2025年12月31日水曜日

ヤニス・バルファキス:2026年を迎えるにあたって

https://www.youtube.com/watch?v=XMt9YxxjCoI

DiEM25を代表して、2026年を迎える皆さんにメッセージを送るわ。 2025年は、まさに運命の年やった。ワイらは10年も前からこうなることを予見しとった。だから名前に「25」を入れたんや。 欧州を民主化できへんかったら、そこは異民族排除(ゼノフォビア)と経済停滞、格差と不満が渦巻く「肥溜め」になって、ネオファシズムと国家弾圧、そして「戦争」に突き進む……。 ワイらがDiEM25を作ったんは、うぬぼれやない。欧州の支配者層が自ら欧州を岩場に叩きつけてバラバラにした時、その破片を拾い集める「真のヒューマニスト」たちのネットワークを作っとかなあかんと思ったからや。その「時」が、今、来てしもたんや。

民衆には緊縮財政を強いて、大企業と金融界にはジャブジャブ金を刷る。この政策が「1930年代の再来」を招くと警告してきたワイらでさえ、今の欧州を汚染しとる「戦争屋」たちの狂気には目を疑うわ。

ドイツのピストリウス国防相は「去年の夏が最後の平和やった」と言い放ち、政府は「最寄りの防空壕を探すアプリ」を配りよる。 NATOのルッテ事務総長は「次はワイらがロシアの標的や。おじいちゃんらの時代の戦争に備えろ」やて。正気か?。 イギリスやフランスの将軍たちも「自分の子供を失う覚悟をしろ」「軍需生産が優先やから経済的苦痛に耐えろ」と煽り立てとる。 さらに、欧州の外交トップのカイヤ・カラスはどや? ロシアを民族ごとに解体せなあかんと言うたかと思えば、「ロシアは欧州諸国から攻撃されたことなんて一度もない」と歴史を書き換えよった。ヒトラーのバルバロッサ作戦すら無かったことにするつもりか?。

2008年の金融危機以来、エリートたちがやってきたんは「大停滞」と「ゼノフォビア」の育成や。平和で文明的な欧州っちゅう幻想が消え失せて、剥き出しになったんは「外側に敵を作って、自国民と戦争をする暗黒の欧州」やった。 ワイらは2016年から「欧州グリーン・ニューディール」っていう代替案を示してきた。選挙では勝てんかったけど、それは今の欧州が「進まなかった正しい道」として輝いとる。欧州を牛耳る「オリガルヒ(特権階級)」の利益に合わんかったから、その道は閉ざされたんや。

そして2025年。幻想がすべて打ち砕かれた年や。 欧州連合(EU)の財政的、政治的、倫理的な仮面を剥ぎ取った「三つの致命的な打撃」を振り返ってみよう。

第一の打撃:ロシアの勝利と「軍事的ケインズ主義」の破綻 欧州の指導者たちは、自分らで金を出す気もない、兵を出す気もないくせに、口先だけで「ウクライナの勝利」にコミットするという大バカな真似をした。 彼らが望んだんは、終わりのない戦争を口実にして軍事支出を増やし、欧州の脱工業化を食い止める「軍事ケインズ主義」や。ウクライナの民衆のことなんてこれっぽっちも考えとらん。 けど、ロシアが勝ったことで、その戦略は跡形もなく崩れ去った。欧州は自らの傲慢(ヒュブリス)が生んだ「自作自演の犠牲者」として晒しもんになっとるんや。

第二の打撃:中国の完勝 中国は「全国家体制」を動員して、レアアースの独占と技術的な自立を勝ち取った。一方、欧州はホワイトハウスに言われるがままに中国を制裁した結果、どうなった? 儲かる中国市場からは締め出され、かといってアメリカの「インフレ抑制法」の恩恵も受けられへん。アメリカの「戦略的外注業者(サブコン)」に成り下がった結果、自分らの首を絞めて脱工業化を加速させただけや。これは単なる負けやない、地政学的な「詰み(チェックメイト)」や。

第三の打撃:トランプによる「植民地型」略奪条約 スコットランドのトランプのゴルフ場に呼び出されたフォン・デア・ライエンの屈辱的な姿を見たか? 関税は跳ね上げられ、逆にアメリカからの輸出関税はゼロ。極め付けは、欧州の資金「7,000億ドル」をアメリカ国内に投資するという約束や。 ドイツの化学工場がテキサスへ、自動車工場がオハイオへ逃げていく。これは「 landmark agreement(画期的な合意)」なんて立派なもんやない。欧州をアメリカの「貢ぎ物(サプリカント)」に格下げする、前代未聞の「植民地流の資本搾取条約」や。

この三つのショックで、欧州は完全に迷子になった。 追い詰められた欧州のオリガルヒや、没落した「ルンペン・ブルジョアジー」が次に何をするか? 自分らの地位を守るために、欧州の社会基盤を徹底的に破壊しにかかるで。 牛が帰ってくるまで(永遠に)戦争を煽り続け、金のない外国人を悪魔化し、緊縮財政で民衆同士を争わせて時間を稼ぐ。 恐怖と嫌悪を使ってコミュニティを分断し、独裁的な手段で異論を封じ込める。権力が消えていくのを恐れて、あらゆる「人間嫌い(ミサンスロピー)」を形にするやろう。

パレスチナのジェノサイドに加担し、難民を屈辱的に扱う今の欧州を見てみ。 今こそ、ワイらが立ち上がる時やないか。2026年がその時やなかったら、一体いつやねん? 何をするかって? まずは「抵抗」や。パレスチナの人らが教えてくれたように「抵抗こそが存在」なんや。

DiEM25には計画がある。グリーン・ニューディールで質の高い仕事を創出し、金を社会化し、職場を民主化し、外国人を叩かずに地元を盛り上げる。 支配層は、そんなことが起きるくらいなら地球が燃える方を選びよる。だから、まずはあいつらに抵抗し続けなあかん。 そこから初めて、未来を夢見る権利が手に入るんや。

2026年、そして2035年に至るこれからの10年。 抵抗しよう。それも、効果的に、クリエイティブに、そして何より「楽しく、喜びに満ちた、刺激的な」抵抗を一緒にやろうや。

ハッピーニューイヤー、そして「カーペ・ディエム(今を生きろ)」。

ジョン・ミアシャイマー:ワシントンで鳴り響いとる「静かな警報」

https://www.youtube.com/watch?v=3fSoUMMoPYM

今から話すことは、派手な記者会見やニュースのヘッドライン、あるいはSNSで流出した機密文書から出てきたもんやない。これは一つの「パターン」なんや。アメリカの情報機関(インテリジェンス)が公には滅多に口にせえへんけど、今ワシントンの作戦会議室を「完全な沈黙」に陥れとるパターンや。

今、アメリカの情報コミュニティの内部で、静かな、それでいて強烈な警報が鳴り響いとる。 何が一番恐ろしいかって? それはな、ロシアが何か派手で混沌とした、攻撃的なことをしたから鳴っとるんやない。その逆や。ロシアが「異常なほど抑制され、計算され、規律正しく動いとる」から警報が鳴っとるんや。 超大国がいきなり大声出すんをやめて、囁き始めた時……それは撤退のサインやない。戦略が変わったっちゅうサインや。ワイの分析では、アメリカはこの「次の一手」に対して全く準備ができてへん。

ここ数週間、ロシアから出てくるシグナルが変わった。核の威嚇も、外交的な大騒ぎも、ノイズがピタッと止まったんや。この「静寂」に、CIAやペンタゴンの分析官たちは呆然としとる。 ええか、情報の世界では、実は「ノイズ」がある方が安心なんや。敵が脅してきとるうちは、何を考えとるか分かるし、制裁や武器供与にいちいち反応しとるうちは、次の動きも読みやすい。 けどな、とてつもない圧力を受けとる大国が、急に「冷静」に、「計画的」になった時……それは往々にして、巨大な戦略的転換の前触れなんや。

アメリカの情報機関は今、認めたくない事実に直面しとる。 「ロシアはもう、西側の圧力に対してリアクション(反応)するのをやめた」ということや。あいつらはもう、ワイらのゲームには付き合わんことにしたんや。その代わりに、戦略環境そのものを根底から変えてまうような動きを見せ始めとる。しかも、ワシントンが全く予期してへんやり方でな。

勘違いせんといてほしいんやけど、明日いきなりNATO諸国に侵攻するとか、そういうハリウッド映画みたいな話をしとるんやない。もっと構造的で、深くて、根本的な話や。 ロシアの次の一手は、ウクライナだけを狙ったもんやない。NATOの東側諸国を叩くことでもない。 ロシアは「反応する立場」から「状況を形作る(シェイピング)立場」にシフトしたんや。 攻撃されたからやり返すんやなくて、バトルのルールそのものを変えて、アメリカとその同盟国に「どれを選んでも地獄」っていう不可能な選択を突きつけようとしとる。ワシントンが何をやっても、長期的には高いツケを払わされるような状況を作り出しとるんや。

リアリズムの視点から見れば、これは極めて合理的や。生き残りがかかった国家は、闇雲には動かん。適応し、進化する。 これまでのロシアは、西側が戦車を送れば脅し、制裁をすれば文句を言うとった。分かりやすかったんや。 けど今はどや? ロシアの動きは静かで、選択的で、間接的になった。これは「準備」のサインや。敵がデタラメにパンチを振り回すんをやめて、グッと足場を固め始めたら、それは別の種類の戦いに備えとるっちゅうことや。

ロシアは気づいたんや。「西側と同じ土俵(対称的)で戦っても、戦略目標は達成できへん」とな。西側の世論をショック療法で変えようとするんもやめた。 その代わりに、あいつらは「戦場」を変えたんや。 軍事的、経済的、政治的なパワーバランスを、複数の地域で同時に、じわじわと作り替えとる。これは単発の派手なエスカレーションよりずっと危険や。なぜなら、アメリカの注意を分散させ、リソースを枯渇させ、同盟の結束をバラバラにするからや。

ロシアはもう、ウクライナを唯一の重心とは見とらん。もちろん重要やけど、あいつらにとって今は「アメリカとの長期的な対決」が本番なんや。NATOなんてアメリカの力の延長に過ぎんと思っとる。 ワシントンはいまだに「ドンバスで戦車がどないした」「ミサイルの在庫がどないや」と、目先の戦場の話ばっかりしとるけど、ロシアが見とるんは「アメリカの世界的な支配構造(アーキテクチャ)」そのものや。

一番不気味なんは、ロシアが「何を言うとるか」やなくて「何を言わなくなったか」や。 一年前はあんなに頻繁やった核のシグナリングも、今や影を潜めた。軍事演習も派手に宣伝せえへん。外交的な口調は冷淡になったけど、中身はより鋭くなっとる。 これは弱さの兆候やない。「自信」の兆候や。大声で脅さんでも、次のフェーズに進めるという自信やな。

ロシアは、西側が「直接的な世界大戦(WWIII)だけは絶対に避けたい」と思っとることを熟知しとる。だから、真っ赤なレッドラインを派手に踏み越えるようなことはせえへん。ポーランドに軍を進めるような真似もしない。 あいつらが狙うんは、エスカレーションの定義が曖昧な「グレーゾーン」や。アメリカの反応が遅れ、官僚機構が停滞し、政治的な意志が割れる……そういう隙間を突いてくる。

ロシアは今、ウクライナの戦況がどないなろうと揺るがへんような「長期的な軍事的優位」を固定しようとしとる。一年やなくて、十年単位の産業動員。欧米以外のアジア、グローバルサウス、中東との同盟構築。 あいつらは「スプリント(短距離走)」やなくて「マラソン」の準備をしとるんや。これはギャンブルやない。長期にわたる「包囲戦」や。

「制裁でロシアは孤立する」っちゅう西側の思い込みも、もう通用せえへん。制裁は確かにコストを強いたけど、皮肉なことにロシアを非西側のネットワークに統合させるスピードを早めてしもた。 エネルギーの流れを変え、ドルを介さない金融システムを作り、欧州の外で安全保障の絆を深める。 CNNの速報にはならんような地味な動きやけど、これが時間をかけて戦略環境を塗り替えていくんや。

抑止力っちゅうのは、「これをしたらこうするぞ」というラインがはっきりしとるから機能するんや。けどロシアは今、軍事、経済、政治の境界線を意図的にぼかしとる。 そうなると、アメリカは常に「これは戦争行為か? それとも単なる競争か?」と議論せなあかん。反応が遅れる。ロシアはそのダイナミクスを無慈悲に利用しとるんや。

ええか、ワイは別にどっちが善玉でどっちが悪玉かなんて話はしとらん。これは大国としての振る舞いの話や。アメリカだって、もし中国がカナダやメキシコと軍事同盟を結んだら、猛烈に叩き潰しにいくやろ? それと同じや。 問題は、双方が「自分らは防衛的に動いとる」と信じ込んどる時に、誤算のリスクが跳ね上がるっちゅうことや。

ワシントンの政治家は、エスカレーションを自分らでコントロールできる「ツマミ」みたいに思っとるけど、現場のプロはそんなに楽観視してへん。敵が静かに戦略を変えたら、伝統的な警報システムは機能せえへん。対応は後手に回り、その場しのぎの即興(インプロヴィゼーション)になる。危機的な状況での即興は、破滅を招くんや。

NATOの結束も試されとる。ロシアはNATOを真っ向から攻撃して結束させるようなヘマはせえへん。それよりも、エネルギー供給やサイバー攻撃、政治工作を使って、同盟国ごとにバラバラのダメージを与える。ドイツとポーランド、フランスとイギリスで脅威の感じ方がズレていけば、集団的自制は弱まっていくんや。

さらに、アメリカには「時間」の問題がある。ロシアは独裁国家やから、長期的な利益のために短期的な苦痛に耐えて待つことができる。 けどワシントンはどや? 2年ごとの選挙、24時間のニュースサイクル。常に「目に見える成果」を求められる政治環境におる。この「非対称性」が脆弱性を生むんや。 ゆっくりと進む戦略的転換は、国民が気づかんうちに進行し、気づいた時にはもう手遅れ(逆転不可能)になっとる。

一番危険なんは、「自分らの方が正しい、自分らは抑制的に動いとる」とお互いが思い込んどることや。 アメリカは「圧力をかけ続ければ抑止できる」と信じ、ロシアは「戦略を変えれば安全を守れる」と信じとる。この「自称・抑制」のぶつかり合いこそが、意図せぬ大爆発を招くんや。

ワシントンの政治の壁も厚いな。CIAが「明日ロシアが攻めてくる」と言えば大統領は動くけど、「ロシアが10年かけて世界経済を作り替えようとしとる」と言われても、政治家はあくびするだけや。ロシアはそれを見抜いて、政治的に対処しにくい「静かな動き」に徹しとるんや。 警告が繰り返されても何も起きへん状況が続くと、政治家の注意は鈍る。これを「警告疲労」と言うんやけど、今のワシントンはまさにその状態やな。

最後にはっきり言うとく。ロシアが「非合理的」なことをしようとしとるんやない。その逆や。極めて戦略的に筋が通った、それでいて正当化しやすい、限定的な範囲の動きをしてくるやろう。 そうなった時、アメリカは究極の選択を迫られる。「この不利益を飲み込むか、それとも世界大戦のリスクを冒してエスカレーションさせるか」や。 これが大国間の競争のリアルや。派手な爆発やなくて、時間をかけて積み重なる「地味な変化」こそが、世界を変えるんや。

今の状況は、映画みたいな劇的なもんやない。静かで、曖昧で、じわじわ進んどるからこそ、最高に危険なんや。ロシアの「次の一手」は、即座の反撃を引き起こさんかもしれんけど、これから何年にもわたって戦略地図を書き換えてまうやろう。 気づいた時には手遅れ……国際政治における最も重大な転換は、いつもそうやって起きるもんや。

スタニスラフ・クラピヴニクとグレン・ディーセン:プーチン邸への攻撃と、激化する情勢

https://www.youtube.com/watch?v=jIg_lsqrAUA

グレン・ディーセン: 皆さん、こんにちは。今日は元米軍将校のスタニスラフ・クラピヴニクさんをお迎えしました。彼はロシア生まれで、15年前にロシアに戻られました。スタス、また来てくれてありがとう。 新年あけましておめでとう。ただ、この新しい年はプーチン大統領の別邸への攻撃という、さらなるエスカレーションで始まってしまったようです。 これまで4年間、この戦争のルール、例えばNATOがどこまで深く関与していいのか、どこからが直接戦争になるのかという定義は常に変化してきました。攻撃対象についてもそうです。欧州や米国は、ロシア領内の製油所やクルスクへの攻撃を容認する議論をしてきましたが、政治指導者については、これまではある種「対象外」とされてきたように思います。ロシアもゼレンスキーやウクライナ政府中枢を狙う機会はあったはずですが、それを避けてきました。今回の件で、ロシアにとっての戦争の性質や外交の道はどう変わると見ていますか。

スタニスラフ・クラピヴニク: まず「政治指導者は対象外」という話やけど、それはロシア側だけが一方的に守ってきたルールやと言わざるを得んな。今、ロシア国内ではそのことへの批判がめちゃくちゃ高まっとる。ラジオを聴いとったら、みんな「ゼレンスキーを、あいつの周りの連中を叩き潰せ」と叫んどるわ。

西側はプーチンを独裁者やと描いて、みんなが彼にへつらっとると思っとるようやけど、それは大きな間違いや。西側に少しでも知能があるなら、今の状況を本気で怖がるべきやな。なぜなら、プーチンこそが、西側に降りかかるはずの巨大な破壊を「抑えとる」存在やからや。もしワイが彼の立場やったら、もっと前から西側の奥深くまで攻撃して、こっちのメッセージを叩き込んどった。

問題は、西側や、その先端におるゼレンスキーが「自分たちは何をしても報復されへん」と高を括って、居心地を良くしすぎとることや。彼らがレートを上げ続けた結果、いよいよ強烈な一撃を食らうことになる。それは簡単に核戦争にまで発展しうるし、そうなれば欧州は全滅や。

さっき『欧州』って言うたけどな、それを『欧州』とひと括りにすんのは、厳密に言うたら間違いや。ワイは『欧州連合(EU)』とか『NATO』って呼びたいんや。

ええか、ワイらロシア人は、ドイツ人(ハプログループR1B)が来るよりもずっと、ずっと昔から欧州におったんやで。ワイらR1A(ハプログループR1A)は、欧州の3分の1を所有しとるんや。スキャンダナビアの連中や他の国々の連中よりも、ワイらの方がこの土地には長いことおる。ケルト人くらいやろ、ワイらより長いんは。

せやから、今の連中(EUやNATO)が勝手に『欧州』を代表しとるような顔してんのは、歴史的に見てもおかしな話なんや。だからワイは『欧州』とは言わん。あくまで『EU』や『NATO』の話をしとるんや。」

欧州は土地が狭くて人口が密集しとるから、放射能の地獄になるんは一瞬や。もしロシアが、核を積んどる米軍基地を叩くだけでも、欧州のほとんどが死の灰に覆われる。かつてのチェルノブイリの時も、たった一つの発電所の事故で、遠く離れたスコットランドまで10年間も影響が出た。あの時は3人の男が命を懸けて水抜きをしたから蒸気爆発が防げたけど、西側は今、ザポリージャやクルスクの原発を攻撃して、わざとそれを再現しようとしとる。

これまでもプーチンを直接狙った攻撃はあった。2022年か23年にはクレムリンにドローンが突っ込んだしな。モスクワ周辺の防空システムが強化されとるから守られとるだけや。さらに、詩人やドゥーギンの娘、ジャーナリストに対する暗殺も、キーウの政権によって何度も行われてきた。

問題は、モスクワがいつまで「全面的な報復」を控えるかや。ロシア国内の批判の声はもう無視できんレベルになっとる。西側が分かってへんのは、もしプーチンが排除されるようなことがあれば、その後に来る連中を前にして、西側はプーチンの時代を涙が出るほど懐かしむことになる、ということや。次に来るのは、ウクライナだけやなく、関与したEUやNATO諸国すべてに復讐を誓う強硬派やからな。

だから今回のプーチン邸への攻撃も、ワイは全く驚いてへん。問題は、この後にモスクワがどんな次の一歩を踏み出すか、そこやな。

グレン・ディーセン: ワイもこの10年、ずっと同じ主張をしてきたんや。「プーチンは暴君や」と言い聞かせ続けるんは、めちゃくちゃ危険やと思う。そう思うことで、「プーチンの代わりには、かつてのエリツィンのような親米派が出てくるはずや」なんて勝手な思い込みをしてまうからな。

でも、ロシア国内でのプーチンへの批判を見てみ。ドゥーギンみたいな思想家からもそうやけど、一般市民からも「あいつはリベラルすぎる」「欧米に対して穏健すぎて、甘っちょろい」と言われとるんや。ワイは2016年にオーストラリアのシンクタンクで、「プーチンこそがロシアにおける最後の親欧米的な選択肢や」という論文を書いた。彼は確かに、もっと大きな欧州の枠組みの中にロシアを落ち着かせたかったんや。せやけど、プーチンの次に来る連中のことは、欧州人もアメリカ人も絶対に気に入らんやろうな。

そこで聞きたいんやけど、今回の攻撃が今後の交渉におけるロシアの要求にどない影響すると思う? ラブロフ外相もポイントとして挙げとったけど、ロシアは強烈な報復をするだけやない。ロシアは常にジレンマに直面しとるやんか。報復すれば直接戦争のリスクがあるし、報復せんかったら相手を図に乗らせて、もっとエスカレートさせてまう。ええ解決策なんてないんや。

ラブロフは「報復はある」と言うた。ワイはそれをウクライナの標的に対するものやと解釈しとるけど、同時にこれが「ロシアの交渉条件」をさらに厳しいものに変えてまうんやないかと思っとる。 スタス、あんたはどう見る? それに、この攻撃はウクライナや欧州、あるいは米国の情報機関が、せっかくの和平交渉をブチ壊すために仕組んだ「サボタージュ」なんやろか。

スタス: 今回の件(プーチン邸への攻撃)、MI6が一枚噛んどるのは間違いないやろうな。おそらくCIAもや。 みんなCIAを一つの統制された組織やと思っとるかもしれんけど、ありゃバラバラの「軍閥」みたいなもんや。 CIAは最初から暴走しとる。ケネディは奴らを抑え込もうとして殺されたんかもしれんし、その後も誰もコントロールできてへん。本部の局長ですら、各地の拠点が何しとるか把握できてへんのやないか? それに比べてMI6は統制されとるけど、あっちはもっと「サイコパス」やな。イギリスが滅びるまでこのゲームを続ける気でおる。あいつらは、これがどんな結末を招くか分かってへんのか、あるいは本国には何も起こらへんと高を括っとるんやろう。 傲慢さと無知は常にセットや。同じ考えの連中だけで固まっとる「エコーチェンバー」におるから、自分らの愚かさに気づかへん。今のEUを見てみ、常にそれやろ。

プーチンについてやけど、ロシア社会の平均から見たら、あいつは今でも「リベラル」やし、ずっと「親欧州」やった。引き剥がされた今でも、なんとか欧州に再統合しようとしとる。 歴史を150年遡ってみ?ニコライ2世は第一次世界大戦を止めようと国際連盟を提案したし、スターリンだって1949年には自分が標的なのにNATOに入りたがった。エリツィンもプーチンもそうや。 ロシアはこの140年間、ずっと西側に歩み寄ってきた。それを西側は拒絶するどころか、軍事力でボコボコにしてきたんや。 断言するけど、プーチンの次に来る連中に比べたら、プーチンなんて「完全な平和主義者」に見えるで。

EUやNATOの連中、特にポーランドからイギリス、北欧、バルト三国あたりの連中の狂いっぷりは凄まじいな。 特にバルト三国の連中ときたら、自分らを「戦争の火種」として売り出す以外に金稼ぐ方法がないんや。しかも、リーダー連中はみんな「二重国籍」を持っとる。いざ戦争になったら、さっさとイギリスやアメリカに逃げよるで。 残された農民たちがロシア軍に踏み潰されるのを尻目に、自分らは「本物の白人が住む場所」へ避難するんやろうな。

クレムリンも、これ以上見逃したら状況が悪化するだけやと、ええ加減気づいとる。この4年間、ロシアは甘すぎた。本来なら、攻撃の拠点になっとるポーランドやルーマニアのNATO基地に、もっとえげつない報復をすべきやったんや。 エストニアからのドローン攻撃もそうや。プスコフを狙ったドローンは、ウクライナから飛んできたんやない。3ヶ月前、エストニアのタルトゥにウクライナ型のドローンが落ちた時、エストニア政府は必死に隠蔽しようとしたけど、地元の連中が写真をネットに上げてもうたやろ。 エストニアから飛ばしとるんか、通過させとるんか知らんけど、どっちにしろエストニアはもう「戦争の当事者」や。ロシアを侵略しとるんや。

結局、戦争を拡大せざるを得んところまで来とる。トランプやアメリカ人以上に、西欧の連中が「大きな戦争」をやりたがっとるんやからな。あいつらの愚かさのせいで、引きずり込まれることになる。 これを止めるには、各国の国民が首都におる「癌(政治家)」を取り除いて、まともな奴を権力の座に据えるしかない。でも選挙じゃ無理やな。今の欧州の選挙なんて、不正と独裁の塊や。

みんなロシアを「独裁国家」やと叫ぶけどな、2025年にネットの書き込みで逮捕されたロシア人は、1億5千万人の人口のうち、たった400人や。 対してイギリスを見てみ。人口はロシアの半分以下やのに、1万4千人も逮捕されとる。ロシアの人口比に直したら3万人や。 「移民にはもう疲れた」とか「政治家はバカだ」って書いただけで、2年、3年、4年と刑務所にぶち込まれる。ドイツのメルツ(野党党首)なんて、自分を批判した連中を8千件も訴えとるんやで。「自分の感情を傷つけた」ってな。 ええか、どっちが本当の「独裁」か、よう考えてみることや。


グレン・ディーセン: もう一つ、今の状況が単に前線が激しくなっとるだけやなくて、戦争そのものが広がっとるなと感じる分野がある。それが「エネルギー」と「海上インフラ」への攻撃や。

エネルギーインフラへの攻撃は、お互い様というか、両方やっとるわな。ウクライナとNATOは制裁だけやなくて製油所を直接叩いとるし、最近じゃ民間船まで標的になっとる。地中海での一件(ロシア関連船への攻撃)も、ウクライナが単独でやったとは到底思えへん。そんなん、ありえへん話やろ。

一方でロシアも、黒海での攻撃能力を削ぐために、ウクライナのエネルギー施設や港を徹底的に叩きよる。 そこでロシア側の戦略をどう見る? ロシアからは「もし黒海のロシア資産が攻撃され続けたら、ウクライナを黒海から完全に切り離す(内陸国にする)」っていう警告が何度も出とる。 特にこの2ヶ月、オデーサ周辺への攻撃がすごいやんか。エネルギー施設だけやなくて、港も橋もボコボコや。この動きをスタス、あんたはどう読み解いとる。

スタス: まず、はっきりさせとかなあかんのは、これはウクライナが攻撃しとるんやないってことや。実行グループの中にウクライナ人が一人くらいおるかもしれんけど、実態はイギリスのMI6が丸出しでやっとる。イギリスの情報、イギリスのドローンや。たとえドローンに「ウクライナ製」ってシールが貼ってあってもな。

興味深いんは、攻撃された標的や。トルコは自国の排他的経済水域(EEZ)内で船をボコボコにされて、えらい恥をかかされたな。沈められた船の一隻はひまわり油を積んどった。環境被害がどないなるか知らんけど、まあ燃料よりはマシやろ、魚がひまわり油を食うかもしれんしな。 ただ、もっと面白いんは、ノヴォロシースクに向かっとった第三国の旗を掲げたタンカーが狙われたことや。しかも、そこで壊されたんはロシアの施設やなくて、「カスピ海パイプラインコンソーシアム(CTC)」の積み込み施設なんや。

このCTC、誰が持っとると思う? ロシアも少し株を持っとるけど、メインはカザフスタンや。あいつらはこれまで、ロシアと仲良くしながら西側とも適当に付き合うっていう「二股」をかけて、ウクライナに物資を送ったりして支援しとった。 「ウクライナを助けたらどないなるか」、カザフスタンは今、その報いを受けとるわけや。トルコも同じやな。 カザフは石油輸出の大部分をこのルートに頼っとるから、数十億ドルの損失や。政府が破産するかもしれんで。 さらに笑えるんが、この施設にはアメリカの資本も入っとるってことや。つまり、イギリスがアメリカの資産をぶち壊したわけやな。 アメリカ石油業界の後ろ盾があるトランプが、自分らが金を出した施設をイギリスに壊されて使いもんにされんようになったと知ったら、どない思うやろな?

