2018年6月27日水曜日

「水が基本的人権というのは過激な考えだ」

アフリカのマリに住んでいる6人がネスレとカーギルを奴隷労働で訴えたそうです。2社で世界のカカオ市場の7割をおさえているらしい。
ネスレいわく、
「アフリカみたいな遠い場所のことをなんでアメリカで訴えるのか?」
さらに児童労働についてネスレいわく、
「アフリカみたいなところで児童労働を排除するのは難しい。サプライチェーンから児童労働を排除するように努力はしてみるけどね。」
「そもそも児童労働ってどういうことよ?」
だそうな。

ちなみにタイランドではネスレが漁民を奴隷扱いしているというのを認めている。
「漁網が重たいので引っ張られて海に落ちてときどき行方不明になる。」
それを材料にしてピューリナブランドのキャットフードがつくられているそうな。

さらに、いささか旧聞に属することながら。
元ネスレのCEO、ペーター・ブラベック・レトマーテいわく、
「ある種のNGOがいうところの水は基本的人権云々というのは過激だ」と。
https://www.youtube.com/watch?v=u6BSY-Ybnn4

以上ねたもとはリー・キャンプのリダクテッド・トゥナイト
https://www.youtube.com/watch?v=ACi8PsAuxf0

「シリアの全戦争期間中における西側の最高の声明だ」

スプートニクによると、
アサド大統領は、現政府が権力についている間はシリアを支援しないとする複数の政治家の発言について、「シリアの全戦争期間中における西側の最高の声明だ」と述べた。
アサド大統領は、欧州と米国を再建プロジェクトに参加させるつもりはないと強調し、「我々はそれはさせない。彼らはお金を持ってくるか否か?彼らが借款、寄付、あるいは助成金など、何を申し出ようとも、我々に欧米は必要ない。欧米は『誠実』という概念から程遠い。彼らは与えるのではなく、奪うだけだ」と説明し、欧米は「稼ぐという欲求のみを指針としている」と語った。
シリアのアサド大統領のインタビュー(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=57TTP1Nit4M

10分44秒くらいにその発言がありますな。


2018年6月13日水曜日

1日平均で121発の爆弾をアメリカは世界のどこかで落としている

Reduced Tonight ~199~ 121 Bombs A Day
https://www.youtube.com/watch?v=aSIDgAAU4Ww

ジョージWブッシュが大統領だったとき合計5カ国に落とした爆弾が7万発。
ノーベル平和賞を受賞したバラク・オバマの時代は(ほぼドローンで)563回の出撃。

ジョージブッシュが年平均で8750発、1日平均で24発。
ノーベル平和賞のバラクオバマが年平均で12500発、1日平均34発。
ドナルドトランプになってから年平均44096発、1日平均121発。

それで殺された人たちを民間人と戦闘員にわけるのが面倒なCIAはみんなひっくるめて戦闘員あつかい。
しかし殺されたひとたちの2%だけがテロリストリストにのっているのだそうで、つまり98%はほぼ無辜の人たちが殺されている

・・・だそうです。
++++

アメリカ政府は日々、大変な金額の税金を使って世界で反米テロリストをつくりだしています。

カリフォルニアの幻想

Keiser Report: The Myth of ‘Golden State’ (E1238)
https://www.youtube.com/watch?v=ZGl2OeO-Yw0

カリフォルニア(別名:黄金州)はリベラルで自由な雰囲気・・・
というのはすでに幻想で、貧困と格差で全米第1位だそうです。
家賃上昇でホームレス率も上昇、それにともなってA型肝炎で死亡するホームレスが2016年のシリコンバレーだけで132名。
サンディエゴではホームレスの女性がゴミといっしょにゴミ収集車に放り込まれ、機械に巻き込まれる寸前に逃げ出したそうな。
アメリカでは刑務所が民営化されて久しく、囚人数を減らそうという政策があるのですが、カリフォルニアでは金持ちがちが金を出して刑務所を増やそうとしています。
その経費:囚人ひとりあたり6万5000ドル。800万円弱。一流大学の学費相当じゃないかということです。
黒人とラテン系の子供達の学習成績も低下するいっぽうで、
非白人・非アジア系(ということは黒人とラティーノ)の子供達4割が基準に満たない、と。
+++++

