出を止めてもうた、そんでアメリカは今、ヘリウム独占を国際的コントロールの梃子として使っとるんやで。せやから、アメリカは多くの梃子とコントロールを保持しとるんや。

わしらが話し合わへんかった四つ目の独占は、アメリカのドル化、金融システムの独占なんや。これは、あんたがわしを出演させてくれたここ数回の番組で話し合ってきたことやな。アメリカは自国のライバルをSWIFT銀行決済システムから排除しようとしたんや。中国はそれへの代替案を立ち上げたんやで。アメリカが他国に金融制裁を課すことでやってきたこと全部が言うとるんや、まあ、わしらはあんたの金融決済を切断できるで、ってな。

石油貿易なんてどうやってあり得るんや?もし支払いを処理でけへんかったら、産業製品の貿易なんてどうやってあり得るんや?あんたはこの貿易を輸送する必要があるだけやなく、金銭的な支払いも移転する必要があるんや。せやから、わしらはそのシステムもコントロールしとるんや。アメリカ戦略全体はもう、アメリカと世界の他の国々との間の勝ち勝ち戦略やあらへん。それは、彼らが工場に電力を供給し、家に明かりを灯し、化学・肥料産業、情報技術、穀物のために石油とエネルギーを得られるかどうかをコントロールするための要衝の利用なんやで。

あんたの質問に答えるなら、アメリカの戦略が成功できるのは、アメリカが全世界に要衝を課すことができる限りにおいてだけなんや、他国が制裁とともに独立するための独自の代替手段を持てへんようにする制裁を課すことによってな、中国が開発してきたような独自の決済システム、ロシアとイランの石油生産、彼らの輸送、北極輸送ルート、そしてバルト海や他の地域でのロシア船舶へのNATO軍事攻撃とロシアが戦う能力、そしてアメリカがインド洋経由の船舶輸送への攻撃をやってきたことなんかにな。

アメリカが自国の支配と新しい、ほぼネオ植民地主義的な帝国主義を維持できるかどうかへの答えは、世界に対して勝ち負け取引を行う能力にかかっとるんや、つまり、もし石油が欲しいなら、わしらの独占石油価格を払わなあかん、そして石油生産国が上げる利益は全部アメリカに投資されるか、アメリカの輸出品に使われることになる、っちゅう。船舶輸送するには、わしらが閉鎖しつつあるアメリカ管理下の港や航路を使うためのアメリカの許可に従わなあかん。情報技術に関してわしらに従属せえへんのやったら、わしらは制裁を課したで、っちゅうな。

つい昨日、アメリカはUAEへの最も高度なコンピューターチップの輸出への制裁を解除したんや。そんでそれをやったのは、UAEがアメリカと投資できるようにするためなんやで。これは何百億ドルもの規模で、バーレーンでのアマゾンのクラウド投資がやるはずやったような、新しいコンピューターチップ移転センターを作るためなんや。要は、何らかの形で彼らはUAEを説得して、アメリカと運命を共にさせたっちゅうことなんや。そんでアメリカはUAEに、イラン爆撃を手伝うことへの同意と引き換えに、この許可を与えたんやで。

このアメリカ政策の成功は、アラブ中東がこれらの腐敗した半封建的な君主制によって統治され続けられる期間の長さにかかっとるんや。UAEはどれくらい生き残れるんや?ヨルダン、バーレーン、サウジアラビア自体は、人口のほとんどがパレスチナ人かインド人であるか、基本的に経済を支配してアメリカと運命を共にした首長らによる非常に不平等な社会がある時に、どれくらい生き残れるんや?

ほとんどすべての戦争、戦争の反動は、巨大な政治的激変によって解決されてきたんや。第一次世界大戦は多くのヨーロッパ君主制の終焉と、何らかの立憲君主制か疑似民主主義への移行を見たんやで。オスマン帝国は解体されて、イギリス、フランスの植民地にされたんや、彼らは基本的に地図を引き直して、オスマン帝国を切り分けたんやで。

問題は、この戦争が終わった今、西アジア全体でも同じような政治革命が起こって、実際に自国の石油を使う経済──アメリカの主人に経済的余剰を還流させへん、ドイツやイギリスみたいな国々が今おるような、単にアメリカの衛星国になる立場に陥らへん、そして確実に日本のように、アメリカがアメリカに奉仕させるために再軍備させようとしとる立場にも陥らへん──を確立することになるんか、ってことなんや。

彼らは日本、イギリス、ドイツと同じ道を辿ることになるんか?それとも、第二次世界大戦後にそうなるとアメリカが恐れとったような、社会革命がそこで起こることになるんか?わしらはついに、第一次世界大戦後にサイクス計画で境界線を引き直して、イギリスとフランスが据え付けた現地君主国を導入したような切り分けを目にすることになるんか?わしらはついに、彼らが近代的な進歩の時代に持ち込まれるのを見ることになるんか?

それが問題の一部になるやろな──アメリカの計画が進歩を止められるかどうかや。アメリカは、世界の他の国々が自国の経済的自己利益に基づいて自国の発展を促進する代わりに、アメリカ経済を促進するために従属し続けることを止められるんか、アメリカ経済はこの収入を自らの発展のためやなく、実際にはただ独占的支配と他国への軍事的脅威を強化するためだけに使うことになるやろに?それが本当の問題なんや。

Glenn Diesen: ええポイントやな。アメリカが支配を回復する能力は、ライバルが反撃する能力だけやなく、実際、同盟国が中東で見られるような非常に破壊的な家臣状態を受け入れる能力にもかかっとるんや。つまり、彼らは今、アメリカとのパートナーシップに高い代償を払っとるんやで。アメリカとの関係は、過去とはかなり違うんや。

なんせ、第二次世界大戦後、アメリカの自由貿易帝国、ヨーロッパ人は完全にアメリカに従属したんやから。けど、少なくともある程度は有益やったんや。アメリカは寛容な覇権国と見なされとった。つまり、わしらは最前線国家が繁栄することを確実にしたんや。つまり、西ドイツ人は東ドイツ人より繁栄しとった。韓国人は北朝鮮人より繁栄しとった。台湾人は本土中国人より繁栄しとった。せやから、最前線国家は栄えとったんやで。

けど今、アメリカはもうこの支配の形式を維持する余裕がなくなってきたから、自分のライバルを共食いし始めて、過剰な家臣状態を要求し始めとるんや。あんたが言うたように、核心は、どうやって国家に自国の利益に基づいて行動せんようにさせるか、っちゅうことやと思うで。

これは重要なんや、なんせ今のヨーロッパのケーススタディを見てみると、つまり、彼らは自国の利益に基づいて行動してへんのや。彼らの経済は弱くなっとるし、政治的にも弱くなっとって、正当性の危機に直面しとるんや、なんせ、ヨーロッパが再分割された今、それはもうヨーロッパの利益にならへんからやな。彼らはロシア人との紛争と戦争を作り出しとって、それがアメリカへの依存を強めて、経済的に彼らを弱めとるんや。

ヨーロッパ全体の指導層を見てみると、つまり、まるで競争みたいなんや。どれだけ不人気になれるか、っちゅうな。そんでこの正当性の危機の中で、必然的に新しい政治的代替案が現れてくることになるやろ。ええ例がドイツのAFDやな、あんたも知っとるように、何もないところから最も人気のある政党にまで成長しとるんや。彼らは何を言うとるんや?わしらは自国の利益に基づいて行動すべきや、って言うとるんやで。そんでそれは何や?エネルギー供給を多様化せなあかん、ロシアと和平せなあかん。他の利益は多様化された技術になるやろ、中国とも協力し、輸送回廊を多様化し、金融を多様化する。つまり、アメリカだけに自分を縛り付けるな、ってことやな。

わしは、アメリカがこの立場を続けるのは難しくなると思うで、なんせ家臣国が自国の利益に基づいて行動し続ける限り、この全体が非常に不安定になっていくからな。ほんで、ある時点で何かが崩壊するんや。とにかく、マイケル、時間を取ってくれて本当にありがとうな。一つだけ。

Michael Hudson: あんたはロシアとの戦争について言うたな。それが本当に鍵なんや。

ロシアはどれくらい持ちこたえるんや、プーチンは、ロシア領土へのNATOの攻撃、まさに製油所を、そして今や民間目標を叩いとる、モスクワやサンクトペテルブルクへのドローン攻撃を叩いとるミサイル・ドローン攻撃、そしてフィンランドや他のバルト諸国により多くの兵器を配置しようとするNATOの試みに対して、ロシア軍が対応するのをどれくらい防ぎ続けられるんや?ロシアが、プーチンが脅していたこと──わしらを爆撃しとるミサイルを作る工場、ミサイルを提供しとるドイツやフランス、イギリスの工場を爆撃することで対応する──をやることで対応するのをどれくらい控え続けられるんや?

