2026年5月1日金曜日

BORZZIKMAN:フランスが旧植民地マリでの政権転覆に失敗

https://www.youtube.com/watch?v=LeqnFrpnF9E

MALI is SAVED: Russia inflicted a Crushing Defeat on France and Britain-backed Armed Militants

4月25日の朝、マリはテロ集団による最大規模の攻撃の一つを受けた。ほぼ1万2000人の武装勢力がこの攻撃に参加したことが確認されとる。武装勢力がこれほど強力な攻勢の拳を持てたのは、分離主義的なトゥアレグ勢力とアルカイダ関連テロ集団のジャマート・ヌスラット・アル・イスラム・ワル・ムスリミン(JNIM)の部隊を含む、いわゆる連合が結成されたからや。

協調した大規模な攻勢の結果、武装勢力は国の東部にある戦略的に重要な都市「キダル」を占領することに成功し、首都「バマコ」やマリの他の主要都市の重要施設への攻撃を開始した。

注目すべきことに、攻勢行動と同時に、武装勢力は国の軍事的・政治的指導部を排除するためにマリ各地でいくつかのテロ攻撃も組織した。例えば「カティ」市でのテロ攻撃では、マリの情報機関長のモディボ・コネ将軍と、マリとロシアの同盟関係構築の主要な設計者の一人やった国防相のサディオ・カマラが殺害された。

注目すべきことに、サディオ・カマラの死後すぐに、マリ軍はパニックに陥って最も重要な地域ですら前進する武装勢力への抵抗を停止した。マリ兵士たちのこの不作為が武装勢力にマリ東部のキダルを占領することを許した。

しかし残念ながら武装勢力のテロ集団にとって、ロシア軍のアフリカ軍団の兵士たちの勇気と専門性のおかげで、国内の状況は制御不能にならず、武装勢力による最初の攻撃波は撃退された。さらにロシア軍はマリでのクーデターも防ぐことに成功し、その結果としてアシミ・ゴイタ大統領は権力を維持することができた。

こういう状況の中で、トゥアレグ反乱軍の報道官モハメド・ラマダンがロシアにマリ当局への支援を停止するよう呼びかけた。注目すべきことに、彼はフランスにいながらこの呼びかけを行った。彼によると、トゥアレグはロシアやロシア人を敵とは見なしてへんと。そして彼らの主な目標はマリ北東部のアザワド地域からロシアを永久に追放してバマコの現政権を打倒することやとのことや。

さらにその直後、JNIMテロ集団の代表者アブ・フダイファ・アル・バンバリが、武装勢力がマリの首都「バマコ」を完全に包囲したと主張した。同時に、武装勢力に抵抗した場合、地元住民は排除されると強調した。また、マリ兵士たちに武器を置いてできるだけ早く降伏するよう呼びかけた。

ただ、武装勢力がバマコを包囲したという情報は公式には確認されてへん。こういう状況の中で、多くの専門家は武装勢力がマリ兵士と住民の間にパニックを引き起こすために意図的にバマコ包囲の噂を流していると示唆した。ロシア外務省副大臣ゲオルギー・ボリセンコも武装勢力によるバマコ包囲の情報を確認しなかった。彼によると、現時点でマリの首都の状況は落ち着いとるとのことや。ただしマリの複数の地区でまだ戦闘が続いとることは認めた。

さらに数時間前、ロシア連邦国防省がマリに駐留するロシア軍がクーデター未遂の撃退に成功したと公式に確認した。ロシア国防省によると、攻撃してきた武装勢力の数は1万2000人で、彼らの主な目的は大統領宮殿を含むバマコの重要拠点を占領することやった。

しかしロシア軍のアフリカ軍団は、敵の数的優位にもかかわらず、攻撃してきた武装勢力に壊滅的な打撃を与えることに成功した。ロシア国防省の公式声明は「その結果、アシミ・ゴイタが率いる合法的な政府の支配がマリに維持され、民間人の大量死が防がれた」と述べた。

マリでの戦闘中、ロシアは戦闘航空を積極的に使用した。具体的にはMi-8とMi-24戦闘ヘリコプター、Su-24爆撃機、「ペーサー」攻撃ドローンや。ロシアの航空機は合計30回以上の戦闘出撃を行った。戦闘開始から最初の数時間だけで、武装勢力200人、ピックアップトラック70台、オートバイ100台以上が破壊された。