さらに、地中海ではロシアに向かっとった中国のタンカーも攻撃された。もう「ロシアを戦争に引きずり込む」っていうレベルを超えとる。 ええか、ウクライナ人が重武装してギリシャを自由に移動してドローンを飛ばすなんて、ありえへん。ドローンがギリシャ方面から来とるんは明白や。 広い海の上で、燃料が切れる前にタンカーをピンポイントで見つけるなんて、衛星データがなきゃ無理や。 アメリカがデータを出してへんとしても、EUやイギリスの衛星がリアルタイムで位置を教えとるんやろうな。

ロシア政府はもう「ロシアに来るタンカーは全部ロシア旗に塗り替えろ」と言うとる。これまでは第三国の旗やったけど、ロシア旗の船を攻撃してみろ、それはロシアへの「宣戦布告」や。 イギリスがやればイギリスの、ブルガリアやルーマニアがやればあいつらの宣戦布告やと見なす。

バルト海でも、ロシアはもう軍艦に護衛させて、船団(コンボイ)を組んで航行させるやろう。もしNATOやEUの船がそれを妨害したり、乗り込もうとしたりしたら、即座に撃ち込む準備はできとる。潜水艦もどっかに潜んどるはずや。

西欧の連中がそれほどまでに戦争をしたがっとるんなら、望み通り戦争になるやろうな。 EU委員会のあの「非核家族(inbred)」の、選挙で選ばれたわけでもないエリート連中に、少しでも正気が残っとることを願うわ。 でも残念ながら、状況は大きな戦争、あるいは取り返しのつかへん大火災に向かっとる気がする。ワイの予想が外れることを願っとるけどな。

グレン・ディーセン: せやな。あんたの見立ては、おそらく正しいんやろう。 軍服姿で演説しとったプーチンを見たやろ? 彼は「ウクライナがNATOから抜けるとか、そんなディールへの関心は、もうゼロに近い」っていう趣旨の話をしとった。言い換えれば、これまでの妥協案みたいなもんは消え去って、一気にギアを上げようとしとるんや。

アメリカのマイケル・フリン将軍もツイートしとったけど、「最高の作戦案っていうのは、最後の最後まで選択肢をたくさん残しとくもんや。そして土壇場で、他の選択肢を全部放り投げて一つの道に突き進む」ってな。 フリンに言わせれば、今のプーチンの緊張感のある表情や演説の内容からして、まさにそれをやっとる最中やということや。「もう躊躇(ためらい)の段階は終わった」と。これから政策は劇的に変わるはずや。

ワイが一番心配しとんのは、欧州の連中が、自分らがどっちの方向に進んどるか、その深刻さを全く分かってへんことや。 今年の初め、ロシアの核抑止力(戦略核関連施設)への攻撃があった時、メディアは「ウクライナには反撃する権利がある」とか「攻撃してきた飛行機を叩いて何が悪い」なんて論調ばっかりやった。 でもな、代理戦争の最中に、ロシアの核抑止力を直接叩くことがどれだけ異常なことか、あいつらは理解してへん。FSB(ロシア連邦保安庁)も、その攻撃にイギリスが深く関わっとることを突き止めとる。

冷戦時代やったら、こんなところまで踏み込むなんて、まず考えられへんかったことや。 それやのに今の連中は、「ロシアがやったんやから、やり返して当然や、フェアやないか」っていう子供みたいな道徳論でしか話しとらん。 誰が裏で糸を引いとるか、何を攻撃しとるかを見れば、これはもう第二次世界大戦レベルの話をしてるんや。エスカレーションの階段を、みんな子供の喧嘩みたいに軽々しく登っとる。ホンマに恐ろしい話やで。愚かさが好戦的な空気を生み出しとるけど、こんなん全員が負けるだけやろ。

スタス、あんたはこのプーチンの演説をどう読み解く? やっぱり、これからはもっと硬派な政策に変わっていくと思うか? もちろん交渉次第やろうけど、もう「見せかけ」の交渉に意味があるんか分からん。 アメリカ側は「平和案の90%は合意済みや」なんて言うとるけど、残りの10%がNATO問題と領土問題やろ? つまり、肝心なところは何も決まっとらんということや。

スタス: 「90%合意」やて? ふん、マーケット・ガーデン作戦と同じやな。あのアホな作戦も「90%」までは上手くいったけど、最後の一つの橋(遠すぎた橋)で全部台無しになった。 平地を90%歩くのは簡単やけど、残りの10%がエベレストやったら、それはもう登られへんのと一緒や。歩み寄れんポイントが一つでもあれば、あとは戦場で決着つけるしかない。

西側、特にアメリカにとっての「交渉のカード」は、毎日数平方キロメートルずつ、そして毎日何千人というウクライナ兵の命と一緒に消えていっとる。 今の戦場を見てみ。ミルノグラード(Myrnohrad)はもう終わりや。あとは掃討作戦だけ。ポクロウシクを助ける作戦も、始まる前に叩き潰された。 ハニフ(Hanyf / 改名後のMirnograd周辺の呼称)なんて2週間で落ちたわ。あまりに速すぎて、ロシア軍が司令部に踏み込んだ時、コンピューターの電源が入ったままやったんや。パスワードさえかかってへん。画面をロックする暇も、データを壊す暇もなく、連中はただ脱兎のごとく逃げ出したんや。

モニターが光ったままの司令部……これが何を意味するか分かるか? 士気が完全に崩壊したってことや。前線が逃げ、それを見た司令部が「うわ、次はワイらやんけ!」ってパニックになって逃げ出す。 書類も焼かん、機材も壊さん。コンピューターの中身は筒抜けや。機密データもインテリジェンスも、全部ロシアの手中に落ちたわけやな。

次は、グライパ(Guliai-Pole)や。英語で言えば「タンブルウィード(回転草)」の街。ここからザポリージャ市までは、遮るもんがない一本道の60キロや。 南側のウクライナ軍は必死に食い止めようとしとるけど、北側からロシア軍に回り込まれとる。このままやと、包囲されて全滅や。下がるか、死ぬか、二つに一つ。 ザポリージャ戦線がいつ完全に崩壊するかは、ロシアがどれだけ速く動くか次第やな。今は泥濘(ぬかるみ)で重機が動きにくいけど、ロシアは火力も、ミサイルも、ドローンも、装甲車も、全部において圧倒しとる。

ワイの予想やと、あと2、3ヶ月もあればザポリージャ戦線は粉砕される。ザポリージャ市自体が包囲されるやろうな。あそこは平地やし、ドニエプル川に架かる大きな橋が一つあるだけで、守るんはめちゃくちゃ難しい。

ドンバスももう終わりや。最後の強固な要塞地帯は消えた。今ウクライナ軍が必死に掘っとる塹壕なんて、ただの野原に急造したもんで、守る兵隊もおらん。 これまでウクライナがやった反攻作戦を振り返ってみ? 22年のハリコフ、23年のザポリージャ、そして24年のクルスク……回を追うごとに、規模がどんどんショボなっとる。 クルスクなんて、西側は大騒ぎしとったけど、州全体のたった10%をかじっただけや。 今の「大きな反撃」と言えばクピャンスクの西側やったけど、それももうロシア軍に突破されてしもた。

ドネツク州も、リマン(Lyman)が掃除されたら、スラビャンスク(Sloviansk)は北から包囲される。もうドンバスは詰んどるんや。 あとはスムィ、ハルキウ、ドニプロ……そしてポルタヴァがいつロシアの手におちるかという段階やな。スムィなんて、ロシアの前線からもう20キロもないんやで。

電力も止まっとる。この極寒の冬に、市民はもう街にはおれん。みんな逃げ出しとる。 でも、ロシアにとってそれは好都合なんや。市民がおらんようになれば、ウクライナ軍は人間を盾にして戦うことができんようになる。市街戦はもっとやりやすくなるからな。

グレン・ディーセン: せやな。グライパ(Guliai-Pole)で司令部があんな形で放り出されたんは、これから起こることの予兆やと思う。戦争が最終段階に入ると、第二次大戦末期のドイツみたいに、損害は一気に跳ね上がるもんや。

あんたが言うように、これは「連鎖反応(カスケード効果)」なんや。パニックが起きれば脱走兵が増えるし、徴兵もできんようになる。降伏する奴も増えるやろう。通信網はズタズタ、補給路もボロボロ。国際的な支援者も、「負け馬」に賭けたい奴はおらんから、どんどん手を引いていく。 どこに向かっとるかは目に見えとるのにな。

情けないんは、これだけ深刻な状況やのに、欧州がいまだに「ロシアと対話する」っていう姿勢を見せへんことや。電話一本くらいかけたらどないや? 事態が一日単位で激変しとるんやから、現場で誰かが交渉のプロセスに首を突っ込んでなあかんはずやのに。 結局、全部失った後で、ゼロから交渉を始めることになるんやろうな。ホンマに頭が痛いわ。

そこで、スタスに聞きたいんやけど、あんたはこの交渉における「アメリカの立場」をどない見とる? トランプはあっち行ったりこっち行ったりで有名やけど、今のアメリカのポジションは支離滅裂や。 そもそも、2008年にウクライナにNATO加盟の夢を見せて欧州をけしかけたんはアメリカやろ。2014年にヤヌコーヴィチを追い出したんも、ミンスク合意やイスタンブールでの和平交渉を裏でぶち壊したんもアメリカや。 今だって、アメリカの将軍が作戦を立て、ウクライナはCIAエージェントで溢れかえっとる。アメリカの武器を使い、アメリカのインテリジェンスが標的を決めて戦っとる。これはまごうことなき「アメリカ主導の代理戦争」なんや。

それやのに、トランプはその仲裁人(メディエーター)の面をしとる。 彼が「このままじゃ大惨事や」と本気で終わらせたがっとるのか、あるいは単に欧州に面倒を押し付けようとしとるだけなんか、どっちなんやろな? 仲裁するとか言いながら、ロシア経済を締め上げるためにインドに制裁をチラつかせたり、欧州がロシアの民間船を攻撃するのを無視したり、あるいは助けたりもしとる。

スタス、あんたは元米軍将校や。この「外交のサーカス」について、どないな解釈をしとる? 本気で終わらせる気があるなら、いつでもできるはずや。交渉のカードとしてロシアへの圧力を残したいんは分かるけど、トランプ政権になって1年も経つのに、いまだにアメリカがこの戦争を引っ張っとる。 一体、ワイらは何を見せられとるんや。

スタス: ええか、150年か200年後の歴史家が今の5年間を研究するんやったら、ワイは「モンティ・パイソンの空飛ぶサーカス」を全話一気見することを強く勧めるわ。今の状況は、あの番組のどのアホらしいエピソードよりも不条理(アブサード)なんやから。ニュースを見る前にモンティ・パイソンを見とけば、今の西側の支離滅裂っぷりが、まだ理解できるかもしれん。

まともな知能が半分でもあれば、今回の件で最大の標的の一つが「欧州連合(EU)」そのもんやったってことに気づくはずや。EUの破壊、それも「意図的な自滅」や。今まさにそれが起きてるんや。 EUはもう交渉なんてできへん。交渉能力が欠如しとるんや。あいつらが崩壊するまでやることは一つ、ますます「暴君」になっていくだけや。 真実を言うただけで、自国民やスイスの市民にまで制裁を課す。これのどこが民主主義やねん。

今の「EUソビエト連邦」の、選挙で選ばれたわけでもないポリトビューロー(政治局)……フォン・デア・ライエンとかあの辺の連中な。旧ソ連の政治局の方が、今の欧州委員会よりまだ民主的なプロセスで選ばれとったんちゃうか? あいつらはソ連の悪いところ(独裁的な支配)だけを真似して、良いところ(労働者の保護や医療)は全部捨て去った。自分らが君臨することだけに執着しとる。 フォン・デア・ライエンの周りにおる連中は、もうイデオロギーの塊や。魂を売ってもうて、大局的に物事を見る能力を失っとる。欧州がずっと「標的」にされてきたことにも気づかんとな。

第一次、第二次大戦の時、イギリスの狙いはドイツを潰すことだけやなかった。ドイツとロシアの両方を共倒れにさせるのがあいつらの「大きなゲーム」やったんや。 そして今、アメリカも同じゲームを演じとる。代理戦争の「黒幕」でありながら「支援者」でもあり、同時に「中立な仲裁者」のふりをする……モンティ・パイソンでもここまでのコメディは思いつかへんで。

トランプが「自分は中立や」とか言うとるけど、笑わせるな。軍事インテリジェンスを垂れ流し、武器も送り続けとる。ペンタゴンの予算には「ウクライナ用」の項目がしっかり残っとるし、追加予算なんていくらでも ad hoc(場当たり的)に通せるんや。 あいつらは単に「リスクヘッジ」をしとるだけや。トランプが何を言おうが、アメリカは「プロジェクト・ウクライナ」を捨ててへんし、世界覇権も諦めてへん。 ロシアのメディアの連中は、ワイがトランプに批判的なんを嫌がるけどな、「トランプになれば終わる」なんてお花畑な考えは捨てたほうがええ。これはただの「再編」や。あいつらはこれからも西半球を好き勝手に蹂躙し続けるつもりや。

ロシア側は、もうこんな「茶番」に付き合う気力も失せとるやろう。結局は戦場で決着がつくことになる。 EUについては、いくつかの国が「もうええわ、抜ける」と言い出すかもしれんな。でも、イギリスの時みたいに平和的に抜けさせてもらえるか? 今のEUはあの時よりずっと独裁的や。ハンガリーやスロバキアが抜けようとしたら、ブリュッセルの連中は必死で阻止するやろう。権力を手放したくないからな。

今のEUが自国民にしとる仕打ちを見てみ。制裁を食らえば、売ることも買うことも、プレゼントを受け取ることもできん。刑務所よりひどい「社会的な抹殺」や。 ソ連のグラーグ(収容所)がすぐそこまで来とるで。 「こいつら、ネットやポッドキャストでまだ喋っとるな。一箇所に集めて黙らせようか」……歴史上、何度も繰り返されてきた論理や。 EUはブレーキを踏む気なんてさらさらない。そんな意志は、今の連中には微塵も感じられへん。


グレン・ディーセン: アメリカがあらゆる側を演じるんは、今に始まったことやないな。1941年、トルーマンが大統領になる前にニューヨーク・タイムズで言うた言葉がある。「ドイツが勝っとるならロシアを助け、ロシアが勝っとるならドイツを助けよう。そうやって、できるだけ共倒れにさせればええ。両方が弱まれば、ワイらの勝ちや」……今の理屈もこれと全く同じや。

ノルドストリームを破壊するんもそうや。欧州を弱らせて、アメリカへの依存度を高め、従順にさせる。20年前、アメリカとEUのGDPはトントンやったのに、今は見る影もない。脱工業化が進む欧州の残骸は、補助金というエサでアメリカに吸い取られとる。 アメリカが煽った戦争のために、欧州は「アメリカの武器を買う特権」を与えられ、その見返りにバカ高いアメリカのエネルギーを買わされとる。おまけに、残った金はアメリカに投資しろというディールを、トランプのゴルフ場でサインさせられた。交渉のカード(レバレッジ)を失ったEUには、断る権利もなかったんやろうな。

トランプ自身が「EUは中国より質が悪い」と言うとるんやから、これは陰謀論でもなんでもない。 ただ、不思議なんは欧州の態度や。2008年、ブッシュがウクライナをNATOに入れようとした時、当時の欧州は必死に抵抗したはずや。「そんなんしたら戦争になる」ってメルケルも警告しとった。 そんで、案の定爆発した。今、戦争に負けとる。アメリカは「あ、これアカンわ」と察して、責任を欧州に押し付け、金を稼ぎながら逃げようとしとる。

それやのに、軌道修正ひとつせえへん。ホンマにショックやで。 スイス軍のジャック・ボー大佐への仕打ちを見てもそうや。彼は西側の一次ソースだけを使って、冷静に現実を分析しとっただけやのに、EUは彼を制裁した。旅行もできん、銀行口座も凍結や。NATOと一緒に仕事しとった大佐に対してやで。 闇が深すぎる。ワイにとって、これはEUという棺桶に打ち込まれた「最後のでっかい釘」や。自業自得やけどな。

スタス、あんたに聞きたい。なんでこんなことになっとるんや? 戦争に負けとるなら、今日より明日の方が条件は悪くなるに決まっとる。それやのに、なんであいつらはまだ戦争を長引かせようとしとるんや? 理解に苦しむわ。

スタス: 「欧州人」言うても、どこの誰かって話やな。 1億5千万人のロシア人(ロシアの欧州側)は、「戦場で白黒つけたるわ」って腹を括っとる。 一方で、1,800万か1,900万人ほど残っとるウクライナ人は、死ぬまで戦うっちゅう狂信的な奴らと、もうどないでもええから終わらせてくれっちゅう奴らに真っ二つや。

今のウクライナは、見事なまでの「三層構造」の戦争社会や。 一番下の層は、金がないから逃げられんと戦場で死んでいく。中間層は、金で徴兵を逃れて難民になり、安全な場所から「最後の一人まで戦え!」と叫ぶ「ネット愛国者」や。自分らは戦わんからな。 そして富裕層は、盗んだ金で欧州の高級リゾートで遊び歩いとる。フランス人のウェイターに「おい、飲み物持ってこい、ワイは金持ちのウクライナ人やぞ」ってな。自分らの国の連中が死んどる横で、ブランド品を買い漁っとるんや。救いようがないわ。

他の国はどうや? オーストリアはまだ好戦的やけど、次の選挙で保守派が勝てば、チェコやハンガリー、スロバキアの後に続いて「もう戦争はご免や」って抜けるやろうな。これはNATOにとっても大打撃や。 トルコもギリシャもブルガリアも、本気で戦う気なんてさらさらない。ルーマニアなんて、選挙を盗まれた(不正があった)って国民が怒っとるし、いつ革命が起きてもおかしくない。 イタリアも、もう崖っぷちやな。歴史的に、イタリアが最初に始めた側で戦争を終えたことなんて一度もないしな。 ワイがボスニアにおった時のジョークやけど、イタリア兵のパッチが「ベルクロ(マジックテープ)」なのは、いつでも陣営を切り替えられるようにや、なんて言われとったわ。

ドイツはもっと深刻やな。AfD(ドイツのための選択肢)が支持を伸ばしとるけど、残りの7割は、自分らが何に投票しとるか分かってへんのか、いまだに戦争を支持する政党に票を入れとる。これが問題なんや。

ブリュッセルの連中(EUの政治局)が、なんで和平を拒むか分かるか? もし平和になって、国境が確定して紛争が終わってもうたら、あいつらには何も残らへんからや。 経済は破綻し、インフラはボロボロ、社会は退廃しとる。そんなボロボロのEUを繋ぎ止めるための唯一の接着剤が「ロシアの脅威」なんや。「ロシアが攻めてくるぞ!」と言い続けなあかん。 もし平和になったら、「なんでワイらの生活をここまで壊したんや?」「なんで3週目には子供に食べさせるもんがなくなるんや?」って国民に突っ込まれる。今のイタリアの平均的な家庭は、月の3週目には「暖房をつけるか、飯を食うか」の選択を迫られとるんやで。

メローニ(イタリア首相)も、あんなにNATOのチアリーダーみたいに振る舞っといて、これから国民にどない説明するつもりやろな。貴重な機材を送り、イタリア人も、フランス人も、ポーランド人もドイツ人も、戦場で見殺しにした。そして経済を破綻させた。 結局、あいつらはカジノで「赤の5」に全財産ぶち込んで、外れた瞬間に「あ、これアカンわ、アメリカに逃げよ」ってトンズラするつもりやろうな。

今のEUが生き残る道は、もう「第三帝国の独裁」しかない。 グラーグ(収容所)やなくて、直球の「強制収容所」や。異論を唱える奴を完全に沈黙させる。 スイス軍の大佐だけやない。ドイツにおるトルコ系のジャーナリストや、スウェーデンのジャーナリストも、真実を言うただけで口座を凍結され、社会的に抹殺されとる。 イギリスなんて、もっと先を行っとるで。30年も議員をやってたジョージ・ギャロウェイが「拘束(detention)」された。逮捕やない、「拘束」や。弁護士も呼べんし、権利も何もない。国家のなすがままや。

EUにはもう、平和的な「出口戦略(オフランプ)」なんて残ってへん。 出口を選んだ瞬間に、自分らの権力も、利権も、名声も全部失うからな。あいつらは、自分らの地位を守るためなら、欧州全体を道連れにするつもりや。

グレン・ディーセン: スタス、あんたが言うたことは、これがゴールやなくて「始まり」に過ぎんっていうことやな。 思い返せば、言論弾圧や検閲が始まった時もそうやった。最初はアレックス・ジョーンズみたいな、極端なこと言う奴を「プラットフォームから追放(デプラットフォーム)」することから始まった。「検閲」やなくて「追放」っていう、もっともらしい言葉を使ってな。 みんな「一回きりの例外や」と思っとったけど、実際はパンドラの箱を開けただけやった。今やTwitter(X)やYouTubeから人が消えるんは日常茶飯事で、異議を申し立てる権利すらない。「新しい常態(ニューノーマル)」になってしもたんや。これが問題の解決をますます難しくしとる。

90年代の議論を覚えとるか? アメリカでも欧州でも、「ロシアを抜きにした欧州の安全保障なんてありえへん、そんなん進めたらまた衝突が起きるぞ」って心配しとる連中はおった。 ジョージ・ケナンが1998年に言うた通りや。「NATOを拡大すれば、いつかロシアが反撃してくる。そうなった時、こっちの連中は『ほら見ろ、ロシア人はやっぱり野蛮や』って言うんやろうな」……まさにその通りのことが起きとるやんか。

冷戦のロジックを復活させたせいで、ウクライナやモルドバ、ジョージアみたいな最前線の国が、とんでもない犠牲を払わされとる。外交を立て直さなあかんのに、今の欧州でこんな真っ当な意見を言うたら、中傷され、検閲され、キャンセルされ、最後にはジャック・ボー大佐みたいに制裁まで食らう。 これがアメリカの(欧州における)存在意義を失わせる次の一歩になるんやろうな。

……まあ、あまり明るい話やないけどな。 スタス、新年や正教会のクリスマスで忙しい時に、時間を作ってくれてありがとうな。

スタス: こちらこそ、ありがとう。 今年の干支(十二支)は何やったかな。馬か? 午年(うまどし)が、この3、4年の狂った欧州に、少しでも「正気」を運んでくれることを願うわ。 まあ、「最善を望みつつ、最悪に備える」やな。

BORZZIKMAN:プーチン邸への攻撃直後、キーウで人々の大移動が始まった

https://www.youtube.com/watch?v=VYdr8vgDKZI

真実を求める皆さん、ゼレンスキーとトランプの会談の最初の詳細がようやく出てきたで。パームビーチでの交渉で、キーウ政権のトップであるゼレンスキーは、米国に対して30年から50年間の安全保障を要求した。トランプが提示した「さらなる延長の可能性を込めた15年間」という安保保障案では、ウクライナ側は納得いかへんのやと。

さらに、このキーウの独裁者は、いわゆる「20項目の平和条約」を国民投票にかけるために、ロシアに一時停戦を合意させるよう米国に求めた。ただ、ゼレンスキー自身も認めとるように、ロシア側は国民投票や一時停戦に対してめちゃくちゃ否定的な姿勢や。ロシア側は、国民投票の準備のために戦闘を止めるという要求を拒否し続けとる。

2022年から、ロシアは一貫して「ドネツク、ザポリージャ、ヘルソン州の領土からウクライナ軍が完全に撤退せんと停戦はありえへん」と言うてきた。平和計画についても、まず二国間で承認した後に初めて国民投票にかけられるもんやと主張しとる。せやけど、今回の会談でもゼレンスキーは「ドンバスからの自発的な撤退はレッドライン」やと改めて強調した。これではロシアは一瞬の停戦にも応じへんし、残りの領土を軍事力だけで解放し続けることになるわな。あと、エネルギーインフラ復旧のためにロシアに賠償金を求めとることも、ロシア側をいらつかせとる。今の紛争は、ロシアが全目標を達成するまで終わらへんし、それは軍事力でしか成し遂げられへんことがはっきりしたわけや。

そんな中、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は、2025年12月の1ヶ月間で32の集落と700平方キロメートル以上の領土を解放したと公式に発表した。これは今年最高のアドバンス速度や。ポクロウシクとミルノグラードを解放したことで、ドネツク州の残りの地域からウクライナ軍が逃げ出すんはもう避けられへんと言うとる。

この24時間でもロシア軍は大きな成果を上げとる。12月30日の朝、「ドニエプル」軍集団のテプリンスキー司令官は、ザポリージャ州のルキャノフスコエを解放したと発表した。これでオリヒウにおるウクライナ軍のメインの補給路を断つことができるようになった。戦略的に重要なこの街の解放に向けて準備が始まったということやな。ドネツク方面でもヴォルノエの解放が確認された。ロシア軍はポクロウシクなどの大都市を落とした後、東部戦線を広げてドブリョポリエ方面へ向かって勢いよく進んどる。

一方、ラブロフ外相から衝撃的な発表があった。12月29日の夜、ウクライナがノヴゴロド州にあるプーチン大統領の別邸を91機のドローンでテロ攻撃したことを公式に認めたんや。防空システムがちゃんと動いて全部撃墜したけどな。この攻撃のすぐ後、プーチンとトランプが電話で話して、トランプはキーウの犯罪的行為を非難した。「キーウがこんな狂った真似をするとは思わんかった。トマホークを渡さんでホンマに良かったわ」とトランプは言うたそうや。プーチン大統領補佐官のウシャコフによれば、プーチンは「ウクライナは戦場で負けとるから国家テロに手を染め始めた、ロシアの交渉ポジションは見直すことになる」と警告したらしい。近いうちに厳しい報復があると言うとる。

12月30日の朝には、特派員のアレクサンドル・コツが、ロシア国防省の情報として「ウクライナへの壊滅的な一撃」を準備しとると伝えた。プーチンが言うとった「オレシニク」より強力な最新ミサイルを使う可能性がある。クレムリンはすでに破壊目標を承認済みや。

この動きを受けて、キーウでは外国の外交機関の連中が一斉に逃げ出し始めた。一般の市民も、ロシアの報復を恐れてキーウから離れようとしとる。トランプがプーチンの報復を止められへんことを願うばかりやな。ロシアはウクライナやそれを支援するEU、ロンドンに対して、テロ攻撃への厳しい罰を与えるべきや。力で恐怖を与えて初めて、ロシアの船やインフラ、将校を狙うような攻撃は止まるんやからな。


2025年12月30日火曜日

ゼロヘッジ:2025年12月30日

https://www.zerohedge.com/geopolitical/sunken-russian-ship-allegedly-carrier-nuclear-submarine-reactors-north-korea

沈没したロシア船、北朝鮮向けの原子力潜水艦用リアクターを積んどった?