竹中平蔵たちがめざしているのはこういう社会なのかな・・・と考えながら観ていました。

シドニー・ウィグノール「ヒマラヤのスパイ」

ウルドゥー語もヒンディー語もネワール語も中国語もできないマヌケな素人登山家がスパイに志願。ヒンドゥー教徒のポーターたちに「羊だよ」と嘘をついて乾燥牛肉を食べさせるなどやりたい放題。中国軍が進駐したばっかりのチベットに入り込んで逮捕・投獄され、英語がわかる人間のまえで英語で悪態をついてひどい扱いを受けるのは当たり前だろうアホどもが。イギリスがインドを植民地支配するのは文明開化だけど、中国がチベットを支配するのは横暴という目クソ鼻クソ的白人優位主義文明観のイギリス帝国主義者たち。人を笑わすのではなく人に笑われるのがユーモアなのか。スパイ業界のミスター・ビーンというべきシドニー・ウィグノールによるどうでもいい旅行記。

塩野七生「ギリシア人の物語3」新潮社



おもにアレキサンダーの遠征のことが書いてある。面白かったので一気読み。とくにペルシアのダリウス2世のヘタレぶりが活写されている。我が輩はペルシアびいきだけど、ここまでヘタレだったら負けてもしかたがない。勝つのがわかっている戦争には嫁はんと子供と、おまけに自分のオカンまで観戦につれていくもんだったそうだけど、負けたので嫁はんも子供もオカンもほっぽりだして遁走するダリウス。しかもそれが一度や二度じゃございません、とな。勝ったからといってペルセポリスを焼き払うことはなかったんじゃないかとは思うけどね、アレックス。
いろんな戦いをわかりやすくマップ入りで解説していてありがたい。孫子をつらつら眺めているとこの程度の話題には事欠かないんだけど、そりゃ中華世界に比べたら西洋のネタが薄いのはしかたがない。ラテン語とかひもとかないといけないしね。しかしネタの多寡ではなく、いかにそれを料理するかという点で塩野さんの芸は突出している。この人の本はマキャベリしか読んだことがなかったけど、これから他のも読んでみようかな。

「民族移動とノマドロジー 変動時代のノマドロジー」NTT出版

いろんな学者先生の対談・鼎談集。めっちゃ面白い組み合わせもあれば、面白くないのもあった。面白かったのは杉山正明さんが出ているところ。モンゴルの歴史関係の本を書いている人だけれど、いよいよ過激さを増していて楽しい。ネタの宝庫みたいな人やね。逆に面白くないのが神学者の大木英夫さんのしゃべくり。決めつけが多くてぜんぜん発展性がない。アマゾンで見たら1円で売っているけど、通勤電車のなかとか寝る前に読むのに楽しい本ですわ。

「カイラス巡礼」早川禎治 中西出版



ヒンズー教徒の一員としてカイラスをめぐる云々と帯に書いてあるので、どんなけったいなおっさんかと思ったら、けったいなおっさんなれど内容はいたってまとも。カイラスは中国が占拠していて、ヒンズー教徒巡礼団しか入域できない。著者は「仏教徒ですけどヒンズー教徒として巡礼できるか?」と尋ねたら「仏教はヒンズー教の一派なのでオッケー」となったらしい。
筆者がバルチスタンでアマチャリのラジャーに会ったときの話で、アマチャリ族の遠い祖先の故郷はホータンであるとラジャーは語ったそうな。我が輩は唸ってしまった。ホータンは中国語で于闐。いまは新疆ウイグル自治区になっている、いわゆる西域のオアシス都市のひとつじゃないか。よく読み込んでみると、パキスタンとイランにまたがるバロチスタンではなく、山のほうにもバロチスタンがあるらしい。それを知っただけでもこの本はおもしろい。

開高健「ベトナム戦記」

ブックオフの108円コーナーでみつけた。たしかだいぶ前に読んだことがあったような気がする。2日で読了。この本が出た1965年にはインターネットがなかったので、ジャーナリストは地を這って情報を集め、真贋と雲行きを自分の頭脳と経験で判断しなければならなかった。それは今でもいっしょのはずなんだけど、何かが決定的に違ってきている。そんなことを考えさせられた。