ロシアは今、気づきつつあるんや、これはウクライナと戦っとるんやない。ウクライナはこの戦いの舞台に過ぎへん。戦いはNATOとの戦いなんや。そしてウクライナは重要やない。ロシア軍はウクライナ国内を西に進んどる。オデッサ乗っ取りに向かっとる。彼らはウクライナがオデッサにアクセスして、自国の穀物やひまわり油や他の物資を輸出するのをブロックしとるんや。けど、これがNATO諸国がウクライナからロシアへとミサイルを送り続けるのを妨げることはあらへんのやで。

もはや本当の敵はウクライナやないんや。それはドイツ、フランス、イギリスなんや、彼らはロシアを攻撃する上でアメリカの衛星国として振る舞って、アメリカの計画をやらせとるんや。ヴィースバーデンや他の都市で、彼らがロシアを叩いとる[ウクライナの]ミサイルを叩くミサイルを誘導しとると思うで。彼らがそれをやっとるっちゅう事実こそが、ロシアが目には目を式の対応をしとる理由の一つやと思うんや、「よし、わしらはイランに、必要ならあんたらと戦うための爆弾用衛星誘導を提供する手助けをするで」ってな。これが今起こっとるエスカレーションなんや。

わしはこのエスカレーションをこう見とるんや、もしこれが本当に両サイドにとって存亡をかけたもんやったら、それは非常に破壊的であり続けることになるやろな、そんで巻き添え被害は世界経済、アジア経済、アフリカ、そしてグローバルサウス──肥料を得られへんくなって、作物を減らし、自らを養う能力を減らし、実質的に飢饉に見舞われることになる──になるやろな。

今年、2026年は、わしらが話し合ってきたダイナミクスが全部一緒になる、世界史的な対決の年になるやろな。

Glenn Diesen: せやな、まさに「興味深い時代」って言おうとしとったところや。まあ、たとえこれらの戦争が今すぐ全部終わったとしても、今年の秋に食糧危機にならへんとは考えにくいわ。まあとにかく、言おうとしとったんやけど、あんたと話すといつも少し賢くなった気がするわ。時間を取ってくれて本当にありがとう。

Michael Hudson: 招いてくれてありがとうな、グレン。

マイケル・ハドソン:トランプ経済のワーテルロー

https://michael-hudson.com/2026/08/trumps-economic-waterloo/

トランプ経済のワーテルロー

By Michael 金曜日、2026年8月14日

Nima Alkhorshid: はーい、みなさん、今日は2026年7月30日の木曜日やで。わしらの大事な友人マイケル・ハドソンが今日も来てくれてはるわ。おかえりマイケル。

Michael Hudson: 戻ってこれて嬉しいで、しかも今日みたいに何もかも爆発しとる日にな。

Nima Alkhorshid: せやな。ほな、マイケル、NBCが報じた話から始めよか。ドナルド・トランプが安全保障会議の最中にキレて、提示された軍事オプションとイランとの合意に向けた進展のなさに苛立って、怒鳴ったり悪態ついたりしたって話や。今のわしらはこういう状況におるんや。西アジアの混乱がどうなっとるかも知っとるやろ。攻撃──サウジアラビアは基本的に二正面で攻撃しとる。イラクを攻撃した。その前はイエメンを攻撃しとった。イエメンは反撃した。アメリカとイランの側では、イランがヨルダンを攻撃したんや。ほんで昨夜、アメリカが応戦・報復して、イランがまた報復してヨルダンや他の国を攻撃したんや。クウェートも攻撃されとる、クウェートとヨルダンをな。これが今起こっとることやで、マイケル。さっき言うたように、ドナルド・トランプの選択肢は──一つは軍事オプション、もう一つは話し合いと交渉や。ドナルド・トランプが自分で作り出してもうたこの状況について、あんたの理解はどんな感じや?

Michael Hudson: まあ、どうやらここ半年くらい、彼はずっとキレとるみたいやな、軍だけやなくて経済顧問や政治顧問に対してもや。彼が怒っとるのは、軍があんたのサイトの軍事解説者らが言うてきたことを彼に説明しとるからやねん──つまり、最初からアメリカがイランを打ち負かす方法なんてなかった、いくつもの理由でな。一つには、イランは周辺のアメリカ軍基地全部のレーダーシステムを潰すことに集中しとるんや。せやからアメリカは、ミサイルが正確にどこから飛んでくるか、どうやって防衛システムを配置すればええか分からへんくなってもうたんや。トランプは「ヨルダン攻撃の時、応戦する時間が7分しかなかった」って言うたんやで。まあ、以前はもっと長く分かっとったはずなんやけどな。

けど一番重要なんは、アメリカの戦略全体がトランプの心理劇やっちゅうことなんや、もし──これはアメリカの、そしてウクライナの心理劇でもあるんやけどな──もし民間人を十分傷つけられたら──戦争法違反やで、軍事目標を狙え、民間人やないって言うとるのにな──もし民間人を叩いたら、ロシアの場合みたいに、彼らはあまりに不幸で傷ついて「政権を変えられへんか、アメリカが受け入れる政権、アメリカに好意的な政権にして、爆撃をやめさせて、女子供や民間人を殺すのをやめさせられへんか」って言うようになる、っちゅう発想やねん。

まあ、イラン人は1979年以来、これに耐えられるっちゅうことを示してきたんやで。軍は言うたんや、これはイランを傷つけへんて。イランを打ち負かす唯一の方法は軍事目標を叩くことなんや。民衆を叩いたら、その効果はただ彼らを団結させるだけで、「わしらはこんなもんに関わりたくない。アメリカは敵や。何があってもわしらの民間人をこれほど傷つけとるアメリカ軍・軍隊に降伏することなんかあらへん」って言うことになるんやで。

せやから、民間人を傷つけても役に立たへんのや。じゃあ、イランが30年以上かけて、この巨大な国のあちこちに配置してきた軍事目標をどうやって叩くんや?偽ミサイル発射台っちゅうデコイもそこら中にあるんやで。アメリカ軍にそれを潰す方法なんかあらへんのや。しかも、軍は爆弾もミサイルも底をつきかけとって、イランに残りを使い切ってもうたら、イランとロシア両方との二正面戦争を同時に戦っとる中で、イスラエルもウクライナも西ヨーロッパも守れへんくなるんやで。

せやからトランプは激怒しとるんや。しかも彼が怒っとるのは、最初っから戦争を始めておきながら、目的が何なんか明確にしてへんかったっちゅうことにもや。まあ、フォン・クラウゼヴィッツが最初に言うたことやけど、戦争は経済政策の継続やねん。その経済政策って何や?トランプが最初の政権から一貫して明言してきた政策は一つだけなんや。2018年から、彼はこう言うとった──中東・西アジアに対するわしらの狙いは、アラブの君主国、特にサウジアラビアに戦費を払わせることや、ってな。わしらはそこで払うとる費用全部をサウジアラビアとUAEから回収したいんや、ちょうどウクライナとヨーロッパにウクライナの戦場でのロシアとの戦争にかかった費用全部を回収する手助けをさせたいのと同じようにな。

それが彼の哲学なんや。ほんで彼が今戦っとるこの戦争は、イランに対する戦争と同じくらい、アラブのOPEC加盟国に対する戦争へと発展・拡大しとるんや。彼らもそれを分かっとる。彼らは身動きが取れへんくなっとる。何ができるんや?なんせサウジアラビアとUAEの貯蓄は全部アメリカの金融システムに投資されとるんやからな。せやからアメリカはいつでも「まあ、イランに対してやったのと同じように、あんたらの貯蓄を差し押さえて戦費を回収するで」って言えるんやで。それが今起こっとることの悪夢やねん。彼らは麻痺しとる。何ができるんや?