海運業界誌の『ザ・マリティム・エグゼクティブ』が、スペインのメディア『ラ・ベルダ』の最新レポートを引用して報じよった。去年、スペイン南東の地中海沖で沈没したロシアの貨物船が、実は未申告の「VM-4SG型」原子力潜水艦用リアクター2基のコンポーネントを運んどったっていうんや。しかも、寄港先は北朝鮮を予定しとったらしい。

1. 「ウルサ・メジャー号」の不可解な最期

2024年12月、ロシアの貨物船「ウルサ・メジャー号」が、スペインとアルジェリアの間の海域で沈没した。原因は機関室での爆発やと言われとるけど、状況がめちゃくちゃ怪しい。船主側は「これはテロ行為や」と断言しとる。

スペイン当局が調べたところ、船尾に青いタールを被せて置いてあった物体は、燃料を装填する前の「海軍用原子炉のケーシング」である可能性が高いことが分かった。1つ約65トンもある代物や。捜査官はこれを、冷戦末期にロシアの弾道ミサイル原子力潜水艦(SSBN)フリートのために開発され、今も一部で現役の「VM-4SG」リアクターの部品やと特定したんや。

2. 船長の苦しい言い訳

船が突然沈んだ状況が怪しすぎたから、海事当局は乗組員への尋問を始めた。 ウルサ・メジャー号のイゴール・ウラジーミロヴィチ・アニシモフ船長は、最初こう説明しとった。 「積み荷は100個以上の空コンテナと、デッキにある2台の巨大なクローラークレーン、それにロシアの砕氷船プロジェクト向けの大きな部品が2つや。全部ウラジオストク行きや 。」

この「砕氷船の部品」って言われてたのが、船尾でブルーシートを被せられてた例の物体や。偵察機からの写真では、梱包や当て木を含めて20?25フィート(約6?7.5メートル)四方の大きさやった。 スペイン当局がその重さを約65トンと見積もったことで、異常に密度が高いことがバレたんやな。アニシモフ船長、さらに厳しく追及されたら「ちょっと考えさせてくれ」って言うて時間を稼いだ後、あろうことか「あれはただのマンホールの蓋や (・ω・)」って言い出しよったんや。

3. 北朝鮮への「戦略的債務」

『ラ・ベルダ』が確認した文書によると、スペインの捜査官は最終的に、この積み荷がソ連時代のVM-4SG原子力潜水艦用リアクターのケーシングやと特定した。

目的地について、スペイン当局は「北朝鮮の原子力潜水艦プログラム向けやったんちゃうか」と推測しとる。北朝鮮は最近、初の弾道ミサイル潜水艦を公開したところや。多くの分析官が、あの北朝鮮の新造艦はロシアからリアクター設計の技術支援を受けてるはずやし、場合によってはロシア製の完成品リアクターをそのまま組み込む可能性もあるって指摘しとった。

ロシアはな、ウクライナ東部で戦線を立て直すために、北朝鮮から大量の砲弾や弾薬を送ってもらったやろ? その「戦略的な借り」を、原子力潜水艦の技術で返そうとしとるっていうのが、今の見方や。

4. 「外からの爆発」という証拠

ウルサ・メジャー号が沈んだ原因は、どうやら「物理的な攻撃(キネティック)」やったみたいや。 船主の話では、3回の爆発があって、船体の外板には20インチ(約50センチ)の穴が開いとったらしい。船長も、その穴の端っこが「内側に向かって曲がっとった」ことを認めよった。この損傷の形は、船体の外側で爆発が起きた時に特有のもんや。つまり、誰かが外から攻撃して沈めたってことや。

結論

このレポートが出た数日前、北朝鮮は「初の原子力潜水艦」とされる新しい画像を公開しよった。これはこの地域におけるアメリカの海軍支配に対する直接の挑戦やとアピールしとる。

もし、ウルサ・メジャー号が本当に「攻撃」されて沈んだんやとしたら、残る未解決の疑問はただ一つや。 「一体誰が、どこの権限でその攻撃を実行したんか?」 ……っていうことやな。

https://www.zerohedge.com/military/chinese-cargo-ship-converted-concealable-missile-destroyer

中国の貨物船が「隠密ミサイル駆逐艦」に改造されとる!

コンテナ船や民間トラックみたいな輸送プラットフォームの中に、ミサイルやロケット砲のランチャー、それに自爆ドローン(徘徊型兵器)の群れを隠す。これ、非対称戦争の世界では昔からあるし、よう知られた戦術や。

これまでも、いろんな「隠密ミサイルシステム」が目撃されてきた。

民間トラックの中に隠されたヘルファイア・ミサイル。

「普通の」輸送コンテナに化けたミサイルシステムを受け取るウクライナ。

「中国が世界中のコンテナ船にミサイルを隠しとるんちゃうか」っていう膨らみ続ける恐怖。

戦争の歴史の「転換点」になったウクライナのドローン群攻撃。

そして今回、軍事専門サイト『ザ・ウォーゾーン(TWZ)』が今週出したレポートで、最新の事例が明らかになった。中国の民間貨物船が、コンテナ型兵器とハイテクセンサーを積み込んだ「重武装艦」に改造されとるのが確認されたんや。

TWZのタイラー・ロゴウェイはこう書いとる。 「中型の貨物船が、コンテナ化された垂直発射装置(VLS)やセンサー、自己防衛システムでパンパンになっとる。メッセージは明確や。中国は、自国の巨大な民間船団をただの輸送手段やなくて、『アーセナル・シップ(兵器庫艦)』に変えられるし、実際に変えるつもりや、ということを知らしめとるんや 。」

ロゴウェイが指摘した中で一番ビビる特徴は、デッキがコンテナ型のVLSモジュールで埋め尽くされてることや。推定で60セルの大型発射用セルがある。これ、アメリカのアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦のミサイル積載量の約3分の2に相当するんやで。つまり、この船一隻で多目的な作戦がこなせるってことや。

ワシらは昔から、「武装したコンテナ船」は信頼性の高い非対称な脅威やと指摘してきた……(・ω・)

……トランプ大統領の「砲艦外交」がベネズエラやキューバの政権を揺さぶり、カリブ海での緊張が高まる中で、北京(中国政府)はすでにカリブ海を舞台にした戦争シミュレーションをやってるという報告もある。

今、最大の疑問はこれや。 「中国はすでに、こういうVLSモジュールを積んだ船を一体何隻用意しとるんや?」 ……っていうことやな。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/russia-deploys-entire-fleet-nuclear-icebreakers-arctic

ロシア、原子力砕氷艦隊を北極海に全艦投入!

ロシアがな、自慢の原子力砕氷艦8隻すべてを同時に展開するという、これまでにない強硬手段に出よった。オビ湾やエニセイ湾の重要航路を冬の間もこじ開けて、輸出ターミナルへのアクセスを確保するためや。

これは西側諸国への明確なサインや。「お前らがどんだけ制裁しても、ロシアは一年中北極海で船を動かして、資源で稼ぎ続けるぞ」とな。

1. マリン・トラフィックが捉えた「異常事態」

船舶追跡サイトの『マリン・トラフィック』が今週報じたところによると、 「ロシアは北極の輸出ルートを維持するため、8隻すべての原子力砕氷艦を投入した」とのことや。

12月14日以降、オビ湾では**「タイミール」「ヤマル」「アルクティカ」「ヤクチヤ」「シビル」「50・レト・ポベディ(勝利の50周年)」の6隻が活動中。ヤマルLNGとかの重要施設を支えとる。 一方で、エニセイ湾には「ウラル」と「ヴァイガチ」**が投入されて、シベリア奥地の工業地帯への道を切り拓いとるんや。

2. 「プロジェクト22220」という新世代の力

海事ニュースサイトの『gCaptain』は、この展開がいかに異常かを解説しとる。 今回、ロシアの最新鋭「プロジェクト22220(アルクティカ級)」4隻が、初めて勢揃いしたんや。 「アルクティカ」「ウラル」「シビル」「ヤクチヤ」……この4つがロシアの核動力砕氷能力の未来を背負っとる。パワーも効率も桁違いで、深い海だけやなくて、バラスト調整で浅い沿岸部でも動ける優れもんやな。

3. まだまだ増える「鋼鉄の怪物」

ロシアの野望はこれだけやない。

追加の3隻:アルクティカ級の同型艦「チュコトカ」「レニングラード」「スターリングラード」が現在建設中。それぞれ2026年、2028年、2030年に就役予定や。これでアルクティカ級は合計7隻になる計算やな。制裁で遅れは出とるけど、着実に進んどる。

超大型艦「ロシア」:リーダー級と呼ばれる、さらに巨大な砕氷艦「ロシア」も2030年頃の完成を目指しとる。今はまだ30%くらいの完成度らしいけど、これができれば北極海航路の「通年航行」が完全に現実味を帯びてくるわ。

結論

要するにや。ロシアの輸出システムは西側からキツい制裁を食らっとる。もしウクライナとの和平交渉に応じへんかったら、さらなる制裁を課すと脅されとる状況や。

でも、この砕氷艦隊の全艦投入は、ブリュッセル(EU)やワシントンへの回答やな。 「お前らが好きだろうが嫌いだろうが、北極のエネルギーは流れ続ける。ワシらは止まらんぞ」 ……っていう、プーチンからの挑戦状みたいなもんや。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/first-ever-ukrainian-attack-russian-shadow-fleet-oil-tanker-mediterranean-sea

ウクライナ、地中海でロシアの「影の艦隊」を初攻撃!

リビア沖でロシア関連の石油タンカーが攻撃されたのを受けて、ウクライナが「かつてない、新しい特殊作戦や」と気勢を上げとる。言うまでもなく、この海域はウクライナがロシア軍と戦っとる場所からは、めちゃくちゃ遠く離れた場所や。

国際的な報道によると、ウクライナ保安庁(SBU)の当局者が「SBUは地中海にドローンを投入し、ロシアが使っとるいわゆる『影の艦隊』のタンカーを叩いた」と明かしとる。

これは、自国の国境から約1,250マイル(2,000km)も離れた場所で、空中ドローンを使ってロシアの「影の艦隊」を攻撃した、初めての事例になるわけや。

そんな遠く離れた場所でどうやって作戦を実行したんか、細かい詳細は一切明かされてへん。ただ、幸いなことに、攻撃を受けた時その船は空っぽやったみたいで、環境災害が起きる心配はないとのことや。

損傷したタンカーはオマーン船籍の「ケンディル(Qendil)」やと特定された。ドローンがデッキを直撃した後、立て続けに爆発が起きたらしいわ。

SBUはBBCを含むいくつかの西側メディアに、攻撃の映像を公開しよった。 BBCの検証によると、ビデオに映っとる船の形は「ケンディル」の写真と一致しとるし、Googleの画像検索でもこれが新しい映像やということが確認されとる。

「ケンディル」が発信しとる位置データでは、数時間前にはギリシャのクレタ島から南西に96海里の地点におった。船舶追跡ツールの『マリン・トラフィック』によると、このタンカーは12月16日にスエズ運河から地中海に入ったところやったんや。

ウクライナ側は「SBUが初めて、地中海の公海上でロシアの『影の艦隊』のタンカーを仕留めたぞ」と鼻高々にアピールしとる。

この攻撃は、ロシアの黒海にある重要拠点に停泊しとった「キロ級潜水艦」を、水中ドローンでロシアの防御網をあっさりくぐり抜けてぶっ叩いた件に続くもんや。ウクライナは東部の前線では領土を失い続けてるけど、こういう「非正規戦」の作戦能力はどんどん上がっとる。

……もっとも、これが戦況そのものを変えることにはならんのやけどな。

https://www.zerohedge.com/geopolitical/uniformed-armed-guards-spotted-russian-shadow-fleet-vessels-europe

欧州沖のロシア「影の艦隊」に軍服姿の武装警備員が出現!

アメリカや欧州の連中が、ロシアの石油やガスを運んどる「影の艦隊」に対して新しい制裁や実力行使をチラつかせとる。そんな中でロシアがさらに「賭け金」を吊り上げてきよった。

スウェーデン海軍が水曜日に発表したところによると、バルト海の主要航路をいくロシア関連の船に、軍服を着た武装した連中が乗っとるのが確認されたらしい。

1. 欧州の「臨検」に対するロシアの回答

北欧沖を走っとるロシア関連のタンカーは、最近欧州当局から「停止命令」とか「乗り込み(臨検)」を受けるリスクにさらされとった。実際、ここ2年の間に海底ケーブルの切断やらサボタージュの疑いで、当局が動いたケースもあったしな。

スウェーデン海軍の作戦部長、マルコ・ペトコビッチ代将は、「あのタンカーにおる連中は、おそらく民間軍事会社(PMC)の人間やろう」と言うとる。

さらに、バルト海やフィンランド湾ではロシア海軍の動きが「より恒常的で、より目立つ」ようになっとる。軍艦のパトロールがもう日常茶飯事や。 「ロシア海軍はバルト海のあちこちに陣取って、この『影の艦隊』をサポートしとるように見える 。」とな。

2. 「マンホールの蓋」どころの話やない

ただ、冷静に考えたらやな。タンカーに武装警備員が乗っとるの自体は、珍しいことやない。アフリカ東海岸の海賊対策なんかでは、どの国もやっとることや。

でもスウェーデンに言わせれば、欧州の海域、しかも「制裁逃れの怪しいタンカー」にロシアの武装人員がおるっていうのは、これまでとは違う「新しい挑発行為」やということや。

ロシアは海外の資産や人員を守るために、よく民間コントラクター(傭兵)を派遣する。アメリカや欧州の連中がやっとるのと一緒やな。

結論:高まる差し押さえのリスク

今、ワシントン(米政府)はロシアのエネルギーや海運に対して、さらなる追加制裁を検討しとる。タンカーや積み荷が差し押さえられるリスクがどんどん高まっとるわけや。

そら、モスクワ(ロシア政府)にしてみれば、船の警備をガチガチに固める「正当な理由」があるっていう話になるわな。

ダニー・ハイフォン:トランプ・ゼレンスキーの茶番を粉砕する「キンジャール」の衝撃 ロシアがすべてを支配しとる

https://www.youtube.com/watch?v=kLczimneqPk

ウクライナの状況はな、「悪い」から「最悪」に変わった。最近のゼレンスキーとドナルド・トランプの会談? あんなん何の役にも立たんかったわ。ロシアが完全にコントロールしとるんや。戦場だけやない、この戦争の語られ方(ナラティブ)そのものをな。

会談が始まる前から、ウクライナにとっても、そして実はトランプにとっても、状況はめちゃくちゃ悪かったんや。トランプ政権はな、自分らが仲裁役で、すべてをコントロールしとるような顔しとるけど、現実は真逆や。

1. プーチンの「警告」と戦闘服

まずこれを見てみ。プーチンが最近、戦闘服(迷彩服)を着て将軍たちと会合しとる映像が流れた。これに西側のエリートやメディアはパニックや。12月28日のトランプ・ゼレンスキー会談を前に、プーチンははっきり警告したんや。

「ウクライナ軍が今占領しとる領土から撤退することへの関心は、もう事実上ゼロや」とな。

つまり、ロシアは一歩も引かん。それどころか、トランプとプーチンの電話会談で、両者は「一時的な停戦」やなくて「永続的な平和」を追求することで合意した。ええか、この「永続的な平和」っていうのは、ロシアが突きつけてる条件そのものや。ロシアに都合のええ形での終結、それがロシアの言う「平和」なんや。トランプは電話でプーチンの言い分に「理解」を示してしもたんやな。

2. 空からの地獄:史上最大級の攻撃

会談の直前、ロシアはここ数ヶ月で最大級の夜間攻撃を仕掛けよった。ドローン500機、ミサイル40発。その中にはあの極超音速ミサイル「キンジャール」も含まれとる。 クリスマス明けの週末、キエフの発電所や住宅街がボコボコにされた。プーチンが言う通り、前線の状況は悪くなる一方や。ロシアは毎日、あるいは一日おきに数百のドローンと数十のミサイルでウクライナのエネルギー部門を叩き潰しとる。戦うためのエネルギーも装備も、供給できんようにしとるんや。

3. マー・ア・ラゴの「お通夜」状態

さて、マー・ア・ラゴでの会談や。記者会見でのゼレンスキーの顔を見てみ。自信のかけらもない、絶望した顔や。トランプはな、この紛争から手を洗いたがっとる。そのために、ロシアの主張を繰り返して、今の勢いがある方(つまりロシア)に加担しとるんや。

記者から「ロシアの攻撃は、プーチンが平和に真剣やない証拠ちゃうか?」って聞かれたトランプは何て答えたと思う? 「いや、彼はめちゃくちゃ真剣や」やで。 さらに、「ウクライナもロシアを攻撃しとる。コンゴから飛んできたわけやないし、アメリカからでもない。ウクライナからやろ」とか言い出しよった。

ゼレンスキーの顔が引きつっとるのが分かるか? トランプは「中立」を装いながら、実際は勝者であるロシアの方へ、外交的にもパブリック・リレーションズ的にもヘッジ(保険)をかけてるんや。これはウクライナにとって「終わりの始まり」を意味するdire straits(深刻な窮地)やな。

4. 「停戦」を拒否するトランプ

トランプは、一時的な停戦(シースファイア)はせえへんとはっきり言うた。 「プーチンは、一度止まってまた戦いが始まるのを嫌がっとる。その立場は理解できる。ワシは平和の側、戦争を止める側や」とな。 これ、トランプがロシアの立場を矮小化して伝えとるけど、要するに「停戦はウクライナが再武装するための時間稼ぎに利用されるだけや」っていうロシアの懸念を、トランプが代弁しとるんや。もしロシアが負けてるんなら、トランプはこんなこと言わへん。ロシアが勝っとるからこそ、トランプはロシアの言い分を丸呑みしとるんや。

5. 衝撃の「ロシアが再建を助ける」発言

一番ひっくり返りそうになったのはこれや。記者が「戦後のウクライナ再建にロシアはどう責任を持つんや?」って聞いたら、トランプはこう答えよった。 「あいつら(ロシア)が助けてくれる。ロシアはウクライナの成功を望んどるんや。プーチンは寛大やで。エネルギーや電気を安く供給するって言うとったわ」

これ聞いた時のゼレンスキーのボディランゲージを見てみ。トランプを横目で見て、鼻で笑っとるやろ。記者たちの前でトランプを小馬鹿にしとるんや。普通、アメリカの「プロキシ(代理人)」が、金を払ってくれてる「飼い主」の前でこんな態度は取らへん。でも、それだけウクライナが絶望的な状況やってことや。

ゼレンスキーはトランプを必要としとるけど、トランプは「ロシアが勝つ」という現実から逃げられへん。ゼレンスキーは今、自暴自棄になっとる。アメリカはこの紛争を終わらせるカードを握っとるけど、トランプ政権の周りには、ディープステートやら軍需産業やらウォール街の連中がうじゃうじゃおる。あいつらは戦争で儲け続けたいんや。

6. リンゼー・グラハムの正体

トランプの味方のふりした敵、リンゼー・グラハム。あいつがゼレンスキーに昔言うた言葉が、ワシントンの本心を象徴しとる。 「ロシア人が死んどる。これこそが、ワシらが今まで使った金の中で最高の使い道や(The best money we've ever spent)」 これが本音や。でも、そのシナリオももう崩壊しとる。ロシア軍の勢いは止まらん。ドネツク全域の解放も近いし、キエフへの空爆も激しさを増しとる。

結論:トランプの「手洗い」

トランプは何をしようとしとるんか? 彼はな、この紛争から「手を洗いたい」だけや。中間選挙も近いし、有権者はもうウクライナに飽きとる。 トランプ政権は「平和合意まであと90%や」とか言うとるけど、ペスコフ(ロシア報道官)が言う通り、その残りの部分は「ロシアに有利な条件、特別軍事作戦の目的達成」で埋められることになる。

ウクライナにはもう3年も時間は残されてへん。ゼレンスキーのあの絶望的な表情、キエフへの猛攻、戦場での敗北。これらは3年経つよりずっと前に、取り返しのつかん危機をキエフ政権にもたらすやろう。

トランプは「平和の使者」なんかやない。崩壊しつつある不安定な「帝国」をなんとかやりくりしようとしとるだけや。トランプの外交政策は、中国、台湾、ガザ、ベネズエラ、全方面でボロボロや。国内経済も最悪で、10万ドル稼いでる奴ですら家も買えず、子供も作れん悲惨な生活をしとる。

このシステム全体が、どこかで「敗北」を認めん限り、方向転換はできへん。トランプは今、その「敗北」の淵におる。 ロシアの軍事的勝利はもう90%まできとる。トランプがどれだけ詳細をいじくって「西側に受け入れやすい形」に整えようとしても、現実は変わらん。

バイデンも、1期目のトランプも、オバマも、みんな「F around and find out(調子に乗って手を出して、痛い目を見る)」をやってきた。そして今、トランプ政権は「終わった」という現実を見つけ(find out)てしもたんや。 トランプは今、墓場の横で「自分は怖くない」って強がりながら口笛を吹いとるだけや。死体(ウクライナ)の残骸を埋める時が来たんやな。

ジョン・ミアシャイマー:カリブとペルシャ湾の「略奪合戦」

https://www.youtube.com/watch?v=QBwIhV2uv2E

今、ペルシャ湾とカリブ海で目撃しとることはな、燃料の密輸とか制裁の執行なんて話やない。パワーや。剥き出しのパワーの話なんや。法律用語やら国際法がどうのっていう主張を全部ひっぺがしたら、そこにあるのは、世界で最も戦略的な急所の一つで繰り広げられてる、古典的な大国間競争そのものや。

何が起きてるか説明したるわ。イランがペルシャ湾でまた石油タンカーを差し押さえよった。イラン革命防衛隊(IRGC)は「燃料密輸を止めるためや」言うとる。一方でアメリカは、カリブ海でベネズエラの石油を運んでる「影の艦隊」のタンカーを阻止しよった。ワシントンは「制裁の執行や」言い、ベネズエラはそれを「海賊行為」と呼び、イランは「アメリカの無法地帯や」と言うとる。

けどな、ここで理解せなあかんのは、両者が「アナーキー(無政府状態)」な国際システムの中で、まさに期待通りの行動をとっとるっていうことや。アナーキー言うても、別にカオス(混乱)って意味ちゃうで。「国家の上に、ルールを強制できる高い権威がおらん」ってことや。世界政府もなければ、実力行使できる世界警察もおらんのや。

ワシの見立てでは、国家っていうのは「セルフヘルプ(自力更生)」のシステムの中に存在しとる。誰も助けてくれへんから、自分の安全は自分で守らなあかん。これがワシの言う「安全保障のジレンマ」を生むんや。イランがホルムズ海峡をコントロールしたり、自分の利益を脅かす船を差し押さえたりして、自分の安全を高めようとすると、アメリカはそれを「脅威」と見なす。アメリカが自分の好みを押し付けるために、ベネズエラのタンカーを阻止したりすると、イランはそれを「脅威」と見なすんや。

どっちも「合法や」と主張し、国際法を持ち出す。けど、リアリスト(現実主義者)の視点から見れば、国際法なんてのは大体において「パワーの配分」を反映してるだけに過ぎん。強い奴がルールを書き、自分らの利益に合う時にそれを執行するんや。

地理の話もしよか。地理っていうのは国際政治において、ものすごーく重要なんや。ホルムズ海峡は一番狭いところでたった21マイル(約34km)しかない。世界の石油の20%がそこを通るんや。これがイランにえげつないレバレッジ(テコ)を与えとる。いわゆる「戦略的急所(チョークポイント)」や。比較的弱い勢力でも、はるかに強い勢力に対してコストを押し付けられる場所なんや。イランもアメリカも、見てる奴ら全員がそれを分かっとる。

イランが湾内でタンカーを差し押さえるのは、メッセージを送っとるんや。「この水路へのアクセスを握っとるのはワシらやぞ。その気になれば、世界のエネルギー市場をぶち壊せるんやぞ。あんまり追い込むなよ」ってな。これは古典的な「強制外交」や。イランにはアメリカの空母艦隊や航空戦力に正面から立ち向かう通常兵器の力はない。けど、そんなん必要ないねん。アメリカが行動するコストを跳ね上げるだけの「不確実性」と「リスク」を作り出せば、それで十分なんや。

なんでベネズエラがこの話に出てくるか? それはアメリカがベネズエラに対して「制裁執行」とかいうもんをやってるからや。でも、イランやベネズエラの視点から見れば、これは「圧倒的な力を持つアメリカが、小国に条件を押し付けてる」ようにしか見えん。イランとベネズエラは自然とパートナーになったんや。別に思想が同じやからやない。「敵が同じ」やからや。どっちもアメリカの圧力の標的やし、どっちもアメリカの制裁に抗って石油を売りたい産油国や。

これは古典的な「勢力均衡(バランス・オブ・パワー)」の行動やな。強力な敵に直面したら、意外な相手であっても味方を探すもんや。アメリカはこのパートナーシップを脅威やと思っとる。ベネズエラは、ワシントンが自分の勢力圏やと思ってるラテンアメリカにイランの足場を与え、イランはベネズエラに技術支援とアメリカへの抵抗モデルを与えとる。

両者とも自分の行動を法律用語で包み隠しとる。イランは密輸対策やと言い、アメリカは制裁執行と国際法を語る。けどはっきり言わせてもらうで。国際法なんてのは、国家の行動を縛るにはあまりにも弱い制約なんや。特に、核心的な安全保障上の利益がかかってる時はな。アメリカが一方的な制裁に基づいて、公海上でベネズエラの石油を運ぶ船を合法的に没収できるんか? イランは「ノー」、アメリカは「イエス」と言う。どっちが正しい?