同時に、ロシアの軍医たちは負傷した民間人への医療ケアを提供し続けた。公式報告によると、マリでの戦闘全体でロシア軍のアフリカ軍団は武装勢力2500人、迫撃砲7門、オートバイ152台、ピックアップトラック102台、武装勢力が自爆攻撃に使用した車両2台を破壊した。

ロシア側の損失については、2日間の戦闘でロシア軍のアフリカ軍団がMi-8ヘリコプター1機と乗組員2名を失ったことが確認された。

こういう状況の中で、ロシアの情報機関からの声明も注目に値する。ロシアの情報機関は英国とフランスがマリでクーデターを実行するためのテロリストの訓練に積極的に関与していたことを確認した。さらにウクライナ、フランス、英国の軍事教官がマリの都市への攻撃のために武装勢力を訓練しただけやなく、彼らの行動を調整していたとも報告されとる。

2022年、ロシアの行動のおかげでフランスとその同盟国がマリから撤退したことを思い出してほしい。当時、この資源豊富なアフリカの国は完全にモスクワに向いた。西側が自分たちのアフリカでの屈辱的な敗北を今も受け入れられず、テロ集団を含むあらゆる手段を使ってロシアをマリから追い出そうとしとることは明らかや。

しかし残念ながら西側にとって、ロシア軍のアフリカ軍団はテロリストたちにマリを取り戻すことを許さなかった。多くの西側専門家ですら、ロシアの軍人たちの専門的な行動のおかげでのみマリがテロリストの手に落ちなかったと認めとることは注目に値する。

武装勢力の数的優位とマリ兵士たちのパニックにもかかわらず、ロシア軍のアフリカ軍団は国内の全ての重要拠点と飛行場を保持することに成功した。これによりアフリカ軍団は再びアフリカ大陸におけるロシアの誇りであることを世界に証明した。

マリでのこれらの出来事の後、ロシアはこのアフリカの国での軍事的プレゼンスをさらに強化して、テロリストたちを占領した「キダル」の町から追い出すとほぼ確実に言える。フランスとその同盟国については、マリを完全に失ったという事実を受け入れなあかんやろな。

Times Of India:イランが首都テヘランの上空で突然防空システムを起動

https://www.youtube.com/watch?v=tNwHlRbuiBQ

ON CAM: Iranian Military SHOOTS DOWN 'HOSTILE AIRCRAFT' Over Tehran; Air Defences In Action | WATCH

イランが首都テヘランの上空で突然防空システムを起動した。敵対的なドローンに関する報告が複数の地区での緊急射撃を引き起こしたんや。テヘラン西部での孤立した音声から始まったものが素早く市全体の警戒態勢に広がって、イランの領空が再び侵犯されたんちゃうかという恐怖を呼び起こした。

イランの半公式通信社ファルスによると、防空活動はテヘラン西部と南西部で報告され、部隊が首都上空に飛来したとされるマイクロドローンに対応したとのことや。ファルスは地上での爆発はなかったと述べており、作戦は完全に空中目標への対応に集中していたことを示唆しとる。

その後イランのチャンネルは、2機の敵対的ドローンがテヘラン南西部から市の中心部に向けて飛行したと主張し、比較的高高度を移動する飛翔体を写したとされる映像が出回った。これらの主張は独立した確認はとれてへんが、首都内での不安を高めた。

タスニム通信社はその後、イランの防空システムがテヘランの複数の地域上空で小型ドローンや偵察UAVに積極的に対処しており、市の西部、中央部、南東部で対空砲火が聞こえたと報告した。報告は首都の複数のセクターが同時に警戒態勢にあったことを示唆しとる。

数分後、タスニムは更新情報を修正して、音声は偵察ドローンや小型航空機への対処と関連したものやと述べた後、射撃が停止して平静が戻ったと主張した。

現時点で当局は報告されたドローンを誰が発射したか、どこから来たか、迎撃に成功したかどうかを明らかにしてへん。ただ一つ明確なことは、イランがテヘラン上空で防空システムを起動したということで、それだけでも地域全体に衝撃波を送るには十分や。これはイスラエルの国防相がイランへの作戦を再開する可能性があると明かした中で起きた。