まあ、それがイランがこう強く主張しとる理由やねん──何が起ころうと、わしらは今、ホルムズ海峡を通るタンカー交通を全部コントロールせなあかん、戦後もそれを続けるんや、なんせこの戦争は、アメリカがこの地域に存在する限り──軍事的存在だけやなくて、UAEやサウジアラビア、これらの政府との金融的共生関係も含めてな──軍事的脅威であり続けるからや。せやから、わしらが終わらせなあかんのはその共生関係なんや。それがイランがアマゾンのデータセンターや他のグーグル、マイクロソフト、メタのデータセンターを爆撃してきた理由なんやで。この地域とアメリカの投資家との共生関係、部分所有、そしてアメリカが情報技術・自動知能の独占を作ろうとする試みを拡大する計画全体とのつながりを終わらせたいんや、「アメリカ国内では発電所を建てられへん、新しい公益事業を建設する時間もないし、プラントを冷やす水もないからな。エネルギーがあるところに行かなあかんのや」ってな。そのエネルギーが西アジアにあるんや。UAEとサウジアラビアにあるんやで。

まあ、問題はそこにも水があらへんっちゅうことなんや。これがこれらの君主国、そしてイランにとってもジレンマ全体なんや──どうやってこの共生関係を止めて、アメリカの影響力を地域から完全に排除するんか?なんせアラブ諸国がアメリカの金融市場で儲けて金持ちになれるって希望を持っとる限り、彼らの心はアメリカの外交政策──軍事的にも政治的にも──と共にあり続けることになる、そしてわしらは終わりや。

Nima Alkhorshid: サウジアラビアが見せとる行動をどう見る?例えば、彼らはなんか戦争を拡大させとるんやで。ホルムズ海峡の閉鎖、紅海での封鎖のせいで、彼らの経済への圧力は分かっとる。一方で、アメリカがこの西アジアでの戦争で使うとる費用は何であれ彼らが払うことになる、って言うたやろ。しかも彼らはそれを払うことになるって分かっとるんや、経済がこの戦争のせいでめっちゃ苦しんどるっちゅうのにな。なんでそんなことが起こっとるんや、戦争を拡大するだけで彼らに何の得にもならへんのに?

Michael Hudson: 彼らはもう数ヶ月前にこれに気づいとったんや。トランプはイラン攻撃を始めるって言うとった。サウジアラビアは「わしらの領土や基地をイラン攻撃の出撃拠点として使わせるわけにはいかへん、イランが報復してくるからな。せやから基地を封鎖する」って言うたんや。それがトランプを、今年前半の当初の戦争計画を一旦停止させて、サウジアラビアを回避する回り道を考えさせることになったんやで。せやから彼らはすでに一度彼を止めたことがあって、クウェートにも「両国とも、どっちの基地も使わせへんし、上空も飛ばさへん」って共同で言うよう同意させたんや。

せやから、ムハンマド・ビン・サルマン(MBS)は自分らが行き詰まっとることを分かっとる。一方で彼は、アメリカがサウジアラビアの貯蓄をほぼ人質に取っとるっちゅうことも分かっとるし、それにスンニ派ワッハーブ・イスラムとイランのシーア派宗教との伝統的な対立っちゅう要素もあるんや。そんで、結局のところ、サウジアラビアは今もアメリカと運命を共にし続けとるんやで。

まあ、イランに対してだけやなく、ずっと前には、彼らはイエメンを征服するために戦争もしたんや。それがイエメン人──フーシ派っちゅうイエメンのグループ──を反撃させることになったんや。彼らは、ホルムズ海峡を通る世界の石油の20%に加えて、紅海を通ってサウジアラビアが輸出する世界石油の5%を止めることができるんやで。サウジアラビアはここ1年だけやなく、何年もかけてイエメン人を打ち負かして、サウジアラビアへの攻撃能力を防ごうとしてきたんや──失敗に終わってな。そんでこれは負け戦にならざるを得へんのやで。

ほな、何が起こるんや?まあ、いずれ戦争は終わることになるやろ。すべての戦争の後には、たいてい政治的な余波があるんや。第一次世界大戦がヨーロッパの君主制を──敗戦国だけやなく戦勝国においても──廃止することで終わったっちゅうこと、あんたの番組で以前話し合ったと思うで。君主制は自らを民主主義と呼ぶ議会寡頭制に取って代わられたんや、まあ結局それに取って代わられたっちゅうことやな。

ほな、アメリカの西アジアとロシアに対するこの石油戦争が終わった時、どんな政治的逆流が起こるか想像してみいや。多くの首長国や君主国が取って代わられることになると思うで──何によってか?おそらくイランが勝者として台頭するやろな。今まさに、イランとオマーンの間で「ペルシャ湾・ホルムズ海峡を通る船舶をどうコントロールするか」っちゅう交渉と駆け引きが全部見られとるんや。

まあ、イランは50対50で分け合ったりせえへんやろな。「この戦争全体がわしらを傷つけてきたんや。戦争を止める方法は一つしかない。この戦争はあんたに対してやない。わしらに対してや。わしらが海峡をコントロールする。わしらが金を得る。ある程度はあんたと分け合うで、それは交渉次第やけど、そんなに多くはない」って言うことになるやろな。

争点は今、誰が何を得るかっちゅうことなんや。オマーンがどう解決できるんか、わしにはよう分からへんわ。しかも問題は、イランがいつでも「まあ、あんたらはかつてイランの一部やったんやで」って言えるっちゅうことなんや。その状況は将来のある時点で復元されるかもしれへんで。あんたはどう思う?

Nima Alkhorshid: せやな。マイケル、イランとオマーンの間の問題は基本的に、影響を受けとる海峡の話やと思うで。アメリカはオマーン政府に影響を与えようとしとるんや、イランとオマーンの間で起こっとることから、できるだけ多くを得るためにな。けどイランは引き下がらへんやろ。これが問題なんや。彼らはホルムズ海峡の出入りをコントロールしたいんや。それは彼らにとって決定的に重要なんや。経済のためやなくて、これらの船舶に料金を課すことで得られるもんのためやなくてな。全部安全保障の問題なんや。

これがめっちゃ重要な理由は、ホルムズ海峡が使われへんくて、GCC諸国が使われへんかったら、アメリカはこの戦争をこういう風には始められへんかったからやんか。彼らはGCC諸国のこれらの軍事基地を全部使うとる。それとホルムズ海峡を組み合わせて──ちなみに、これらの兵器やレーダーのほとんどは、こういう国に兵器を送るのにホルムズ海峡を使うとったんや。イランは「いや、そんなことはさせへんで」って言うとる。

これが彼らの間の現実なんや。時が経つにつれて、イラン側のレトリック──というか政策、戦略──がどんどん厳しくなっとるのが見えてくるやろ。それがオマーンに向かって出てきとるんや。イランとオマーンの関係は長年、めっちゃ良好やったって知っとるやろ。今、海峡のせいで何かが表面化してきとるように見えるんや。正直言うて、マイケル、わしはイランが引き下がるとは思わへんわ。

Michael Hudson: イランでもアメリカでも、すべてが極端に行くっちゅう認識があると思うで。ここでの極端は、勝者は一人しかおれへん、イランかアメリカのどっちかや、っちゅうことなんや。軍はトランプに言うとる──イランがすべてのカードを握っとる。わしらが勝つ方法なんかあらへん、ってな。ほんで「よし、勝てへんのやったら、全部麻痺させたろ。全部封鎖して引き延ばしたろ」って言うとるんや。

まあ、彼らが引き延ばせば引き延ばすほど、石油が出荷されてへん、ガスが出荷されてへんことで、遅くとも今年の秋には避けられへん世界不況と崩壊がより深刻になっていくんやで。結果として、国家戦略石油備蓄から放出できる石油の量には限りがあって、備蓄が尽きるまでしか放出できへんのや。あるいは、トランプが「石油価格とガソリン価格を低く抑えなあかん」って言うんやったら、それは11月の選挙前の8月・9月にドライブする行楽客のためのガソリン価格のことを意味しとるんや。ガソリン価格を低く抑えなあかん、たとえアメリカが石油備蓄を貯蔵しとる岩塩洞窟からどれだけ石油を取り崩そうともな──その多くはヨーロッパへの輸出に回されて価格を抑えとるんやで──せやから、もし石油が例えば700億バレル──洞窟が保持できる限界──を下回ったら、洞窟は崩壊してしまう。ほんでトランプは「崩壊しても構わへん。11月の最初の週、選挙が行われる最初の火曜日まで崩壊せえへんことを願うわ。その頃にはわしはもう当選しとるからな」って言うやろな。

せやから彼にとって、すべては11月の選挙に合わせて時間調整されとるんや。彼は、選挙後──中間選挙の投票日後──アメリカ経済が完全な危機に陥ることを許すやろな、共和党の支配、特にその中の自分のMAGA派閥の支配を維持しようとするためにな、弾劾手続きを始めると誓って全く違う政権交代を持ち込もうとしとる民主党に対抗してな。

せやから、トランプがもたらそうとしとった政権交代は、実はアメリカで起こることになるんや、イランやなくてな。これがこの全部の皮肉やねん。ちょうど偉大な国を征服するみたいに──トランプが征服しとる国はアメリカなんや、イランやない。

Nima Alkhorshid: マイケル、イランの行動はどうなっとるんや?わしらは何か新しいもんを目撃しとるで。彼らは戦略を変えとる。彼らの戦略は防御的やった。けど時が経つにつれて、なんか先制的になってきとるんや。ヨルダンへの攻撃があったからな。そんでまた、ニューヨーク・タイムズが昨日報じたんやけど、エジプトのこの港──ダミエッタ港って呼ばれとるんやけど──への攻撃があったんや。船2隻、アメリカの船が攻撃されたんやで。ニューヨーク・タイムズはたった今、イランがそのドローン攻撃の背後におるって発表したんや。もしアメリカが封鎖を使ってイランの船を攻撃しとって、イランの船を叩こうとしとって、そんで彼らがアメリカの船を見つけることになるんやったら、ニューヨーク・タイムズがちょうど出したこの話が正しいか正確なんやったら、イランは以前の古い戦略を超えつつあるように思えるんや。あんたはどう見る?

