マーク・スレボダとニマ・アルホルシド:イラン戦争の今の状況
https://www.youtube.com/watch?v=RC7-Xl-rp-w
Mark Sleboda: US Navy Just Fled From Iran - Trump’s Blockade Backfires in Humiliating Defeat
Dialogue Works
マーク、今の状況から始めましょか。なんかもう滑稽やと思うんやけど。イランの外相がパキスタンに行って、Xに「ツアーやで、イスラマバードに行ってからモスクワ、オマーンに行って、その後またモスクワ」とか投稿しとるわけや。で、パキスタンから米国を通じて届いたメッセージへの返答を持っとるとのことで、返事を書いたと。そしたら突然、トランプがジャレッド・クシュナーとスティーブ・ウィトコフをイスラマバードに送ると出てきたわけや。これは全部どこからともなく出てきた話で、計画されてへんかった。だってイランはパキスタンで米国の交渉団と会う計画なんてしてへんかったし、全部でっち上げやった。さっきたった今、イランの外相が今オマンのマスカットにおるから、会談はキャンセルになったと発表された。そこに行っても誰も交渉する相手がおらんからな。トランプのこういう動きをどう見ますか?
まず、トランプが火曜日に会談を主張したけどイランが拒否して、そしてイランの外相がイスラマバードに立ち寄ってパキスタンの仲介者と話してからマスカット、そしてモスクワに向かうと発表されると、米国はそれを交渉のサインと受け取ったか、あるいはイランに交渉を迫る口実にしたかったみたいで、会談があると発表したわけや。
これはトランプ政権で繰り返し見られることやな。先週末に最も派手な形で見た。イランの外相がSNSに投稿して、ホルムズ海峡が開放・自由であると、必要な条件を全部省いて宣言したんや。するとトランプがそれに飛びついて、完全に頭おかしい発表をし始めた。「ホルムズ海峡は完全に自由や、イランは二度と封鎖しないと約束した、濃縮ウランを全部米国に渡して二度と濃縮しないと言った、ホルムズから機雷を除去するのを手伝うと言った、リボン付きのかわいいピンクのポニーをくれると言った」みたいな全部でたらめや。
ウクライナ紛争でも同じことを何度も見た。米国が何かを発表して、ロシアが「そんなことに合意してへん、会談に合意もしてへん」と言う。トランプ政権はただそう言うだけで相手側にプレッシャーをかけられると思っとるんやないかと思う。発言行為だけで相手にその現実を受け入れさせられると。何度も何度も見てきたな。でも機能しなかった。イランはトランプを無視してイスラマバードに向かった。
イランはその前にも「クシュナーとかいうお前のチン息子とその不動産屋の友達とは会わん、そいつらは外交官とちゃう。本当に真剣な外交をしたいなら、本物の外交官か、政権内の本物の政治家を送ってこい。お仲間とネポベイビーは要らん」とはっきり言うとった。どちらも実際にはトランプ政権や米国政府内の役職を持ってへんし、数週間前には英国の外交官が彼らを事実上イスラエルの資産と呼んどった。イランが信頼しないのも当然で、会う理由もないわけや。
そして底線として、IRGCが「米国がこのまやかしの対抗封鎖を解除するまで、これ以上の交渉はしない」と出したわけや。
この対抗封鎖、正直言うてかなり限定的な効果しかない。ホルムズ海峡に米艦船が並んどるわけとちゃう。実際、イランの海岸線から巡航ミサイルやドローンの射程内にすら近づいてへん。拿捕は全部オマン湾の外、インド洋や印太平洋で起きとる。なんでか?米海軍はまだイランの海岸線に近づくことを恐れとるからや。イランの対艦巡航ミサイル、航空ドローン、水上ドローン、水中ドローン、ミニ潜水艦、航空機、巡航ミサイル、弾道ミサイルと、イランには米海軍を狙う豊富な矢がある。だからこの紛争全体を通じて、米艦船がイランの海岸線に近づいたことは一度もない。一度もや。
で、これまで拿捕した船は合計4隻や。イラン旗の船やイランと繋がりのある船が数隻ずつ。一方でフィナンシャル・タイムズやロイズやカプラーによると、今週の中頃までに34隻のタンカーがイランに入ったり出たりして、拿捕されてへんとのことや。どういうことか?