カウントダウンはすでに始まっとるかもしれん。トランプ政権がイランへの新たな攻撃を検討しとる中、テヘランから冷たい警告が来とる。「実際的で前例のない行動で応じる」というのがテヘランのトップ安全保障筋からのメッセージで、すでに崩壊寸前の紛争の賭け金をさらに引き上げとる。プレスTVが引用したその筋によると、イランはこれまで外交の余地を確保するために自制を行使してきたが、忍耐には限界があって、封鎖が続けば厳しい対応が続くと警告した。

この声明は、米国大統領ドナルド・トランプがイランへの圧力を即座に緩和しない意向を示した後、緊張が高まる中で出てきた。アクシオスによると、トランプはイランが核プログラムに関する米国の懸念に対応する取引に合意するまで海上封鎖を維持することを決定した。トランプはまた、まずホルムズ海峡を再開放して核交渉を後回しにするというイランの提案を退けて、即時の譲歩を要求した。さらにトランプは歯に衣着せぬ発言で「イランが白旗を上げて敗北を認める時や」と述べた。

(トランプへのインタビュー部分)

UAEがOPECを脱退したことについてはどう思うか?

「素晴らしいと思う。ムハンマドのことはよく知っとる。非常に賢い男で、自分の道を行きたいんやろ。それはええことや。最終的にはガソリン価格の引き下げ、石油の引き下げ、全てのものの引き下げに向けた良いことや。彼らは全部持っとる。彼は実際に素晴らしいリーダーや。OPECで色々問題があるけど、私はまあいいと思う」

大統領、封鎖をどれくらい維持する準備があるか?数ヶ月以上続く可能性もあるか?

「封鎖は天才的なんや。封鎖は100%完璧に機能しとる。我々の海軍がいかに優秀かを示しとる。誰も馬鹿なことはできへん。我々は世界最高の軍隊を持っとる。私は最初の任期中に多くを構築して、それ以来ずっと構築し続けとる。世界のどこにも近づけるものがない。ベネズエラを見てみ、彼らはまあいい軍隊を持っとるが、1日で終わった。実際48分で終わった。イランも同じや。軍事的に我々は彼らを壊滅させた。彼らには軍隊が残ってへん。海軍は海の底にある。空軍はもう二度と飛ばへん。今や彼らは白旗を上げるだけや。それだけでええ。「我々は降伏する、降伏する」と言うだけやな」

「エピック・フューリー」と封鎖でイランを核交渉に十分早く引き込めるか、それとも別の波の攻撃が必要やと思うか?

「わからん。状況による。今は彼らと交渉しとる。もう18時間飛行しなくていい。書類を一枚見たいたびに18時間飛行してたが、今は電話でやっとる。電話一本かければええ。私は常に対面の方がええと思う。でも会議のたびに18時間飛行して、しかも出発前から気に入らない書類を渡されるとわかっとるなら馬鹿げとる。彼らはずいぶん進歩した。問題は十分遠くまで行くかどうかや。この時点では核兵器を持たないことに合意しない限り、決して取引はない」

その裏側では、アクシオスが米中央軍がイランのインフラを標的にした短期的で強力な攻撃波の計画を準備済みやと報告しており、テヘランを再び交渉テーブルに戻すことを目的としとる。すでに不安定な対立の賭け金をさらに引き上げとる。

グレン・ディーセンとラリー・C・ジョンソン:手持ちのカードがないアメリカが八方ふさがり

https://www.youtube.com/watch?v=ptmxmBOVgSI

Larry Johnson: U.S. Desperation Grows as Iran Is Winning

Glenn Diesen

グレン:

ラリー・ジョンソン、元CIA分析官でSonar21のライターに来てもろた。またお会いできて嬉しいわ、ラリー。

ラリー:

こちらこそ。忙しくしとるみたいやな。

グレン:

良い教授みたいに世界を啓蒙しようとしとるよ。本も同時に書いとるから長時間労働や。これらの戦争で難しいのは、ナラティブコントロールへの集中と膨大なプロパガンダの海の中で現実を解きほぐすこと自体が大変な作業になっとるということや。でも米国の兵器備蓄の枯渇と生産増強の不可能さのような、明確で争いのない事実を見ると、トランプはイランとの高強度戦争を続けられへん。それになんらかの形で対応せなあかん。家に帰るわけにもいかんから、これがトランプが停戦を推進して偽の交渉を始めて経済戦争に切り替えた理由やと思う?