「興亡の世界史 シルクロードと唐帝国」森安孝夫


秦漢と隋唐が決定的に違うのは、秦漢は漢人王朝であって隋唐は北方の異民族王朝である、ちゅうか隋唐のころには漢人とか中華という概念が異民族を吸収して膨らんだんや、っちゅう内容です。おもろい。おもろいけど、おもしろく読めるところと読み飛ばすところが混在していて、あんまりまとまりがない。まとまってなくてもやっぱりおもろい。アマゾンの書評を読んだら、ツーの人たちが侃侃諤諤でこれもおもろい。
中華世界が辺境の新しい血を吸収して膨らむときにダイナミックな文化が生まれた。日本も南や北の新しい血が混じったからこそおもしろいんやね。逆にこれはもともと日本とちゃうたら、正統ではないねん、みたいな縮む方向性のときはダイナミズムに欠ける時代なんやろね。「中国のやりかたはものづくりではない」みたいな。

「犯罪者は怪我をさせるより殺してしまったほうが財政的に助かるんだ。」

アメリカの戦争省はAIドローンが勝手に人を探し、危険度を判定し、殺すプロジェクトを進めるのだという。
https://www.zerohedge.com/…/autonomous-drones-will-soon-dec…
デイリーニュースによるとカリフォルニア郡の保安官がこういったそうな。「犯罪者は怪我をさせるより殺してしまったほうが財政的に助かるんだ。」
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カイザーリポート ヘルスケアはニューオイルの別形態(E1216)

じつに興味深い。こないだシリアを攻撃したミサイルメーカーのレイセオン、ロッキードマーチン、ノースロップグラマンなど軍需産業の株価が2011年9月11日と比較して5倍たら6倍になっておる。なにがブームかというと、サイバーセキュリティーとヘルスケア。兵器産業が人を殺し、兵器産業が人を治療する。どっちに転んでも株主はハッピー。武器と医療を結びつけるキーワードが「人道的介入」だと。

5月2日でケンブリッジ・アナリティカ廃業てか。

https://www.zerohedge.com/…/cambridge-analytica-shutting-do…
めっちゃサイクルが早いな。FAANGとかも成長がはやいぶん凋落も早いんかもしらんな。ブイブイゆわしてる会社もメディアもイベント屋も宗教団体も政党も人民の支持を失ったら奈落の底ゆうことか。マルクス生誕200年記念の本年、まだ地球には希望があるやん。
とはいえまた別の名前ですぐに再開するそうやけど。

KKN

2003年から2006年まで暮らしていたインドネシアでは当時KKN(カーカーエヌ)という言葉がはやっていた。英語風にいうとコラプション、コネクション、ネポティズム…つまりいまの日本の政治を表現するのにピッタリのことばだな。
なんで自分らの政府やら役所が腐敗しているのに内部者・関係者が気にしないかというと、ある人いわく「それは政治家も役人たちも天国の門をくぐってしまったから」なのだそうな。そのこころは、天国の門を入るまでにすべての才能と財力とコネクションを使うので、楽園に入ってしまったらあとは投下したリソースを回収することだけを考えているから、ということだ。うーむ、だから有能だった人たちも国会であんな答弁をするし、麻生氏やら取り巻きもあんなことを言えるわけだ。
悪徳リーダーの崩壊をはやめるためにはおだて上げて図に乗せるのがいいという。

2018年6月12日火曜日

Ponzi Factorを読んでからいろいろ考えたこと

ひとつは恐慌の原因についての説明。1929年の恐慌も2008年の恐慌も、モノのつくりすぎ=>価格の下落=>労働者の給与の下落=>景気の下落という従来の説明が腑におちなかったのが、子ネズミがいなくなったという説明のほうが腑に落ちる。もうひとつは株価をドルとか円とかでなぜ表示するのかということ。筆者タン・リュウはこれをやめるべきだと主張する。たとえば「日経平均株価は1万9000円」なんてのをやめて、「日経平均株価は1万9000ポンズ」というようにすれば、株価と企業業績と景気はなんの関係もないことが明らかになる。でもこれはやめられないだろうな。なぜならペトロダラー体制で原油価格をドルのみで表示することでドルが基軸通貨としての地位を保ってきたように、株価を通貨表示することでその通貨が影響力をもつという幻想をながらえることができるからだ。