Michael Hudson: まあ、それは正しい戦略やったと思うで。

Nima Alkhorshid: 経済についての駆け引きやけど、マイケル、遮ってすまんな。ゲーム全体が、経済を考慮した戦い合いに変わってきとるんや。彼らはイラン経済に圧力をかけとる。イランはアメリカに同じことをしたがっとる。あんたの意見では、この経済戦争はどうなっていくと思う?

Michael Hudson: まあ、イランはアメリカよりも経済的懲罰への耐性が高いんや、なんせ長年これと共に生きてきて、レジリエンスを示してきたからな。アメリカはレジリエンスのある経済やない、あまりに債務レバレッジが高いからやで──企業も、労働者も、消費者も、地方政府も、破産寸前の状態で生きとるんや。軍事的には、イランの政策は、最良の防御は攻撃やっちゅうことを分かっとるんや。ほんでアメリカでは、こう報告されとる──「見てみいや、イランがまさにあんたが言うたことをやったんや、ヨルダンへの奇襲攻撃をな」って。まあ、これのどこが驚きなんや?アメリカはずっと、ホルムズ海峡の外でイランの石油輸出をブロックすることで、戦争行為をもってイランへの攻撃を続けとるんやで。それは戦争行為なんや。アメリカはずっとイランとの経済戦争を続けてきたんや、その輸出を妨げることでな。経済戦争は軍事戦争と同じくらい深刻なもんなんやで。

せやからイランはそれを分かっとって、ウクライナでのロシアとアメリカの戦いのダイナミクスも見てきたんや。ロシアはこれまでずっと、「わしらは比例した攻撃をする」ってやってきたんや。あんたらは何度でもわしらに奇襲攻撃をかけてこれるし、わしらは比例して反応するで、ってな。

まあ、イランはそれを超えたんや。「わしらはただ比例的にやるだけやない」って言うとる。比例的なやり方じゃ止まらへん、「あんたらがわしらに何を攻撃するか、わしらの比例した攻撃がどうなるかを決める」なんてことにはならへんで、ってな。あんたらがわしらを攻撃したら、わしらは戦争で通常やることをやるで。できる限り強力にあんたらを攻撃したる。なんせ今の時点でわしらの方が優れた軍事力を持っとるからや、あんたらのミサイルは枯渇しとって、レーダーは破壊されとって、早期警戒システムは機能してへん、ミサイルシステムはわしらのドローンとミサイルからアメリカの基地や地域を守れへんのやからな。あんたらには防御があらへん。すべての軍事的優位はわしらの側にあるんや、トランプさん、あんた自身の将軍らがそう言うとると思うで。

せやから、確実に負ける戦争に足を踏み入れることもできるで。けどな、あんたは自分の時代の新しいナポレオンになりたいって言うて就任したんやで。まあ、ナポレオンがロシアを攻撃した時、そしてイギリスを攻撃してワーテルローで負けた時に何が起こったか思い出してみいや。これがあんたの運命になるんや。せや、あんたはナポレオンみたいに終わることになるで。あんたが亡命することになるかどうかは分からへんけどな。エルバ島やなかったら、イスラエルかもしれへんな、あんたの腐敗した行動全部が投獄の脅威につながっとるんやから。けど、あんたがロールモデルに選んだ時に思い描いとったようなナポレオンの道筋では終わらへんことになるやろな。

Nima Alkhorshid: せやな。もう一つのポイントは、マイケル、この地域におけるアメリカ軍基地の未来や、GCC諸国だけやなくヨルダンでもな。ニューヨーク・タイムズが報じたところによると、ヨルダンの政治・法曹・公人ら数百人が、アメリカ軍のヨルダンからの撤退を求める公開書簡に署名したんやで、彼らがイランのドローンとミサイルに攻撃されとるからやな。ほな、これのポイントは何や?彼らにとって何の得があるんや?

Michael Hudson: 誰にとっての得や?

Nima Alkhorshid: ヨルダン人にとって、誰も得しとらへん戦争を戦っとるこれらの国全部にとってや。

Michael Hudson: 彼らは攻撃されたくないんや。ヨルダン国王とその官僚機構が自分らのコントロール下にあるもんを全部アメリカ陣営に投げ込んだら、ヨルダン市民の大多数はヨルダン人やない──いや、ヨルダンの人口はヨルダン人やないんや。多くはパレスチナ人、多くはインド人、多くはシーア派なんや。つまり、もしヨルダンがアメリカ側につき続けて、イランの報復の標的になり続けたら、もう君主制はなくなってしまうんやで。君主制は、イランの一部になるか、何らかの形でイランのクライアント国家になるやろな、おそらく一般市民への投票を開放することになって、当然その市民の共感は君主制にはあらへんことになる、UAEやサウジアラビアの同じような少数派の場合と同じようにな。

ヨルダンとUAE、そして西アジアの小君主国は全部、第一次世界大戦と第二次世界大戦の産物やったんや、オスマン帝国が解体されて、イギリスとフランス、ヨーロッパの二大植民地大国が、この地域の政治的境界線を引き直して、クライアント君主制、クライアント寡頭制、クライアント貴族制──それ全部──を据え付けたんや。わしらは今ようやく、第一次大戦後にヨーロッパの植民地大国が作り出した混乱の解消を目の当たりにしとるんや、そんで第二次大戦後にイギリスとフランスの帝国がアメリカの金融帝国に吸収された後は、アメリカのな。これ全部は、今まさにグローバルレベルで勢いを増しつつある戦争の最終的な決着の逆流の中で一掃される運命にあると思うで。

Nima Alkhorshid: マイケル、この圧力をどう見る?戦争を終わらせる方法は二つあるやろ。一つはアメリカが兵器、ミサイル、迎撃機を使い果たして、最終的に撤退を決めることや。もう一つは、ホルムズ海峡の状況やサウジアラビアへの封鎖の混乱がもたらすような、アメリカへの経済的圧力や。今、二つの戦争が進行しとるやろ。一つはウクライナ、もう一つは中東・西アジアや。これが未来を決める戦場になるんか、それとも経済がそれより先にアメリカを直撃することになるんか?

Michael Hudson: ある時点で決済の連鎖に断絶が起こって、経済危機が発生することになるやろな。その危機がいつ起こるか正確には分からへん。アメリカが2009年から──オバマが就任して、不動産のジャンク住宅ローン危機から銀行を救済して以来──経験してきたことは、ゆっくりとした崩壊やったんや。そんでFRBが金を注ぎ込んで、トランプの減税による財政赤字を金融部門への融資でファイナンスすることで、債務レバレッジ資産価格インフレによって経済を回し続けてきたんやで。FRBはトランプが提案した1兆5000億ドルの見込み軍事支出予算も含めて、財政赤字全部をファイナンスしてきたんや。

これ全部は、FRBが金融部門から国債を買うために金を刷って、銀行と金融部門に金を注ぎ込んで金を作り出すことで生み出されてきたもんなんや。ほんで銀行は何のために金を貸すんや?産業開発のためやない、経済の生産性や利益を高めるためやない、彼らは不動産、株式、債券を担保に貸して価格を吊り上げるんや、この債務レバレッジ資産価格インフレ──何年も続いたゼロ金利政策──から生まれる価格が、不動産会社や株式会社、債券を抱える会社に、銀行に外国債務の利子や維持費を払うための金を提供してくれることを期待してな。

まあ、これ全部が今まさに刃の上に立っとるんや。そんで、石油不足──特にアメリカの輸送用ディーゼル燃料──とアメリカの農業・農場向け肥料不足によって引き起こされる経済活動の中断──倒産がどんどん増えとる──そして電力会社や、こういう石油依存産業全部、特に灯油タイプの航空燃料の価格上昇で多くの路線を削減しとる航空会社にとってもな。

ガソリン以外のこれら特殊燃料全部が、実際にこの圧迫が閉鎖に至る場所なんや。トラック運転手は現行の運賃じゃ営業を続けられへんのや。すでに、断片的なベースで営業しとる民間セクターのトラック運転手がおるやろ。彼らは全く稼げへんことになるやろな。農家も、自分らのディーゼル燃料や収穫機械、肥料、ペルシャ湾での戦争によって中断されとるあらゆる投入財に高い価格を払わなあかん中で、計画通りの規模での作付けを続けて、小麦・トウモロコシ・大豆の生産で利益を上げることができへんくなっとるんや。

Nima Alkhorshid: マイケル、アメリカの支配層の中には、ベネズエラにやったのと同じことをイランとロシアにもできると今も信じとる人らがおると思うか?