まず米海軍は劇場内に16隻しかおらん。それが全部や。広大なインド太平洋全域で何十隻ものイランタンカーを追いかけるのは非常に難しい。次に、これらのタンカーはオマン湾エリアを簡単に迂回できる。イランの海岸線沿いに進めばええだけや。米国がイランの海岸線に近づきたくないのはわかっとる。だから拿捕したくてもできへん。
そしてイランの海岸線沿いを進んでパキスタンの領海に入ったらどうなるか?米国はパキスタン領海内の船を攻撃するか?イランはしないと賭けとる。実際まだしてへん。そのままインドの領海まで行ったら?インドの領海内で攻撃するか?絶対しない。そのままインドを回ってインド洋に出たら、もうそれっきりや。
だからこの封鎖はまやかしなんや。トランプ政権がイランへの圧力として使うとると同時に、トランプはこれをある種の勝利として演出しとる。でもイランはその演出を受け入れるつもりはない。米国にPR的な勝利を与えるつもりはない。
これはキューバ危機に似とる。ケネディは最終的に裏チャンネルを通じてフルシチョフと合意した。ソ連はキューバから核ミサイルを撤去し、代わりに米国はトルコとヨーロッパからペルシャの核ミサイルを撤去した。これがソ連がキューバにミサイルを置いた原因やった。でも合意により、この第二部分は数十年後まで公にならんかった。そして全体が「米国のソ連に対するキューバでの大勝利」として演出された。
米国は覇権国としてのイメージに非常にこだわっとるからや。覇権というのはパワーのゲームで、他の国が怖がって強さを信じなかったら覇権はない。「権力は人々が信じるところに宿る」というゲーム・オブ・スローンズの格言通りや。だから語りが重要で、語りが米国覇権の基盤になっとる。
イランの指導部内に意見の分裂があるという話が出とる。それに飛びついてトランプは停戦を一方的に延長した。「イランが俺の最後通牒を受け入れてまとまるのに時間が必要や、もう少し時間をやろう」とそういうことを言った。
実際イランの権力機構内に多少の意見の相違はあると思う。最高位の指導部の多くが「斬首作戦」で排除されて、全員新しい人物や。皆バンカーに引きこもっとるから互いにうまく連携できてへんかもしれん。最高指導者マシュタバ・ハメネイの状態もわからん。元気なのか、重篤なのか、ピート・ヘグセスが言うような傷を負ったのか、誰にもわからん。
でも考えてみれば、イランの「モザイク防衛」という権力の分散というやり方は、政治的・宗教的指導部の多くが斬首作戦で排除された危機状況では完全に理にかなっとる。IRGCが戦時安全保障状況でより強固な支配を取るのも当然や。私は米国がイランを攻撃する前の動画でこう言った。「斬首作戦をやった場合、最も可能性が高いシナリオは政権交代やなく、IRGCが以前よりもさらに強固な支配を取ることや」と。
外務省の人間がアメリカと外交的に交渉することに少し前向きやったかもしれんとは思う。それが外務省の仕事やから。でも最終的にIRGCが権威を発揮した。そして「米国がまやかしの封鎖を解除するまでこれ以上の交渉はない」というタスニム通信が発信したIRGCのレッドラインは守られた。
それは正しい決断やと思う。米国に譲歩を見せたらあかん。特にこの政権に対して。ロシアですら、ウクライナ紛争でトランプ政権と政治的な駆け引きに乗りすぎることで間違いを犯したと思う。イランの機構内の人々が進む道について少し違う意見を持っとることはあり得る話で、何も衝撃的なことやない。でもIRGCが支配を維持した。
面白かったのは、IRGCがトランプがアラグチーの投稿に飛びついて「イランはホルムズを二度と閉鎖しない」と宣言してから数時間以内に、IRGCがホルムズ海峡は再び閉鎖すると発表したことや。そしてホルムズ海峡の船への送付メッセージの中でほぼこう言った。「最高指導者が決定を下し、我々IRGCがその執行機関や。ホルムズ海峡の交通が開いとるか閉じとるかについては我々の発表に従え。Twitterの馬鹿のツイートじゃなくてな」と。英語で言ったんや、国際的な船長たちへの共通語として。それ聞いて笑いが止まらんかった。