PNGがフェースブックを禁止したとな

年金やら保険組織はどっかに投資して運用しつづけないといけないので、そのためにユーロが創設された

きょうなんか刺激的な情報を得た。ヒントにすぎないのでもうちょっとあたまのなかで蒸らす必要がある。備忘録を書いておかないと忘れてしまうから書く。
西欧は植民地からの搾取で豊かになった。植民地を手放した西欧が豊かでいつづけないと年金やら社会保障制度がデッドエンドになる。年金やら保険組織はどっかに投資して運用しつづけないといけないので、そのためにユーロが創設された。
イタリアの国債はマイナス金利で(何を考えてるかわからんけれどアホな投資アルゴリズムが)それでも国債は買われつづけている。国債はもともとモノポリーやけど、株式市場もコモディティーも仮想通貨もモノポリー状態になりつつある。(日本ではいまや日銀が最大の株主・・・。)
モノポリー状態になって価格決定メカニズムが失われてしまうとどうなるのか?ひとつの可能性は、おそらくテスラのように赤字ばっかり計上している会社の株が買われつづけ、同時にグーグルみたいに巨額の黒字だけど株主にいっさい還元しない会社の株も買われつづける。まったくクレイジーな話だけど現実なのだ。
大きな財政赤字をかかえた中央政府は貨幣を発行しつづけ、郵貯や年金機構や農協銀行よりも大きな規模で、都市銀行によって増刷された膨大な貨幣が投機資金となって国債や株式やコモディティー市場に流入している。
株式(みたいなネズミ講インデックス)が重要な重要な経済指標とされているので、じっさいの賃金やら生産にほとんど関係のないレベルで景気がいいとされている。
でもその株価や景気やらはぜんぶ仮想なのだ。いま「パラノイア合衆国」という本を読んでいるんだけど、陰謀論が国家や歴史を動かすことはないとしても、陰謀論に動かされた大衆が国家や歴史を動かすことがあるのだという。
陰謀論ならまだしも、仮想株式市場が崩壊したら年金も保険制度も蒸発する。
自己防衛のためには物々交換の比率を高めるしかないのか?

スティーブン・ジョブズの1995年のインタビュー

独占企業になってしまうと製品よりもマーケティングが大切になる。マーケティング出身者が社長になるとその会社のよさがなくなってしまう。
https://www.zerohedge.com/…/1995-steve-jobs-explained-exact…
・・・ええことゆーてはるやん。

ふたたび「日中アヘン戦争」について

国際世論とやらを気にした日本政府がある時点からアヘン・ヘロインの歳入を特別会計扱いにしたのでわからなくなったのだが、それ以前の時点で財政の1/4くらいがアヘンの上がりだったというのだな。いちおう国家の体裁をとっているので隠すのに苦労したみたいだけれど、アフガンみたいに戦争そのものを民営化(アカデミー=旧ブラックウォーターのエリック・プリンスがトランプに「アフガン戦争を民営化しましょ」と進言した)したら、それこそやりたい放題できる。
アメリカは満州国のアヘンビジネスをパクったんだ。
いやいやそれどころではない。JFKは東亜同文学院とか蒙古善隣協会のモデルをパクってピースコーを作った。(日本はちょっと遅れて青年海外協力隊をつくったけれど、アイデアと実施は日本が先行していた。)満鉄調査部はじめ、いろんなレベルの諜報機関を複数つくって競争させたのも満州国時代の日本のアイデアをアメリカがパクった。
そのころの日本は善悪倫理の基準はべつとして、とてもクリエイティブでタレントリッチだった。
「日本をとりもどす」って言っても、なにを取り戻すのやら。そんな不肖の孫を応援しているのは、満州国時代であれば日本で食いつめて満州に渡り、日本人であるというだけの理由で関東軍から免許を交付されてアヘン取引をし、ちょっと金がたまったら豪遊したり置屋をはじめたりするような輩ではないのか。