Michael Hudson: それはまさに、財務長官のスコット・ベセントが言うたことなんや。彼はCNBCやったと思うけど、素晴らしいインタビューを受けてて、ベネズエラがロシアでやりたいことのモデルそのものなんやって説明したんやで。彼は「これは全部ドルをアメリカ外交政策の中心に据え続けることに尽きる」って言うたんや。

彼[ベセント]は言うたんや、なんでわしらはベネズエラで戦争したんや?って。彼らがドルを使うてへんかったからや。彼らは石油の価格をドル以外の通貨で付けとったんやで。それだけやなくて、その石油収入を使うて、アメリカ製品を買うんやなくて、アメリカ以外の国から製品を買うとったんや。せやから、わしらはベネズエラに入って、二つのことをやったんや。彼らの石油を差し押さえた。彼らの石油収入全部を、財務長官としてのわしの指揮下にあるアメリカ財務省の銀行口座に投資・送金させたんや。そんで、この銀行口座がアメリカ国内でアメリカ製品に使われるよう確実にしたんや。まあ、わしらはイランにも同じことができるんやで。

ほんでトランプは、ベセントのインタビューの直後にすぐ出てきて、「そうや、ベセントは正しい。イランを征服できたら、イランの石油を乗っ取るで。計画があるんや。イランの石油を征服したら、財務省口座を設立する。イランに石油を輸出させたるけど、石油収入は全部ドル建てや。そのドルは、アメリカが管理する財務省口座に入る。この口座の金全部を、アメリカの輸出かアメリカ国内への投資に使う、そしてイランを打ち負かすために必要やった、見たところ無限に見える軍事支出のコストをアメリカに払うために使うんや」って言うたんや。

そんで彼[トランプ]は言うたんや、それがわしが署名した6月17日の了解覚書に、イランが理解しとった形では合意できへん理由や、って。イランは何らかの象徴的な支払いを受け取るはずやったんや──120億ドルか、60億ドルか、30億ドルか──アメリカがその同盟国に差し押さえるよう指示した1000億ドルのうちの一部な、韓国が差し押さえたのも含めてで、その同盟国はイラン口座から押収した金全部をUAEに移して、その金は今全部UAEにあるんや。

まあ、トランプは言うたんや、まず、UAEはこの金を自分らのために、イランが自国を守るために基地とそれを攻撃したUAEを攻撃したことへの賠償として、自分らのものとして保持したがっとる、と。けど、それだけやなくて、実際のところ、UAEの口座に保持されとって、イランに返済することに彼らが同意した金は、それが30億ドルであろうと60億ドルであろうと120億ドルであろうと、全部わし、ドナルド・トランプがコントロールする口座になるんや。そんでこの金全部が、アメリカの物資──医療物資、食料輸入──に使われることになる。全部アメリカ国内で使われる、他のどこでもない、ってな。

そんでベセントはインタビューで言うたんや、ロシアにも同じことができる、って。わしらはロシアに、そうや、NATOがあんたらに対して仕掛けとるウクライナ戦争を解決できる、って納得させることができる。攻撃を止められるけど、あんたらの石油・天然ガス輸出が増えたら、その収益をアメリカ国内で使うことに同意せなあかんで、ってな。それがアメリカ戦略の基盤なんや。

そんでそれこそが、アメリカ経済が自らを追い込んでもうた本当の袋小路なんやで。もう自国内での産業的繁栄、投資、生活水準を自ら作り出せへんのや。脱工業化してもうた。インフラを民営化してもうた。経済を金融化して、実際の有形資本形成、工場やその機械、生産手段による利益やなくて、利子と経済的レントで金を稼ぐようになってもうた。せやからアメリカとヨーロッパは脱工業化しとるんや、工業化やなくてな。

せやから、明らかに歴史への唯物論的アプローチは「まあ、国々は経済的インセンティブが最も高いところに金を置くもんや」って言うことになるんやけど、彼らはそれを許されてへんのや。それこそがアメリカが作り出したもんなんやで──サウジアラビア、UAE、バーレーン、カタールがアメリカ以外のどんな経済のためにも石油輸出収益を使うことを防ぐ管理システムをな。それがベセントとトランプが非常に明示的に説明してきたことなんや。

これに恥じらいなんかあらへん、隠そうとする試みもあらへん。彼らは真正面から、それがアメリカ外交政策の基盤なんやって言うとるんやで。わしは来週、Democracy Collaborative経由と自分のウェブサイトで発表する予定の記事があって、わしらが話し合ってきた引用全部とわしの分析全部をそこで説明しとるんや。

これがアメリカの国際戦略と外交政策全体が基づいとる計画なんや。他の国々は何らかの形でわしらに貢物を払わなあかんのや。彼らは自分らの経済的余剰──貿易黒字、金融的余剰──をアメリカに移転せなあかん、自分らの経済のためやなく、そして確実に他の経済──中国の経済や、わしらがその主権に反対して貿易・金融制裁を課しとる他の国々──のためでもなくな、わしらが今までやってきたようにな。

せやから、サウジアラビアやペルシャ湾の他のアメリカ同盟国は、アメリカの制裁に従うんか、「まあ、わしらは制裁を課したで、あんたらが中国やシンガポールやアメリカ以外の国に金を入れようとしたら、差し押さえるで」ってな話にな。差し押さえるんや、あんたらは彼らと取引できへんってわしらが言うたからな。あんたらはそれについてどうするんや?

まあ、過去にはアメリカはそこに軍事基地を持っとったけど、今持っとるのはアメリカ大使館だけなんや。せやからアメリカ大使館は「まあ、サウジアラビアが中国に金を投資したいんやったら、たぶん政権交代が必要やな」って言うことになるやろ。他の国も同じことや。

せやから、これらの国は自国の国家主権を行使しようとしたら攻撃されることになるんや。まあ、もちろん、1945年に国連が基づいとった原則全体は、すべての国家に国家主権を保証するっちゅう原則やったんやで。アメリカは、前にも話し合ったように、「わしらの国家主権はわしら自身の繁栄を促進することを目指しとる、そんでわしらの繁栄は、輸出・投資収益全部をわしらの経済に還流させんと他の経済に使う他国の国家主権によって脅かされとる」って言うたんや。

それがこの石油戦争を、全国家──アラブOPEC諸国も含めて──が何をするか決める国家主権を行使できるようにする、全く新しい国際経済秩序への再構築で終わらせることになるんやで。けど、それは血みどろの戦いになるやろな。その意味で、イランとロシア──アメリカがベネズエラでやったようには掴み取れへんかった二つの石油生産国──に対するこの戦いを見てみいや。この戦い全体は、今年の残りと来年一年間ずっと戦われることになる第三次世界大戦の経済的次元へと花開きつつあるところなんや、決めることになるのは──他の国々はアメリカ経済のための貢納システムになってもうた国際貿易・金融システムから自由になれるんか?自由貿易やなくて、すべての国にとってオープンな貿易、オープンな投資を提供する国際関係のあり方を実際に持てるんか?っちゅうことなんや。

それが大きな政治的戦いの本質になるやろな。そんでアメリカは、まあ、ドル志向の秩序に代替案なんかあらへん、脱ドル化はうまくいかへん、って言うとる。ほんで世界の残り、グローバル・マジョリティ──グローバルサウス、イラン、ロシア──は、まあ、代替案はあるで、わしらはそれを決めにかからなあかんのや、って言うとるんや。イラン、ロシア、中国が、この代替案を設計して、BRICS諸国や世界の残りをこのシステムに招き入れる三カ国になりそうやな。

Nima Alkhorshid: せやな。マイケル、今日も来てくれて本当にありがとう。いつも通り、大きな喜びやったで。いいねボタン押してな、もっと多くの人に届く手助けになるからな。マイケル、ありがとう。

Michael Hudson: まあ、わしら二人にこんな幅広い議論をさせてくれてありがとうな。

マイケル・ハドソン:スワップ・ラインの帝国

https://michael-hudson.com/2026/08/the-swap-line-empire/

2026年8月15日(土)

司会:ニマ・アルコルシド

ゲスト:リチャード・ウルフ、マイケル・ハドソン

ニマ・アルコルシド:皆さんこんにちは。今日は2026年8月6日木曜日、ゲストにおなじみのリチャード・ウルフさんとマイケル・ハドソンさんをお迎えしとるで。お帰りなさい!

