クラピヴニク&スレボダ:ロシアの遅い前進
https://www.youtube.com/watch?v=REm6HXVtNNs
Russia’s Slow Advance: Why Advantage Doesn’t Speed Up War ? Krapivnik & Slеboda
Stanislav Krapivnik
なんで優位に立っとっても戦争のスピードが上がらへんのか?
クラピヴニク:
そやな。軍の側から言わせてもらうと、わしはロシア軍に知り合いがぎょうさんおるんやけど。将軍たちは大きな矢印の動き??大規模な突破作戦を望んどる。将軍だけやない、下の方まで全員そうや。みんなあの派手な勝利の瞬間、大攻勢を求めとる。今クレムリンには軍から、保守派から、ものすごいプレッシャーがかかっとると思うで。「さっさとモグラ叩きして片付けてしまえ」ってな。
スレボダ:
まあ、この紛争が証明したことが一つあるとしたら、戦争のルールが変わったっちゅうことやな。大規模な機動戦の時代は??ドローン能力を持つ相手に対しては??もう終わったと思う。今や非国家アクターでさえそれを持てる時代やし。ドローンが現代戦の顔をガラッと変えてしもた。ドローン、精密誘導兵器、24時間365日のドローンと衛星による監視。大規模な突破のために兵力や装備を集結させたら、即座に発見されて標的にされてしまう。やから両陣営とも、攻撃にも反撃にも浸透戦術を使っとる。最前線に実際に展開しとる人間の兵士の数がどれだけ少ないか知ったら、ほとんどの人は驚くで。いわゆる遭遇戦に実際に参加しとる兵士の数は、ほんまに少ない。
クラピヴニク:
そやな。同時に、ドローンと精密攻撃のせいで、もう戦術的後方が実質存在せえへん。
スレボダ:
そうやな。ほぼ作戦的後方も存在しなくなりつつある。わしは戦術的後方におったこともあるし、作戦的後方の端っこにおったこともあって、頭上に敵のドローンが飛んでくることもあった。(笑)ウクライナ側の防御の問題でいうと、制空権がないっちゅうことや。3?5人以上を一箇所に集めたらもうFOB(前方作戦基地)や。FOBになったら、そのうちでっかいクレーターができる。もう小隊単位で前線に送り込めへん。1?2回攻撃されたら小隊が消えてしまう。
クラピヴニク:
西側の「夢の兵器」がこの戦争を決するとかいうアホらしいプロパガンダをさんざん聞かされてきたわけやけど。この戦争の本物の夢の兵器は最初から分かっとった??FAB(滑空爆弾)、ガンOn、ランセットも大きな役割を果たしてきたし、「スンスケPork」も射程延長型が出てからこの紛争の性質を大きく変えた。
スレボダ:
もう一つある。かつて小隊でやっとった目標奪取を、今は3?5人の火力チームでやっとる。浸透戦術やな。
クラピヴニク:
それでもみんな大きな矢印の攻勢を求め続ける。劇的な結果、戦車と兵士の大進撃を見たがる。もうそれは可能やないかもしれへん。ウクライナに対してなら、あれだけ弱体化しとるから可能かもしれんけど。
スレボダ:
近づいてきてはいる。でも1年前は絶対無理やった。この紛争の最初から「2ヶ月で全部終わる」と予測してた人たちがおって??善意のチアリーダーとでも言おうか、軍や情報機関の経歴を持つ人も含めて??それ以来2ヶ月ごとに「ウクライナ軍がもうすぐ大崩壊する」と予測し続けてきた。チアリーダーにはチアリーダーの役割があって、士気や情報戦として意味があるのは分かる。でも真剣なアナリストは、前線での実態をもう少し正直に、現実的に評価せなあかんと思う。
ロシアはあらゆる面で優位に立っとる。砲兵力、ドローンの数、ドローンの質、FAB、制空権、人員、兵站、全部や。それでもまだ苦しい戦いが続く。結局は一つ一つの建物、一部屋一部屋を制圧せなあかんからや。時間がかかるし、コストもある。みんな昨日にでも戦争が終わってほしいと思っとって、善意のアームチェア評論家がペースの遅さにずっとイライラしとる。そして一番悪いのは、この戦争でロシア人と戦っとるっちゅうことや??ちょっとか、かなり頭がおかしいかもしれんけど、全く同じ頑固さを持っとる。