リアリストの視点から言えば、それは問い方が間違っとる。正しい問いは「どっちが自分の解釈を強制するパワーを持っとるか」や。で、今はアメリカの方がイランより剥き出しのパワーを持っとる。でもな、パワーっていうのは軍事力だけの話やない。「覚悟」や「コストを負う意志」、そして「地理」の問題でもある。イランはアメリカみたいにカリブ海にパワーを投影できへんけど、アメリカもペルシャ湾では本物の制約に直面しとるんや。

ホルムズ海峡でイランに対して軍事行動を起こせば、ほぼ確実に原油価格は跳ね上がり、世界のサプライチェーンは崩壊し、地域の他の勢力も引きずり込まれる。超大国にとっても、これは洒落にならんコストや。ワシが今の状況で心配しとるのは、両者が「エスカレーションの階段」を登っとるのに、どっちもはっきりした「降り場(オフランプ)」を持ってへんことや。

アメリカは制裁でイランとベネズエラを圧迫し続け、イランはタンカーを差し押さえて航行を妨害する能力を見せつける。アメリカは湾内の海軍を増やさなあかんと感じ、イランはさらに差し押さえを増やすか、インフラを攻撃して応じる。どこで終わるんや? ワシの大国政治の研究では、こういう「目には目を」のエスカレーションはめちゃくちゃ危険なんや。

どっちの側も、自分は「相応の対応をしてるだけや」と信じとる。どっちの側も「相手が先に始めたんや」と信じとる。そして、どっちの側も「ここで引いたら信用を失う、そんな余裕はない」と信じとる。こうやって、意図せぬ戦争っていうのは起きるんや。誰も戦争なんかしたないのに、「安全保障のジレンマ」の論理と「信用の維持」の必要性が、国家を対決へと突き動かしてまうんや。

もう一人のプレイヤーの話もしとかなあかんな。中国や。中国はアメリカの制裁を無視して、ベネズエラの石油を喜んで買っとる。これは重大なことやで。ベネズエラに「代替市場」があるってことは、アメリカのレバレッジが減るってことや。それと同時に、中国が西半球でのアメリカの支配に事実上挑戦しとるってことでもある。

リアリストの視点から見れば、これは完璧に理に適った話や。中国は「昇り龍(新興大国)」で、アメリカは「既存の覇権国」や。新興大国はいつだって既存の秩序に挑戦するもんや。覇権国がどこまで許容するか、その限界をテストするんや。ベネズエラを支援し、イランと正常な関係を保つことで、中国はいくつものことを同時にやっとる。自国経済のためのエネルギー確保、アメリカの覇権に反対する国々との関係構築、そして他の国々に「アメリカの圧力に屈せんでも、別の選択肢があるんやぞ」と見せつけること。これこそが大国間競争の現場や。

アメリカは自分の好みが世界の結果を形作る「一極世界」を望み、中国は他の中央大国がそれぞれの勢力圏を持つ「多極世界」を望んどる。イランとベネズエラはその板挟みになっとるか、正確に言えば、その対立するビジョンの隙間を利用しとるんや。イランの役人が、欧州の役人もアメリカの行動に懸念を示してるって言うとったけど、これは興味深いし、重要なことかもしれん。欧州は国際貿易と航行の自由に大きく依存しとるからな。欧州諸国は、たとえイランやベネズエラが嫌いやったとしても、既存の規範をぶち壊すアメリカの一方的な行動には基本的に不快感を持っとる。

でも、欧州にとっての最大の問題は、自分らの好みを強制できるだけの「軍事力」がないことや。懸念を表明したり、外交的に抗議したりはできるけど、アメリカやイラン、中国の行動を根本的に変えることはできへん。これが、今の国際システムの現実を映し出しとる。今は「一極体制」が衰退し、「多極体制」へと向かってる移行期なんや。まだそこには到達してへんけど、この状況が不安定さと不確実性を生んどるんや。

ほな、これから先、何が期待できるか? 第一に、どっちの側も引くことはないやろうな。アメリカは制裁を外交政策の核心的なツールやと考えとる。ここで引いたら「弱さ」を見せることになり、他の国々もアメリカの好みに挑戦し始めるやろう。イランは、アメリカの圧力への抵抗を自国の安全と主権に不可欠やと考えとる。ここで引いたら、もっと強い圧力を受けるだけやからな。

第二に、このタンカー差し押さえみたいな事件はもっと増えるやろう。両者は探り合っとるんや。限界をテストしとるんや。どこまでやったら許されるか、何をやったら自分らが手に負えんレスポンスを引き出してしまうか、それを見極めようとしとる。

第三に、計算違いのリスクは本物や。どっちの側も全面戦争なんて望んでへん。アメリカとイランの戦争は、最終的にアメリカが軍事的に勝つとしても、両者にとって壊滅的なものになる。でも戦争っていうのは、誰かが望んで始まるもんやない。計算違いや、事故や、相手の「レッドライン」を読み間違えることで始まるんや。

もし大きな衝突を引き起こす火種があるとしたら、それはホルムズ海峡や。イランは過去に「自分が石油を輸出できへんのやったら、この地域の誰にも石油を輸出させへんぞ」と示唆しとる。これ、口先だけの脅しちゃうで。イランには海峡に機雷を撒いたり、小型ボートの群れを使ったり、対艦ミサイルを配備したりする能力がある。海峡を永久に閉鎖することはできへん。アメリカの軍事力がいずれ再開させるやろう。でも、原油価格を爆上げさせ、世界的な経済危機を引き起こすのに十分な期間、閉鎖することは可能なんや。

イランはホンマにそんなことするんか? それは彼らがどれだけ脅威を感じるかによるな。もしアメリカが政権転覆を狙っとるとか、制裁で国内が不安定になるほど経済が絞め殺されとると感じたら、何もしないコストより、エスカレーションするコストの方がマシやと考え始めるやろう。これが、国家を隅っこに追い込むことの危険性や。ええ選択肢を奪われたら、彼らは「最悪」の中からマシなもんを選び始めるんや。

ちょっと立ち止まって、もっと広いパターンを見てみ。同じようなダイナミクスがいろんな地域で起きとるやろ? 南シナ海では、中国が自分の領海やと主張する場所をコントロールしようとし、アメリカは「航行の自由作戦」をやる。黒海では、ロシアがウクライナの穀物輸出を妨害し、NATOのプレゼンスに挑戦する。ペルシャ湾では、イランがタンカーを差し押さえ、アメリカが制裁違反者を阻止する。これら全ての共通点は何や? 全部、戦略的水路をめぐる競争や。全部、アメリカの支配への挑戦や。そして全部、新興勢力や地域勢力が「アメリカはホンマに自分が掲げてるルールを執行する気があるんか?」をテストしとるんやな。

これこそが「一極」から「多極」への移行期の姿や。メチャクチャで、危なっかしい。これがこれから何年も、おそらく何十年も続く。制裁の問題についてもはっきり言っとくわ。これが今の状況の核心やからな。アメリカは冷戦終結後、特に9.11以降、制裁を外交の主要なツールとして使ってきた。ワシントンは、軍事力を使わんでも相手を罰し、行動を変えさせられると信じとる。

でもな、そこに問題があるんや。制裁っていうのは「全員が協力した時」にしか効かへんのや。中国が制裁を無視して石油を買ったり、他の国々がいろんな回避策でイランと貿易を続けたりしたら、制裁の効果はガタ落ちや。それどころか、強引すぎる制裁は、各国に「アメリカ支配下の金融システムに代わるもんを作らなあかん」と思わせてまう。中国の元(ユアン)の国際化や、ロシアやイランの自国通貨決済、BRICSの代替決済システム……。長期的には、アメリカの強引な制裁が、世界の準備通貨としてのドルの役割をぶち壊してまうかもしれん。それはアメリカのパワーの決定的な衰退を意味するんや。

ええか、イサヴぉ。国際政治っていうのは、究極的には「パワー」の話なんや。正義でも、法律でも、道徳的な原則でもない。パワーや。国家は、やれることは何でもやる。他国のパワーによって抑え込まれるか、行動のコストが見合わなくなるまでな。アメリカが船を没収するのは、そうするだけの海軍力があって、安全保障上の利益に必要やと思っとるからや。イランが船を捕まえるのは、ホルムズ海峡へのアクセスを握ってて、安全保障上の利益に必要やと思っとるからや。どっちも法律を持ち出し、正当性を主張するけど、そんなパワーも動機もなかったら、どっちもこんなことしてへん。

道徳や法律が無意味や言うてるんやないで。国内政治や、同盟を組んだり、正当性を維持したりするのには役立つ。でも、大国間競争の根本的な論理を変えるもんやない。ワシは何年も前から「大国間競争が激化するぞ」と言い続けてきたけど、この湾岸の状況はそのトレンドの現れの一つや。アメリカは唯一の覇権国としての地位を守りたい。中国はアジアの覇権を握り、世界的なプレイヤーになりたい。ロシアは大国としての地位を取り戻したい。イランみたいな地域勢力は、自分の縄張りでもっと自律性と影響力を持ちたい。

これらのゴールは、根本的に「両立せえへん」のや。全部を同時に達成することはできへん。つまり、衝突が起きるってことや。軍事的な衝突とは限らんけど(その可能性は常にあるが)、経済的、外交的、そして地政学的な衝突は避けられん。今見てるタンカーの差し押さえは、その大きな競争の中の「小競り合い」やな。イランにとっては、アメリカの圧力に押し返し、覚悟を見せつけ、コストを負わせ、自分はなめられへんぞと示すための、比較的低コストなやり方なんや。

もし「アメリカはどうすべきか」と聞かれたら……これ、議論を呼ぶやろうけど、ワシントンは制裁や圧力で何が達成できるかについて、もっと「現実的」にならなあかんと思う。経済的な圧迫でイランやベネズエラの政権を崩壊させるっていう目標は、うまくいってへん。あいつらは多くの人が予想してたよりもしぶといんや。これ以上圧力を強めることは、望んだ政治的変化が得られんまま、衝突のリスクだけを高めることになる。

戦略的な視点から、アメリカは自問せなあかん。「ペルシャ湾におけるワシらの死活的利益(バイタル・インタレスト)は何や?」ってな。イランのレジーム・チェンジ(政権交代)か? それとも、イランに核を持たさんことと、エネルギー供給のための航行の自由を守ることか? もし後者やったら、「モドゥス・ヴィヴェンディ(暫定協定)」を結ぶ余地はある。どっちも100%満足はせんけど、壊滅的な衝突は避ける、っていう妥協や。イランは政権を維持して制裁緩和を少し受け、アメリカは海軍のアクセスを維持してイランに核をあきらめさせる。そうなるかは分からんけど、純粋に戦略的な観点から言えば、終わりのないエスカレーションはどっちの長期的利益にもならんのや。

でもな、もっと深い問題がある。たとえ両方のリーダーが緊張を緩めたいと思っても、国際システムの「構造」が彼らを競争へと突き動かすんや。イランは、カダフィが武器を捨てた後にどうなったか見とる。西側の支援を受けた連中に引きずり降ろされたやろ。ウクライナが核を捨てた後にどうなったかも見とる。ロシアに侵略されたやろ。イランが導き出す教訓は「抑止力は絶対に捨てるな。大国の安全保障なんて信じるな。常に敵にコストを負わせる能力を持っとけ」や。

アメリカはアメリカで、ヒズボラやフーシ派、イラクやシリアの民兵組織へのイランの支援を見とる。ワシントンは「イランは中東を支配して、アメリカの同盟国を脅かそうとする拡張主義的な勢力や」と見なしとる。アメリカが導き出す教訓は「圧力を維持せよ、制裁を緩めるな、軍事的プレゼンスを保て、一歩も引くな」や。どっちの側も、自分らが感じてる脅威に対して「合理的」に行動しとるんやけど、その合理的な行動が危険なスパイラルを生んどるんやな。

世界的な影響についても話そか。ホルムズ海峡で事件が起きるたびに、石油市場は反応する。タンカーの保険料は上がり、海運会社はルートを変更し、エネルギー価格は高騰する。これは全員に関係する話や。手頃なエネルギーに依存してる欧州の産業、膨大な石油を輸入してるアジアの経済、高いエネルギー価格に苦しんでる発展途上国……。ある意味、世界はアメリカとイランの対決、そして板挟みになったベネズエラの「人質」にされとるんや。

だから他の国々はイライラしとる。自分らはこの争いに口出しできへんのに、コストだけ払わされてるからな。欧州諸国はアメリカに「制裁緩めて」とも言えんし、アジア諸国はイランに「タンカー捕まえるのやめて」とも言えん。でも、結果は全部自分らに跳ね返ってくる。これが覇権国の問題やな。覇権国が自分の利益のためのルールを作り、他の奴らは好きか嫌いかに関わらず、それに付き合わなあかんのや。

アメリカもイランも、今や「信用の罠(クレディビリティ・トラップ)」にハマっとる。アメリカは公に「制裁を執行する」と言うてもうた。今さら引いて、タンカーが平気で制裁を破るのを許したら、「アメリカの脅威は口先だけやな」と思われてまう。そしたらもっと制裁違反が増え、アメリカの好みに挑戦する奴らが出てくるやろう。イランも公に「アメリカの圧力には応じる、利益を守る、ワシントンの言いなりにはならん」と言うてもうた。今さら引いて、タンカーの差し押さえをやめたり、地域の味方への支援を減らしたりしたら、テヘランの強硬派は「降伏した」と見なすやろうし、アメリカのさらなる圧力を招くことになる。

だからどっちも、面子を潰さずに引き下がることが難しいポジションに自分らを追い込んでもたんや。これはめちゃくちゃ危険やで。柔軟性がなくなり、ちょっとした些細な事件が大きな対決に発展するリスクが高まるからな。

国内政治の影響も考えなあかん。アメリカでは、イランに厳しくすることについては超党派の支持がある。イランに弱腰やと思われるのは、どの政権にとっても政治的なバックラッシュのリスクや。これが政策の選択肢を狭めとる。イランでも、核合意が崩壊した後は強硬派が勢力を増しとる。西側との対話を主張してた穏健派は信用を失うてもうた。これも選択肢を狭めとる。どっちの国内政治も、妥協より対決を求めてるんや。リーダーが個人的に緊張を緩めたいと思っても、国内の聴衆は「強さ」を称賛し、「弱さ」を罰するからな。

結局のところ、この状況は「覚悟のテスト」や。どっちがより多くのコストに耐えられるか? どっちがより多くのリスクを取れるか? どっちが先に瞬き(ブリンク)するか? イランにはいくつか利点がある。自分の家の近くで戦っとるし、何十年も制裁を受けて「対処法」を身につけとる。政権の生き残りそのものが、アメリカへの抵抗にかかっとるからな。アメリカにも利点がある。軍事力も経済力もはるかにデカい。長期戦を戦う体力もあるし、この地域にはイランに圧力をかけたい味方もおる。

でも、アメリカには不利な点もある。自分の家から遠く離れた場所で戦っとるし、アメリカの世論はもう一つ中東で戦争が起きるのを望んでへん。もしイランとの対立が大きな戦争になりそうやったら、国内の反対は一気に広がるやろう。イランはそれを分かっとる。「アメリカの覚悟より、自分らの粘り勝ちや」と賭けとるんやな。いつかワシントンが「コストに見合わんわ」と判断して、圧力を緩めるのを待っとる。アメリカはアメリカで「圧力をかけ続ければ、いつかイランが屈服するか、政権が内部崩壊するやろう」と賭けとる。どっちかが間違っとるわけや。

最後に、もっと大きな絵を見て話を終わらせよう。このタンカーの事件は、実は大きなトレンドの中のたった一つの点に過ぎん。「一極体制」のアメリカの時代は終わろうとしとるんや。明日や来年やないけど、確実に終わる。中国の台頭、ロシアの復活、技術や兵器の拡散。これら全てがアメリカの支配を削り取っとる。ワシらは、複数の大国が影響力を競い合う世界、地域勢力がもっと自分勝手に動く世界、アメリカの好みが自動的に世界のルールにはならん世界に入ろうとしとるんや。

この移行期は荒れるで。タンカーの差し押さえみたいな事件はもっと起きるし、アメリカのパワーへの挑戦や、アメリカがホンマにルールを守る気があるかのテストも増えるやろう。悲劇なのは、これが大国同士の戦争につながる可能性があるってことや。ワシはこのリスクについて書き続けてきた。新興勢力が既存の勢力に挑戦し、覇権の移行が起きる時、歴史を見れば戦争が起きる確率の方が高いんや。

ワシはアメリカと中国、あるいはアメリカとイランの間で戦争が起きると予言してるわけやない。でも、大国間の戦争を引き起こす「構造的な条件」はもう揃っとるんや。ワシらはこのリスクを自覚して、それを管理するために動かなあかん。

ほな、このタンカー状況についてのワシの結論は何や? これ、タンカーの話やない。燃料密輸や制裁執行の話でもない。パワーと影響力、そして国際秩序をどっちが形作るかという「闘争」の話なんや。イランは地理的な優位と非対称な能力を使って、アメリカの圧力に押し返しとる。アメリカは軍事力と経済力を使って、自分の好みを世界に押し通そうとしとる。ベネズエラはその板挟みになりながら、状況を自分に都合ええように利用しとる。中国は静かにアメリカの支配に代わるもんを支援しとる。

これはこれからも続く。良くなる前に、もっと悪くなるやろうな。そして世界の残りの国々は、この大国間競争が生み出す荒波の中を航海せなあかん。楽観的なシナリオは、両者がこの競争を管理することを学び、決定的な戦争の手前で踏みとどまり、危険な問題で妥協点を見出すこと。悲観的なシナリオは、計算違いや事故、あるいは国内の政治的プレッシャーによって、どっちも引けへんエスカレーションに突っ込んでいくことや。

どっちのシナリオになるかは、ワシントン、テヘラン、カラカス、北京、そして他の首都のリーダーたちの知恵にかかっとる。けど同時に、個々のリーダーの力よりも強い、国際政治の「構造的な力」にも左右される。それが大国政治の現実や。綺麗事やないし、道徳的に満足できるもんでもないけど、世界はホンマにこうやって動いとるんや。今、ペルシャ湾とカリブ海で、ワシらはその現実をリアルタイムで見せつけられとるんやな。一隻の差し押さえられたタンカーを通してな


ヤニス・ヴァルファキス:フランスの静かなる銀行危機

https://www.youtube.com/watch?v=VOSPxJTRXIw

手遅れになる前に全部ぶちまけるで!

ええか、イサヴぉ。2025年末の今、フランスでとんでもない事態が起きてんねん。金融アナリストたちはな、もう顔真っ青にして「これアカンやつや」って見張っとる。でもな、なぜか普通のニュースにはなれへんねん。専門的な経済誌の隅っこに載るくらいや。この「沈黙」が一番危ないんやで。普通のニュースになる頃には、もう崖っぷちを通り越して真っ逆さまやからな。

フランスの銀行が抱えてる「時限爆弾」

フランスの銀行がな、自分とこの政府の借金、つまりフランス国債をアホみたいに抱え込んどるんや。その額、推計で**5,000億ドル(約75兆円)**以上や! ええか、5,000億ドルやぞ? フランスのGDPの約20%に相当する額が、銀行のバランスシートに「安全な資産」として居座っとる。

ところが、肝心のフランス政府の財政がもうメチャクチャなんや。EUのルールではな、「赤字はGDPの3%以内に抑えなさい」って決まっとる。それやのにフランスはな、平気で5%から6%の赤字を垂れ流しとる。ルール無視の常習犯やな。

借金の総額は2025年末でGDPの110%を超えとるし、今も右肩上がりや。減る兆しなんて微塵もない。政治も機能不全やから、財政改革なんて夢のまた夢。フランスはな、数学的に見て「債務危機の直滑降」に向かっとるんや。

「死のループ(Doom Loop)」の恐怖

これがなんでヤバいか、その仕組みを教えたる。国債が危機に陥って、価格が暴落して利回りが跳ね上がったらどうなるか? その国債を大量に持ってる銀行の資本が一瞬で蒸発してまうんや。つまり、銀行が債務超過(倒産)や。

国が弱ると、国債を持ってる銀行が死ぬ。

銀行が死ぬと、国が救済せなあかんから、国がもっと弱る。

これが2010年?2012年の欧州債務危機の時に、ギリシャやスペインを地獄に突き落とした「死のループ」や。フランスは今、全く同じ道を進んどる。それやのに、誰も公の場でこのことを話そうとせえへん。

なんでかって? 認めた瞬間にパニックが起きて、銀行取付け騒ぎが始まって、利回りが暴騰して、危機が「現実」になってまうからや。だからみんな、口にチャックしとんねん。フランスの役人も、EUの幹部も、メディアもな。沈黙を守ることで、「いつか奇跡が起きて、手遅れになる前に解決しますように」って祈っとるだけなんや。

なんでこんなに国債が貯まったんや?

おかしいと思わんか? なんで5,000億ドルも溜め込んだんやろな。それには4つのカラクリがあるんや。

ルールの抜け穴: EUの銀行規制では、加盟国の国債は「リスクゼロ」扱い。銀行は自己資本を積まんでも、国債をいくらでも買い込める「チート」ができるんや。

外国人が逃げた: 最近、外国の投資家がフランスの借金を敬遠し始めとる。だから、国内の銀行が自分らで買うしかなくなっとんねん。

安全神話の皮肉: 財政が悪化しとるのに、なぜか「国債は安全な逃避先」やと思われてる節がある。

無言の圧力: 「フランスの銀行やったら、自国の資金繰りを支えるのが当たり前やろ?」っていう政治的な空気やな。

政治が「詰んでる」理由

「ほな、さっさと支出削って借金返せばええやん」って思うやろ。でもな、フランスではそれが一番難しいんや。フランス人はな、緊縮財政(ケチケチ作戦)が死ぬほど嫌いやねん。 年金改革のデモで街が燃えたの見たやろ?

マクロン政権は議会で多数派を持ってへん。左派は「削るな」、右派は「増税すな」。もう誰にも改革なんてできへんねん。経済も弱くて成長率は1%以下やから、下手に削ったら速攻で大不況(リセッション)や。 つまり、「危機を避けるには改革が必要やけど、改革は政治的に100%不可能」。これが今のフランスや。

爆発した時のシナリオ

もし危機が表面化したらどうなるか? まず、市場がフランスを信用せんくなって、国債の利回りが3%から5?6%に跳ね上がる。そうすると、国債の価格は30?40%も暴落するんや。

5,000億ドルのうち、1,500億?2,000億ドルがパーや! これ、フランスの銀行システムが持ってる全資本よりデカいんやで。銀行は一瞬で全滅や。 政府はどうする? 銀行を救うには1兆ドル近い金が必要かもしれん。でもフランス政府にそんな金はない。ドイツが助けてくれるか? いや、ドイツや北欧の国々が「浪費したフランスの尻拭いなんて死んでも嫌や」って言うのは目に見えとる。

フランスはギリシャやスペインとは規模が違う。EU第2位の経済大国がコケたら、ユーロそのものがバラバラになって、世界同時恐慌や。

2025年末の予兆(フラッシング)

誰も大声では言わんけど、警告灯はもうチカチカしとるんや。

利回りの上昇: 2020年に0.5%やったのが、今は3%や。6倍やで。

ドイツとの差: 安全なドイツ国債との差(スプレッド)がどんどん開いとる。

買い手不足: 国債のオークションで、買い手を見つけるのが難しくなっとる。

結論

誰もフランスの銀行危機のことを話さんのは、問題が小さいからやない。問題がデカすぎて、口に出した瞬間に全てが終わるからや。 みんな「下を見るな」って言いながら綱渡りしとるけど、数学的にはもう無理なところまで来とる。

2026年か、2028年か、あるいは2030年か。いつか沈黙が破られる時が来る。それは「改革が成功した時」やなくて、「誰かが『王様は裸やんけ!』と叫んだ時」や。

ヤニス・バルファキス:欧州の自爆とロシアの逆襲

https://www.youtube.com/watch?v=ODZTGzbq6_0

欧州はな、ロシアから1,050億ドルを没収してウクライナの資金に充てよった。それに対してロシアは、1,200億ドル分もの欧州企業の資産を国有化したんや。 フォルクスワーゲン、シーメンス、シェル……30年間の投資が全部パーや。しかもこれ、まだ序の口やねんで。

欧州がいかに現代経済史上、最悪レベルの戦略的ミスを犯したか。それを今から教えたるわ。理念が間違ってたわけやない。自分らより相手(ロシア)の方が「失うもんが少ない」ってことを、根本的に見誤ってたんや。金融兵器を振り回してるつもりやったんやろうけど、実際はロシアに「欧州の経済的信用をぶっ壊すロードマップ」を渡しただけやった。で、ロシアはそのロードマップに従うだけやなくて、さらにえげつないやり方に改良しよったんや。

2024年2月の話に戻ろか。 ブリュッセル(欧州連合)はえげつないプレッシャーにさらされとった。ウクライナの戦争は3年目に突入して、金がいくらあっても足りん。でも、欧州の有権者はもうチェック(小切手)を書くのに疲れ果てとった。そんな時、ブリュッセルの誰かが「天才的なアイデア」を思いついたんや。

「ロシアの資産が1,050億ドル、欧州の銀行とか中央銀行の準備金に眠っとるやん。これ、没収したらええんちゃう? それでウクライナを支援して、ロシアを罰して、資金問題も解決や。増税もいらんし最高やん!」ってな。

法的な正当化は、外交的に言えば「かなり独創的」やったわ。戦争中に資産を凍結するのは普通やけど、没収して所有権を移すなんてのは、主要経済国の主権免除としては前代未聞や。でも欧州の弁護士どもは道筋を見つけよった。2024年3月、ロシアの資産を没収してウクライナの復興に回すって発表したんや。