マイケル・ハドソン:戻ってこれて嬉しいわ。

リチャード・ウルフ:ここに来られて光栄やで。

ニマ・アルコルシド:まずはスコット・ベッセント(財務長官)がホルムズ海峡について言及した件から始めよか。ご存知の通り、ホルムズ海峡と紅海のバッ・エル・マンデブ海峡は、アメリカとサウジアラビアにものすごい圧力をかけとる。サウジは以前、紅海を使って世界市場と繋がっとったけど、今はスエズ運河の制限のせいでそれが遮断されてしもうとる。で、ベッセントが何て言ったかというと……

スコット・ベッセント:「先週、トランプ大統領がイランに対して第二次世界大戦以降最大規模の軍事作戦をちらつかせたやろ。そのおかげで今、我々はイランと交渉しとるんや。今日明日中にも、海峡を開放してこの紛争をより正常な状態に戻すための合意に至る可能性が十分にあると思う。なぜなら、連中の空軍は壊滅し、海軍も壊滅し、何もかもが全滅したからや」

……と、彼は3日前にそう言うとったんや。で、その「3日以内」か、その翌日――つまり2日前には何かが起こるはずやったのに、何も起きとらん。イラン側も、交渉なんて動いとらんし、アメリカからメッセージは来とるものの、ホルムズ海峡を開放するための具体的な動きなんて両者の間で何一つ起きてへんって言うとるわけや。

ニマ・アルコルシド:でも重要なのは、イランとオマーンの間で、ホルムズ海峡の新しいメカニズムに関する交渉が最終段階に達しつつある、あるいは合意に近づいとるってことや。要するに、表向きは「何もなし」やけど、水面下では動いとる。

それに今日分かったことやけど、イランの後押しを受けたイエメン(フーシ派)がサウジアラビアに対して先手を打っとる。ここ2、3日でサウジのタンカーを攻撃しとって、5隻か6隻以上が攻撃されてサウジへの引き返しを余儀なくされたんや。マイケル、ホルムズ海峡や紅海のバッ・エル・マンデブ海峡をめぐる現在の状況をどう見てる?

マイケル・ハドソン:貿易が完全にブロックされとるな。イランが関わっとる貿易再開についての議論なんてのは、結局のところ「アメリカが再び貿易を許可したら何が起こるか」っていう話にすぎんのや。

トランプとベッセントはめちゃくちゃ明確やで。イランが、タンカーに山ほど積み込んで輸出したがっている石油を輸出することを、アメリカが許可するつもりなんて端からあらへん。ホルムズ海峡を通じた貿易なんか絶対にさせへんつもりや。

トランプは実質的に、「貿易を許可するまで5年はかかる」って言うとる。昨日、彼とピート・ヘグセス(国防長官)が、イランの原爆問題を解決するまでは何もできへんって発表したからな。

そんなもん実際には存在せん、ただの捏造された問題やのにや。つまり、イランの原爆っていう勝手な幻想を口実にして、この問題を最前線に持ってくるまでは海峡の開放なんて一切許可せえへんっていうことや。

第二に、アメリカが求めている合意っていうのは、「海洋法によって自由貿易が保障されるべきだ」っていう口実に基づいとる。トランプは何度も、「イランが通行料や関税を徴収することは一切許さない」って明言しとる。最終的には、アメリカ自身が通行料を回収したいと考えておるからや。

だから、イランに対する戦争のコストをアメリカに補償させるためにOPECの貿易からアメリカが通行料を徴収するつもりやったら、イランに一銭たりとも儲けさせるわけにはいかん。だから、イランがペルシャ湾を通じた貿易を最終的に再開するためにオマーンと行っとる交渉なんてのは、アメリカが考えているような交渉とは全く違う。アメリカにとっては交渉ですらない。イランの「無条件降伏」を前提条件として押し付けるつもりやからな。せやから、石油貿易はこの先もずっと再開されへんままやろうな。

これこそが、イランがずっと考えていたことや。「どうせ石油の貿易ができないなら、大恐慌以来最大規模の経済・金融不況の舞台をこっちから整えてやるわ」ってな。

そしてこれはすでに、他の国々をパニックに陥れとるだけやなく、実際に石油を高値で調達せざるを得ない諸国に莫大な経済的負担を強いとる。日本やアジア諸国、グローバル・サウスの国々が支払っている価格は、ウォール・ストリート・ジャーナルのサイトに金融セクターの基準として載っとるブレント原油の価格とは何の関係もない。あれはあくまで「自由に石油が取引されて配達された場合」の架空の価格や。現実には石油の自由貿易なんて存在せんし、各国は必死こいて石油をかき集めとる状態や。

どうやって石油を手に入れてるかって?すでに連中は、自分たちの外貨を巨額に吐き出しとる。特に日本は最も深刻な打撃を受けている国の一つや。

この1週間、ベッセントは日本とある種の技術的な取引交渉を進めとった。日本はこう言うたわけや。「円の崩壊を防ぐ唯一の方法は、持っているアメリカ国債を売却することや」ってな。日本はアメリカ国債の最大の外国人生保有国であって、中国や他のどの国よりも持っとる。

で、これがベッセントとアメリカをビビらせた。もし日本がアメリカ国債を売ったら、金利が跳ね上がってしまうからや。金利が上がれば、さらなる金融クラッシュや不動産市場の崩壊、デフレや借金漬け経済の破綻を引き起こすことになる。

だからベッセントは日本にこう持ちかけた。「日本さん、国債を売る代わりに、連邦準備制度(FRB)にそれを担保に入れなさい。つまり、アメリカ国債の所有権を一時的にアメリカに移転して、スワップ協定を結ぼう。それを担保としてこちらで預かり、その見返りにドル・クレジットをあなた方に提供する」ってな。

つまり、アメリカのコンピューター上で作り出したドル・クレジットを使って、外国為替市場で円を買うわけや。その結果、急落しとった円は、アメリカが刷ったコンピューター上のクレジットのおかげで今は買い支えられて上がっとる。

しかしその一方で、アメリカは日本が保有していた大量のアメリカ国債を担保としてガッチリ押さえ込んどるわけや。これから何が起こるかというと、不況が長引き、日本やグローバル・サウス、アジア諸国などあらゆる国が同じようにアメリカからドルを借りざるを得なくなるにつれて、すべての国が同じ問題を抱えることになる。

アメリカは、こうした国々に対して莫大な国債の債務請求権を握ることになるわけや。実際、ベッセントが日本で行ったこの手法の最初のテストケースは、石油戦争の結果として石油輸出ができなくなって金に困ったアラブ首長国連邦(UAE)に対してすでに実行されとった。

少し先の未来を想像してみよう。不況は経済のシャットダウンや破綻、生産の縮小、失業、そして失業手当の支払いや家庭の光熱費を補助するための政府の財政赤字を引き起こすことになる。

1年後を考えてみろ。諸国はアメリカに対して巨額の借金を背負うことになる。それはすべて、週を追って、そして今や月を追って拡大し続ける貿易停止によって引き起こされた石油不足から生じる、高騰した石油代金を支払うためや。

最終的に、この事態に対する「道徳的な解決策」とは何やろうか?道徳的な解決策というのは、つまりこういうことや。すでに他の国々も言い始めている通り、イランに戦争を仕掛けたイスラエルとアメリカは、世界で最も嫌われている2つの国や。

国々はこう言うやろう。「確かに、アメリカは石油戦争のせいで我々に負担させられたコストを支払うための融資の担保として、我々の国債をすべて握りしめとる。しかし、このコストの責任は完全にアメリカにある。アメリカがすべての責任を負うべきや。だから、この借金は帳消しにする(破棄する)」ってな。

それが、世界のその他の国々と、アメリカおよびその同盟国とを決定的に引き裂く経済的・政治的な断層線になるんや。

ヨーロッパでさえ、まったく同じ問題を抱えることになる。誰もがこう圧力をかけられる。「高くなった石油を買うために、アメリカ国債の形で持っている外貨準備を取り崩して支払うな。金利が上がったら困るからな。その代わり、ウチ(アメリカ)からドルを借りて支払え」とな。

間違いない、各国はこうしたスワップ協定に署名し、自国通貨を支えて円やユーロなどの急落を防ぐために、借り入れたドルを市場で使い果たすことになるだろう。

そしてその結果、莫大な債務の蓄積につながる。グローバル・サウスの国々が、石油やガスだけでなく、燃料、食料、そして肥料の価格にまでもの凄く高い金を払わされ続けるという事実を考えてみろ。肥料がなければ農作物の収穫量は激減する。地球温暖化も干ばつや洪水を引き起こして農作物をダメにしとる。