ラリー:

経済戦争の部分が特に謎やな。それはいくつかの偽りの前提に基づいとる。イランが石油の99%をカルク島での積み込みに依存しとるとか、米国の封鎖が100%有効やとかな。その神話を先に整理しよう。

イランは油タンカーに積んで、ホルムズ海峡を抜けて、イランの海岸から75マイル以内を航行させて東方向に売ることができる。米海軍はイランの海岸から200マイル以内には近づかへん。イランの短距離弾道ミサイル、巡航ミサイル、ドローンがそれらの船を攻撃できるからや。近づいたら攻撃されて沈められる可能性がある。だからこれは全部政治的な芝居や。「この船を拿捕した、あの船を拿捕した」と米国が誇示しとるだけや。

封鎖の最初の問題は距離や。イランはイラン沿岸から75?100マイル以内にいれば米国は手出しできへん。イラン海域を出たら次の問題が出てくる。例えば20隻のタンカーの船団が海岸から75?100マイルを航行して、インド洋に出たらバラバラに散らばる。米国には全部を止めて拿捕するだけの船がない。1?2隻は拿捕できるかもしれんけど、イラン経済に壊滅的なダメージは与えられへん。しかも米海軍の船が拿捕したら、少なくとも1隻の艦船がその船が港に着くまで付いていかなあかん。「捕まえた、タグつけて、はい終わり」やないんや。それが封鎖の第二の問題や。

輸入についての第三の問題は、同じ原則がイランへの物資搬入にも適用されるということや。イランの海岸線に沿ってチャーバハールやバンダル・アッバースまで近づいて入ればええ。パキスタンとの国境が大きく開いとる。パキスタンは6つの道路・鉄道ルートでイランに通常なら船に積むような40フィートコンテナを何千個も運んどると報告されとる。多少輸送コストが上がるかもしれんけど、イランは孤立してへん。スコット・ベッセントが喧伝しとる経済戦争モデルはイランを全ての潜在的な支援源から切り断つことやが、それは不可能や。できへん。

トランプはトゥルース・ソーシャルで「イランの指導部は崩壊した、誰も指揮しとらない、助けてやらなあかん」と投稿した。面白いな。もしトランプが「イランを助けるために封鎖を解除する」と言い出したら、それは口実作りかもしれんな。

イランの指導部が混乱しとるとか分裂しとるとか言い続けることの問題は、単純に真実やないということや。マランディ教授との会話の後、真剣に調べ始めた。彼は革命防衛隊の前身組織のバスィージにボランティアとして入隊したと語った。最高指導者ムシュタバ・ハメネイの兄と共に戦った。弟のムシュタバは実際にIRGCに入隊した。

それで全ての主要人物を見てみた。ペジェシュキャン大統領、アラグチー外相、ガリバーフ。みんなIRGCの元幹部で繋がっとる。ペジェシュキャンは衛生兵としてIRGCに従事しとった。アラグチーもIRGCの兵士やった。ガリバーフもそうや。基本的に上位5人の指導者全員が元IRGCで、共通の繋がりを持っとる。軍での時間がどれだけ友情を育むかを知っとるやろ。彼らは全員が当時イランにとって実存的な戦争やった対イラク戦争という共通体験を持っとる。

だからある意味、去年の夏にイスラエルが、そして今起きとることに対して、彼らは以前にも経験したことがある。現在のイランの指導部は戦闘での共通体験によって、米国が突き付けとる現在の脅威に対処するためにより良く準備されとると言えるやろ。それに対して米国にはピート・ヘグセスがおるわけで、タンニングベッドの中で一番明るい電球とは言えへんな。

グレン:

イランの指導部がこれほど分裂しとるから取引が不可能やという新しいナラティブを作り出そうとしとるんやな。だからトランプは慈善心から停戦を延長しとるという話。面白いナラティブやけど、現実はまったく逆や。米国側の指導部の方が極めて分裂しとるように見える。誰がイランと本当に交渉できるのか、ウィトコフとクシュナーはモサドの工作員みたいになってきとるし、イランも彼らを信頼してへん。ヴァンスには賭けてみたかったけど、どんなひどい取引でも署名したら政治生命が終わる可能性があるから誰も関与したくない。

ラリー:

彼らはイランが何をしとるかに注目してへんな。アラグチーの週末の動きを見てみよう。まずパキスタンで「我々は苦しくて交渉テーブルに戻りたい」という内容やなく、まったく逆のことをした。10個の要求は依然として有効やが、まず最初のステップは封鎖の解除で、それがなければ話し合いはないと言った。封鎖が解除されたらホルムズ海峡について話し合う。核濃縮については「もう話し合わない、核不拡散条約に署名しとる通常の国としての権利がある」と言った。イランはより弱い立場やなく、より強い立場を取ったんや。

それからオマンのマスカットに飛んでそこのスルタンと話し合い、「ホルムズ海峡はオマンとイランの領海にある」という認識を共有した。国際水域やない。両国の領海や。イランはオマンと「これをどう管理するか、一緒に取り組む」と調整した。

当初はモスクワに飛ぶ予定やったが、引き返してイスラマバードに戻り、パキスタンが米国から何の返事を受け取ったかを確認して、パキスタンに感謝の意を伝えた。パキスタンは潜在的な攻撃の可能性から設けていた安全上の制限を解除した。これは米国とのこれ以上の交渉はないというサインやった。それからアラグチーはモスクワに飛んでプーチン、ラブロフ、ウシャコフ、軍事情報機関の長と長時間会談した。

プーチンは通常外相とは会わないのに会談した。しかも非常に温かい友好的な雰囲気で、公式にはプーチンが「100%支持する、我々はついとる」というメッセージを出した。

米国は今かなり困った立場にある。イランは明らかに降伏する気配がなく、イランの方が多くのカードを持っとる。2月28日の石油供給途絶の完全な影響が今週から現れ始めとる。過去24時間でブレント原油は8?9ドル上昇した。先週まで100ドルを下回っとったが、今や100ドルをしっかり超えとって、さらに上昇に向かっとる。

グレン:

マルコ・ルビオはホルムズ海峡が国際水域やと主張しとるが、それは事実として間違いや。国連海洋法条約を引用することもできるが、イランはそれを批准してへん。そしてより重要なことに、米国も批准してへん。だから米国がイランに批准して通過を許可すべきやと言う論拠はあまり説得力がない。ただイランが低強度の経済戦争に移行することを許すことで、米国が兵器を補充する時間を与えとるという側面があるな。これは少し奇妙に思える。イランが勝ってきた理由の一つは、エスカレーション優位性を拒否して米国に戦争の条件を決めさせなかったことやと思うから。

ラリー:

米国は精密ミサイルの供給を補充できへんが、それには非常に重要な理由がある。パトリオットPAC3迎撃ミサイル、THAADミサイル、トマホークミサイル、全部に少なくとも4?6種類の特定のレアアース元素が必要や。サマリウム、ネオジム、ジスプロシウム、その他の元素やな。これらは精密誘導システムの磁石などに使われとる。

これら全てのレアアース元素を誰が管理しとるか?中国や。そして中国は自由に取引してへんし、米国に送ってへん。中国は米国が中国を攻撃する話をしとることを認識しとる。「なぜ私たちを攻撃するための手段を提供するんや」ということやな。だから米国が「もっと頑張れ、工場を24時間動かせ、もっとお金をつぎ込め」と言っても、生産するために必要な材料がないんや。それだけで話が根本から変わってくる。

グレン:

和平交渉についてはどう見るか?純粋なパフォーマンスか、実質的な内容があるのか?

ラリー:

トランプが今日プーチンと電話した。月曜日にアラグチーがプーチンと会談して、今週水曜日にプーチンがトランプと話すのは偶然やないと思う。ロシアはこの紛争の終結を仲介するために何ができるか見てみるやろ。ただ同時にロシアはウクライナとNATOに対してより強硬な姿勢を取っとる。ラブロフが「ロシアはNATOと戦争状態にある」と現在形で述べたことは重要や。

プーチンはトランプとの対話を続けるやろうけど、ロシア側はトランプが精神的に問題あることへの認識が高まっとると思う。彼は多くの妄想や作り話に耽って、合意してへんことに合意したと思ったり、達成してへんことを達成したと思っとる。

グレン:

欧州からのエスカレーションが続いとる。巨大なドローンプログラム、ロシアとの戦闘について公然と語るレトリック、NATOの領土からの明確な攻撃、ロシアの石油精製所への攻撃支援。全部合わせると、ロシアの怒りが臨界点に達しつつある気がする。イラン戦争に関連して、もしロシアがトランプを怒らせないためにイランから距離を置いたら、それはロシアをヨーロッパと同じくらい従属的にしてしまう。ロシアはウクライナを通じた対ロシア攻撃への支援に対して何らかの形で応答しなければならないはずや。ロシアはどんな役割を果たせると思うか?