クラピヴニク:
同じ創意工夫もな。
スレボダ:
そうや。相手がフランス人やイギリス人やったら、もうとっくに折れとったはずや。
クラピヴニク:
絶対に折れとったわ。
スレボダ:
あいつらスラブ人で、しかもスラブ人以上や??ガリシア以外は基本的にロシア人やからな。
クラピヴニク:
そうや。頑固で、石頭で、苦難と忍耐だけで降参せえへん。ほんまに驚くのは、今や圧倒的多数のキエフ政権の兵士が徴兵で集められた人間やということや。
スレボダ:
ああ、間違いない。最初はある程度そういう側面があったかもしれんけど、今は完全にそうや。でも穴に追い詰められたら戦う。隣の仲間を守るために戦う。もちろん、降参しようとした者を即座に撃つバンデラ主義者が至る所に配置されとるし、阻止部隊もある。それに覚醒剤も大きな役割を果たしとる。
クラピヴニク:
戦闘用薬物やな。
スレボダ:
まあそれはそれとして。東スラブ人の苦難に耐える能力は、現代の西側文化が耐えられる限界を完全に超えとる。
クラピヴニク:
絶対にそうや。でも武人としての精神があってのことやけど??ドローンの話に戻ると、イスラエルは新たに併合した南レバノン「州」で大きな問題を抱えとる。ヒズボラが全然同意してへんからや。イスラエルは大規模な進撃を始めて、ドローンによって様々な型のメルカバ戦車を約100両、撃破または損傷させられとる。あのメルカバに防護グリルが全くついてへんのに気づいたか?何もついてへん。まるで倉庫から出してきてそのまま突っ込んでいったみたいや。この4年間のドローン戦争は存在しなかったかのように完全無視して、そのまま突撃した。
アメリカも全く同じや。FPVドローンがビクトリア基地の中をうろうろしながら攻撃対象を探しとる映像を見たやろ? 全く妨害されずに。(笑)
スレボダ:
ああ、見たで。一番笑えたのが、カタールの基地の最初の日に、補助レーダーシステムがあって、あのモペットのエンジン音がするシャヘドが飛んでくるんや。遅い。ゆっくり飛んでくる。優雅に上昇して、そのままレーダー全体に突っ込む。誰も撃ってへん。小火器も、スティンガーも、何もない。やりたい放題や。いかなる形の防空も、小火器での防空すら何もない。驚くわ。だってウクライナで起きとることに、アメリカ軍と情報機関の一部は完全に関与しとるわけやから。
CIAがドローンプログラムを運営しとることは公式に認めとるし、石油精製所への攻撃も、船舶への攻撃も、CIAがニューヨークタイムズに「全部うちが指揮しとる」と自慢しとった。でも実際の大きな軍組織に何の教訓も活かされてへん。何も進化してへん。制度化もされてへん。全く何もや。
これはおそらく、この4年間で実際に痛い目に遭っとらへんからやと思う。快適な代理戦争をロシア相手に戦っとって、テクノロジーの急速な変化から教訓を学ぶ必要性を感じてへんかった。でも今、その代償を払う時が来とる。
イランとヒズボラが今いる段階は、この紛争の現在地からまだ1?2年遅れとると思う。でもそれでも、今のアメリカより10年は先を行っとる。
クラピヴニク:
NATOとウクライナの合同演習??特にドローン部隊が参加するやつ??の話をよく聞くやろ。去年「オペレーション・ヘッジホッグ」っていうのがあって、その後も何度か繰り返されとるんやけど、ドローン部隊を持つウクライナの小部隊が、数も多くて建前上はずっと優秀な装備を持つ??旧来の機動戦の意味でな??NATO軍を演習で完膚なきまでに叩きのめしてる。ウクライナ側は「もうNATOの訓練はいらん」って言い出しとる。(笑)
スレボダ:
まず訓練に行ったらみんな逃亡するしな。(笑)
クラピヴニク:
それもあるし、実際50%の脱走率があって、ウクライナの指揮官たちは2023年から「NATOには教えてもらうものが何もない」と言い続けとる。
今はロシアとウクライナが??広い意味でな??互いに学び合っとる。これが今の紛争の姿や。単なる頑固な忍耐と犠牲の話やない。
スレボダ:
両陣営が、ほんまに残酷で凄まじいペースで戦争を革新し続けとる。この戦争に道徳はない。血みどろで、残酷や。ロシアは一応交戦規則を持っとるが、戦争の経過の中でそのかなりの部分が消えてしもた。でも一部はまだ残っとる。政権(ウクライナ)は最初から交戦規則なんてものがない。
クラピヴニク:
最初からそうやったな。
スレボダ:
まあそうやな。でもグートランド演習とか他のNATO演習を見ると??2025年のやつな??何が見えるか。戦車が突っ込んで、歩兵が後ろについていく。ドローン1機で大量死傷が出るやつや。防護グリルも何もついてへん。さらに、昨年8月のライアン・マイン空軍基地で、ドローンから手榴弾を初めて投下するのを見に来ないかというアメリカ陸軍の広告を見た。
クラピヴニク:
2025年8月に。(笑)初めてやで。
スレボダ:
ヘグセスのバカらしいドローンのプロパガンダ動画も。神様、あのモップの柄のやつ。(笑)
クラピヴニク:
あの前線にいる人たちは、あれを見て笑い死にしそうやろな。(笑)でもまあ、そのうち嫌でも分かることになる。あの島々のどこかに海兵隊が上陸したら??全部FPVドローンの射程、50km圏内に入っとる。あの島々全部がドローンの射程内や。
スレボダ:
スタニスラフ、正直に言っていいか?言うてや。本当にそうなってほしいと思っとる。(笑)その可能性を考えるとよだれが出てくる。ほんまにそこまでアホやったらええなと思う。
かつてあいつらと一緒に服務しとったから??この人たちに限った話やないけどな??かわいそうやとは思う。自殺行為のミッションに送り込まれとるわけやから。肉挽き機や。あいつら個人はかわいそうや。指揮官はかわいそうとは思わん。アメリカの政治家はほとんど全員かわいそうとは思わん。死ぬために送り込まれとる。自分が引き起こしたぐちゃぐちゃから抜け出す方法も分からんヒヒのエゴのために死ぬために送り込まれとる。
クラピヴニク:
そのたとえ方には異議を唱えなあかん。ヒヒは高貴な動物やから。(笑)
スレボダ:
世界中のヒヒに謝るわ。(笑)マカカ。
クラピヴニク:
ヒヒを代表して、アメリカ大統領と比べるという侮辱に対する謝罪を受け入れます。(笑)
スレボダ:
ウガンダ大統領が声明を出した時みたいやな。誰かが「ウクライナは今やウガンダと同じくらい貧しい」と言ったら、「いや、うちの方がずっと豊かや」と出てきたやつ。(笑)
ところでウガンダがイスラエルのためにイランを攻撃すると脅しとるらしいで。(笑)
クラピヴニク:
次は何や?ソマリランドか?(笑)
スレボダ:
ほんまに驚くわ、こんな状況で何も理解せんと参戦を表明するんかと。(笑)どうやってイランまで辿り着く気か分からんけど。
アメリカはただ自分を恥ずかしめとるだけやない??紛争の教訓を学ばへん、戦略もない??外交レベルでも、ついさっき見た映像で完全に腰が抜けたわ。ドナルド・トランプがサウジアラビアの皇太子ムハンマド・ビン・サルマンについて語っとるやつや。
クラピヴニク:
ああ、見た。
スレボダ:
ムハンマド・ビン・サルマンについてどう思うかはともかく??親しみを込めて「ムハンマド・ビン・ボーンズ」と呼んどったけど??(笑)最近はちょっと見方が変わってきてたんやけど。ここ数年で政治家としてある程度成熟してきたかなと思ってたし、個人的にどう思うかは別として、彼はアメリカ最重要のアラブ湾岸同盟国??メッカ、石油輸出、全部含めてな??の事実上の指導者で、今後数十年その立場が続く人物や。