その馬鹿のツイートというのがイランの外相なのか、トランプなのか、両方なのか。私は両方やという解釈が好きやけどな。
実は私は、イランが火曜日の会談に誰かを送るかもしれないと思っとった。最後の最後に送ると思っとったんや。RTも送ると報じとって、私はインタビューの中で「どうやら行くみたいや」と言ってしもた。そしたら行かんかった。私は間違っとった。でも間違いで良かった。米国が封鎖のレッドラインを設けた時点で、その条件を飲まずに交渉に応じるのは絶対に必要やないから。米国に弱みを見せたらあかん。今のイランには弱みを見せる理由もない。
確かに米国はイランに甚大な被害を与えた。でも政権交代という目標は達成できてへん。米国とイスラエルが取ったエスカレーションの各ステップに対して、イランは対称的にも非対称的にも対応してきた。
トランプのSNS投稿は外交政策の面で非常に異常や。いつも頭の後ろで「真剣に受け取りすぎるな、トランプが呟いとることやなく、米国が実際に何をしとるかを見ろ」と言い聞かせとる。
実際の軍事的準備を見ると、第三空母打撃群がアフリカを回って(フーシ派が怖くてバブ・エル・マンデブ海峡を通れへんかったから)展開して、ジョージ・H・W・ブッシュが現地に入ってから約12時間が経った。イスラエルとサウジアラビアに展開した攻撃機と給油機の数、米国からヨーロッパ経由で中東への軍事輸送機が止まらず続いとる。停戦開始以来800機以上という数字を見た。2月のイランへの最初の攻撃に向けた準備段階よりも多い。
これを見ると、米国は新たな攻撃再開に向けて準備しとるとしか思えない。停戦と停戦延長の全体が、必要な資産を全部配置する時間稼ぎの可能性が強い。
でも何をするつもりや?もっと爆撃して斬首作戦をやる?最初に機能しなかったのに、なんで今度は機能すると思うんや?米国は防空迎撃ミサイルと長距離精密兵器の両方でひどく枯渇しとる。停戦直前にイランの領空に入った米国の航空機が何機か空から落ちてきたことからもわかるように、イランにはまだ防空能力がある。トマホークも空中発射式巡航ミサイルも足りない。CNN、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、フィナンシャル・タイムズ、全部今週それについて記事を書いた。在庫水準がこんなに低くて、新規生産率もこんなに低いと、備蓄を再構築するのに5?6年かかる。その間、水準が下がりすぎてロシアや中国のような大国からの地政学的脅威に対処できなくなる。もし中国が台湾を軍事的に取る気になったら、今は米国は何もできない。弾薬が足りないから。ウクライナ、フーシ派へのもぐら叩き、そして今回のイランで、食料庫を空にしてしもた。
爆撃できてもそれで何が変わるんや。そしてイランはこれ以降の各エスカレーションへの対抗措置を明確に示しとる。爆撃したらこうする、地上部隊を送ったらこうするとな。フーシ派にバブ・エル・マンデブ海峡を閉鎖させるという話もある。今のエネルギー危機や世界経済の阿鼻叫喚がひどいと思うなら、それが起きたら一気に世界恐慌まっしぐらや。フーシ派がその能力を持っとることはすでに示しとる。
ホルムズ海峡とレッドシーの海底インターネットケーブルを切断するという脅しもある。映画やゲームがストリーミングできないだけとちゃう。UAEは世界の金融センターやから、サウジアラビアや全中東との金融取引に壊滅的な打撃となる。それに加えてサウジのヤンブーへのパイプラインや、UAE内の主要な港と製油所への攻撃も示唆しとる。これら全部がエスカレーションの梯子を上る際の明確に示されたステップやで。
イランが今この状況で米国に対してエスカレーション優位性を持っとることを示しとる。それがトランプを駆り立てとるはずや。過去2週間の完全に錯乱したメガロマニアックなツイートを見ればわかる。彼は文字通り頭がおかしくなっとる。この状況の中での欲求不満と無力感と絶望で。