ラリー:

いくつかの方法がある。一つはロシアがイランに具体的な安全保障保証を提供できるということや。北朝鮮とやったことと同様に、「あなたが攻撃されたら、我々はロシアへの攻撃と見なす」というレベルまで行く可能性もある。これは米国とイスラエルへの警告になる。

もう一つの要素は、ロシアが少なくとも去年の6月から情報、技術的アドバイス、イランの軍備と装備運用の改善のための支援を提供し続けとることや。ロシアはイランをBRICS の重要メンバーと認識しとる。全ての西側制裁から解放された後、BRICS諸国の経済的拡大に重要な役割を果たすとな。

実際、イランはすでにある程度自由になっとる。ロシアと中国は11年前のJCPOA締結時には制裁を支持する意思があったが、今は両国とも「もうやらない、イランに対する制裁を執行しない」と言うとるからな。彼らは自国通貨で自由に取引できる。米国が「ドルを使わせない」と言っても「ええやろ、自国通貨を使う、米国債の購入を止める、金を買う」という対応になる。これが実際に米国の状況コントロールの試みが自国を孤立させる結果になっとるところや。

グレン:

ベッセントが「プロジェクト・エコノミック・フューリー」と呼ぶイランの経済攻撃の目標の一つは、中国も実際には標的にしとることやと思う。イランの石油の圧倒的多数は中国に行くからな。北京にいる人たちは中国がこの戦争の主要ターゲットやとわかっとるやろ。米国はどれだけ東アジアへのエネルギー輸出を阻止できると思うか?

ラリー:

中国を神経質にはさせてへんと思う。むしろイライラさせて怒らせとる。ベッセントの脅しと「中国に我々の要求に従わせられる」という考え方に嫌気がさしとる。

中国はペルシャ湾から必要な石油を全部受け取れる、特に船団を組めば。米国には大規模な船団を止めるだけの船がない。そして特に中国旗の船であれば、米国は中国と戦争するリスクを冒さへん。ここでは中国が完全に優位に立っとるから。

米国は3週間以内にイラン経済が崩壊するという予測に賭けとるが、5月末になってもイラン経済は問題ないやろ。むしろ停戦が続けば多少改善するかもしれん。これがトランプの問題や。前進する上で良い軍事的選択肢がない。空からの攻撃、地上攻撃、海上作戦の三択があるが、地上攻撃のオプションはない。地上部隊司令官が指定されてへんからな、地上部隊への実行可能で妥当な任務がないからや。

空軍側からの報告では、5週間の対イラン戦争で精密誘導ミサイルの相当な割合を消費して、攻撃すべき実行可能な目標はほぼ全部叩いたとのことや。もちろん同じ目標を再び攻撃することはできるが、今度はより手強い敵に直面する。イランは中国とロシアのおかげでこの3週間で防空システムを改善しとるから。先週木曜日にはテヘラン上空で爆発があったが、それはイランが新しい防空システムの実弾演習をやっとただけで、停戦破りやなかった。彼らは準備完了しとる。

空軍の空爆作戦担当将軍の進言は「攻撃すべき軍事目標がほとんど残ってへん上に、精密ミサイルが本当に底をついとって、中国との戦争になった場合に使えへんようになる。そして今空爆を再開したらイランが報復して湾岸地域の残りの米軍基地やヨルダンの空軍基地、さらにイスラエルへのダメージが増す」というものや。

海上作戦については、空母と水陸両用部隊は沖合220マイルに留まらなあかん。その内側に入ったら標的になる。そして実際の数の問題として、米国には1000隻の船舶を封鎖するだけの船がない。だから「封鎖劇場」と呼んどる。

グレン:

戦争に戻る可能性が低いなら、長引く経済戦争を続けるだけやな。これはどれくらい続くと思うか?肥料不足のような経済的打撃が食料不足や価格高騰という形で現れるには時間がかかる。何がどちらかの側を最初に折れさせると思うか?