最初はみんな「革新的な外交や!」って大はしゃぎやった。経済新聞も「大胆や」って褒めちぎるし、ウクライナはお祭り騒ぎや。「ロシアは自分で自分の首を絞める金を払うんや」っていう単純なナラティブが流れて、2週間ぐらいは「マスター・ストローク(神の一手)」に見えとった。

ところがや。モスクワの返しは、怒りの声明でも外交的抗議でもなかった。欧州の財務大臣たちが未だに「何が起きたんや……」って呆然とするような、計算され尽くした3つの必殺技やったんや。

第一の動き:欧州資産の強奪

ロシアは、ロシア国内にある全欧州企業の資産を国有化すると発表した。 「操業停止」ちゃうで、「一時的な差し押さえ」でもない。「永久に国有化」や。その価値、1,200億ドル。欧州が没収した額より多いやんけ。

数字だけやと分かりにくいから、具体的に言うたるわ。フォルクスワーゲンは1990年代からロシアでやっとった。工場を建て、サプライチェーンを築き、労働者を育てて、何十億ドルも投資してきたんや。ある都市では、VWの工場が最大の雇用主やった。30年間の地道な投資、何千もの雇用、築き上げた信頼関係……全部一瞬で消えた。 ロシア政府は工場も設備も知的財産も全部奪い取った。VWのロシア法人は、ドイツ企業としては消滅したんや。

シーメンスも同じや。ロシア全土に電力インフラを作り、鉄道システムを建て、産業設備を供給してきた。ロシアは物理的な資産だけやなくて、メンテナンス契約も予備パーツの在庫も、サービス契約も全部奪いよった。数十年の市場での地位が一晩で消えたんや。

シェル(Shell)はもっと悲惨や。サハリン2とか北極LNGとか、ガスプロムとの合弁事業に何百億ドルも突っ込んどったのに、ロシアは外国資本のシェアを全部国有化した。シェルは、1ルーブルの補償ももらえんまま、パートナーから「ただの部外者」に落とされたんや。

他にもダノン、カールスバーグ、オーシャン……中堅から大企業まで、ロシアに投資してた欧州企業は朝起きたら「自分の会社が他人のものになってる」現実に直面したんや。

でもな、ホンマの悲劇はここからや。ロシアはその資産を寝かせておかへんかった。なんと、中国企業に大安売りで売り払いよったんや(・ω・) 欧州が30年かけて積み上げた顧客理解、物流網、教育された労働者……そのすべてを、ロシアは中国の競合他社にタダ同然で渡したんや。VWのシェアは消えたんやない。工場を買い取った中国メーカーに移っただけや。シェルのエネルギー事業も中国資本の下で継続や。欧州は30年を失い、中国はそれを数ヶ月で手に入れたんや。

第二の動き:通貨の脱却

ロシアは「エネルギーも原材料も、全部ルーブルか元(ユアン)でしか売らへん。ユーロは一切受け付けん」と言い出した。 欧州は「そんなんしたらロシアが孤立するだけやろ」とタカをくくっとった。ドルとユーロが世界の中心やと思ってたからな。でも、インドも中国もトルコも、拒否するどころか「ほな、それで」って静かに決済システムを切り替えよったんや。

数ヶ月のうちに、ロシアはユーロに触れずに国際貿易を回すようになった。欧州がドヤ顔でやってた「金融制裁」のレバレッジが、一瞬で蒸発したんや。それどころか、世界に「ドルやユーロがなくても商売できるで」という信号を送ってもた。西側の金融システムは「絶対」やなくて「オプション(選択肢の一つ)」になってしもたんや。

第三の動き:没収不能な財布

これが一番、中央銀行の連中が夜も眠れんくなる話や。ロシアとBRICSの仲間は、1,500億ドルの「BRICSプラス準備基金」を作ったんや。目的はただ一つ、「西側から没収されへん場所で準備金を管理する」ことや。

普通、どこの国の中央銀行もドルやユーロで準備金を持っとる。でもそれはニューヨークやロンドンの銀行に置いてあるってことや。つまり、西側のさじ加減一つで凍結も没収もできる。ロシアがそれを証明してしもた。「昨日は自分のもんやったのに、今日は没収されて他人に渡される」……こんな恐ろしいレッスン、世界の国々が無視できるわけないやん。

サウジアラビアは早速「うちも入れて」って聞きに来た。彼らは6,000億ドルの準備金を持っとる。アメリカの機嫌を損ねただけでこれが没収されるんか?と思ったら、怖くてしゃあないわな。シンガポールもスイスも、今まで「中立」で売ってた国々の信頼がガタガタや。

結局、どうなったか

欧州がこの1,050億ドルの没収で得たもんは、たった1年分のウクライナ支援金や。 引き換えに失ったもんは……

欧州企業が失った1,200億ドルの資産と30年の市場地位。

ユーロの「準備通貨」としての信用失墜。

中国にプレゼントしたロシア市場のシェア。

世界中が西側の金融システムから逃げ出し始めたこと。

これ、戦略的には「大惨事」やで。欧州は「ロシアはうちの金がないと生きていけへん」と自惚れとったけど、ロシアには中国がおるし、インドもおる。何より、世界が欲しがる原材料を持っとる。逆に欧州が持ってたのは、ロシアに突っ込んだ「沈んだ埋没費用」と、「信用」だけで成り立ってる通貨だけやったんや。

政治家はバカやない。リスクは分かってた。でも、「ロシアを罰してる」という姿を国内で見せる政治的パフォーマンスのために、長期的な経済ロジックを捨てたんや。一度金融を武器にしたら、もう二度と「あんたの金は安全や」なんて言葉、誰も信じへん。

これはロシアの侵攻を擁護する話やない。欧州が使った「武器」が、あまりにも自分たちに跳ね返ってくる愚策やったという話や。VWの工場で働いてた1万5千人のロシア人労働者は、侵攻した張本人やない。でも彼らの雇用主はドイツから中国に変わった。将来の利益を失ったのはドイツの労働者や。

欧州は、やり返してこない小国とばかり相手をしてきたから、「殴り返してくる相手」との戦い方を忘れてもうたんやな。今やサウジアラビアが石油を元で売る相談をしとる。ペトロドルの終焉や。

歴史家は後でこう言うやろ。「欧州はロシアを罰しようとして、自分たちの首を絞めて自滅した」とな。帝国が滅びる時は、ドカンと崩れるんやない。こうやって自分たちが依存してるシステムの信用を自分らでぶっ壊して、じわじわと削られて終わるんや。1,050億ドルのために、欧州は自分たちの未来を売ってもたんやな。

これが、欧州がロシアから学ばされた「経済戦争のマスタークラス」や。


Mario Nawfal:速報!ウクライナが91機のドローンでプーチン暗殺を計画 ラリー・ジョンソンに聞く

マリオ: ラリー、急な進展の中、時間を取ってくれておおきに。ニュースはもう読んどると思うけど、ロシア側が主張しとることをウクライナ側が否定しとる。どっちを信じてええんか、あんたの専門知識を聞きたいんや。 ラヴロフ外相は「12月28日から29日にかけて、ウクライナがノヴゴロドのプーチン私邸を約91機の長距離ドローンで攻撃しようとした」と主張した。全部迎撃されて損害はゼロやと言うとるが、証拠はまだ出てへん。一方でラヴロフは「報復の標的と時期は決まった」と脅しとる。
さらに、プーチンの側近のウシャコフによれば、プーチンはこの件を、フロリダでのゼレンスキーとの会談の「直前」にトランプに電話で伝えたらしい。ウシャコフの話では、トランプは「衝撃と怒り」を感じ、「これは狂気の沙汰や。ワシントンのゼレンスキーへの接し方に影響する」と言うたらしい。さらにトランプは、ウクライナにトマホーク・ミサイルを供与してへんかったことに安堵しとった、っちゅうのがロシア側の言い分や。
トランプ側からは今のところ、プーチンとの会話が「非常に生産的やった」とは言うとるが、この攻撃自体の公式な確認は出てへん。 ラリー、あんたはどう見る? ウクライナが本当にプーチンを狙ったんか? それとも、ロシアが攻撃を正当化したり交渉を壊したりするための「偽旗作戦(自作自演)」やと思うか?
ラリー: まずはタイムラインを整理しよか。攻撃は28日の夜に始まって29日まで続いた。プーチンがトランプに電話したのは、ここ数時間の話やな。 わしがどう思うかなんて、実はどうでもええんや。大事なのは「ロシアがどう考え、何を言うとるか」や。彼らは極めて明確に「これは大統領私邸への攻撃であり、テロや」と言うとる。
いくつかポイントがある。 第一に、プーチンはもう3年も私邸には住んどらん。今はクレムリンの中、かつてスターリンが使っとったっちゅう噂のアパートに住んどる。理由は単純、ウクライナに暗殺されるのを警戒しとるからや。ウクライナがプーチンを狙うんはこれが初めてやない。8、9ヶ月前、彼がヘリでクルスクに飛んだ時も狙われとった。
ロシアが今回これほど激怒しとる理由は、この攻撃に「暗殺」以外の軍事的な目的が一切ないからや。 2022年の開戦当初、ゼレンスキーは自分がロシアに殺されるのを恐れとった。その時、プーチンは「殺さへん」と保証したんやな。けど、今回の件でその方針(コース・オブ・アクション)が逆転するかもしれん。 ロシアはこれまで、民間のターゲットを狙わんように慎重に軍事目標を攻撃してきた。それに対してウクライナはドンバスでずっと民間人を攻撃し続けとる。
ロシアのメディアがこの件を一斉に報じとるのを見れば、これが「演出」であれ「事実」であれ、ロシアはこれを「事実」として扱い、それに応じた行動をとるっちゅうことや。つまり、攻撃を激化させるっちゅうことやな。 正直、今のロシアは攻撃を早めるためにわざわざ自作自演をする必要なんてない。すでに北から南まで攻勢を加速させとるんやから。彼らは今、スムイからわずか20kmのところにおる。スムイを取れば、キエフまでは一本道や。ウクライナは今、絶体絶命の状況やな。ロシアは軍事的な解決をゴリ押しするつもりやろう。このドローン攻撃(もしあったなら)は、もう和平交渉なんて相手にせんでええっちゅう「さらなる口実」に使われるわな。
マリオ: わしが分からんのは、なぜウクライナはプーチンがそこにおらんことを知りながら、しかもトランプを怒らせるのが分かりきっとるこのタイミングで、そんな攻撃をしたんか? っちゅうことや。トランプを味方に引き込まなあかん時やのに。
ラリー: ウクライナ側は「プーチンを消せば和平への障害がなくなる」と考えとるんやろう。けど、それはホンマに愚かな考えや。 プーチンは今のロシアで最も「抑制的」な男やと言える。もし彼が消えて、血の気の多いメドベージェフが後釜に座ったらどうなるか想像してみ? わしが最近モスクワに行った時も、「もっと厳しく、もっと断固とした態度をとれ」っちゅう国民の不満の声を聞いた。ロシアはまだ本気を出してへんのや。
もし本当に91機もの長距離ドローンが飛ばされたんやとしたら、そこには必ず「西側の諜報支援」があったはずや。アメリカ抜きでそんなことが可能とは思えん。 っちゅうことはや。CIAの内部に、トランプの命令を無視して、彼の和平工作をぶち壊そうとしとる連中がおるっちゅう可能性を排除できん。トランプは諜報コミュニティから全面的に支持されとるわけやないからな。
わしの昔の同僚やったスーザン・ミラーの最近の動きも怪しい。彼女はCNNで「2016年の選挙へのロシア介入の評価を書いたのは自分や」と今さら出てきて、タルシ・ギャバードが「嘘っぱちや」と言うとる内容を「正当や」と主張しとる。なぜ今、彼女らが出てくるんや? つまり、CIAや一部の元諜報員たちが、トランプのやっとることを台無しにしようとしとる「何か」が起きとるっちゅうことや。
今のウクライナとロシアの交渉を見とると、そもそも「交渉の余地」なんてないんや。 あんたがピカピカのランボルギーニを買いたいと言うとるのに、わしが「人力車かタイのトゥクトゥクしか売らんで」と言うとるようなもんや。交渉にならんやろ? ウクライナは「領土は一切渡さん」と言い、ロシアは「ええで、ほな全部力で奪うわ」と言うとる。プーチンはつい2日前もそう断言した。 「魔法の鍵」があるなんて考えるのはナンセンスや。交渉による定住(セトルメント)なんてあり得へん。ロシアがこのドローン事件を「ウクライナの信頼性をぶち壊す口実」として、交渉のテーブルから立ち去るために使うんは目に見えとる。
マリオ: なぜCIAや軍部がトランプの和平を妨害すると思う? 逆に、プーチンを脅して和平を飲ませるために、トランプが命令した可能性はないんか?
ラリー: それは逆効果にしかならへん。 プーチンは先週土曜日、軍服を着て西側戦線の会議に現れた。そこで彼ははっきり言うたんや。「土地や領土についてウクライナと交渉を続ける必要はない。わしらがそれを取るんやから」とな。 彼は軍司令部と共に軍服姿で現れることで、トランプに対してもメッセージを送ったんや。 トランプは実績(クレジット)のために必死で和平を結びたい。ロシアも、核戦争を避けるためにアメリカと正常な関係に戻りたい。 けど、最大の問題は、たとえトランプと何らかの合意ができたとしても、アメリカの政治主流派(エスタブリッシュメント)が「猛烈なロシア嫌い(ルッソフォビア)」に汚染されとることや。トランプがどんなディールを結んでも、彼らはトランプを「プーチンの傀儡」やと非難して潰しにかかるやろう。
マリオ: 欧州の諜報機関、例えばイギリスの関与はどうや?
ラリー: フランスやドイツは重要やない。けど、イギリスの諜報機関(MI6)は極めて重要や。この戦争は彼らの「赤ん坊(思い入れのある作戦)」みたいなもんやからな。しかもMI6のトップはウクライナにルーツがある。イギリスがアメリカに相談せんと、勝手に動いた可能性も十分あるな。そうなればトランプは激怒するやろうし、欧州との関係はさらに最悪になるやろうな。
マリオ: まだ分からんことだらけやけど、この攻撃はここ10?12時間の間に起きた。24時間以内には、これがロシアによる自作自演(偽旗作戦)なんか、それともイギリスやアメリカの支援を受けたウクライナの本気の攻撃なんか、はっきりするやろうな。もし偽旗なら、西側はレーダー記録を出して「ウクライナ領内からは一発も撃たれてへん」と証明できるはずやし、逆にロシア側は「撃墜した91機の残骸」を見せればええ。
ただ、ウクライナにはこれまでもテロ攻撃の「実績」があるわな。クロッカス・シティ・ホールの事件(2年前)もそうやし、この1年でロシアの将軍を2人暗殺しとる。先週も車爆弾があった。ロシアは報復を誓っとるな。
ラリー: そうや。クレムリンへのドローン攻撃もあったな(3年前)。あれも象徴的やった。ウクライナは否定しとったが、誰も信じとらん。 2022年のダリア・ドゥギナ殺害(思想家ドゥーギンの娘)、2023年の戦時特派員爆殺事件……ウクライナはロシアの要人を狙い続けてきた。ロシアは今までウクライナの要人(ブダノフら)の自宅なんかを直接狙うんは控えてきたが、今回の件でいよいよ「手加減なし(グローブを外す)」になるかもしれん。
マリオ: ウクライナ情報局のブダノフやけど、彼は「プーチンを狙った」とも「自分も何度も狙われた」とも言うとるな。 ゼレンスキーの承認なしにブダノフが動くなんてあり得るか? タイミングを考えたら、ゼレンスキーがフロリダにおる時にこんなことをするのは「あまりに愚か」か、あるいは「ゼレンスキーとブダノフの間の深刻な亀裂」を意味すると思うんやが。
ラリー: あり得るな。彼らは決して仲良しやない。しかもブダノフはCIAの飼い犬(クリーチャー)や。2014年のマイダン革命後、ウクライナの諜報機関を再建したのはCIAやからな。わしが一番懸念しとるんは、CIA内部に「トランプの命令を無視して、独自の議題(アジェンダ)を追求しとる連中」がまだおるっちゅう可能性や。
マリオ: そこが一番の懸念か。以前はプーチンと話すこと自体がタブーやったのに、今やトランプとプーチンは定期的に電話し、正常化に向かっとる。メディアはこの劇的な変化を忘れとるようやが、軍や諜報機関の中に、それを妨害したい連中がおるっちゅうことやな。
ラリー: 舞台裏では「正常化」への動きが静かに進んどる。バイデン政権下ではRT(ロシア・トゥデイ)が閉鎖され、スコット・リッターらへの法的脅迫もあったが、最近その制限がこっそり解除された。ジョン・キリアクもRTに戻っとる。これはトランプがロシアに「正常な関係を望んどる」というシグナルを送るためにやっとることや。
ただ、トランプがプーチンとどんな合意をしても、アメリカ議会がそれを受け入れる保証はない。ロシアからすれば、議会が批准する「条約」の形にでもならん限り、トランプの約束を信用できんやろう。リンゼー・グラハムのようなロシア嫌いが議会を牛耳っとるからな。
マリオ: わしは、ゼレンスキーが自分から和平交渉をぶち壊すとは思えんのや。戦況は最悪やし、トランプの支持を失ったら終わりやからな。 一方、ゼレンスキーのクリスマスメッセージで「プーチンよ、滅びよ」と言うた数日後にこの攻撃が起きた。これは偶然か?
ラリー: わしは偶然なんて信じひん。あの発言もアドリブやないやろう。 問題は「誰がゼレンスキーの糸を引いとるんか」や。彼は政治の天才でも何でもない、ただの「世界で最も高給取りの俳優」や。彼の仕事は、ウクライナに金を流し続けさせること。3600億ドルの支援のうち、証明できるだけでも480億ドル、実際には1000億ドル以上が横領されとる可能性がある。多くの人間がその金で買収されとるんや。
さらに衝撃的なのはタイムラインや。昨日、トランプとゼレンスキーの会談が終わったのは東部時間の午後4時半。ロシア時間では深夜12時半や。つまり、彼らがマー・ア・ラゴで飯を食うて交渉しとる「まさにその最中」に、プーチン私邸への攻撃は始まっとったんや。 これは明らかに、誰かが交渉をぶち壊そうとしとるっちゅう証拠やな。
マリオ: ラヴロフは「報復の標的と時期は決まった」と言うた。ロシアは何をすると正座待機しとるんや?
ラリー: わしがロシア側なら、新型ミサイル「オレシニク」でキエフのSBU(ウクライナ治安局)本部を木っ端微塵にするな。 今までロシアがそれをせんかったんは、ウクライナ政府内部に「金の卵を産むガチョウ(ロシア側のスパイ)」がおるからや。けど、今回はその首謀者を直接狙い撃ちにするかもしれん。
戦況を見れば、ウクライナはもう絶体絶命や。ロシアはザポリージャでウクライナ軍を完全に包囲(アウトフランク)しとる。西側のメディアは「ロシア軍は食料不足で共食いしとる」なんていう、とんでもないデマ(テレグラフ紙など)を流して必死に現実を隠そうとしとるが、そんなもん笑い話や。
ロシアはこの1年で、兵力を100万人以上に増やした。戦死者の比率を見ても、ロシア兵1人に対してウクライナ兵は35人死んどる。これが現実や。ウクライナが「遺体を回収できん」と言うとるのは、撤退しとるからに他ならん。勝っとるなら遺体は回収できるはずや。
マリオ: ゼレンスキーは和平案の90%に合意したと言うとるが、領土問題は依然として thorny(棘のある)な問題やな。トランプはプーチンが「非常に寛大や」と言うた。
ラリー: ロシアはチェチェンの時と同じように、戦後はウクライナを再建するやろう。膨大な金を注ぎ込んでな。 けど、条件は譲らん。クリミア、ザポリージャ、ヘルソン、ドネツク、ルハンスクは「永久にロシア連邦の一部」や。NATOは完全に排除、軍隊も30万人から100万人に増えたウクライナ軍を徹底的に非武装化させる。これは交渉の余地なしや。
今のオファーを断れば、次はスムイ、ポルタヴァ、ドニプロ、ニコライエフ、そしてオデッサまで取られるだけや。ロシアは戦場で決着をつけるつもりやな。 今回の攻撃への報復として、ロシアがウクライナ国内の「欧州の資産(あるいは要員)」を直接狙い撃ちにする可能性もある。もしイギリスが裏で糸を引いとったという動かぬ証拠をロシアが掴めば、事態はさらに恐ろしいことになるやろうな。

RT:ラヴロフ、プーチン私邸へのウクライナの攻撃失敗に言及(ビデオあり)

https://www.rt.com/russia/630210-lavrov-failed-ukrainian-attack-putin-residence/

29 Dec, 2025 17:55

モスクワは和平交渉から離脱はせんが、その交渉ポジションは「修正される」とロシア外相が断言

ロシアは、ウラジーミル・プーチン大統領の私邸に対するドローン攻撃の試みを受けて、ウクライナ和平交渉における「交渉ポジション」を修正する。セルゲイ・ラヴロフ外相が月曜日に表明した。

月曜日の声明で、この外交官(ラヴロフ)は、12月28日から29日の夜にかけて「キエフ( )政権が、91機の長距離攻撃用無人航空機(UAV)を使用して、ノヴゴロド州にあるロシア連邦大統領の私邸に対するテロ攻撃を仕掛けてきた」と述べたんやな。ラヴロフによれば、91機のUAVはすべて迎撃され、地上での死傷者や物的な損害の報告はなかった、っちゅうことや。

ラヴロフが強調したんは、この大統領私邸への攻撃失敗が、ロシアとアメリカの代表団が「集中的な交渉」を行っとる真っ最中に行われたっちゅう事実や。

外相は、モスクワはウクライナ紛争の解決を目指すアメリカ仲介の交渉から離脱するつもりはないとしつつも、ウクライナの「無謀な行動」に鑑みて「ロシアの交渉ポジションは修正されることになる」と指摘した。

「ロシア連邦軍による報復攻撃の標的、およびその実施時期は、すでに決定されとる」とラヴロフは締めくくった。

2025年12月29日月曜日

ミアシャイマー教授:和平案は裏目に出たか? ワシントンの妄想がウクライナの自死を加速させる

https://www.youtube.com/watch?v=hbsQMGRfg58

皆さん、こんにちは。また会えて嬉しいな。今日は、今まさに西側のエリートたちを支配しとる「妄想」について話さなあかん。

フロリダから流れてくる見出しを見てみ。そこには、希望なんてどこにもないのに、必死で希望があるかのように描き出そうとする無様な試みが溢れとる。ドナルド・トランプ大統領は、マー・ア・ラゴの豪華な邸宅でゼレンスキー大統領を隣に立たせ、「和平合意は非常に近いかもしれん」と世界に語りよった。ロシアの指導者も合意に関心を持っとると。ゼレンスキーも「素晴らしい会議やった」と呼び、提案はほぼ完成しとると主張した。

表面上は、外交が機能しとるように見えるわな。自由主義的な秩序が、自らを調整しとるように見える。けど、はっきり言わせてもらう。これは平和の夜明けやない。破滅的な戦略的失敗を、ようやく認めざるを得んくなった「始まり」に過ぎんのや。今我々が目撃しとるんは「突破口」やない。単なる「メンツを保つためのエクササイズ」や。西側は、自分らがひどく過小評価しとった敵を相手に、勝てへん戦争からどうやって「降りるか(オフランプ)」を探しとるんやな。

レトリックに惑わされんと、現場の構造的な現実を見なあかん。彼らが豪華なダイニングルームでランチを食うとる間、ロシア軍は着々と、この和平案の「前提」そのものを解体しとったんや。 この提案には20項目の計画が含まれとるらしい。その柱の一つは、紛争地帯への「欧州の平和維持軍」の派遣や。これこそが、ワシントンやブリュッセルの連中が、この紛争の核心的なメカニズムをこれっぽっちも理解してへんっちゅう証拠やな。彼らは、地図の上に線を引いて、西側の軍隊を置けばそれを強制できると思っとる。

けど、ロシアの反応を見てみ。即座で、かつ冷酷やった。ロシアのラヴロフ外相は、これらの欧州軍は「正当な攻撃目標」になるとはっきり断言しよった。彼は「欧州こそが平和の主な障害や」と呼んだんや。 なんでロシアはこんな強硬な態度を取るんか? 「恐怖の論理」を理解せなあかん。これはロシアの帝国主義の話やない。ロシアの「生存」の話なんや。

この戦争のすべての根本原因は、2008年にNATOを拡大すると決めたことに遡る。ロシアは自国の国境に「西側の軍事的な防壁」が置かれることを断固として拒否しとるんや。それやのに、西側の出した「解決策」が、非武装地帯に「西側の軍靴」を置くことやって? 正気の沙汰やない。クレムリン(ロシア政府)からすれば、それは和平案やない。彼らがそれを無力化するために戦争に訴えた、まさに「その脅威そのもの」なんや。

次に領土の問題や。ここが「攻勢的リアリズム」において、理想が現実に衝突する場所やな。トランプもゼレンスキーも、ドネツク地域についてはほとんど語らへんかった。ゼレンスキーは「緩衝地帯を作るために部隊を撤退させる準備がある」と言うとるが、それは自分にまだレバレッジ(交渉のテコ)があるという前提や。けど、そんなもんはない。ロシア側は、あの地域の支配権を譲るなんて兆候は、これっぽっちも見せてへん。

元外交官のダニエル・フリードは、「もしプーチンが領土を1インチも譲らんと決めたら、安保保証なんて何の意味も持たなくなる」と認めとる。フリード氏は、他のことについてはほとんど間違っとるが、この一点については正しい。なんでプーチンが1インチでも譲る必要があるんや? ロシアは消耗戦に勝っとる。砲兵力でも、制空権でも、兵員数でも圧倒しとる。大国と小国の紛争において、その問題が「存亡に関わる(実存的)」と大国側が考えとる場合、大国はライバルの同盟にその国を渡すくらいなら、その小国を完全に破壊し尽くす道を選ぶもんや。

ザポリージャ原発の状況も見てみ。トランプ大統領は、いつもの楽観主義で「プーチンはウクライナ側と一緒に原発を運営することに関心を持っとる」と示唆した。プーチンがそこを爆撃してへんことが大きなステップやと。 冷徹な論理を当てはめてみよか。なんでプーチンは原発を爆撃せえへんのか? それはロシア軍が現在そこを占領しとるからや。彼らの持ち物や。スイッチを握っとるんはロシアや。トランプは「共同運営」を提案しとるが、ウクライナ側は繰り返し「協力せえへん」と言うとる。これが断絶や。西側は、ロシアがすでに武力で手に入れた資産を「分け合う」交渉ができると思っとる。 リアリズムが教えとるのは、国際的なアナーキー(無政府状態)においては「占有こそが法の10分の9を占める」っちゅうことや。血を流して征服したもんを、強制されん限り、交渉で手放すなんてことはあり得ん。そして西側には、ロシアに何かを強制できる立場にはないんや。