米国の覇権が危機にさらされとる。世界秩序の未来が、ウクライナ紛争と同様、あるいはそれ以上に、危機にさらされとる。でもそれよりもっと重要なのは、少なくとも覇権中毒者のトランプ個人にとっては、トランプ自身の評判や。彼自身のイメージ、政治的レガシー、民主党支配の議会との弾劾争いを2年間戦わずに済む中間選挙を生き残ること。
彼は最悪の状況にいる。良い選択肢がない。引いて負けたら政治的に終わりで、米国は覇権的に終わる。それ以外に何が残るか?倍賭けや。もっと爆撃、もっと斬首作戦。何の効果もなかったし、重要な弾薬の食料庫をさらに削るだけや。その結果、次の10年間、米国が地政学的にできることに非常に厳しい制限がかかる。
ロシアと中国にとってはサイコーやろ。特にロシアにとっては、石油・天然ガス・アルミニウム・ヘリウム・ウラン肥料・農産物など、ロシアが主要な商品輸出国であるものの価格が全部上がっとるから。ロシアと中国は両方とも、米国がこれらの弾薬を無駄にして、その後ロシアにも中国にも直接的にも間接的にも使えなくなることで恩恵を受ける。
ロシアと中国の主な懸念はイラン政府が生き延びることやったが、それは実現した。政権交代は近い将来には不可能に見える。「南パーク」のノーム・アンダーパンツのミームみたいなもんや。「ステージ1:イランを爆撃する。ステージ2:?。ステージ3:政権交代」という感じで、最初からAからCにどうやって行くのかを指摘しとった。そしてまさにその通りになった。
今度は中国の二次的懸念として、中国もロシアも世界恐慌は避けたいということがある。ロシアは短期的には恩恵を受けとるが、世界恐慌になったら最終的にはロシアも苦しむ。全ての需要が落ちる。まだ恐慌には少し余裕があるが、これから米国が何をするかによる。
米国には良い選択肢がない。降伏してイランの要求を飲んだとしても、実際にどうやって降伏するか?イランへの制裁を解除するには議会を通る必要があるが、議会は絶対に承認しない。イランの凍結資産の返還も同じく不可能。米軍基地の撤退は、ほとんどの基地は既に実質撤退しとるか被害を受けとるけど、覇権国としての顔を失うこと自体が受け入れられない。だから倍賭けするしかない。
それがホルムズ海峡の岸やハルク島やカシュム島への自殺的な水陸両用上陸作戦を意味するとしても。笑えるわ、私はロシアにおるから。これは米国にとって最悪の状況で、イランに徹底的にやられてほしいと思う。彼らが必要とするリアリティショックをな。ロシアはそれができない、核戦争のスパイラルがあるから。でもイランは違う。これはイランにとって直接的な実存的な戦争で、容赦なしや。全てがテーブルの上にある。
先週ワシントン・ポストに出た記事は最も重要な記事の一つやった。トランプとその内輪の様子についての内部からの見方が書かれとって、その中にペンタゴンがF-15の「捜索救助」を行っとた際に(完全に失敗したイランの核濃縮施設への奇襲やったけどな)、統合参謀本部議長がトランプに「状況室から出てくれ」と言ったという記述があった。なぜか?精神的・感情的に不安定すぎて、何かまずいことを命令してしまうからや。それを考えてみ。ペンタゴンが大統領に「あなたは最高司令官として精神的に不安定すぎる」と言ったんやで。
それに加えて、未確認ながら流れとる報告がある。トランプが統合参謀本部議長のダン・ケインと口論になった際、核兵器の使用を求めて、ケインがそれに必要なアクセスを拒否したというものや。これはワシントン内でそういう知識を持てる立場の人々の間で広まっとる。確認はしてへんが、トランプのSNS投稿や毎日のメディアへのコメントで見えるパターンの行動全体と一致する。
この男は頭がおかしい。精神的に健康ではない。性格上の欠点のレベルやなく、精神的な問題のレベルでのナルシシストであり誇大妄想者や。多くの人が指摘して、コメントしとる。まだある意味では世界最強の国の指導者が狂人であるというのは非常に危険な状況や。これはマッドマン理論とちゃう。トランプはマッドマンを演じとるんやない。トランプはマッドマンや。