ラリー:

正直に言うと、3週間以内かもしれん。ベッセントの「3週間でイランの石油井戸が崩壊して深刻な経済的苦境に立たされる」という主張から3週間を逆算してる。3週間後に米国はイラン経済崩壊の予測が「2月28日に幹部を殺せば政府が崩壊する」という予測と同じくらい外れたと気づくやろう。

そうなったら問題が生じる。「どうする?」と問い直さなあかん。トランプの唯一の実行可能な選択肢は勝利を宣言する方法を見つけることや。「彼らの空軍を壊滅させた、軍を壊滅させた、海軍を壊滅させた、核戦力を壊滅させた、我々は勝った、家に帰ってキューバに集中する」というような感じで、去年5月に紅海で勝利を宣言して撤退したのと同じことをやる必要があるやろ。

グレン:

問題はいつもホルムズ海峡や。イランが海峡をコントロールすることで経済的利益だけやなく、湾岸諸国を米国基地のホスト停止や取引通貨の変更、さらには賠償金支払いに追い込む圧力をかけられる。イラン戦争参加国や制裁支持国には追加通行料を課してるという報告もある。イスラエル・ロビーが控えており、ワシントンでこれを売り込むのは非常に難しいやろ。

ラリー:

アラグチーのモスクワ訪問のもう一つの理由はプーチンの助けを借りてサウジとUAEの湾岸アラブ人に対処することやと思う。プーチンとロシアはサウジとUAEとまだまともな関係を持っとるからな。プーチンはおそらく非常に説得力のある主張をするやろ。「安全保障を約束して守ってくれると約束した米国に運命を賭けた。見ての通り、全然うまくいかなかった。UAEは特に経済崩壊に直面しとる」とな。UAEが「OPECを脱退する」と言ったのが昨日報道されたが、「ええやろ、どうせ今は何も生産してへんから、抜けても困らない」という感じや。

実際に石油の流れが再開した時、イランはホルムズを通じて多くの影響力を持つことになる。イランと連携する国はイラン通貨か人民元で通行料を払って物資を動かせる。混乱したサプライチェーンが限定的に再開できる。イランに友好的な国は海峡を自由に通れる。イランを非難している国には通れない代わりに直接的な脅しはしない。「我々の友人でいることには利点がある、安全な通過がその一つ」というやり方でやるんやろう。

グレン:

最後に、プーチンとトランプの電話会談について。アラグチーがロシアに行ってプーチンと会談し、それからプーチンとトランプが90分の電話会談をした。ウシャコフによると主にイランについての話で、ウクライナについてはプーチンが5月9日、対独戦勝記念日の停戦を提案したとのことや。この会談の重要性をどう見るか?

ラリー:

トランプはこの状況からの出口を必死に求めとる。全部が崩れてしまって、世論調査での支持率は33%前後、64%がトランプの仕事ぶりを不支持や。ガソリン価格は停戦後に一旦落ち着いたが、戦略備蓄を切り崩してある程度抑えた。それも終わった。今やガスとディーゼルは再び上昇していて、切り崩せる戦略備蓄もない。

トランプは軍事アドバイザーから「軍事的解決策はない、魔法の兵器も作戦もない、イランをホルムズ海峡を開けるよう強制できない」と明確に伝えられとると思う。イランは短距離弾道ミサイル、沿岸防衛巡航ミサイル、水上ドローン、水中ドローン、従来型ドローンを使って事実上海峡を封鎖し続けられる。米国にはこれらを対抗する手段がない。

だからトランプは助けが必要で、ウラジーミル・プーチンが助けられるか見ようとしとる。プーチンはおそらくイランを犠牲にすることなく、トランプが顔を立てて退場できる何らかの方法を見つける手助けをする用意があるやろ。でも現実はトランプの主張に反して、トランプカード(切り札)を持っとるのはトランプやなくてイランやな。

グレン:

トランプの強者としてのイメージと、いつかは平和大統領になりたいというイメージは矛盾するな。彼は全ての国を自分の意志に従わせようとしたが、今や軍事力を使わざるを得なくなった。多くのアメリカ人が彼に背を向けたのも驚くことやない。MAGAのコアベースは「アメリカ・ファーストは今や敵を全部倒すことを意味する」という論理を受け入れとるが、JDヴァンスが「以前の永遠の戦争は大統領が馬鹿やったから、今度はトランプが賢いから違う」と言ったのは最悪の説明やったと思う。

