2021年3月19日金曜日

バイデン政権とアフガン20年戦争

2021年3月19日

https://scotthorton.org/・・・/3-12-21-danny-sjursen-on-the・・・/

ウェストポイントで歴史学の教鞭をとるダニー・シュルセンが興味深い指摘をしている。この(2021年)2月だけでアフガン政府治安部隊の隊員が258名殺されたという。

そもそもアフガン人の戦い方にはパターンとシーズンがある。たとえば夜間には戦わない。そして季節的に彼らの戦いは3月から5月であり、冬は戦わない。

それにもかかわらず、戦わないはずの2月に258名が殺された。単純にこのペースで積算すれば、アフガン政府は1年間で3800人の治安部隊を失うことになり、これを補充することは非常に困難なことになる。

そんななかバイデン政権はアフガン撤退という。戦争をやめると公約したオバマは前任者よりも多くの爆撃を行いトランプは同じこと言いつつついに撤退できなかった。それどころかオバマよりも大量の爆撃をおこなった。いっぽうで公約された5月の撤退期限が迫ってくる。

世界最強の軍隊が累計70万人を投入し、20年間たたかった結果が1998年の状況となんら変わっていない。これをバイデン政権がどう説明するのか?

さらにダニー・シュルセンはもうひとつ興味深い指摘をしている。

バグラム空軍基地を残すかどうかについて、ベトナム戦争はまさにアメリカの空軍基地を守るために部隊を投入したことから始まった。部隊が駐留すれば攻撃される。防御のためにより多くの部隊が投入される。そのうちに防御のための予防的攻撃を行うようになる。そしてベトナム戦争の泥沼に巻き込まれていった

つまりどういうことかというと、

1. バイデン政権のフタッフが「戦術的な理由により」たった3500人だか4500人のアメリカ軍撤退ができないというのは牛のクソのようないいわけである

2. 民主党と政権スタッフが「自由と民主主義を世界に広める」という建前で、あいかわらずのダラダラ戦争をつづけようとしているのをとめられないくらいバイデンはボケている。イラク戦争で(マシなほうの)息子を失ったにもかかわらず。

3. バイデン政権スタッフ(と軍産+シンクタンク+メディア)によるダラダラ戦争継続とアフガン政権の思惑は、「アメリカ軍の空軍力なくして政権はもたない」という点のみで一致している。

4. そんななかで季節はずれのタリバンの攻撃が増えているので、残留アメリカ軍は格好のターゲットになる。野犬の群にウサギを残すようなもの。

5. アメリカ=NATOが派遣増強を行うつもりでなければ、こんな決定はしない。

けっきょく泥沼化は必至ということ。

それにしても、ロシアと対立するためウクライナでNATO増強、中国と対立するため東アジアで増強、アフガンで増強、イランと対立するためイスラエル補強・・・いくつ正面があったら足りるんだろう?

2021年3月11日木曜日

欧州ではイギリスが旗を振ってロシアを悪者に新冷戦時代を演出しているようだ

 https://www.globalresearch.ca/dangerous-us-nato-strategy-europe/5739039

それにしても危ない火遊び・・・と言われている。欧州は陸続きだもんな。BBCもロイターも火遊びにどっぷり浸かっている、というのはマックス・ブルーメンタールがスコット・ホートンのインタビューで言ってたんだけれど、EUはそれに乗っかるのかね?

そもそもソ連が崩壊して30年、存在意義がなくなったNATOがなんでか生きて大きな顔をして、危機を演出するの茶番の旗をイギリスが振っている。イギリスってインドを植民地にしてたがゆえに、朝から紅茶を飲んでられたんだよね。植民地がつぎつぎとなくなったいま、いったいこれからなにで食っていくのだろう?欧州も欧州で、アフリカと中東に寄生してきたけれど、もうだめなんじゃないか?

1085年にトレドをモスレムから奪いとったアルフォンソ6世。そこで見つけたのが膨大なアラビア語の蔵書。なかみはギリシアの哲学やサイエンスやら。ユダヤ人を雇ってラテン語に翻訳させ、その事業が終わったらユダヤ人を虐待・迫害・追放・虐殺して欧州に住めなくしてしまい、自分たちが直接ギリシアから学んだかのような顔をしつづけている。

地続きのせまい土地にいろんな民族が住んでいて、ちょっと油断したら背中から刺されるような環境で生きてきた欧州人。そんな環境で競争力とかマーケティングスキルを磨いてきた彼らは、哲学でもサイエンスでも音楽でも中間物を排除し、エッセンスを抽出し、それを応用するという手法で世界征服に乗り出した。南北アメリカとオーストラリアの先住民を殺戮し、中国に阿片戦争をしかけ、中東の資源を搾取し、奸計ででアジアを陥れた。プルトニウムを抽出し、ワクチンを作り出し、世界をプラスチックとコンクリートとガラスと爆弾だらけにし、化石燃料を燃やして環境を汚染しまくった。

でももうだめなんじゃないか?相互補強された体制が盤石であればあるほど、崩壊は或る日突然、あっけないくらいのかたちでやってくるんじゃないだろうか?

中国の歴代王朝がそうだったように。

イランを虐めて楽しんでいるのがコイツ、とマックス・ブルーメンタールに名指しされたリチャード・ネフュー

 どうしようもないやつだな

https://thegrayzone.com/2021/03/08/biden-iran-envoy-starving-civilians-pain-sanctions/

それにしてもバイデン政権、ロシア、キューバ、アフガン、シリア、イラン、イエメン・・・やってることはトランプ政権とぜんぜん変わらんじゃないか。

いっぽうアメリカではバイデンさんがなかなか出てこない

 認知症がひどくって出せないんじゃないか、各国外務大臣からの電話応対をしているのはカマラ・ハリスじゃんと言われている。

https://www.zerohedge.com/political/weekend-bidens-handlers-shut-down-yet-another-qa-after-public-appearance

https://www.zerohedge.com/political/who-president-kamala-harris-takes-another-call-foreign-leader


中国がとうもろこしだけじゃなくエタノールをアメリカから大量に購入している

アメリカから一艘あたり3万トンのエタノールを積んだタンカーがたてつづけに中国にむかっているらしい。ちょっと前にコーンを買い付けまくっていたようなのだが、バイデン政権にかわって以来中国敵視をやめさせるような動きということなのかな?

https://www.zerohedge.com/commodities/china-makes-massive-ethanol-purchases-surpassing-imports-last-year

2021年3月9日火曜日

マスクがCOVID感染者増加率を1.32%抑えたという話

 The CDC is about to be canceled by Google and Facebook for COVID heresy | Sovereign Man

他ならぬアメリカのCDCの情報。会社の休憩時間に読んでいて、おもわずコーヒーを吹きそうになった。1.32%に抑えたのではない。1.32%減らしたというのである。

これを紹介した記事の著者はそもそもCDCの数字に疑いを持っているようなので、じっさいはもっと低い数値だったのではないか?と勘ぐっている。勘ぐられてもしかたないCDCである。