米国に良い選択肢がなく、降伏もできない中で、彼は何をするんか?わからん。それが怖い。衰退する絶望的な覇権国を、ロシア、中国、イランが同時に封じ込めて衰退を管理しなければならない。これは非常に不安定で危険な状況や。
これを通じて米国の権力が急激に落ちる可能性がある。軍事的にも経済的にも。ニューヨーク・タイムズを始めとする主要な西側メディアが、この米国・イスラエルによる違法で挑発されてないイランへの侵略戦争の最大の成果の一つは、イランが現在の世界秩序における第四の大国として台頭したことやと書いとる。ホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡の両方に対するコントロールと影響力の可能性、そして「米国と正面から対決して、覇権国が米国の最善の政権交代努力に砕け散った」という認識がそれを後押ししとる。
トランプはイランに核爆弾を使うかと聞かれて「なんでそんなことを聞く?通常兵器で勝ってるのに」と言った。でも実際には軍事的にも主流メディアの言説でも負けつつある。最近のイラン発のレゴ動画って知っとるか?若いイランのZ世代が作っとるみたいで、情報戦に驚くほど影響を与えとる。
イランの情報戦は本当に素晴らしい。レゴ戦争動画だけやない。一方でトランプは1日に何度もSNSで「イランの文明を破壊する、橋を全部爆撃する、勝っとる、空軍を7回壊滅させた」とか言いながら、イランがホルムズで船を拿捕し続けて、イランのジェット機がパキスタンの将軍をテヘランまで護送しとる。CNNですら「イランについてトランプの言うことは何一つ信用できない」と言っとる。
トランプが嘘をついとると言うより、彼の妄想的な精神状態では、言った瞬間にそれを信じとるのかもしれん。彼は我々と同じ現実の中にいない。「トランプ・ワールド」と呼んどるわ。
イランは非常に上手くやっとる上に、大統領自身の狂った発言によって米国は自分で自分の首を絞めとる。これは英語圏だけやなく、世界中のメディアに影響を与えとる。そしてトランプのSNSの発狂投稿の少なくとも4分の1は、自分の完全に現実から乖離したイランの状況についての語りに疑問を呈したニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストに対する攻撃に費やされとる。
彼がどこの精神状態にいるかは難しい。インテリジェンスレポートを読まない、聞かない。彼のインテリジェンスレポートはフォックス・ニュースから来て、そのフォックス・ニュースは彼の狂ったSNS投稿に基づいて報道する。完全に自分の作ったKool-Aidを飲んどるわけや。ワシントン・ポストの報告によると、イランの状況についての軍事ブリーフィングは、米国が当日イランで起こした最大の爆発の2分間のハイライトだけやとのことや。それだけ。そんな内容で全体状況を把握できるわけがない。
トランプがどれだけ米国が苦しい立場にあるかを十分に理解できているかどうかすら不明や。これは危険すぎる。世界の秩序を賭けた大博打が、こんな無謀な形で行われとる。
私は最初の攻撃が開始された時に「防空迎撃システムが足りないのに何をしとるんや」と言った。そして案の定12日で終わった。それから9ヶ月後に再開した。私は「生産率はわかっとる、備蓄は再構築できてるわけがない」と思った。でも決定が論理的・合理的な枠組みの中で行われるという前提をしてしもた。されてへんかった。それが問題や。
これは自己破壊や。トランプの政治的な自己破壊だけやなく、米国の覇権の自己破壊や。これが軍事的敗北以上のものをもたらす。中東の権力バランス、安全保障、経済を再編する。ペトロダラーへの影響、中東における米国のプレゼンスへの影響がある。
また中国はただ座って勝っとる。何もせずに勝っとる。中国が石油不足に陥ってると思う人は何もわかってへん。イランは石油の大半を中国に輸出しとるが、中国はイランからの輸入が大半やない。他にもっと大きなソースがある。ロシアが中国に全エネルギーを送れば十分や。ロシアとロシアは中国の、中国はロシアの背中を守っとる。どちらも相手を見捨てない。