戦争財務について

の国防長官が言ったように「我々の人員はいったい何人なのか、それすらわからんのであります」と云々。
ISもホワイトヘルメットも二重スパイも、うちの人かそとの人かまったくわからん。誰が誰に何の目的でいくら渡しているのかもわからん。それが積もり積もって21兆ドルの使途不明金。そこに群がっているグラマンロッキードからコルトからシステムエンジニアから路上のインフォーマントに至るまで、たくさんの人がそのおこぼれを生活の糧にしている。
それを削ろうとしたら、そりゃJFKみたいに殺されますわな。
「誰か戦争財務のことについてわかりやすい本を書かないのかな?」と朝の通勤電車の車内で隣にすわっているはなこに言ったら、(娘といっしょに通勤しとるんだ)「パパ書いたら?」と言われてしまった。でも我が輩は財務の専門家でもなければ、戦争の専門家でもない。アイデアをあげるから誰か描いてくれないかな?

「日中アヘン戦争」江口圭一 岩波新書

この本が出たのは1980年。我が輩はたしか大学生のころに最初に読んだ記憶がある。そのころはアフガンのこともイランのこともよく知らなかったので、いま改めて読みなおすと新しい発見がいっぱいある。関東軍が三井物産やら三菱商事を通じて輸入していたアヘンはイラン産とあるけれど、おそらくアフガンとかじゃないのかな。
その頃の大陸には羽振りのいい日本人がたくさんいたと木村肥佐生さんの本にもあるけれど、内地で食いつめたようなやつらが満州に渡っただけで羽振りがよくなるというのはなぜかというと、麻薬取引をやっていたからだ、というのがこの本を読むとわかる。日本人でありさえすれば関東軍から許可をもらってアヘン取引をはじめることができたのだから。
この内容はけっして昔話ではなく、安倍総理の爺さま:岸信介が満州国トップ官僚で、盟友の里見甫がアヘン取引で満州国の財政を支えていたのだから、いまの政権:満鉄一派と密接な関連があると我が輩は考えている。
爺様の時代なら、同級生が学校をつくりたいと言えば、里見甫やら笹川コネクションで数十億円なんて金はすぐに調達できて、いわばポケットマネーで学校のひとつやふたつはつくることができたに違いない。三代目になると貧すれば鈍するというやつで、公金:税金を不正に流用するくらいしかできなくなる。公明党の腹話術人形がいみじくも言ったように、たかがその程度の腐敗であって、国政に影響するべきレベルではなかろう・・・というのは何度も言うが、我が国の腐敗レベルが成長を遂げて西暦2000年頃のインドネシアの腐敗レベルにやっと追いついたのだ。岸信介の時代の腐敗に比べたら、進化したのやら退化したのやら。

Ponzi Factor - Tan Liu

バケツに100ドル札と紙くず(株券)を入れてかきまぜる。そこから120ドルを取り出す・・・そんなことができるわけはない。株式市場のキャピタルゲインというのは、後から参入する投資家の金をかすめとっているにすぎない。これはポンジスキーム(ねずみ講)である、という内容をとてもわかりやすく描いた本。
フォイエルバッハは「キリスト教の本質」で、神が人間を作ったのではなく人間が神をつくりあげたとすっぱ抜いてくれた。現代の神話を暴いたという点で同じくらい刺激的な本。
フォイエルバッハは「キリスト教の本質」で、神が人間を作ったのではなく人間が神をつくりあげたとすっぱ抜いてくれた。現代の神話を暴いたという点で同じくらい刺激的な本。149ページしかないのですぐに読める。

中国人権ウォッチが「アマゾンは不当な利益をあげておる」と糾弾したこと

http://www.chinalaborwatch.org/upfile/2018_01_12/20180610.pdf
これがレポート。ざっと見たところ、中国の河南省の衡陽市というところにある富士康の工場なんだけど、まぁこんなもんやろなという感じ。我が輩が見たベトナムやタイランドやインドネシアの工場とあんまり変わるところがなく、中国ではそうとうマシな部類ではなかろうか。
中国人権ウォッチが問題にしているのは正規雇用社員と派遣の待遇の違いということ。なのだけれど、我が国よりもマシやんという点がある。
1. 正規雇用社員の平日残業はx1.5の時給
2. 同じく正規雇用は休日出勤はx2の時給
3. 派遣でもプリペイドカードで社員食堂を利用できる。

中国人権ウォッチにおかれては、ぜひジャパン労働者人権ウォッチもしていただきたく候。