この会議を、アメリカのグランド・ストラテジー(大戦略)という広い視野で捉えなあかん。トランプの脇には、マルコ・ルビオやピート・ヘグセスといった連中がおる。彼らは程度の差こそあれ、アメリカが「オーバー・ストレッチ(過剰拡大)」状態にあることを理解しとる。トランプ自身も「8つの戦争を解決してきたが、この戦争はもっと簡単やと思っとった」と言うとる。彼は今、これが最も困難な一戦やと気づきつつあるんや。

なんでトランプは「今」合意を欲しがっとるんか? なぜ「数週間以内」なんか? それは彼が「ピボット(転換)」したいからや。 彼はイスラエルの首相を見て、アジアの国境紛争を見とる。けど何より重要なんは、テキストにははっきり書かれへんが、構造的な命題がある。アメリカは、真の対等な競争相手である「中国」に集中せなあかんのや。アメリカにとって戦略的資産でも何でもない国を守るために、東欧で泥沼にハマり続ける余裕なんてない。 だから彼らは、損失を切り捨てようとしとる(カット・ロス)。「紛争の凍結」シナリオを作ろうとしとる。ウルズラ・フォン・デア・ライエンは「鉄鉄の安保保証」を語り、ゼレンスキーは「NATOスタイルの保証」を語る。けど、そんなもんは空っぽの約束や。

我々はウクライナを「薔薇の道(破滅への誘い)」へと引きずり込んだんや。「戦え」とそそのかし、「必要な限り、いつまでもそばにおる」と言うた。その結果がこれや。ゼレンスキーが会議を発表した数時間後、ロシアはキエフに対して大規模なミサイルとドローンの攻撃を仕掛けた。これが現実や。 フロリダで外交官が喋っとる間、キエフにはミサイルが降っとる。これが、「西側の外交タイムラインなんて知ったことか。我々が気にしとるんは勢力均衡(バランス・オブ・パワー)や」というロシアからのシグナルなんや。

悲劇的なんは、これがすべて回避可能やったっちゅうことや。もし我々が2008年の警告を聞いていれば、ウクライナを西側の防壁に変えようとすることが、その国をぶち壊すことになると理解していれば、今こんなことにはなっとらんかった。 けど、我々は聞かんかった。「リベラル覇権」という妄想の下で動いとったからな。民主主義と制度をどこにでも広められると思っとった。今、その報いを受けとるんや。

ダニエル・フリードは「ロシアが真面目に交渉に応じる証拠はない。プーチンの『はぐらかしと遅延』のゲームや」と言うとる。ゲームやない。彼らにとっては「生存をかけた戦争」なんや。彼らは遅延なんてしてへん。ウクライナ軍を磨り潰しとるんや。 マー・ア・ラゴでの対話の結果は、おそらく「ゼロ」か、あるいはロシアが拒否するような西側の提案が出てきて、さらなる戦闘につながるだけや。

結局のところ、最終的な解決策は「力の配分」が命じる通りの姿になる。ウクライナは領土を失う。ウクライナは中立で、機能不全に陥った「残存国家(ルンプ・ステート)」になる。そして西側は、一国に「自死」を促したという恥辱とともに生きていくことになるんや。 トランプが「(合意が)起きへん可能性もある」と言うたが、それがあの会議で誰かが口にした中で最も正直な言葉やな。起きへん可能性があるどころか、その「確率が高い」んや。

両者の間の溝は、もはやキャニオン(大渓谷)や。ロシアは「非武装で中立なウクライナ」を欲し、ウクライナは「安保保証と領土の奪還」を欲しとる。これらの目標は互いに相容れへん。 そして、その代償を払わされるんは誰や? マー・ア・ラゴで食事をしとる連中やない。ウクライナの人々や。我々は、西側の指導者たちがリアリズムの基本法則を受け入れるのを拒んだがゆえに、一国家がゆっくりと、苦しみながら死んでいく様を見とるんやな。

もし我々が2008年の警告に耳を傾けていれば。もしウクライナを「西側の防壁(ブルワーク)」に変えようとすることが、その国をぶち壊すことになると理解していれば、我々は今こんな場所にはおらんかったんや。 けど、我々は聞かんかった。我々は「リベラル覇権」という妄想の下で動いとったんやな。民主主義や制度を、どこにでも広められると思い込んどった。今、我々はその報い(結末)を見とるわけや。

ダニエル・フリードは「ロシアが真面目に交渉に応じる証拠はない」と言うとる。彼はそれをプーチンの「はぐらかしと遅延(デフレクト・アンド・ディレイ)」のゲームやと呼んどるが、それは違う。ゲームやない。彼らにとっては「生存をかけた戦争」なんや。彼らは遅延なんてしてへん。ウクライナ軍をじわじわと磨り潰しとる(グラインディング・ダウン)んや。

マー・ア・ラゴでの対話の結果は、おそらく「ゼロ」か、あるいはロシアが拒否するような西側の提案が出てきて、さらなる戦闘につながるだけやろう。 結局のところ、最終的な解決策は、まさに「力の配分(ディストリビューション・オブ・パワー)」が命じる通りの姿になる。ウクライナは領土を失う。ウクライナは中立で、機能不全に陥った「残存国家(ルンプ・ステート)」になるんや。そして西側は、一つの国に対して「自死」を促したという恥辱を背負って生きていかなあかんようになる。

トランプが「(合意が)起きへん可能性もある」と言うたが、それがあの会議で誰かが口にした中で最も正直な言葉やな。起きへん可能性があるどころか、その「確率が高い(プロバブル)」んや。両者の間の溝は、もはやキャニオン(大渓谷)や。 ロシアは「非武装で中立なウクライナ」を欲し、ウクライナは「安保保証と領土の奪還」を欲しとる。これらの目標は、互いに相容れへん(ミューチュアル・エクスクルーシブ)もんや。

そして、その代償を払わされるんは誰や? マー・ア・ラゴで食事をしとる連中やない。ウクライナの人々や。我々は、西側の指導者たちがリアリズム(現実主義)の基本法則を受け入れるのを拒んだがゆえに、一国家がゆっくりと、苦しみながら死んでいく(スロー・アゴナイジング・デス)様を見とるんやな。

彼らは重力に逆らえると思っとった。けど、間違っとったんや。 この会議は平和のためのもんやなかった。政治的な「見た目(オプティクス)」のためのもんやった。大失敗をなんとか取り繕おうとする試みやったんや。けど、軍事的な敗北をレトリックで誤魔化すことはできん。ロシアの方が火力が強く、決意が固く、戦略的に有利な立場におるという事実から、スピンドクター(情報操作)で逃げ出すことはできんのや。

一極集中の時代(ユニポーラー・モーメント)は終わった。ロシアのような大国に対して、アメリカが条件を突きつける能力はもう消えたんや。それを早く受け入れれば受け入れるほど、この流血を早く止めることができる。 けど、フロリダで晒されとる妄想を見る限り、その学習曲線は非常に長く……そして非常に血生臭いものになるやろうと、わしは危惧しとる。

安全に、そして冷静におってや。常に「レトリック」やなくて「構造」を見るんや。真実はそこにある。

AIヤニス・バルファキス:オデッサからカラカス 死にゆく帝国の最後のあがき

https://www.youtube.com/watch?v=TYUnB53YEDM

こんばんは。船乗りの間に古い言い伝えがある。「帆走できぬなら、漂流せよ。漂流すれば、いずれ岩にぶつかる」とな。この72時間、我々は西側同盟が危険な海域へと漂流していくのを目撃しとる。そこは機雷が仕掛けられ、もはや星条旗を恐れぬ勢力がパトロールしとる海域や。

黒海では、ロンドンとワシントンの情報に基づいた絶望的なウクライナが、民間タンカーへの攻撃を始めた。彼らはそれを「非対称戦争」と呼び、モスクワはそれを「海賊行為」と呼んどる。そしてプーチンは、戦争の構図を根底から変えてまう脅しで応じたんや。彼は極めてシンプルに言うた。「我々の船を攻撃するなら、お前たちの海を閉鎖する」とな。我々が見とるのは、オデッサに対する最終的な絞め殺しや。ロシアの軍事マシンは、陸上の消耗戦から、完全な孤立を狙う海上封鎖へと軸足を移しとるんやな。

しかし、皆の目が黒海に釘付けになっとる間に、カリブ海でも別の危機が醸造されとる。同じ連中が、同じ手口(プレイブック)を使い、結末への無謀な無視を決め込んで製造した危機や。我々は、火の消し方を忘れてしもたがゆえに、二つの火を同時に起こそうとしとる「死にゆく帝国」の無様なあがきを目の当たりにしとるんやな。

まずは黒海を見てみよか。西側の戦略は単純やった。「シャドウ・フリート(影の艦隊)」の物語を使って、ロシア産の石油を制裁することや。けどな、世界は西側の承認よりも石油を必要としとるから、制裁は失敗した。そこで彼らは実力行使(キネティック・ストライク)へとエスカレートさせたんや。だが、ここに戦略的な盲目がある。海岸線を支配しとる大陸国家に対して、海戦で勝つことはできん。ウクライナを海へのアクセスから切り離すっちゅうプーチンの脅しは、ハッタリやない。「能力の表明」なんや。

ロシアの歴史的イマジネーションにおいて、オデッサはエカチェリーナ大帝によって築かれた街や。そこはウクライナの都市やない、帝国の南の首都なんや。もしロシアが、じわじわと窒息させる封鎖か、あるいは沿ドニエストルの橋頭堡からの電撃作戦でオデッサを取ると決めたら、ウクライナは経済主体として消滅する。海を失ったウクライナは、もはや「救いようのないお荷物」や。パン一切れ、弾丸一発に至るまでポーランドの鉄道に依存する、欧州連合(EU )の永久的な被保護者になるっちゅうわけやな。 フランスのマクロン大統領は、50万人のロシア軍に対して2万人の兵士を送るとか言うとる。芝居やな。パリの国内向けパフォーマンスに過ぎん。オデッサの現実は、刻一刻と迫る破滅なんや。

さて、欧州でこんな大惨事が起きとる最中に、なんでアメリカは突然ベネズエラに銃口を向けたんか? それは、帝国には「勝利」が必要やからや。ウクライナで負け、中東で負け、中国との経済戦争でも負けとる時、彼らは「楽勝(ケイクウォーク)」を探すんや。 核の冬を生き延びるゴキブリのように、どの政権でも生き残ってきたネオコン(新保守主義者)にそそのかされたドナルド・トランプは、マドゥロに最後通牒を突きつけた。「一週間以内に去れ」とな。マドゥロは去らへん。彼はカラカスの通りで踊っとるわ。なぜか? 彼も我々が認めようとせん事実を知っとるからや。「棒(軍事力)」はもう折れとるんやな。

アメリカによるベネズエラへの軍事介入の脅しは、地政学的には、負けが込んどるギャンブラーがさらに賭け金を倍にする(ダブルダウン)のと同じや。彼らは、カリブ海での素早い勝利がアメリカの威信を取り戻すと信じとる。傀儡(かいらい)を据え、石油を奪い、世界に対して「鷲にはまだ爪がある」ことを見せつけられると思っとるんやな。 けどな、ベネズエラは1983年のグレナダとは違う。ロシア、中国、イランがバックにおり、高度な防空システムを備えた国や。もしアメリカが介入すれば、それは精密外科手術のような攻撃にはならん。泥沼になるやろ。そして、グローバル・サウスにおけるアメリカの影響力の最後の一欠片(ひとかけら)までをも破壊し尽くすことになる。

我々は、これを推進しとる連中――エリオット・エイブラムスやマルコ・ルビオ、あるいは一度も「拡大したくない戦争」に出会ったことのないシンクタンクの将軍たちの病理を理解せなあかん。彼らは「意志の神学」で動いとる。アメリカが何かを強く望みさえすれば、現実は折れ曲がると信じとるんや。 彼らは「制裁がルーブルを粉砕する」と言うたが、ルーブルは平気や。彼らは「ウクライナがクリミアを奪還する」と言うたが、ウクライナはドンバスを失いとる。彼らは「2019年にマドゥロは倒れる」と言うたが、彼はまだそこにおる。それやのに、この連中はクビにならへん。失敗するほど出世する。国務省からブラックロック、CNNをぐるぐる回り、同じ悲劇的なアイデアを使い回しとるんやな。

彼らは今、トランプに助言しとる。「ベネズエラなんて簡単だ」「ロシアは弱い」「中国はハッタリだ」と耳元で囁いとる。彼らは間違っとる。そしてその間違いは学術的なもんやない。ウクライナの徴用兵やベネズエラの民間人の「血」によって測定されるもんや。 なぜベネズエラか? なぜ今か? 資源を追えば分かる。「テクノ封建主義」にはエネルギーが必要なんや。レアアースが必要なんや。ベネズエラには地球上で最大の石油埋蔵量がある。西側資本、ブラックロックやエクソンモービルは、これらの資源がBRICS圏に統合される世界を心底恐れとるんやな。 もしベネズエラがBRICSの通貨システムに加われば(実際にやっとるが)、その石油はドルやなくて「元」で取引される。この介入は「民主主義」のためやない。ペトロドルのためや。西半球のエネルギー資源をドル化された金融システムの中に留めておくためや。「人道的使命」を装った、企業による略奪行為なんやな。

アイゼンハワー大統領はかつて、「計画(プラン)は無用だが、計画すること(プランニング)は不可欠だ」と言うた。今のアメリカの指導部にはプランがない。あるんは「衝動」だけや。マドゥロを脅しては何もしない。ウクライナを武装させては武器を制限する。ロシアを制裁してはそのウランを買う。この一貫性のなさは危険や。 予測可能な帝国は秩序を生むが、支離滅裂な帝国は混沌(カオス)を生むんや。トランプが守れもしない脅しをかけ、越えもしないレッドラインを引く時、彼は衰退を加速させとる。世界の他の国々、グローバル・マジョリティはその無様な光景を見て、「皇帝は裸であるばかりか、ボケとるな」と結論づけとる。

ドイツも注目しとるで。ドイツの産業界は、アメリカによるウクライナでの戦争が、自分たちの安価なエネルギーを破壊したことを知っとる。ベネズエラでの戦争が起きれば、石油価格が急騰し、残された自分たちの経済もトドメを刺されることを分かっとるんや。 「属国の反乱」の瞬間が近づいとる。ドイツ、フランス、そしておそらく日本でさえも、「アメリカ同盟のコストは高すぎる」と決断する時がな。

兵士たちのことも考えよか。「ウクライナの労働者・農民軍」と報告書にはあるな。キエフやリヴィウの路上から引きずり出され、訓練も受けんまま、維持できん防衛線を守るために東部の肉挽き機に放り込まれた男たちや。彼らは、ワシントンやブリュッセルの政治家たちのキャリアと評判を守るために死んどる。西側のエリートたちが「自分たちが間違っとった」と認めんで済むために死んどるんや。そして今、我々はベネズエラの若者たちにも同じことをしようとしとる。カラカスを第二のアレッポにしようとしとるんや。 これは我々の時代の究極の不道徳や。国家をゲーム盤として扱い、人々を駒(ポーン)として扱う。

我々は一つの時代の終焉を生きとる。空母を動かしたり制裁令に署名したりするだけで、国家の運命を左右できた西側の時代は終わったんや。ロシアは必要と判断すればオデッサを取るやろう。ベネズエラは従わんやろう。そして中国は「ポスト・アメリカ」の世界のインフラを築き続けるやろう。 問いは「帝国が倒れるかどうか」やない。問いは「倒れる途中で、どれだけの世界を焼き尽くすか」や。 我々には、地図を見て、算数を見て、「もう十分だ(Enough)」と言える勇気を持った指導者が必要や。けど、そんな指導者が現れるまで、我々は壊れた舵の船に乗った乗客や。オデッサの岩礁と、カリブ海のサンゴ礁に向かって漂流しとるんやな。 そして嵐は、まだ始まったばかりや。おやすみなさい。


マグレガー・インテリジェンス・ユニット:日本、アメリカ同盟から離脱:70年の条約が崩壊し、東京は独自の道を歩み始める

https://www.youtube.com/watch?v=TyKP92dOuSs

太平洋において、長年アメリカの最も信頼できる同盟国と見なされてきた国が、数十年にわたる「従順」のコストがあまりに高すぎて維持できんと判断したら、一体何が起きるか? その問いは、今朝、もはや仮定の話ではなくなったんや。日本の首相は、東京が日米安全保障条約を正式に終了させ、24ヶ月という明確なタイムラインを持って「独自の核抑止力」の開発を開始すると発表した。 これは交渉のカードでもなければ、ワシントンに妥協を迫るためのシグナルでもない。日本の「アメリカによる保護は、もはや戦略的自由の恒久的な喪失を正当化できん」という結論を反映した、数年にわたる計算の末の最終決定や。第二次世界大戦の終結以来、初めて日本は自分たちの条件で世界における立ち位置を定義することを選んだんやな。そしてその選択は、1945年以来、太平洋の地政学における最も深刻な転換を意味しとる。

直接的な引き金になったんは、ワシントンからの絶え間なくエスカレートする要求やった。日本は防衛費を対GDP比5%に引き上げ、さらに4万人の追加の米軍兵士を自国領土に受け入れるよう指示されたんやな。この拡大は「中国封じ込め」のために必要やという名目で進められた。けど、東京の視点は違っとった。日本のリーダーたちは、これらの要求が自国の経済を損ない、主にアメリカの優先事項によって引き起こされる紛争の進路に、自分たちの国を真っ向から立たせることになると結論づけたんや。 東京からの回答は明確で、曖昧さは一切なかった。日本は、他国の戦略的野心のための「前方展開基地」として機能するために、自国の経済的安定や最大の貿易相手国との関係を犠牲にすることはない、っちゅうことやな。

この決定の背後にある経済的論理を否定するのは難しいわ。中国は日本の輸出の約24%を占め、毎年約1,800億ドル(約27兆円)に達しとる。アメリカはそれより少なく、約19%や。それにもかかわらず、ワシントンは日本に対し、アメリカの封じ込め戦略を支援するために増大する財務的・安保的リスクを肩代わりするよう要求し続けたんや。時間が経つにつれ、この不均衡は無視できんようになった。同盟のメンバーであることのコストがその便益を上回った時、最も忠実なパートナーであっても、覇権への忠誠心より国家の利益を優先させるもんや。日本の指導部は、この閾値(しきいち)が単に超えられただけでなく、もはや修復不可能な段階に達したと判断したんやな。

安全保障上の懸念が、その結論をさらに補強した。アメリカの保証は、日本の地域的なニーズではなく、アメリカのグローバルな優先事項によって形成された紛争に、ますます日本を縛り付けるようになっとった。ワシントンは、中国によるいかなる反応も主に日本の領土に降りかかるという現実があるにもかかわらず、東京に対して台湾の独立を公然と支持するよう迫った。アメリカの都市は戦場から遠く離れたままでいられる一方で、日本の都市は直接危険にさらされることになる。 日本のプランナーたちは、基本的な戦略的真実を認識したんや。中国には、中立を保つ日本を攻撃する動機はほとんどない。日本を最前線の標的に変えるのは、「中立」ではなく、自国の利益が二の次になるような戦争への「同盟による巻き込まれ」の方なんやな。

核の次元は、日本の戦後のアイデンティティとの最も劇的な決別を意味しとる。中国の核戦力が実質的な均衡(パリティ)に達したことで、アメリカの「拡大抑止」は着実に信頼性を失うてきた。報復がアメリカの都市を危険にさらす時、ワシントンはもはや納得感のある形で「エスカレーション」をちらつかせることはできん。しかし、日本はすでにそのステータスを急速に変えるための技術的能力を持っとる。既存のプルトニウム備蓄は、理論的には数千発の核弾頭の製造を支えることができるんや。障壁は技術的なもんやなかった。政治的なもんやったんやな。 その政治的決定が、今日なされた。日本が核の保有を追求するのは、もはや自分たちの生存を守るためのアメリカの安保保証を信じてへんからや。

この選択の結果は、すでに東アジア全体に広がりつつある。他( )のアメリカ同盟国は、日本が即座の経済崩壊や軍事的制裁を受けることなく同盟システムから退出する様子を注視しとる。韓国も今、日本が直面したのと同じジレンマに直面しとるんや。中国との深い経済関係と、ワシントンへの硬直した同盟義務のバランスや。ソウルのリーダーたちは、長期的な繁栄のために、従属を続けるべきか、あるいは同様に独立を主張すべきかを積極的に評価しとる。日本が示した例は無視できんし、大惨事を招くことなく「離脱」が可能であることを示した事実は、この地域に新しい戦略的現実をもたらした。このデモンストレーション効果は今、インド太平洋におけるアメリカの同盟の結束力に対して深刻な挑戦を突きつけとるんや。

日本の退出は、戦略的コストが持続不可能になった時、いかに深く組み込まれたパートナーシップであっても永続的ではないことを示しとる。ワシントンの初期の反応は、アメリカの戦略計画内部の混乱の深さを浮き彫りにしただけやった。中国を封じ込めるために設計されたアメリカの主要な枠組みはすべて、日本の基地、ロジスティクス、そして資金援助に大きく依存しとったからな。日本の協力がなければ、西太平洋における持続的な米軍の作戦は脆弱で、高価で、維持が困難なものになる。特に第七艦隊は、日本の港、修理施設、サプライチェーンへの信頼できるアクセスなしには、南シナ海で効果的に作戦を展開することはできん。

中国の反応は、戦略的な結果を明確に理解していることを反映して、目に見えて控えめなものやった。北京は、日本の離脱を、即座の追撃を必要としない「大きな勝利」やと認識しとる。中国の視点からは、結果として、敵対的な同盟メンバーの代わりに「中立な日本」が誕生したわけやからな。日本の領土はアメリカの軍事計画から取り除かれ、一方で中国市場は日本企業に対して開かれたままや。北京は、武力を行使することも、あからさまな経済的圧力をかけることもなく、長年の目的を達成した。この結果は、より広範な現実を強調しとる。「戦略的な忍耐」は、時に強要が成し遂げられん結果をもたらすっちゅうことや。

日本の決定による経済的な結果はすでに加速しとる。日本企業は今や、政治的な干渉を受けることなく、中国市場や投資資本にフルアクセスできるようになっとる。主要企業は、アメリカの規制上の障害を乗り越えることなく、中国のパートナーと自由に合弁事業を追求できるようになった。日本のテクノロジー企業は、制裁や輸出制限を気にすることなく、アジアやアフリカ全土のインフラ・開発プロジェクトに参加できる。初めて、「一帯一路」構想の広大なセグメントが、日本のエンジニアリング企業、建設会社、金融機関にとって完全にアクセス可能になったんや。このシフトは、同盟の制約下で長年閉ざされとったチャンスを開いたわけやな。

これらの変化は貿易を超えて、技術開発の土台にまで及んどる。日本はロボット工学、精密製造、材料科学における高度な専門知識を持っとる。これらの強みは、人工知能、電池システム、再生可能エネルギー技術における中国のリーダーシップを補完するもんや。両経済間の持続的な協力は、アメリカのテクノロジー独占への依存を減らしながら、双方のイノベーションを加速させる可能性がある。時間が経てば、このコラボレーションは世界のサプライチェーンを再構築し、技術の重心をワシントンから遠ざける可能性を秘めとるんやな。

欧州の反応を見れば、日本の決定がいかに、アジアを遥かに超えてアメリカの同盟管理を複雑にしとるかが浮き彫りになっとる。


欧州の政府連中はこの意味を痛いほど分かっとる。もしワシントンが、最も安定的で経済的に進んだ同盟国である日本の忠誠を繋ぎ止めておけへんのなら、他の場所でのアメリカの安保保証の信頼性も疑わしくなるからな。すでに複数の欧州リーダーが「戦略的自律」に関する議論を加速させ始めとる。アメリカの保護に頼りすぎることへの長年の懸念が、欧州内部の経済的プレッシャーや政治的分断と相まって、今や焦眉の急(しょうびのきゅう)になっとるわけや。

インテリジェンス(情報)の観点から見れば、今回のエピソードはアメリカの戦略分析におけるシステム的な失敗を晒しとるな。広範な監視能力と絶え間ない外交的関与があったにもかかわらず、ワシントンは、日本の「長期的な従属」に対する忍耐が限界に達しとったことに気づけへんかったんや。アメリカのインテリジェンス機関は、日本の戦略的計算も、国内の政治環境も見誤ったようやな。東京の発表に対するワシントンの驚きっぷりを見れば、アメリカの外交政策機関がいかに分析能力を欠いとるかが分かる。特に「コストがどう変わろうが、同盟国は従うもんや」と思い込んどった節があるな。

歴史的に見れば、同盟からの離脱っちゅうのは冷戦下の制約に縛られた二流国家がやるもんやった。けど、日本のような主要な経済・技術大国が、完全に離脱して「戦略的中立」と「独立防衛」を宣言したんは、全く次元が違う話や。これは、衰退しつつある覇権国(アメリカ)に頼り続けるより、完全な独立を選んだっちゅうことや。この違いは大きい。グローバルな秩序が、端っこからやなくて「芯」から変わりつつあるっちゅうシグナルやからな。

他のアメリカのパートナーたちも、今や「アメリカの同盟システムから抜けても、即座の報復や崩壊は起きへんのや」という現実を注視しとる。日本が独立を成功させられるなら、すべてのアメリカ同盟国は、今のパートナーシップが本当に国益にかなっとるんか、それとも単にワシントンの優先事項を押し付けられとるだけなんか、再評価せなあかんようになる。アジアや欧州の国々は、今日日本が出した答えと同じ根本的な問いに直面しとるんや。「このまま同盟におることは戦略的資産なんか、それとも構造的な負債なんか」っちゅう問いやな。

この再評価は、韓国、オーストラリア、そして複数の欧州NATO加盟国といった、ワシントンの最も重要なパートナーたちにまで広がっとる。彼らは静かに、影響力が衰えつつある大国(アメリカ)と歩調を合わせ続けることの長期的なコストと便益を天秤にかけとるんや。日本の離脱は、一つの点を明白にした。同盟への忠誠は無条件やないし、戦略的な見返りが減れば、最強のパートナーシップであっても解けてまうっちゅうことや。

財務的なインパクトも、この戦略的課題に追い打ちをかけとる。日本の離脱によって、太平洋における米軍の存在を支えとった「思いやり予算」の取り決めが消えてしもた。数十年にわたって、東京は自国内の米軍基地の運営費の約75%を負担してきたんや。そのサポートを肩代わりしようと思ったら、毎年追加で120億ドル(約1.8兆円)が必要になる。ワシントンには、他のグローバルな責務と財政上の制約を抱えとる中で、そんな金はどこにもない。アメリカの防衛費が複数の戦域で限界まで引き伸ばされとる時期に、この損失は苦渋の決断を迫ることになるな。