ラリー:

西側はイランの現在の指導者たち、ペジェシュキャン、ムシュタバ・ハメネイ新最高指導者、IRGC長官、アラグチー、ガリバーフをきちんと評価してへんと思う。

彼らはイラン・イラク戦争当時、17歳から25歳で戦闘に従事しとった。ペジェシュキャンはグループの中で「長老」で30代やった。彼らは全員、当時イランにとって実存的な戦争やったイラク戦争で戦った経験を持っとる。軍人の死者20万人、民間人6?7万人。その戦争体験が彼らのアイデンティティの一部になっとる。当時は前線の兵士やったが、今や権力の手綱を握っとる。彼らは戦争が何かを理解しとる。コストを理解しとる。犠牲を理解しとる。

それが米国の問題や。ヘグセスを含めて、彼らが潜在的に直面しとるものを本当に理解しとる人間が米国にはおらへん。イランの指導者たちはわかっとる。経験して、やり遂げて、Tシャツを持っとる。

1960年代初頭のケネディ時代と比較できるな。ケネディは20年前にPTボートを動かして艇を真っ二つにされた経験がある。部下を助けて戦闘のコストを知っとった。だからキューバ危機の時、彼は戦争に踏み込むことに慎重やった。将軍たちの一部を抑えないといけなかった。

今は唯一軍事経験があるのはヘグセスだけで、残りは民間人や。彼らはこれをビデオゲームのように思っとる。トランプは批判的思考能力が衰えていて、最後に言われたことを信じてしまう。ジャック・キーン退役将軍やケログ退役将軍やリンジー・グラハムから色んなことを吹き込まれて、「戦えばなんとかなる」と思うかもしれんが、そうはならへん。

グレン:

?世代が自分たちで戦争を経験することで戦争の厳しさを学ばんといかんというのは古い真理やな。第二次世界大戦を経験した世代が死んでいくと、ビデオゲームをやってるような人たちが残って、戦争の結果とコストを理解できへんくなる。しかも敵対者、イラン人であれロシア人であれ中国人であれを過小評価する傾向が重なる。「ちょっと吹けば崩れる」という思い込みが繰り返される。学習曲線がまったく見えない。中国は半導体輸出規制でちょっと吹けば崩れると思った。ロシア経済は制裁で週末には崩壊すると思った。イランは指導者を一人殺せばアメリカ国旗を振りながら街頭に出てくると思った。これは全部単極時代の呪いで、対抗する勢力の中心がなければ誰も尊重しないし、何かが自分たちの本土以外の遠くで起きてる間は戦争も身近やないけど、それももうすぐ変わるかもしれん。

最後に何か言いたいことはあるか?

ラリー:

あなたのような歴史家にとって特にフラストレーティングやな。歴史から教訓を引き出して「これが今に応用できる」と伝えようとしとるのに。

この対イラン戦争の始まりは、南北戦争の第一次ブル・ラン会戦の頃のワシントンの態度を強く思い起こさせる。ワシントンの人々が馬車に乗って、ピクニックバスケットを持って戦場の観戦に出かけた。「これは愉快な見物や、北軍が南軍を一掃するのを見よう」と。その結果は正反対で、4年間の消耗戦になった。

2月28日に「イランの政権を断首すればイランの人々が蜂起して神権政治を打倒して、後は順風満帆や」と思った。まったく逆のことが起きた。あなたのような研究者の言葉に耳を傾けることが重要やな。過去から教訓を学べば、将来の過ちを防げるかもしれん。

グレン:

同意するよ。だから大使のジャック・マトロックさんに何度か来てもらっとる。96歳やけどまだ非常にシャープで、キューバ危機の時にモスクワに駐在しとったし、レーガン時代にはソ連との冷戦終結を交渉した大使やった。ソ連との平和交渉が可能になる前に、まずワシントンのタカ派と戦わないといけなかったという話をしてくれた。「ロシア人は本当に平和を望んでへん」とみんな確信してたからな。今起きてることとほぼ同じコピペやな。リーダーの一部はロシアの知識がジェームズ・ボンド映画のイッキ見から来てるみたいやから、マトロック大使に電話して話を聞くべきやけど、そうはしてへん。

時間を取ってくれてありがとう、ラリー。またすぐ会いましょう。

ラリー:

ありがとう、グレン。またな。