そのアメリカ大統領が言うたことが「こいつは俺の尻を舐めなあかんとは思ってへんかったんやろ。でも今は舐めなあかん。俺に優しくせなあかん、優しくするしかないんや」と。これがアメリカの外交や。ヒヒと比べるんもマフィアの中堅幹部やら軍閥と比べるんも、由緒あるイタリア系アメリカ人組織犯罪組織とその構成員への侮辱になるわ。(笑)
外交と呼べるものが完全に崩壊しとる。いつもショックで恐ろしいんやけど、でも思い出すんや??ああ、わしはもう20年以上そこから離れた場所で快適に暮らしとる。今や相手陣営やし、(笑)喜んでおけばいいんやと。
でもこれは全部ツケが回ってくる。世界中の国々がこういう小さな侮辱、脅迫、恥辱、全部覚えとる。ブリンケン&サリバン政権には何の愛情もなかったし、それ以前の政権にも同じや。でも神様、この政権はひどすぎる。ハリスの方がよかったかなとさえ思い始めとる。そこまで来てしもうた。
クラピヴニク:
(笑)ハリスもバイデンも全部大嫌いやけど、違いがあるとしたら、ハリスならバイデンの弾道ミサイルをロシアに撃ち込む政策を続けとって、もうすでに核による人類滅亡が来とったかもしれんな。
スレボダ:
それは確かにそうや。その点では、トランプのロシアへのイデオロギー的な憎しみのなさと彼の誇大妄想が、計らずも差し迫った核による人類滅亡から引き離してくれた一方で、中東では米覇権が、ロシアとウクライナで直面しとる戦略的敗北よりもさらに大きな敗北に直面するかもしれん状況に突き込んでくれた。
クラピヴニク:
そうやな。まことに的確や。もちろんテルアビブもあるしな。IDF報道官がロシアの政治家を事実上暗殺すると脅しとって??「うちは全部見えとる、内部システムも掌握しとる」と。本気でそんな脅しをしとるんか?ロシアの戦術核1発??たった75キロトン、広島の2.5倍??で地上から消えてしまう国が。直接政治指導者の殺害を脅すんか?
スレボダ:
まあでも、周りの全員に戦争で負けながらも、イスラエルはそういうことを言っても、ある程度やってしまっても、ロシアは何もしないと思う。なぜか?ロシアの指導部は成熟しすぎとる。部屋の中の大人すぎる。長期的思考すぎる。少なくとも直感的なレベルでは。国家レベルでは、冷血で感情のない??水を鴨の背中から流すような??中国がさらに大きなレベルでやっとることをできる能力がほしいとこやけど。
クラピヴニク:
わしはあなたと同じくアメリカ生まれやろ。
スレボダ:
いや、わしはルガンスク生まれや。
クラピヴニク:
あ、そうか、ルガンスク生まれなんか。
スレボダ:
ええ。すまんかった、サラに答えてへんかったな。(笑)
クラピヴニク:
でも人生の半分はアメリカで過ごしたやろ。
スレボダ:
半分はな。(笑)わしのメンタルDNAには「アメリカ性」みたいなもんが染み込んどって、一生消えへん。わしは本物のルースキー・ムジキにはなれへん。でも、このすべてに対して直感的な反応を求めるアメリカ人的なわしがおるんや。
クラピヴニク:
ほとんどのロシア人だって同じこと思っとるで。(笑)
スレボダ:
あいつらも直感的に反応したくてたまらんけど、ロシアの政治的指導部はもっと抑制がきいとる。
クラピヴニク:
ロシアの軍事的指導部は極めて実用的で几帳面や。
スレボダ:
そうや。芸術賞やなく科学賞を取るタイプや。科学的で、もはや戦争の産業化のレベルまで来とる。
ロシアが戦時経済に移行した、てよく言われるやろ。GDPの6%は戦時経済やない。40%になって初めて戦時経済や。ロシアが何をやっとるか全然分かっとらへん西側メディアの妄想や。もし今ロシアが完全な戦時経済に移行したらどうなるか??想像もつかんわ。アメリカも同じことをした場合どうなるか、誰にも分からんやろ。
今のロシアの状況は、ロシア人の日常生活への影響という意味では、この4年間の紛争で、アメリカ人にとってのイラク戦争1・2のようなものや??つまり日常生活にほとんど影響がない。