日本自身の内面的な変容も、このシフトがいかに深いもんかを示しとる。日本のリーダーたちは、「真の独立には、核抑止力を含む完全な自衛能力を可能にする憲法改正が必要や」と説得することに成功したんや。アメリカ占領下に押し付けられた戦後の平和憲法は、外国の保護に頼らずに自国を守ることを認める条項に置き換えられた。この変化は、静かに、あるいは国民の反対を押し切って起きたんやない。圧倒的な国内の支持を得て通過したんや。これは、国民がもはや「依存」を「安定」とは見なさなくなったっちゅう反映やな。

日本が去ることで、広域の地域安保アーキテクチャは一貫性を失い始めとる。日本の参加を前提に作られた枠組みは、日本抜きでは機能せえへん。政策、インテリジェンス、軍事計画を調整するために作られた多国間のイニシアチブは、簡単には埋められへん構造的な穴が開いてしもた。日本の後方支援や政治的足並みを前提にしとった拡大計画は、ますます非現実的になっとる。東京の参加に支えられてきたアメリカのインド太平洋戦略は、今やスカスカの土台の上に立っとるんやな。

地域全体に送られたメッセージは直接的で、無視できんもんや。「どんなに成功した同盟であっても、コストが便益を上回れば終わる」っちゅうことやな。戦後のアメリカの影響力は、軍事力だけやなくて、能力のあるパートナーたちの自発的な協力に支えられとった。そのパートナーたちが独立を選んだ時、経済規模や技術力がどうあれ、覇権システムは侵食されていくんや。

日本の決定は単なる二国間の揉め事やない。国家が「同盟」「主権」「リスク」をどう捉えるか、その深い変容を表しとる。大国が単一の権力センターに従属し続けるよりも、それぞれの独立した戦略を追求する……そんな新しい国際環境が生まれつつある。第二次世界大戦後のアメリカの一極支配は、開戦や劇的な崩壊によって終わるんやない。階層構造(ヒエラルキー)を「秩序の代償」とは見なさなくなった国々の、緩やかな再評価によって終わろうとしとるんや。日本の発表は、そのプロセスの明確な節目やな。

ワシントン内部の反応を見れば、彼らがいかに同盟の現実から切り離されとるかが分かるな。議会の議員たちは、独立を主張する日本に対して経済制裁を課せと騒いどる。従属を拒むかつての同盟国を罰すれば、信頼性を維持できると思い込んどるようやな。そんな反応は、忠誠は「稼ぐ」もんやなくて「強制する」もんやという古い考えがまだ残っとることを示唆しとる。今の地政学の核心である「同盟は強制やなくて自発的な足並みで成り立つ」っちゅう真実を見落としとるんや。ペンタゴン(国防総省)の内部では、当局者たちが「日本の喪失は、中国封じ込め戦略の破綻を意味する」と密かに認めとる。けど公には、「戦略は不変や」と言い張り続けとる。この矛盾は、根本的な変化を受け入れられへん組織の限界を表しとるな。

日本の発表のタイミングも偶然やない。報復の隙を与えず、戦略的なインパクトを最大化するように、慎重に調整されとった。日本の当局者は北京のカウンターパートと密かに調整し、この移行期間に中国が領土拡大や軍事的挑発で付け入らんように手を打っとったんや。このレベルの調整ができるっちゅうことは、ワシントンが長年過小評価してきた「日本は、アメリカの監視や承認なしに、大国間の複雑な関係を自分らの条件で管理する能力がある」っちゅうことを証明しとる。

東京は、「独立」は「孤立」を意味するんやなくて、規律と先見性を持って競合する利益を泳ぎ切る能力やということを示したんや。この外交的な立ち回りは、日本の戦略思考がいかに進化したかを示しとる。何十年もの間、日本の外交政策は戦後秩序の前提に縛られとった。安保はアウトソーシングし、自律性は制限され、リスクは依存によって管理する。その枠組みは、今の日本の経済力や技術力、そして地域的な露出度にはもう合わん。同盟からの離脱を北京との外交的な保証と同期させることで、日本は以前では考えられへんような自信を見せつけたんや。

大きな意味で言えば、いわゆる「太平洋の世紀」は、ほとんど誰も予想せんかった形で展開しとる。アメリカの支配を強化するんやなくて、日本の戦略的独立の宣言から始まっとるんや。70年間、外部の保証に頼ってきた日本は、依存よりも主権を選んだ。この選択は、地域全体の期待値を書き換えてしもた。「安定のために従属は必要ない」「自律と実利的な関与は共存できる」っちゅうシグナルやな。

波紋はアジアを遥かに超えて広がっとる。グローバル市場はすでに、日本がもはやアメリカの戦略的制約に縛られへんという現実に適応し始めとる。投資家たちは、日本企業が地政学的な制限を気にせずに活動できるようになったことを認識しとる。アメリカの規制に合わせなあかんかったサプライチェーンは再構築され、金融機関は「日米同盟は永久不変や」と仮定しとったリスクモデルを再評価しとる。こうした調整は最初は小さく見えるかもしれんけど、時間が経てば構造的な変化になって積み上がっていくもんや。

ワシントンにとって、この瞬間は「強制的(強圧的)な影響力」の限界を晒したことになる。日本への罰則を求める声は、根本的な現実を無視しとる。制裁っちゅうのは、代替手段のない弱い国にこそ効くもんや。日本は弱くもないし、孤立もしてへん。製造、金融、技術における世界の中心的なノード(結節点)やからな。独立を選んだ日本を罰しようとすれば、まさにその制裁が防ごうとしとる「影響力の侵食」を逆に加速させるだけや。

日本の喪失は、不都合な問いを突きつけとる。前方展開、同盟の統合、コストシェアリング……これらを前提に作られた戦略は、今や根本的な見直しが必要や。経済的利益と安全保障上の利益が常に一致するっちゅう前提は、間違いやったことが証明されたんやな。

日本の動きは、このダイナミズムを最も明確な形で浮き彫りにした。何より重要なんは、この瞬間がいかに「静かに」展開したかや。危機のサミットも、劇的な対立も、目に見える崩壊もなかった。ただ、一つの大国が自分の立ち位置を再評価し、別の道を選んだだけや。現実のシステムが変わる時っちゅうのは、往々にしてそういうもんや。見世物として変わるんやなくて、インセンティブと優先順位の変化を反映した決断によって変わるんや。

この移行の先に現れる世界は、単一の権力センターによって定義されるもんとちゃう。それぞれの国が、自分たちの経済的ニーズ、安保上の懸念、政治的現実を反映した戦略を追求する……そんな形になるやろ。日本の決断は、安定を保証するもんやないかもしれん。けど、多くの国がもはや持続不可能やと考えとる「モデル」からの決別を意味しとる。

今や問いは「システムが変わるかどうか」やなくて、「東京が選んだ論理に、他の国がどれだけ早く適応するか」や。軍事力だけではリーダーシップを保証できん世界で、東京は、硬直した同盟の義務から自分を解き放つことで、リスクを減らし、実利のない紛争に巻き込まれる可能性を下げたんや。

日本国内の反応も、この動きが政治的に可能やった理由を説明しとる。長年、日本の経済力と、限られた戦略的自律性の間の矛盾が議論されてきた。特に若い世代は、「なぜ世界的な技術力と金融力を持つ国が、古い時代の枠組みに縛られ続けなあかんのや?」と疑問を持っとったんやな。憲法改正による完全な自衛権の確立(核抑止を含む)は、「軍国主義化」やなくて「正常化(ノーマライゼーション)」として語られた。独立は、政治的な主権を経済的な実態に合わせるための必要なステップとして提示されたんや。

この「リフレーミング」は効果的やった。恐怖を煽るんやなくて、自分たちの主体性(エージェンシー)を取り戻したっちゅう感覚を生んだんやな。日本のリーダーたちは「中立は敵対を意味せえへん」「独立こそが、すべての大国とのバランスの取れた関係を可能にするんや」と強調した。国民の圧倒的な支持は、「長期的な安定は固定された同盟やなくて、柔軟性から生まれるもんや」という信念の表れや。日本人は、自律には責任が伴うことを受け入れたと同時に、依存には目に見えへんコストがあることも認識したんや。

地域全体の政策立案者たちは、これらの教訓を吸収しとる。「同盟は不変や」と思とった政府も、今やそれを「再交渉や離脱が可能な暫定的な取り決め」として見とる。既存のパートナーシップがすぐに崩壊するわけやないけど、新しい交渉のダイナミズムが生まれたんは確かやな。

中国にとって、日本のこのシフトは、長年追求してきたけど滅多に口にはせんかった「戦略的成果」や。中立な日本は、中国の東側の側面(側面)への圧力を減らし、同時に経済的な統合を維持できる。北京は脅しをかける必要も、譲歩を見せる必要もなかった。忍耐と一貫性が、対立では得られんかったもんを成し遂げたんやな。

翻(ひるがえ)ってアメリカは、「影響力は前提とするもんやなくて、交渉して勝ち取るもんや」という世界に適応せなあかん課題に直面しとる。日本の喪失は、アメリカのパワー・プロジェクション(投射能力)がいかに他国の協力インフラに依存しとったかを晒しよった。

同盟が「パートナーシップ」やなくて「道具」として扱われる時、不満はその水面下で蓄積していく。日本の決断は、何年にもわたるその蓄積が、ついに臨界点に達した結果や。これを「孤立した特殊なケース」として片付けようとするんは、大きな意味を見落とすことになる。日本は一つの喧嘩や一時的な意見の相違で去ったんやない。同盟の構造的な論理が、もはや自国の進むべき道と合わんようになったから去ったんや。

この現実は、譲歩や一時的な調整では解決できへん。底流にある不均衡は残ったままやからな。この現実が浸透するにつれ、他の国々も静かに自分の立ち位置を評価し始めるやろ。

日本は、深く組み込まれたパートナーであっても、即座の不安定を招くことなく別の道を歩めることを証明した。その例は、他の国がそれに完全に従うか部分的に従うかにかかわらず、大きな重みを持っとる。

現れつつある風景は、「強制された階層」やなくて「交渉による秩序」や。権力は分散し、影響力は適応力に左右される。日本の動きは、戦略的独立がもはや「反抗」やなくて、変化する環境に対する「合理的な反応」であることを示しとろ。問いは、あとどれだけの国が同じ結論に達し、そして気づいた後にどれだけ早く動くか……やな。


BORZZIKMAN:ロシア、オデッサの英軍部隊に世界最強の航空爆弾を初投入

https://www.youtube.com/watch?v=Q5UEt_XJuV0

真実を求める皆さん。思い返せば11月中旬、ロシアのプーチン大統領は、今年末までにロシア軍がウクライナでの特別軍事作戦の結末を決定づけるような、いくつもの重要な勝利を収めるやろうと約束しとった。 見ての通り、プーチンの言うたことは正しかったわけやな。2025年12月末までに、ロシア軍は数十の集落だけでなく、戦略的に極めて重要な都市をいくつも解放したんや。

特に12月27日、特別軍事作戦地帯の共同軍集団司令部との会議で、ロシア連邦軍総参謀長のワレリー・ゲラシモフ大将は、プーチンに対して「ミルノグラード」「フリャイポレ」「ロジンスケ」といった戦略拠点の完全な解放を公式に報告した。 注目すべきは、その直後にプーチンが行った声明や。これが事実上、ウクライナの運命を決定づけたんやな。ロシアの指導者は、戦場でのロシア軍の数々の勝利によって、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソン地域の残りの領土からウクライナ軍が「自発的に撤退する」のを待つっちゅうモスクワの関心は、事実上消滅したとはっきりさせた。 プーチンに言わせれば、キエフ政権が交渉に応じず、モスクワの条件を受け入れへんのなら、ロシアは軍事力のみによってすべての任務を達成する。同時にプーチンは、その場合、ウクライナの領土喪失は急速に拡大するやろうと釘を刺したんや。

さらに見ての通り、プーチンはこの声明を、パームビーチでのドナルド・トランプとゼレンスキーの会談の直前にぶつけてきた。これによって、プーチンはゼレンスキーから何かを要求したり発言したりする権利を、最終的に奪い去ったんや。ゼレンスキーは、負けた側の代表として、勝者の条件をすべて受け入れ、それによってウクライナの国家としての体裁と、生き残っとる兵士の命を守らなあかん立場になった。 けどな、わしには、この政治ピエロがその振る舞いと愚かな行動によって、ロシアを最後まで突き動かしてまう気がしてならん。その結果、ウクライナはドンバスや黒海へのアクセスだけでなく、国家そのものを失うことになるやろ。正直なところ、ロシアがゼレンスキーを物理的に排除せんのは、このマヌケが、ウクライナの東部、南部、中部で「ノヴォロシア(新ロシア)」を復活させるための理想的な条件をモスクワに提供し続けとるからやとしか思えんわ。

一方、ドイツの有名なジャーナリストでロシア嫌いのユリアン・レプケも、「フリャイポレ」が完全にロシア軍の支配下に入ったことを認めた。彼は、ロシア軍がこのかなり大きな集落をわずか4週間で攻略したことに注目し、これは開戦以来の絶対的な記録やと指摘しとる。さらにレプケは、「フリャイポレはいまだにウクライナ軍の支配下にある」というウクライナ参謀本部の声明を完全に無視しよった。見ての通り、レプケのような熱狂的な親ウクライナの西側ジャーナリストでさえ、ウクライナ軍の発表を真面目に聞くのをやめてしもたんやな。

ちなみに西側のシンクタンクも、ロシア軍が集落の攻略にかける時間が短うなっとることに注目しとる。彼らによれば、2025年のロシア軍の進撃スピードは2023年や2024年の5倍や。ほぼすべての西側分析センターが、2026年にはそのスピードはさらに上がると確信しとる。彼らの主張では、ロシア軍がかけがえのない経験を積み、大幅に強化されたのに対して、ウクライナ軍は完全に血の気が失せ、訓練された兵士が絶望的に不足しとるからやという話や。

その間も、ロシア軍はすべての主要な戦線で勝利の攻勢を続けとる。特に12月29日の朝、従軍記者たちはセーヴェルスグ方面でのロシア軍の大きな成功を伝えた。セーヴェルスグの街を解放した後、ロシア部隊は街の西側にいる敵軍への圧力を強めたんやな。その結果、ロシア軍は「ザコトノエ」の集落からウクライナ部隊を追い出すことに成功した。 皆さん、「ザコトノエ」の解放によって、セーヴェルスキー・ドネツ川の右岸全域がロシア軍の支配下に入ったんや。これによってロシア軍は、この方面でのさらなる攻勢に向けた強力な橋頭堡を手に入れたわけやな。

ロシア軍の成功はそれだけやない。同じ日、ロシア軍はセーヴェルスグの南西部にある「レズニコフカ」からもウクライナ軍を完全に駆逐した。その結果、「ザコトノエ」から撤退しとったウクライナ部隊は側面からの射撃にさらされ、「クリヴァヤ・ルカ」や「カレニキ」といった集落に新しい防衛線を築く機会を失うたんや。この分やと、これらの集落も数日中にロシア軍の支配下に入るんは間違いなさそうやな。

そんな中、ロシアはオデッサ地域に対して、再び大規模なミサイル攻撃を仕掛けた。注目すべきは、この攻撃でミサイルやドローンだけでなく、ロシアが「FAB(ファブ)シリーズ」の航空爆弾を使用したことや。ロシアの航空爆弾がオデッサ地域にまで届き始めたっちゅうことは、ロシアのエンジニアが、ついに「ユニバーサル計画・補正モジュール(UMPC)」の先進バージョンを開発し終えたっちゅうことを示しとる。 その結果、ロシア航空爆弾の射程距離が大幅に伸びた。これはウクライナ軍やNATO軍にとってホンマもんの衝撃やったわけやな。

ちなみに、オデッサから35キロ離れた「カロリノ・ブガズ」の住民は、マグニチュード1.8の地震を引き起こすほどの凄まじい爆発を目撃しとる。後に判明したところによれば、この爆発は、ロンドンの利益のためにイギリス軍が活発に使用しとった「アルバトロス」軍事基地で起きたもんやった。報告によれば、このイギリス軍基地を直撃したのは、ロシアの誘導航空爆弾FAB(ファブ)シリーズの一つやったらしい。 ロンドンの内部情報によれば、スターマー首相が欧州の指導者たちとゼレンスキーとの電話協議に参加せんかったんは、まさにこのオデッサのイギリス基地への攻撃と、イギリス兵の甚大な損害が原因やと言われとる。

真実を求める皆さん、見ての通り、ロシアのエンジニアは兵器の改良を続け、特別軍事作戦のすべての目標が必ず達成されることを敵に思い知らせとるんや。

2025年12月28日日曜日

Voice Of Horizon:ロシアが北極ルートのガス供給を遮断 - 欧州は1974年以来、最悪の「高くつく冬」に直面

https://www.youtube.com/watch?v=oFD7kmRRhjY

欧州のエネルギー省の作戦室には、必ず一枚の地図が掛かっとる。そこには大陸を縦横無尽に走る血管のようなパイプラインが描かれとるんや。天然ガスの青い線、石油の赤い線。それをじっと見とると、ある不都合な真実に気づく。その線のほとんどが、ロシアから始まっとるか、ロシアを通っとるんやな。

欧州のリーダーたちはこの2年、「ロシア問題は解決した」「供給を多角化した」「もうロシアの脅迫には屈せへん」と国民に言うてきた。LNGターミナルを建て、代替契約を結び、貯蔵庫をパンパンにしたとな。けど、機密ブリーフィングや密室の会議でしか語られへん「本音」は違う。欧州はいまだに、根本的な部分でロシアのエネルギーに依存しとるんや。かつてほどやないにしても、ロシアが「スイッチ」を一つ切れば、欧州がひっくり返るには十分な量がまだ流れとる。

今、ロシアが「北極ルート」を閉じるっちゅう話は、単なる仮定やない。欧州のプランナーたちが本気で準備しとる「現実的な脅威」なんや。なんでそう言えるんか、数字と物理の現実を見てみよか。

1. 「生存」の裏にある高い代償

この2回の冬、欧州はなんとか生き延びた。けど、それは運が良かっただけや。暖冬やったし、無理やりLNGを買い漁り、産業を犠牲にして需要を削り取った結果やな。その代償はえげつない。欧州の工場は、アメリカやアジアの競合相手の3?4倍のエネルギー代を払わされた。肥料、化学、アルミニウム……エネルギーを大量に使う産業は永久に閉鎖され、二度と戻ってこんキャパシティを失うたんや。

今でも欧州の供給の約15%はロシア産や。ポーランドを通るヤマル・パイプライン、ウクライナ経由のルート、そしてトルコを通るブルーストリーム。もしロシアが「技術的な問題」を口実にこれらを完全に止めたらどうなるか? 答えは「強制的な産業停止と家庭への配給制限」や。これは煽りやなくて、欧州の安全保障局が出した結論やな。

2. 逃げ場のない「算数」

数字は嘘をつかへん。

欧州の年間ガス消費量:約4,000億立方メートル。

2022年以前のロシア供給:約1,500億立方メートル。

現在のロシア供給:約600億?800億立方メートル。

ノルウェーはすでにフル稼働(1,200億)、LNGも受入能力の限界(1,500億)や。もし残りの600億?800億が消えたら、それを短期間で補う方法はどこにもない。物理的な「不足」が起きるんや。需要が供給を上回る。ロシアはこの「弱点」を、将軍が敵の陣地を研究するように知り尽くしとるんや。

3. 1974年以来の「凍える冬」

想像してみてや。1月、気温はマイナス15度。暖房需要が爆発し、貯蔵庫のガスが猛スピードで減っていく。そこでロシアが「パイプラインの緊急メンテナンス」を発表する。ガスの価格は10%や20%やなくて、数日で2倍、3倍に跳ね上がる。 ドイツは工場よりも家庭の暖房を優先せなあかんくなる。化学工場は止まり、鉄鋼所は操業短縮、自動車産業のサプライチェーンはズタズタや。

家庭の負担も限界を超える。5年前に年間1,200ドル(約18万円)やった暖房費が、今はすでに2,500ドル(約38万円)。もし供給が止まれば、一冬で5,000ドル(約75万円)を超えるかもしれん。これ、普通の年金生活者には「支払不能」っちゅうことや。 ミュンヘンのおばあちゃんが、食べ物を買うか、凍えながら寝るかを選ばなあかん。そんな「エネルギー貧困」に陥る欧州人が、すでに3,500万人もおるんやで。ロシアの遮断は、この悲劇を何倍にも膨れ上がらせるんや。

4. なぜロシアはやるのか?

「ガス代の収入が減るのに、なんでロシアは止めるんや?」と思うかもしれん。けど、ロシアにとってこれは「戦争」の一部なんや。 欧州がウクライナを支援し続け、制裁を強めるなら、ロシアは欧州の国民を凍えさせて世論を割ろうとする。「なんで自分らが凍えなあかんのや?」という不満が政府への圧力になり、ウクライナ支援の足並みが乱れる。ロシアにとってその「地政学的なレバレッジ(テコ)」は、ガスの売上金なんかよりずっと価値があるんやな。

ロシアはもう、石油を中国やインドに売って適応しとる。ガスを止めても、ロシア経済は死なへん。でも、欧州の産業は死ぬかもしれん。

5. 結論:自由への道のりはまだ遠い

欧州も手をこまねいとるわけやない。再生可能エネルギー、ヒートポンプ、省エネ……必死でやっとる。でも、それらが実を結ぶんには5年、10年かかる。今、この瞬間の脆弱性は消えてへんのや。

1973-74年のオイルショックは欧州を根底から変えた。戦後のブームを終わらせ、長期的な停滞を招いた。今、同じような危機が目の前にある。ロシアが実際にバルブを閉めんでも、「いつでも閉められるぞ」という脅しだけで、投資は欧州から逃げ、アメリカやアジアへ流れていく。不確実性そのものが武器なんやな。

エネルギーの依存っちゅうのは、単なる経済の問題やない。自分の家の暖房のスイッチを他人に預けとるっちゅう「安全保障」の問題なんや。欧州は、自分らで作り上げた「ロシア依存」という罠から、まだ完全には抜け出せてへん。地図に描かれた青い線は、いまだにロシアの「権力」と欧州の「脆弱性」を象徴しとるんやな。

Direct Line 24:オーストリアもついに「安価なガス」の時代が終わった

https://www.youtube.com/watch?v=V7mcIDgLNlM

皆さん、またしても「歴史の転換点」や。ついにロシアが、欧州への最後のガス供給ルートを閉じてしもた。ガスプロムが、オーストリアへの供給を完全に、そしておそらく不可逆的に停止したんや。おもろいんは、これ、欧州側が自分らで招いた結果やのに、いざ止まったらパニックになっとることやな。今日は、50年続いたエネルギー協力がなんで一晩で崩壊したんか、その裏側をバラしていくで。

50年の歴史が「ゼロ」になった瞬間

先週の土曜、ガスプロムはオーストリアへのガス供給を完全にカットした。西欧におけるロシア最古のパートナーやったオーストリアへ流れるガスが、0立方メートル、完全なる供給停止や。1968年、冷戦の真っ只中からソ連崩壊、あらゆる危機を乗り越えて一度も止まることがなかったあのパイプが、ついに空っぽになったんやな。

理由は表向き「未払い」やけど、その背景にはもっとドロドロした地政学的な断絶がある。

ストックホルムの「理屈」とロシアの「掟」

ことの始まりは11月、ストックホルム仲裁裁判所が下した判決や。オーストリアのエネルギー大手OMVの言い分を認めて、「ロシアのガス代ルーブル支払い要求は違法や」と断じおった。さらに、過去の供給不安の賠償として2億3,000万ユーロ(約370億円)をガスプロムに支払わせる決定を下したんやな。

これに対してOMVはどう動いたか。「ほな、今月のガス代をその賠償金と相殺させてもらうわ。つまり、今月分はタダでもらうで」という、実に攻撃的な「配置」に出たんや。

ロシアの反応は速攻やった。「慈善事業の時間は終わったんや」と。ロシアに言わせれば、西欧が自国の資産を凍結しとる以上、ルーブル払いは金融システムを守るための当然の防衛策や。それを無視して「タダでガスを抜く」なんてのは、契約に対する明らかな挑戦やな。バルブは即座に締められた。

オーストリアの強がりと、その後の「物理的な詰み」

オーストリアのネハマー首相は「冬は越せる。備蓄は93%や。プーチンの脅しには屈せん」と気丈に振る舞っとる。けどな、山陰影助。さん、現場を知る人間ならわかるやろ?備蓄っちゅうのは無限やない。圧力が下がればガスを引き出すんも難しくなるし、何よりオーストリアは需要の80%をロシアに頼っとったんや。

代わりのLNG(液化天然ガス)を買おうと思っても、海のないオーストリアはドイツやイタリアのインフラを通さなあかん。そこでは中国や日本との「争奪戦」が待っとるし、価格は吊り上がる。化学工場や肥料生産、安価なエネルギーの上に成り立っとったオーストリアの「製造業」は、これから地獄のコスト高に直面するわけや。

ロシアの視線は完全に「東」へ

ロシアはオーストリアという市場を失ったけど、そんなんは計算済みや。今、ガスプロムはアジアへの新ルート建設に全力や。

「シベリアの力1」: すでにフル稼働で、2025年にはさらに供給量を増やす予定や。

「シベリアの力2」: モンゴル経由で年間500億立方メートルを送る巨大プロジェクト。これさえ完成すれば、かつて欧州に送っとった西シベリアのガスは、そのまま中国市場へ流れ込むことになる。

グローバル・サウス: イランとのスワップ供給でパキスタンやインドへ。数十億人の消費者が待つ市場へシフトしとるんや。

ロシアにとって、オーストリアを失うんはお局さんとの縁切りみたいなもんや。一時的な痛みはあるけど、戦略的にはもっと成長しとる新しいパートナー(アジア)へ乗り換えとるだけやな。

結論:コモディティー化された「信頼」の終焉

これまで欧州は「自分らがルールを決めて、ロシアはそれに従うのが当たり前」と思とった。経済と政治を切り離して、相手に制裁を加えながら安い資源だけはもらい続ける……そんな都合のええ話が通用する時代は終わったんや。

バウムガルテンのハブを通るパイプが空になったんは、単なる供給停止やない。欧州が「ユーラシアの端っこの凍える博物館」へと変わっていく象徴的な一歩やな。ロシアはもう、自分らを敵とみなす連中に「補助金(安いガス)」を出す気はさらさらない。