世界中でとんでもないインフレが起き、それは主にアメリカへの借金によってファイナンスされることになる。そして道徳的に見ても、各国は「この借金はすべて、これだけの混乱を引き起こしたトランプの違法な戦争に対する支払いの一部にすぎない」と宣言するようになるやろう。イランに石油を売ることを拒み続け、イランに石油を売らせないようにブロックし、実質的にイエメンがサウジの石油輸出を阻止している状況の責任を取るべきなのはトランプ自身なのだから。

ホルムズ海峡は世界の石油の20%、紅海でのイエメンとサウジのルートは5%。合わせると世界の石油の25%がカットされとる。国家の備蓄が底をつく(おそらくアメリカでは9月上旬にも底をつくだろう)につれて、実際の価格高騰がどれほどすさまじいものになるか想像できるはずや。

これが今起きている危機や。株式市場はこの現実を全く織り込んでへん。債券市場でさえ織り込んでいない。なぜなら、この問題があまりにも巨大で、構造的なものだからや。経済学者や政治家たちが表立ってこんな話をすることはない。なぜなら、これはアメリカが世界を国際的な大恐慌とそれに伴う債務危機、そして産業の大量閉鎖と失業の泥沼へと突き落としているという現実を意味しているからや。

リチャード・ウルフ:マイケル、もし諸国が君の言う通り「借金は返さない、チャラにする(破棄する)」と言い出したとき、アメリカが担保(国債)を押収したらどうなるんや?アメリカは「よし、担保はいただく」と言った。そのあとどうなる?

マイケル・ハドソン:それが最大の疑問やな。アメリカには奴らに強制的に支払わせる力はない。アメリカが持っているのは奴らの国債だけや。だからアメリカができることといえば、「よし、日本よ、お前たちがウチのコンピューターで作らせてやったドルを使い切ったからには、返済してもらわな困る。だから、お前たちが預けた日本の国債をすべて市場に投げ売りしてやる」ということになる。

もちろん、そんなことをすれば日本の国債価格は大暴落する。アメリカは国債を売って円を手に入れ、その円をドルに換えて財務省の穴埋めをする。そして円の価値は再び大暴落することになる。為替が暴落すれば、ドル建てや非日本通貨建ての輸入品すべての価格が跳ね上がる。

そうなれば、日本は事実上の「二重の不況(ダブル・デプレッション)」に突き落とされることになる。最初の不況は、すでに日本企業に操業停止や倒産を強め、家計を破綻させつつある石油貿易の途絶や。

そして2度目の不況は、アメリカが「担保を手に入れたから市場に売り払うわ」と言い放ったときや。日本にはそれに対抗する手段が実質的に何もない。あるとすれば、何らかの資本規制をかけるか、あるいは借金を真っ向から拒絶する(踏み倒す)ことくらいや。

それが機能するためには、日本と同じ境遇にある他の国々と団結する必要がある。石油を輸入しなければならない世界中のほぼすべての国々――少なくとも世界の残りの部分――が、米ドルから離脱する方向で結束して声を上げるグループができるということや。

それこそが、トランプの対イラン戦争が、他国が次々と離脱していく中で石油をチョークポイント(要衝)として利用することに失敗し続けるだけでなく、ドル基準そのものの基盤を木端微塵に吹き飛ばす究極のプロセスになるんや。

ドルは国際金融システム、そして事実上すべての債務・信用システムの中核を担っとる。各国は、いま積み上げている海外の借金を支払う余裕なんてない。それはつまり、自国の政府債務や、世界の債券保有者や銀行に対して負っている借金も、自国の経済を完全に窒息させない限り支払うことができないということを意味しとる。

まるで世界中の国々に対する、IMF(国際通貨基金)による超巨大な緊縮財政プログラムのようやな。石油戦争がやっているのはまさにそれや。世界中の残りの国々に緊縮財政を強制しとるんや。失業、石油を必要とする企業の倒産、そして肥料の輸入だけでなく農業機械や作物を動かすための信用が手に入らないことによる農業セクターの破綻。それはアメリカの農業も例外やない。

石油戦争は、アメリカからヨーロッパ、アジア、そしてグローバル・サウスに至るまで、あらゆる限界を許容レベルのはるか彼方へと押し広げとる。高騰した石油代金を支払う余裕も、借金を返す余裕も、家庭が家を暖め車を走らせるための政府補助金を出す余裕もない。ディーゼル油を使うトラックや鉄道産業をファイナンスする金もない。

ニマは原油価格にばかり注目しとるが、本当の価格高騰はトラックや鉄道用のディーゼル燃料や飛行機のジェット燃料で起きとるんや。アメリカ空軍が莫大な量のジェット燃料を消費している一方で、航空輸送システム全体が窒息しかけとるのが分かるはずや。

海峡が封鎖されたままでいる時間が長ければ長いほど、世界大恐慌の一部としてアメリカ経済にもしっぺ返し(ブローバック)が返ってくる。トランプはすでに「イランがオマーンと取引しようが知ったこっちゃない、ウチが望む取引じゃないからな。もしウチの望む条件じゃないなら、海峡の封鎖を続けるまでや」と言っとる。まあ、ある時点でイランも「これは戦争行為や。攻撃を再開するわ」と言い出すやろうな。それはまた別の話やけど。

リチャード・ウルフ:そう考えると、「交渉がまとまりそうだが、結局ご破算になる」というトランプのお得意のゲームの裏には、さらなる戦略のリスクが潜んどるような気がするな。

彼は、実態がよく分からない「核問題」を持ち出すことで、状況を無限に引き延ばせることに気づいたのかもしれん。「イランはすでにそんな兵器を持っとるのか?それともこれから作ろうとしとるのか?」誰も本当のところは分からん。君が言う通り、そんなものはいくらでも引き延ばせる。誰も真相を知らんからな。

そして、その戦略は今君が話してくれた複雑な世界金融スワップの話と綺麗に噛み合っとる。世界の他の国々は、そんな複雑な金融の仕組みなんて理解できんし、気にも留めないだろう。トランプは核問題の責任をイランになすりつけ、金融危機の責任は誰か別の奴になすりつけることができる。金融面で何かをしなかったとして日本を悪者にすることもできる。そうやって自分から責任を綺麗に分散させることができるわけや。

マイケル・ハドソン:その通り。そして核問題に言及したついでに言えば、事態はさらに悪化しとる。トランプが「戦術核兵器なら使うかもしれない」とほのめかしているという議論がすでにしばらく前からある。

核は核や。「原爆を投下するけど、戦術原爆と呼ぶからセーフや」なんて理屈は通じへん。アメリカはミサイルを使い果たし、戦闘能力を失いつつある。どうやら飛行機も西アジアから撤退しはじめている。爆弾やレーダー、必要な兵器がなければ戦争なんて続けられへんからな。

アメリカは手足を縛られた状態(マッスルバウンド)であって、使える武器は原爆のほかにはもう残っとらん。これが「きれいな核兵器」だというわけや。だから「戦術的」などと呼ぶ。マイルドな原爆だから、最初は5、6発使うだけや、という感覚やな。

それが世界に何をもたらすか想像してみろ。トランプはまさにそれをちらつかせて脅しとる。そして他の国々は、「ここで一線を引く、反撃するぞ」とは言わず、株式市場や債券市場と同じように、あまりのショックにただ呆然としているように見える。あまりにも次元が外れすぎていて、手をこまねくことしかできへん状態や。誰もこの事態を止めるための代替案を出そうとしていない。ただ傍観して、自分たちが苦しむのを許しているようにしか見えへん。

それから第二に、アメリカこそが海洋法(国連海洋法条約)の最大の違反国やということや。ニマ、ここ半年以上お前と俺が議論してきた通り、アメリカがベネズエラの漁師を撃ち殺したり、ホルムズ海峡でボートを撃沈したり、バルト海でNATOがロシアの石油タンカーを攻撃して押収したり、数日前にはウクライナがカスピ海でロシア船を攻撃したりしとる。これらはすべて海洋法に従うべきもののはずや。

そんなもん、いまや海洋法のルールなんてどこにも残っとらん。なぜなら、アメリカが「海賊行為をやれる奴が勝ちなのだから、やりたい放題やっていい」って宣言してしまったからや。海洋法は今や海賊行為に逆戻りしてしもうた。トランプがグリーンランドを乗っ取ろうとしたり、グリーンランドからアイスランド、そしてアイスランドからイギリスにかけてのブロックを拡大しようとしたりするのを防ぐために、そして南米の先端やアフリカの先端を回らなくてもいいように大西洋から北極海の石油ルートへ世界中がアクセスできるようにするのを防ぐために、海洋法とそれを支える国連が国々を守る執行能力を持つようになるまで、この状態は続くやろう。

アメリカは、国際海上輸送におけるすべてのチョークポイント(要衝)を独占しようとしとる。そうすれば、アメリカが管理していないルートで石油貿易が発展するのを阻止できるからや。