クラピヴニク:
一つ違いを言わせてもらうと??よく覚えとる、服務中に大学の授業も取っとった頃のことやけど??朝の授業が終わって車で移動しとる時に9.11が起きた。音楽を聴いとったから全然知らんかった。基地に入ったら皆が妙な顔してて、「おーい、みんなどうした?」(笑)なんでそんな目で見とるんや、と。そしたらあの小さなテレビの周りに全員集まっとって、事態を把握した。アメリカ全土でどうなったか??全部閉鎖、みんな家に帰った、学校も全部休み、どんな小さな村でも政治家も全員家に逃げ帰った、みんな怖がっとった。
ロシアではそうはならへん。ドローンが民間の建物に突っ込んでも、「あの野郎どもをやっつけろ、続けろ」と言って社会は普通に動き続ける。
スレボダ:
そうや、同じ効果がない。
クラピヴニク:
そやな。ロシア人は90年代を経験しとる。チェチェン内戦、それが引き起こした10年以上にわたるテロ、経済的苦難??90年代に何度もの大恐慌が重なったようなものを経験しとる。それに第二次世界大戦の記憶は、あらゆる家族に刻み込まれとる。歴史全体を通して、ロシアの国民性を一つの形容詞で表すとしたら、「苦難に長く耐える」ということやと思う。(笑)
スレボダ:
ドストエフスキーも人間の魂の苦しみについて書いとる。苦しんでへんなら成長してへんと。(笑)なぜドストエフスキーがトルストイより上か、という話やな。(笑)ヘミングウェイやマーク・トウェインはそのレベルにはまだ及ばんわ。トウェインはトルストイに近いかもしれんけど、ドストエフスキーのレベルには全然届かん。(笑)
わしは大学生の頃、19歳の時に「悪霊」を読んで苦労したのを覚えとる。中学生の頃の夢は、ロシア語をちゃんと学んで「地下室の手記」を原文で読むことやった??ロシア系アメリカ人の家庭で育ったけどロシア語は話さへんかったからな。
クラピヴニク:
わしはドストエフスキーを英語で読んだことを認めるわ。アメリカの大学でロシア文学の授業を取っとって本を持っとるんやけど、ロシア語で落ち着いて読む時間が取れてへん。それに19歳で読むより、人生のいろいろを経験した大人として読む方が深く理解できる。19歳の時は??どこで友達と飲むかとか、それくらいのことを考えとるわけで??「長く苦難に耐える」とか「深く哲学的なもの」とかの感覚はまだない。19歳の長い苦難といったら翌日の二日酔いくらいやからな。また読み直さなあかんと思う。
十代の頃にドストエフスキーをたくさん読んだことが、わしの十代のゴスサブカルチャーへの道を切り開いてくれた気がする。(笑)
クラピヴニク:
変わった子供やったな。12?13歳から本をたくさん読み始めたんやけど、十代向けの本やSFでも十代向けのものには行かんかった。最初から大人向けのSFやファンタジーに直行して、12歳くらいの頃に一番好きだった本は「君主論」やったな。十代の平均的な軽い読み物ってやつや。(笑)でも今でも読む価値はあると思うで。
スレボダ:
絶対そうや。人間の本性を示しとる??ベストの面やないけど、現実をな。
クラピヴニク:
なぜか、現代的な意味でも古典的な意味でもシニシスト(冷笑主義者)であることが悪いことやと思っとる人たちがおるけど、わしには全然理解できん。
スレボダ:
ロシアのことわざがある。「いつでも事態はさらに悪くなれる」。これがどんな苦難でもロシア人が生き抜く方法や。(笑)
クラピヴニク:
それはシニシズムというより運命論やな。でも両方が絡み合って最後には助けてくれる。
スレボダ:
悪化しなかった。なぜ?神様が助けてくれた。悪化しなかった。これからは大丈夫や。悪化しなかったのが嬉しい誤算や。(笑)
クラピヴニク:
時々「こんなはずやなかった、もっと酷くなるはずやったのに」と不満に思うことさえあるわ。(笑)制裁がまさにそうやった。あの大量の制裁が発動された時、みんな怖がって不安になって、そして……「えっ、それだけ?」となった。
