2021年2月15日月曜日

ベン・ニモ、フェースブックのインテリジェンスチーフ就任おめでとう!

 ベン・ニモの前職はNATOの広報担当官で、アトランティックカウンシル(大西洋評議会)のシニアフェロー。

https://www.globalresearch.ca/facebook-hires-nato-press-officer-ben-nimmo-intelligence-chief/5736914

アトランティックカウンシルというのはいわゆるシンクタンク。CSISなんかもそうだけれど、政権が変わって失職した人たちは、こういうシンクタンクのフェローになったり、レイセオンとかロッキードみたいな軍需産業の重役とか顧問になって次の政権交代を待つのが恒例。たとえばオバマからトランプに変わって失職した人たちが、バイデン政権になって復活したけれど、その間はたいていシンクタンクか軍需産業に在籍したといわれている。ま、シンクタンクのスポンサーは軍需産業だからどのみちいっしょなんだけど。

こういうシステムで出世しようとしたら、好戦的でないとダメらしい。シンクタンクのフェローとして、アフガンやらイラクやらシリアやら意味のない戦争をいかにも意味があるような論文を書いて、政権スタッフとして復帰したらその通りにやる。

安倍総理(当時)は平成28年9月19日、アトランティックカウンシルからグローバル市民賞を受賞しました。コネと腐敗汚職と関係者だけを贔屓し、日本のみならず地球規模での格差拡大への実績が認められたということだな。

2021年2月8日月曜日

じつのところアフガン戦争は数週間でケリがついていたという話だ

 http://feeds2.feedburner.com/Scotthortonshow

ちょっとまえにオーストラリアの軍隊がアフガンで一般人民を虐殺した、というのが報じられた。山下奉文ルールが適用されたら、過去に遡ってオーストラリアの政治家とか将軍がことごとく有罪になってしまうという大スキャンダルになるといわれていたのだが、それからどうなったのかな?
アフガン戦争のことをずっと追っかけているオランダ人ジャーナリストがその事件について、
「じつはそれだけのことやないんです。ホンマのところ、いわゆるアル・カイーダゆうてそんな人数おらへんかったし、タリバンはあっというまに降参してもたから、アフガン戦争は数週間くらいで終わってたんですわ。」
「タリバンがひどいことをやってたというのは事実やけど、基本的に軍閥抗争とか麻薬利権争いとかの国内問題。アメリカが参入してからこのかた、ずっとタリバンとアメリカ(軍とCIA)は共犯関係ですねん。」
「うちな、そのことをラムズフェルドにゆーたんですよ。そやのにラムズさんは聞く耳もたへん。自分らがでっちあげた文脈に固執してね。ほんま片意地なこと。」

とまあ、オランダ人女性というと我が輩の脳内では自動的にイーデス・ハンソンさんの大阪弁に翻訳されてまうねんけど、なんか一所懸命語ってはりました。

英語の訛りがひどいから、はじめはアフガン系の人がオランダに亡命でもしたんかいなと思てんけど、写真みたら白人女性やった。それでも地名とか本場の発音でゆってたから、現場を歩いてきた人やと思う。

要するに、戦争がはじまって数週間でアル・カイーダは壊滅し、タリバンは解散して故郷の農村に溶け込んだ。オーストラリアの特殊部隊だけでなく、アフガン駐留の連合国軍の軍隊はやることがないので、村々をめぐってタリバンらしき人物をひっぱりだして殺し、それを戦果として大本営発表してきた。オーストラリアの特殊部隊だけが例外なのではない、ということだ。