だからこそ、これがホルムズ海峡をめぐる本当の戦いの正体なんや。イランに対して「いまは戦争状態にあると言えない」かのように扱う、海洋法をめぐるこのフェイクな議論なんて茶番や。こっちの領海ではなくても、すぐ隣の隣接水域を軍艦がまっすぐ通過しようとするのを、戦争状態にある以上、阻止する権利が我々(イラン)には当然ある。戦争が起きているんだから、そんな権利があって当然や。それがすべての法規に優先する。まあ、アメリカが引き合いに出そうとしとるのは、すでに執行力すら失った、とっくに死んだ法律にすぎんのや。

西側のいくつかの州の法律には、「インディアンを撃ち殺したら50ドルの賠償金で済む」みたいな古い法律がまだ残っとるかもしれない。それと同じで、執行力の無い法律や。今の海洋法が置かれているのはまさにそのポジションや。だから、アメリカがイランに対して持ち出している「大量破壊兵器としての偽の原爆問題」と同じくらい、この海洋法違反という話もすべてフェイクな問題なんや。我々が描写しているこのめちゃくちゃな状況の、まさに一部ってわけやな。

リチャード・ウルフ:そして私が付け加えたいのは、これこそが、我々が散々議論してきたアメリカ帝国の衰退の動かぬ証拠だということや。安全で健全な状態にある帝国の証というのは、海洋法やきちんとした行動規範があって、いわゆる「ルールベースの国際秩序」がしっかり機能しているから、わざわざ武力でそれを強制する必要すらないということや。

それはあたかも、警察署がなくても地域社会が自発的に秩序を守り、誰もが集団行動のルールを遵守しているような、そんな状態の理想的な警察署みたいなものや。警察署を必要とすればするほど、その社会はトラブルを抱えているということや。

帝国も同じで、衰退し、ルールだけでは自分たちの要求を満たせなくなると、ルールそのものを放り投げ出すようになる。それこそが、帝国が深刻な危機に瀕しているというサインなんや。少し前までなら、麻薬を密輸している疑いのある船があれば、ちゃんとした手続きというものがあった。

海軍や沿岸警備隊がその船に近づき、乗船して検査し、違法薬物やその他の密輸品が見つかれば、法的な手続きに従って裁判所に引き渡されていた。弁護士がつき、裁判が行われ、証拠に基づいて是非が争われていた。

たとえ有罪になっても、言い渡されるのは懲役刑であって、アメリカにおいて麻薬密輸は死刑に値する罪ではない。ところが、大統領(トランプ)や国防長官のヘグセスは、そうした法的手続きを一切無視し、「これらの船にいた人間たちはもう死んでおり、船は海の底にあるから証拠なんてない。彼らが起訴されたようなことを実際にやったというデモンストレーションもできないが、そんなことはどうでもいい。我々はただ、裁判なしで連中を超法規的に皆殺しにしたのだ」と言い放っとる。

まあ、そういうことや。自分たちのやり方ではもう頼りにならないという自白にほかなんらん。マイケルも私も人生のすべてをいわゆる「麻薬戦争」についての報道を聞きながら過ごしてきたから、この手の話はよく分かる。ニューヨーク市の街頭に出てみれば、手に入らない麻薬など存在しない。今だって手に入るし、5年前だって、10年、15年、20年前だってそうだった。麻薬戦争というのは歴史的な大失敗やったんや。海上にいる人間を船ごと殺害するなんて、その失敗に対するあまりにも不条理な反応やで。

マイケル・ハドソン:そうだな、リッチ(リチャード)、アメリカの文学やハリウッド映画の最も特徴的なテーマの一つが、「腐敗した警察署」を描いたものや。数々の偉大なアメリカ小説や、それらを原作にした映画に出てくる汚職警官たちのことを考えてみろよ。

アメリカの国際的な大規模政策も、まさにそれの縮図だと言える。我々は腐敗した警官であり、犯罪に加担している事実を隠すための隠れ蓑を作り出す二枚舌の連中そのものや。

もしトランプが麻薬取引や麻薬ディーラーの主要な支援者であるとしたら、彼は麻薬ディーラーたちのところへ行くか、あるいは側近を向かわせて、「トランプの選挙運動に献金してくれるなら、麻薬取引の罪なんて恩赦にしてやる、お咎めなしにしてやる」と持ちかけているわけや。たしかホンジュラスの主要な麻薬ディーラーの一人に対してそんなことをやっていたはずや。名前は忘れたが、彼は麻薬ディーラーたちに対して「刑務所から自由に出られるカード」を売り歩いとるんや。

つまり、「警察に金を払って麻薬売買の許可を買わないなら、逮捕するぞ」という論理や。すべてが買収システムの警察組織のようになっとる。映画や小説に出てくる裏社会の話そのものやないか。それが今や国際規模で行われているわけや。そしてトランプの天才的なところは、それをただのニューヨーク市警のレベルではなく、大統領という最高の政治的権力レベルにまで引き上げたことやな。

リチャード・ウルフ:リチャードが麻薬戦争に触れたついでに、私は「テロとの戦い」についても言及しておきたい。あれもまた、数ある戦争のうちの一つやったからな。

最後のコメントとして言わせてもらえば、ある種の感心すら覚えるほどの厚かましさや。イランに対する戦争の正当化理由の一つとして、「イランが世界中でテロを支援している」というものがあった。

アメリカは、アフガニスタンでの30年戦争、ベトナム戦争、イラク戦争、リビアやシリアでの軍事活動など、神のみぞ知る数々の戦争をやっておきながら、別の国に対して「テロの支援国だ」と非難しとる。この手の人間たちが口にする言葉の「自己欺瞞のレベル」がいかに凄まじいかを示しておるし、私にとってはこれもまた衰退する帝国のもう一つの分かりやすいサインやと思うわ。

マイケル・ハドソン:数日前、トランプが「我々はイランと交渉している」と発言したとき、あるイラン人がまさにその点を的確に突いていたな。「我々には交渉相手なんていない。交渉する用意はあるが、お前たち(アメリカ)は交渉相手を殺害するじゃないか。最初の任期のときにはガーセム・ソレイマニを暗殺し、その後も我々の指導者たちを殺してきた。交渉権限を持つ立場にいる人間を全員片っ端から暗殺しておきながら、一体誰と交渉するつもりなのだ?これ以上のテロ行為なんてあり得ないだろう」ってな。

リチャード・ウルフ:そういえばトランプは先日、「斬首(デカピテーション)」という言葉をまた使っとったな。あれはもともとイスラエル側から出てきた表現やが、彼自身もそれを使い始めた。以前はそんな言葉を使わなかったはずやが、彼もまた自分を脅しに使えると思い込んだようや。ところで、世界中の多くの人々にとって、アメリカのこうした傾向は一種のミステリーに映っとる。

アメリカには、植民地としての起源に由来する特有の政治的傾向があって、あらゆる政治的対立を「神と悪魔の戦い」という極端な誇張表現で捉えたがる。これがアメリカ文化の中に並外れた形で組み込まれているんや。

今回の敵はサダム・フセインであるはずがなく、「もう一人のヒトラー」でなければならない。プーチン氏も単なる敵対者や adversaries であるはずがなく、「もう一人のスターリン」でなければならない。

一体これはどういうことや?敵をここまで悪魔化することで何が得られるというのか?あまりにも幼稚というか、本当に愚かしいとしか言いようがないわ。

マイケル・ハドソン:あるいは、それは単なる「言い換え(婉曲表現)」にすぎんのやろうな。テロリズムとは呼ばず、「斬首」と呼ぶ。我々は攻撃しているのではなく、悪魔から地球を守っているのだ、という理屈や。

リチャード・ウルフ:思い出してみろ、「テロとの戦い」の最中、アフガニスタンの一部の人間が誰かの首を切り落としたというニュースがこれでもかというほど大きく取り上げられた。それこそが、「我々善良な人間は、あんな連中のような狂人たちと戦っているのだ」ということを裏付ける格好の材料にされたわけや。それが今や「斬首」という言葉にすり替わり、道徳的な恐怖ではなく、巧妙な戦略として語られとるんやからな。

マイケル・ハドソン:まあ、交渉する相手や降伏させる相手が誰も残っていない状態では、そんなものすら巧妙でも何でもないがな。それに加えて、テロで攻撃を加えたところで、イラン国民やどの国の国民であれ、戦意を喪失させるどころか、かえって政府による防衛のために国中が一丸となって団結するだけや。

ニマ・アルコルシド:リチャード、マイケル、どうもありがとう。いつもながら素晴らしい議論やったで。

リチャード・ウルフ:ああ、また来週。

ニマ・アルコルシド:また来週な。バイバイ!