わしはあの頃Twitterをよく使っとって、紛争開始時に長い予測リストを作った。その中に「次の数年間は制裁で苦しくなるやろうが、ロシアは西側との切り離しを経て、より良い経済的立場で出てくる、難しいかもしれんが」というのがあった。でもまあ、難しくすらなかった。
スレボダ:
妻と一緒に家計の緊急計画を立てた。状況が悪化するにつれて段階的に節約していくプランや。でも一度もそのプランを使う必要がなかった。
2013年のことやけど、ハリバートンのユーラシア地区のサプライチェーン責任者をやっとった頃に、2013年末のニュースを見て調達チームを集めた。「アメリカから買っとるけど何らかの理由で使ってへんものを全部リストアップして、代替を探してくれ。これは全部制裁対象になるから」とな。化学品や特殊化学品とか。結構すんなり代替が見つかったし、コストも大幅に下がった。
「神様は敵を送ることで、本来やるべきだったことをやらせる」という教えがある通りや。全部、元からやるべきだったことなんや。「なんで1年前にこれをやらんかったんや」って話や。ロシアがなんで世界貿易機関に加盟したんや??それはまた別の話やけど。(笑)
クラピヴニク:
誰も理解できんかったしな。1.0の問題や。
スレボダ:
そや。メドベージェフについてはどう思う、個人的に??わしは判断できかねとる。
クラピヴニク:
本当のメドベージェフなのか分からん。分からんわ。2000年代初頭のメドベージェフが焼き付いとる??「American Boy」に合わせてシャッフルダンスをしとるあの映像が。(笑)
スレボダ:
そのネオリベラルで親西洋的なメドベージェフが頭から離れへんわ。(笑)どこかで本当に(ダマスコの)回心を遂げたのか??あるいは新しいジリノフスキーの役を演じとるのか。ジリノフスキーの後継が必要だったからな。(笑)わしも立候補したけど、まだ受け入れてもらってへんわ。
クラピヴニク:
分からんわ。時々わしでも行き過ぎやと思う発言がある??そう言えることがどれだけすごいことか分かるやろ。1.0の時のイメージが焼き付いとるのは、プガチョワに賞を授与しとる時に、まるで小学生みたいな顔をしとったあの瞬間や。(笑)あいつに短パンと学生服を着せたらちょうどいい。そしてプガチョワはあいつを心底蔑んだ目で見とった。ロシアの大統領やぞ。大きなギャンブルの借金がある歌手やけど、まあそれは誰も数えてへんけど。
スレボダ:
確かイスラエルに逃げたやつやろ。隣人と戦争する国には住めないと言うて。
クラピヴニク:
そやな。ユダヤ人やないけど、旦那が30歳年下でユダヤ人や。今はキプロスに住んどるけど、心はイスラエルと共にあると言っとる。
スレボダ:
ガルキン。ガルキンはウクライナ軍に金を送ったとかいろんな刑事事件を抱えとって帰れんようになっとる。ロシア国外で暮らしとるけど、もうそんなに稼げてへん。(笑)
クラピヴニク:
いつか氷の斧でそれ相応の報いが来るといええな。(笑)
スレボダ:
いや、あういう人間には貧困の方が何倍も辛い。(笑)
クラピヴニク:
かもな。それを踏まえて、時間を割いてくれてありがとう。うちでバーベキューしましょう、楽しみにしとるで。
スレボダ:
わしも楽しみにしとる。基本的に今日と同じ会話で、酒が加わって、もっと大勢おるだけやと思うけどな。生ライブということで。
クラピヴニク:
誰かが動画を撮ってくれるかもな。(笑)
スレボダ:
皆さん、見てくれてありがとう。楽しんでもらえたら嬉しいわ。笑い飛ばしてるけど、これは涙を堪えながらの笑いやからな。ブラックユーモアや。
クラピヴニク:
そうや。BLMに文句言われんように気をつけや。「ブラックユーモアを横取りするな」って。(笑)
スレボダ:
(笑)ほな皆さん、楽しんでな。ええ週末の残りを。乾杯!