中国はこれを通じて争いなく世界の超大国というか、最初の大国として台頭してくる。これは全部米国の自業自得の地政学的損害や。
もしプーチンが酒をあまり飲まない人でなかったら、クレムリンでシャンパンが振る舞われとると言いたいくらいや。信じられないくらい良い展開やな。
マーク、これまでにいくつかの大きな変化が起きた。その一つはGCC諸国の米国基地の壊滅やな。CBSニュースの新しい報告によると、数十億ドルの損害があって、イランがミサイルやドローンだけやなくF-5戦闘機も使ったと確認された。パトリオットシステムも戦闘機は迎撃できなかった。
ホルムズ海峡こそイランの核爆弾や。本物の核爆弾よりも実際に使いやすい。非常に強力な非対称の対抗手段になっとる。これは国際関係と戦略研究で何十年も研究されることになる。
誰もがイランがここまで追い詰められたらこうすることはわかっとった。全員わかっとった。でもトランプはそれを信じなかった。斬首作戦で体制が崩壊して国民が蜂起すると信じとったから。スターバックスのバリスタでもシャワルマ売りのおっさんでも、少しでも注意を払っとる人ならみんなイランがホルムズを閉鎖することはわかっとった。でもその意味するところを十分に研究しなかった。世界経済の脆弱な状態、特に湾岸のエネルギーに大きく依存する韓国や日本のような米国の同盟国への影響を。
停戦が明日終わったとしても、戦時中には除去できないから、ホルムズから機雷を除去するのに少なくとも6ヶ月かかる。つまり明日終わったとしても、6ヶ月後まで石油はホルムズを流れない。イランの条件で終わらない限りな。カタールのLNGや製油所の強制シャットダウンから来る被害、石油インフラへの影響。影響は何年にもわたる。これは私たちがこれまで直面した最大のエネルギー危機やと既に言われとる。そしてまだ終わってへん。これから来る数日間の展開によっては、さらに悪化する可能性がある。
トランプの霧がかかった頭に「軍事的な解決策はない」という神の光が差し込む瞬間がくるかもしれん。でもトランプがトランプである以上、倍賭けの方がはるかに可能性が高い。
あと何日分の弾薬が残っとるのか?ロシアはウクライナの電力インフラを数年爆撃してようやく停電寸前にした。米国はそれほどのドローン、弾道ミサイル、巡航ミサイル、滑空爆弾を持ってへん。分散化されたイランの電力網を壊滅させるだけの量はない。それは全部ハッタリや。橋を爆撃するのも、ウクライナ紛争で見たように、橋というのは何発食らっても最小限の修理で使い続けられる。
停戦前に南イランのどこかで地上作戦があったな。F-15の兵器システム将校を救出するというのが公式の説明やったけど、みんながそれを信じとるわけやない。デルタフォースを使って何かをしようとして、完全な屈辱に終わったんやと思う。これがホルムズの島々への上陸作戦が大惨事になる理由や。たとえ取ったとしても何の意味がある?ホルムズが開くわけやない。
イランの石油インフラを全部壊したとしても、世界経済にさらにダメージを与えるだけで、イランは報復として湾岸諸国のインフラを壊滅させる。「我々を倒そうとするなら、世界全体を巻き込む」というのがイランの立場で、それは実行可能や。エスカレーション優位性は完全にイランにある。
トランプは自分が思っとるほど優れたポーカープレーヤーとちゃう。イランはポーカーをしとる、非常に良い手を持って。自信を持っとる。トランプのブラフとはったりには全く引っかかってへん。
IRGCが毅然と立場を守ったことに敬意を表したい。米国と交渉する際には力の立場から交渉せなあかん。弱みを見せたらあかん。イランは挑発も根拠もない攻撃を受けた。トランプがイラン人とイランの文明を石器時代に戻すとか言ったことは、イランの国民に対して政府が何のために戦っとるか、米国が本当に何のために戦っとるかを示すことに、これ以上ない形でなってしもた。それがイラン国民を国家だけやなく国民として結集させることに一役買っとる。これはトランプが自分自身でやったことや。
米国史上最悪の大統領になるとほとんどの人が見るのは難しくない。今や米国は世界中の企業や国に関税の払い戻しをしとる。トランプの「1880年代に戻って現代世界でそれが通用すると思った」という輝かしい経済戦略の結果やな。
私は今ロシア人や。過去5年間に米国がロシアに対してやってきた全てのことを経て。ロシアは5年間、ウクライナという代理を通じてとはいえ、米国との対立の重荷を背負ってきた。今イランがその重荷を、より重い形で直接的に引き受けた。でも全ての戦争は一つの戦争として繋がっとる。米国がイランに対してこれほど弾薬不足になっとる理由の一つは、キーウ政権へのウクライナへの援助と、フーシ派へのもぐら叩きで無駄にしたからや。フーシ派は現代のドゥーン小説のフレメンやな。
これら全ての紛争は、将来我々が第三次世界大戦と識別するものの一部や。世界中に広がり、複数の紛争、複数の活動領域で展開されとる。そして全ての戦争は一つの戦争や。
米国のパトリオットやTHAADがウクライナでもイランとの戦争でも低調なパフォーマンスを示したことで、米国軍は長年自分たちが主張してきたような高度なハイテク軍事力ではないことが露わになった。
マーク、今のイスラエルはどう見とるか?この作戦、この戦争の主な理由はイスラエルやった。ネタニヤフとイスラエル政府が後ろにおった。
尻尾が犬を振る、犬が尻尾を振る。お互いが餌を与え合っとる。ネタニヤフとトランプは両方それぞれのやり方で怪物やけど、ネタニヤフは米国にイランと戦わせるために40年かけてきた。でも全部うまくいっとらん。これがイスラエルが望んどった展開とは到底言えない。
一方で重要なのは、全ての注目がイランの上空と周辺の海に向いとる間に、ガザはもう消えた。ガザは破壊され、人々は追い出された。ヨルダン川西岸の入植活動と併合の話が最高潮に達しとる。イスラエルは今や南レバノンの大部分を占領して、南レバノンのシーア派住民に対して文字通りの民族浄化作戦を行っとる。ベント・ジュベールは今やガザに見える、瓦礫と廃墟の荒野や。イスラエルは南レバノンの町や村を文字通り地面ならしとる。それを誰も話してへん。
これは今まさに起きとることや。イランについての全てが展開する中で、イスラエルはガザ、レバノン、シリアで新しい現実を作り出しとる。イスラエルを過小評価したらあかん。全てを手に入れられへんかもしれんが、もし南レバノンから撤退せざるを得なくなっても、人々が帰る場所がないくらい徹底的に破壊した。家も町も存在してへん。レバノンの人々はこれまで十分苦しんできたのに、これは本当に見ていられない悲劇や。
イスラエルは今、防空システムの面で無防備になっとる。米国が地域から撤退して、現在の状況のままイスラエルを残したとして、イランは「レバノンは常に交渉のテーブルにある」という立場を明確にした。イランはレバノンから引かない。
米国がイスラエルを見捨てるとは思えない。政治的に不可能や。これはトランプ政権だけの問題やない。民主党がトランプに対して政治的に何もしてへん理由の一つはそれや。究極的には一方にイスラエルがあって他方にイランがある。米国の政治エリートはどちら側にいても、IPACに愛着があるか従属しとる。イランを憎まない政治勢力は米国には存在しない。
だから今後も米国がイスラエルを支援し続けることは変わらない。湾岸諸国のレーダー施設や基地が壊滅した後、今度はそれらを全部イスラエルに建設する話も出とる。米国が中東から完全に撤退することはない。イスラエルからは絶対に撤退しない。政治的に不可能やから。残念やけどな。
こんなに楽観的な会話をしたのは久しぶりや。もちろんイランの人々をはじめ多くの命が危機にさらされとって、まだ多くの悲惨な可能性がある。でも大局的な地政学的観点では、米国はこれほどの地政学的大失態を犯してしもた。イランがその覇権という名のドラゴンに槍を刺した存在になったことに、敬意を表したい。