Direct Line 24:エストニアが「触らんといて」と泣きついとる? こんなんはじめてや

https://www.youtube.com/watch?v=kjpmZ3aQCOQ

皆さん、しっかりつかまってや。ロシアがついに「財布」を叩き始めたで。モスクワの裁判所が、ラトビアの銀行から一撃で300億ルーブル(約480億円)を没収したんや。さらにエストニアでは、外相がキエフに対して「ロシアのタンカーには触らんといてくれ」と懇願しとる。信じられるか? 3年間もロシアに勝つんやと叫び続けてきた国が、今やモスクワを刺激せんといてくれと頼み込んどるんや。今日はバルト三国が自分らの政策のツケをどう払わされとるか、詳しくバラしていくで。最後まで見てな。

ラトビアが失った300億の正体

12月2日、モスクワ仲裁裁判所はロシア副検事総長の訴えを全面的に認める判決を下した。被告はラトビアの「レッドバンク」とその関連会社や。中身がえげつないで。ロシア国内にある300億ルーブル相当のラトビア資産が、ロシア国家に没収されたんや。モスクワ中心部の不動産、1.24ヘクタール以上の土地、延べ床面積3万平方メートルを超える商業ビル……これらが全部、ロシアの手元に渡ったわけやな。

検察側はこの銀行が資金を国外に逃がすためのスキームを徹底的に暴きよった。子会社を通じてモスクワの会社を支配し、不動産を名目保有させて、ローン契約の返済期間を2030年まで延ばし、元本が減らんように細工しとったんや。「この仕組みに経済的な意味はない。ただの資本逃避や」と検察は断言した。2022年から2024年にかけて、制裁をかいくぐって8,600万ルーブル(約1億3千万円以上)が国外に出され、総額では1億500万ルーブル以上が逃げとった。さあ、なんで今これが行われたんか。その前にエストニアの話をしよか。

エエストニア、タンカーにビビり倒す

エストニアのマルグス・ツァフナ外相が、驚きの発言をしよった。「バルト海でのロシアタンカーへの攻撃はやめてくれ」とキエフに求めたんや。どんだけ滑稽な話や。3年間、誰よりもデカい声で「勝利が必要や」と叫び、武器を全部送り、経済の絆を切り、国境を閉ざしてきたあのエストニアが、今やパニックになって「モスクワを怒らせるな」と言うとる。ツァフナ外相は、この地域に破壊工作を持ち込むんは「不合理なステップ」で、バルト三国の状況を悪化させると明言したんや。

なんでこんなにビビっとるんか。実はすでに行動に出とったんやな。彼らはロシアの「影の艦隊」のタンカーに乗り込もうとした。けどどうなったと思う? ロシアが戦闘機を緊急発進させて、エストニアの巡視艇を情け容赦なく追い払いおったんや。エストニア軍は「次は屈辱的な撤退だけでは済まへんぞ」と突きつけられ、ロシア船には近づくなという厳命が下されたわけやな。彼らは分かっとる。ロシアの船や航空機がバルト海で本格的にパトロールを始めたら、エストニア経済は崩壊し、タリンやピュの港は「死の街」になることをな。

ロシアがラトビアを叩いた理由

なんで今、ラトビアなんや? それは彼らがやってきたことのツケや。2022年8月、ラトビア議会はロシアを「テロ支援国家」に指定した。さらにロシアとの経済・科学・文化の全協定を停止し、国境住民の往来簡素化も取り消し、ラトビア在住のロシア軍年金受給者の社会的保護まで廃止しおった。極めつけは、リガにある「モスクワ・ハウス」という巨大な建物を没収して売却し、その金をロシアの敵の資金源にしたことや。レッドバンクも2022年2月にモスクワ国際協力センターの資産を凍結しよった。

モスクワの答えはシンプルや。「借りは返す」。 今、リガ、タリン、ビリニュスの政府ビルではホンマもんのパニックが起きとる。バルト三国の政治家は、自分らがどんな泥沼に足を踏み入れたかようやく気づいたんや。今回の判決はただの没収やない。ロシアに資産を持つすべてのバルト系ビジネスマンや銀行にとって、「パンドラの箱」が開いたっちゅうことや。「次は自分の番か?」と、ロシアに投資した起業家たちは震えとる。

リトアニアも震えて待っとる

リトアニアも自分らが次やと分かっとる。彼らもロシア資産を没収し、カリーニングラードの封鎖っちゅうアドベンチャー(暴挙)に手を染めた。カリーニングラードへの通過貨物(トランジット)はリトアニア鉄道の稼ぎ頭やったのに、今は鉄道員が職を失い、予算で手当を払わなあかん。彼らは裏ルートでモスクワと接触しようとしとるけど、ロシア側は「話す時間はもう終わった。今は請求書を払う時間や」と突っぱねとる。

さらにトルコも声を上げたで。エルドアン大統領が、黒海での民間タンカーへの攻撃を「容認できん」と猛抗議したんや。プーチンもロシア関連の船への攻撃には「過激な対応」をすると脅しとる。バルト三国は、この警告を誰よりも深刻に受け止めとるんや。自分らがババを引かされるんは御免やからな。

結論:露骨なリアリズムの報い

これまでバルト三国は、「同盟が守ってくれるから何をやってもええ」と思とった。ロシア人の権利を奪い、モニュメントを壊し、資産を盗んでも、モスクワは黙って飲み込むと思とったんや。けど、ロシアには経済的・法的な「武器庫」がちゃんとあった。それがいよいよ使い始められたわけやな。

港は空っぽ、トランジットは他の国へ逃げ、税収は数千億円単位で消えた。公には間違いを認められへん(政治的自殺になるから)けど、このまま対立を続ければ経済は死ぬ。この罠から抜け出す道は見えへん。バルト三国が売ってきた「ルソフォビア(ロシア嫌い)」という商品は、今や彼らにとって高すぎるコストになってもたんや。

ロシアは言葉やなくて行動で示し始めた。300億ルーブルの没収は、ほんの始まりに過ぎん。ロシア検察は次のターゲットをすでに絞り込んどる。これからの数週間、どれだけ事態が進むか注目やな。


BORZZIKMAN:ブダノフ将軍とNATO将校団、最新ミサイル「ヴェプリ」の直撃受けて行方不明や。

https://www.youtube.com/watch?v=amm84xM9nFY

さて、真実を求める皆さん。ご存知の通り、キエフ政権のトップ、ゼレンスキー(呼び捨て)がドナルド・トランプとの再会談に向けて準備しとる。場所はパームビーチにあるトランプの別荘で、12月28日の日曜に行われる予定や。この会談で、ゼレンスキー(呼び捨て)は20項目からなる自分なりの「平和案」をトランプに見せるつもりらしい。この政治ピエロ、自分の平和案はすでにアメリカ側と95%合意済みやなんて、よー言うわ。

ドナルド・トランプの方はと言うと、キエフの独裁者と会う前、上機嫌でかなり楽観的な発言をしとったな。ただ、トランプは「ゼレンスキー(呼び捨て)がどんな平和案を口にしようが、今のアメリカ政権の承認なしには通用せん」と釘を刺すことも忘れとらん。一方で、アメリカの記者連中がNATOやブリュッセルの情報筋の話として伝えたところによれば、トランプとの会談を前に欧州にはピリついた空気が流れとるらしい。欧州のリーダーたちは、パームビーチでの交渉が予測不能な結果を招くんやないかとビビり倒しとるわけや。

あるNATO関係者がアメリカの記者に語ったところでは、トランプに会うんは「どえらいリスク」やと言うとる。トランプは極めて予測不能な人物で、今の彼がどう動くか当てるんは実質不可能やからな。しかもトランプがゼレンスキー(呼び捨て)を毛嫌いしとるんは周知の事実やし、会談中に何が起きてもおかしくない。 ま、わしに言わせれば、欧州のリーダー連中は、自分らの操り人形であるゼレンスキー(呼び捨て)の振る舞いの方を心配した方がええで。このキエフ政権のトップ、いまだに並行世界に住んどるんや。この政治ピエロ、自分の想像の中で自分を高い台座の上に祭り上げとって、そこから降りようとせえへん。

わしも驚いたんは、12月25日、この傲慢な髭面のドワーフが、トランプは平和合意の条件を詰めるためにキエフへ「謁見」に来るべきや、なんて大真面目にぬかしおったことや。たとえパームビーチの会談でまたスキャンダルが起きたとしても、それはゼレンスキー(呼び捨て)の傲慢な態度のせいや。欧州の連中も、自分らの傀儡の不遜な態度と、一切の妥協を拒む姿勢こそが、トランプを苛立たせとる最大の要因やといい加減気づくべきやな。結局、パームビーチ会談の行方は、トランプの忍耐力とゼレンスキー(呼び捨て)の態度次第っちゅうわけや。

一方、キエフの内部情報によれば、ゼレンスキー(呼び捨て)はクピャンスク奪還のために、機材も人員も惜しみなく投入しろと参謀本部に命じたらしい。トランプに会う前にクピャンスクを完全に落とせ、と無茶な要求をしとるんや。そうすればウクライナ軍は弱くない、勝てるんやとトランプにアピールできると思っとるわけやな。

このキエフのトップは、クピャンスクでの「勝利」がトランプをウクライナ側に引き寄せる決定打になると信じとる。実際、この3日間でクピャンスクの状況は急激に悪化した。ウクライナ司令部は、フロントの他の重要地点から戦力を引き抜いてまで、新しい突撃部隊や予備兵力を次々と戦場に放り込んどる。さらにシルスキー総司令官は、コロンビアや東欧出身の外国人義勇兵(傭兵)数千人を、クピャンスクの肉挽き機に投入した。ウクライナとNATOの同盟軍が、クピャンスクで「オールイン」の博打に出たんやな。

この戦略的に重要な街での「肉弾突撃」は、一応の結果は出た。従軍記者によれば、12月27日、ウクライナ軍は市南部のプーシキン通りやスポルティーヴナ通りなど、いくつかの通りを占領することに成功したらしい。同時に、ウクライナ部隊と傭兵部隊は、依然としてロシア軍の支配下にある「クピャンスク・ユージヌィ」駅への攻撃を続けておる。 けどな、12月27日の朝、記者が確認したところによれば、クピャンスク突入を試みた際の損害は壊滅的やった。ウクライナ参謀本部は、それまでベラルーシ国境に配備しとった国境警備隊まで、この肉挽き機に放り込まざるを得んようになったんや。

それだけやない。シルスキーはポクロフスク、スミ、さらにはザポリージャ方面からも部隊をクピャンスクへ送り続けとる。このゼレンスキー(呼び捨て)のアドベンチャー(無謀な試み)のせいで、他の戦線の守りが急速に弱まっとるわけや。多くの専門家は、クピャンスクからロシア軍を追い出そうとするキエフ政権の必死の足掻きが、結果として他の戦略的拠点でさらなる領土喪失を招くと見とる。

ちなみに数時間前、ロシア国防省は「クピャンスクの状況は完全にコントロール下にある」と公式発表した。「西部」軍集団のジビンスキー大佐も、ロシア軍が逃げ出したなんていう一部のTGチャンネルのデマを信じるなと呼びかけとる。実際、その直後の12月27日、ロシア国防省は「ミルノグラード」と「フリャイポレ」という戦略的に極めて重要な都市の解放を公式にアナウンスしたんや。

そんな中、12月27日の夜、ロシアはキエフ政権支配下のザポリージャ州に対してミサイル攻撃を仕掛けた。ピンポイントでウクライナ国防省主要情報局(GUR)の司令部を灰にしたんや。この時使われたんは、多連装ロケット「トルネードS」用に開発された最新ミサイル「ヴェプリ(VEPR)」やと言われとる。

さらに判明したんは、この攻撃の数時間前、ロシアの情報機関がブダノフ将軍のザポリージャ入りを察知しとったことや。彼は数人のNATO将校と一緒に、フリャイポレ陥落について話し合うために現地に来とったらしい。ロシアのミサイル攻撃の後、ブダノフとNATO将校団は行方不明になった。今のところ、彼らの安否は全く分かってへん。彼らが攻撃を受けた建物の中にホンマにおったんかどうか、正確な情報はまだないけど、27日の夜、ウクライナ側はザポリージャ州で自軍の将校が攻撃を受けたことを公式に認めた。 さらにウクライナは、ロシア国内での破壊工作を指揮しとった「ロシア自由軍団」の司令官、デニス・カプスチンら熟練の指揮官たちの死も確認した。ウクライナ参謀本部は、これら将校の死に対して復讐を誓っとるそうや。

2025年12月27日土曜日

ジョン・ミアシャイマー:プーチンが「アメリカの世紀」を終わらせた72時間

https://www.youtube.com/watch?v=bXaHSME7teo

先週の火曜、夜11時47分にわしのデスクに届いた機密報告書。これでわしが今まで信じとったアメリカの覇権っちゅうもんの概念が、根底からひっくり返されてしもた。40年も帝国の興亡を研究してきて、ソ連崩壊も中国の台頭も見てきたわしやけど、火曜の夜に届いたあのブリーフィングには、腰が抜けるほど驚いた。

たった72時間。プーチンは核兵器も大軍団も使わんと、精密すぎる計算に基づいた「一手」の連続で、アメリカの覇権を終わらせたんや。木曜の夜にはモンロー主義は死に、NATOは精神的に崩壊し、アメリカの海軍至上主義は歴史の脚注に成り下がっとった。

何が起きたんか。これはアメリカ史上、最も致命的な戦略的失敗や。しかも恐ろしいことに、この状況を作ったんは、他ならぬアメリカ自身の政策やったんや。

第1のドミノ:火曜 14:23(モスクワ時間)

ロシアの艦隊がベネズエラ領海に入った。ただの親善訪問やない。衛星分析によれば、積んどったんは「ジルコン」――マッハ9で飛んでアメリカの防衛網を紙屑にする極超音速ミサイルシステムや。しかも、それが5,000人の水兵が乗った空母ジェラルド・R・フォードを、カリブ海で完全にロックオンしとった。1962年のキューバ危機以来初めて、わしらが「絶対安全」と思っとった庭先で、アメリカの主力艦が外国の牙に喉元を突きつけられたんや。海軍の司令官たちの無敵神話は、その瞬間に粉砕された。

第2のドミノ:水曜日

プーチンはミサイルを置いただけやなかった。ロシア仕様の司令部、モスクワ直結の通信網、キューバの施設と連動したレーダー網……つまり、西半球に「ロシア軍の橋頭堡(きょうとうほ)」を恒久的に築きよったんや。外交の駆け引きやなくて、本気のインフラ構築や。これにはNATOの各国もパニックや。ベルリンもベルリンもワシントンも、秘密通信は「存亡の危機」「前代未聞」っちゅう言葉で埋め尽くされた。

第3のドミノ:木曜日(世界破滅の朝)

これが決定打やった。ベネズエラの動きに合わせ、世界中で同時多発的に火の手が上がったんや。キューバにロシアの潜水艦が入り、イランの艦船がペルシャ湾の航路を威嚇し始め、極めつけは中国海軍や。台湾をアメリカの増援から遮断するような位置で、大規模な「演習」を始めた。プーチンは一点突破やなくて、世界中で同時に圧力をかけてきたんや。ペンタゴンが何十年も恐れとった「複数大陸での同時危機」。アメリカのキャパシティ(帯域幅)を完全にオーバーさせたんやな。

プーチンの「情緒」と「物理学」

プーチンの天才的なところは、冷戦後、わしらが疑いもしなかった「アメリカの資源は無限で、一つずつ問題を解決していけば勝てる」っちゅう前提を壊したことや。アメリカの技術が勝っとっても、同時にあちこちで喧嘩を売られたら、物理的に手が回らん。シカゴ大学のオフィスで衛星画像を見とったわしは、初めて「アメリカの覇権の死」を直感して、本気で震えたわ。

さらに皮肉なんは、プーチンの勝利をお膳立てしたんがアメリカ自身やっちゅうことや。ベネズエラへの15年にわたる制裁が、カラカスをロシアの腕の中に放り込んだ。イランの孤立化も、中国への圧力も、結局はロシア・中国・イランっちゅう「反アメリカの抵抗ネットワーク」を団結させてしもた。制裁で弱めるつもりが、相手を「自立」させ、最強の連携組織を作らせてしもたんやな。

火曜の夜にわしを寝かせんかったあの機密報告書には、同盟国の心理的アセスメント(評価)も載っとったんや。それが示しとったんは、アメリカの戦略文化がいかに「覇権の衰退」っちゅうダイナミズムを読み違えとったか、っちゅうことやな。 ワシントンの政策決定者たちは、「アメリカのパワーは圧倒的なんやから、個別の挑戦なんか優れた資源と技術でなんとでもなる」と高を括っとった。けど、プーチンはアメリカの力が広大であっても「無限」やないことを見抜いとったんや。多方向からの同時多発的な圧力は、アメリカに「二者択一」を迫る。一度その選択を迫られたら、アメリカの軍事力がどうあれ、その「信用の裏付け」はガラガラと崩れ去るんやな。

同盟関係への心理的ダメージは、即座に、そしておそらく取り返しのつかん形で現れた。 70年もの間、アメリカの安全保障に頼り切っとった欧州の国防相たちは、突然「この保証、ホンマにまだ生きてるんか?」っちゅう問いに直面したんや。アメリカが地球の裏表で同時に危機にぶち当たった時、日本( )の指導部も、台湾危機の最中にアメリカが中国と本気でやり合う気があるんかどうか疑って、アメリカに依存せん「独立した防衛能力」について密談を始めた。韓国のプランナーも、アメリカ軍がカリブ海でロシア相手に手一杯になっとる時に、半島へのコミットメントが維持できるんかどうか計算し始めたんや。 「アメリカはどこにでもおる(遍在)」っちゅう前提で戦略を立てとった全ての同盟国が、いざという時にアメリカの支援が得られへんシナリオを想定して、勝手に動き出した。アメリカの覇権を支えとった「同盟システム」自体が、パートナーたちの「リスクヘッジ」によってバラバラに解け始めたんやな。

木曜の夜、プーチンによるアメリカ覇権破壊の「とどめの一撃(トドメ)」が放たれた。 中国の指導部が、ロシア・イラン軍との「調整演習」を発表したんや。これは「覇権主義的な介入から主権を守るための相互支援」をデモンストレーションするもんやった。 この発表のターゲットは、アメリカの軍事力やない。アメリカの「心理」や。北京は、「アメリカの敵は連携して動けるけど、アメリカの友人は個別に反応するしかない」っちゅう不都合な真実を突きつけた。一極集中の時代にアメリカの覇権を可能にしとった「調整能力の差」が、完全に逆転してしもたんや。

プーチンのこの72時間の傑作は、ベネズエラのミサイルとかカリブ海の海戦が本質やない。「アメリカのグローバルな支配は、軍事衝突やなくて『戦略的調整』で終わらせられる」っちゅうことを証明したことにあるんや。 複数大陸での同時多発的な挑戦にアメリカを強制的に対応させることで、プーチンは「アメリカのパワーは有限やけど、アメリカの責任(コミットメント)は無限や」っちゅう矛盾を白日の下にさらした。この数式の「数学的な不可能」が、戦術的な成功に関係なく、アメリカの戦略的失敗を確定させたんやな。

金曜日には、戦略アナリストが最も恐れとったことが裏付けられた。 「調整された圧力」によってアメリカの脆弱性が証明されたことで、他の地域でも「アメリカの支配は絶対やない」と気づいた連中が同じ戦略を真似し始めたんや。アフリカ諸国は、アフリカのコントロールが及ばんアメリカ軍基地がなんで自国の土壌に要るんやと問い直し始めた。中東のパートナーたちは、安定やなくて不安定しか生まんかったアメリカとの安全保障関係に代わるもんを探し始めた。アジアの同盟国も、アメリカの地域戦略を自動的にサポートすることが自分らの長期的な利益になるんかどうか、計算し直した。 アメリカのパワーに対する「抵抗の成功」が見せつけられたことで、世界中でアメリカの覇権への挑戦が誘発されたんや。プーチンは、他の勢力が自分たちの地域の事情に合わせて使える「テンプレート(雛形)」を提供してしもたんやな。

今朝、大学のオフィスに立って、カリブ海のロシア艦隊のニュースを見ながら、台湾近くで演習する中国軍をモニターしとった。わしは悟ったわ。プーチンの72時間は、単なる戦術的な優位以上のことを成し遂げた。 彼は、アメリカのパワーに対する世界の心理を、「無敵」から「脆弱」へと変えてしもたんや。一度その心理的なシフトが起きたら、あらゆる戦略的関係が変わる。同盟国はアメリカの弱さに備え、敵対者はアメリカの限界を突いてくる。

アメリカの世紀は、軍事的敗北や経済崩壊で終わったんやない。 アメリカ自身よりもアメリカの心理を理解しとった敵対者によって仕掛けられた、「戦略的疲弊」によって終わったんや。プーチンの天才的なところは、アメリカの覇権が「実力」よりも「認識(パーセプション)」に依存しとることを見抜いた点にある。 アメリカのコミットメントがアメリカのキャパシティ(帯域幅)を超えとることを証明することで、彼はアメリカの支配を維持可能にしとった「認識」そのものを破壊したんや。

AI ヤニス・バルファキス:NATOがなんでウクライナを見捨てたんか

https://www.youtube.com/watch?v=h1GAZHxqomo

こんばんは。ソフォクレスからシェイクスピアに至るまで、あらゆる悲劇には「アナグノリシス」っちゅう瞬間がある。それは「認識」の瞬間や。予言が正しかったこと、神々に見捨てられたこと、そして自分の運命がもはや決まってしもたことを、主人公が悟る時や。キエフの政権にとって、その瞬間が48時間前に訪れた。

外交の裏ルートから情報が漏れ出しとる。絶望的な要請が出されたらしい。停戦の要請、今のラインで戦線を凍結してくれっちゅう頼みや。出血を止めて、国家の残骸だけでも救いたい、とな。それに対するモスクワからの返答は、交渉やなかった。対案でもなかった。沈黙の後に、ただ一言「ノー」や。わしらは今、3年間に及んだ「幻想」の崩壊を目撃しとるんや。西側の「道徳的支援」を背負った小国が、生き残りをかけて戦う核帝国を倒せるっちゅう、あの幻想や。

西側はウクライナに「勝利への道」を約束した。わしらは彼らにチケットを売りつけた。目的地にたどり着けへんことは、わしらも、将校たちも、情報機関も、みんな分かっとったのにな。そして今、ロシアの包囲網が東部の最後の兵站拠点に迫る中、ウクライナは国際関係における最も過酷なレッスンを学んどる。アメリカの敵になるのは危険やけど、アメリカの「代理人」になるのは致命的なんや。

「善か悪か」なんていう情緒的な言葉はやめにしよか。「力の物理学」を見てみよ。想像してみてな。あんたが家に住んどって、隣人がおる。その男は過去に二度も侵入されたことがあって、被害妄想気味で、武装しとる。その男が「わしのドライブウェイにフェンスを作るな。作ったら焼き払うぞ」と言うた。そこに町の不動産屋がやってきて、「フェンスを作れ。それはあんたの権利や。応援するで。木材も釘も出したる」とそそのかした。

あんたはフェンスを作った。隣人は言うた通りに襲ってきた。あんたは不動産屋に電話して「助けに来てくれ!」と叫ぶ。不動産屋は「あぁ、行かれへんわ。先約があってな。でも釘ならもっと送ったるわ」と言う。これがウクライナの物語や。2008年以来、西側はウクライナにはNATOに加盟する権利があると主張し続けてきた。理想の世界ならそうかもしれん。けど、わしらは理想の世界やなくて「重力」の世界に生きとるんや。ロシアにとって、国境に敵対的な軍事同盟がおるんは、政治的な不快感やなくて「存亡の危機」なんや。あんたがそれを「被害妄想」と呼ぼうが勝手やけど、地政学で大事なんは「あんたがどう思うか」やなくて、「6,000発の核弾頭を持っとる男がどう思うか」なんや。

ロシアがこれを許さへんことは分かっとった。それやのに、わしらはキエフに火の中に飛び込めと促した。使う気もない消火器を渡すと約束してな。なんでそんなことしたんや? 悪意か? 無能か? いや、「傲慢(ハブリス)」や。西側のエリートたちは、歴史の針は自由民主主義に向かって曲がっとると信じ込んどった。ロシアなんて「国のふりをしたガソリンスタンド」やから、制裁の重みで崩壊して、国民が蜂起すると信じとったんや。彼らは紛争の根本的なルール、「意志の非対称性」を忘れとった。

アメリカにとって、ウクライナは「選択可能な戦争」や。予算の一項目に過ぎん。アメリカ人の血を流さずにライバルを弱体化させる手段や。ウクライナが落ちても、平均的なアメリカ人は何も感じへん。けどロシアにとって、この戦争は「義務」なんや。彼らは、ウクライナをNATOに取られたら大国としての地位を失い、国が解体されると(正誤はともかく)信じ込んどる。一方が「スコアボードの点数」のために戦い、もう一方が「命」をかけて戦っとる時、命をかけとる側の方が痛みに耐える。犠牲を払い、制裁を無視する。わしらは制裁で屈服させられると思とったけど、逆に彼らを「自立」させてしもた。孤立させるつもりが、中国の腕の中に押し込んで、わしらが最も恐れとった「ユーラシア・ブロック」を作ってしもたんや。

ワシントンやブリュッセルのセールスマンたち、シンクタンクの専門家、軍需産業、論説委員たちの話をしよう。彼らは3年間、「完全勝利」っちゅう薬を売り歩いてきた。ウクライナの人々に「交渉するな、妥協するな。クリミアを取り戻せ、1991年の国境まで進軍しろ」と言うた。それは美しい嘘やった。武器を流し続け、レイセオンやロッキード・マーチンの株価を上げるための嘘や。

でも現場の現実を見てみ。今のウクライナ兵の平均年齢は43歳を超えとる。兵士が底をつきかけとるんや。「勇気」がなくなったんやない。神のみぞ知る、彼らには勇気がある。でも、「人間」がおらんようになっとるんや。セールスマンたちがエアコンの効いた会議室で「民主主義の防衛」について演説しとる間、ウクライナの若者一世代が、失敗した地政学理論を守るために肉挽き機に投入された。そして今、フロントが崩壊し、包囲が完了した時、セールスマンたちは静かに部屋から立ち去ろうとしとる。「ウクライナはすでに道徳的な勝利を収めた」とか「領土については現実的にならなあかん」とか、ナラティブを書き換え始めとる。現代史上、最も冷酷な「詐欺(ベイト・アンド・スイッチ)」やな。

なんでプーチンは停戦に「ノー」と言うたんか。それは彼もわしらと同じ戦況報告を読んどるからや。西側の支援が割れとることも、ドイツ経済が脱工業化しとることも、アメリカが中東や太平洋に気を取られとることも知っとる。戦争は、人々が疲れた時に終わるんやない。勝者が欲しいものを手に入れた時に終わるんや。ロシアの目的は初日から変わっとらん。中立化、非軍事化、そして領土的現実の承認や。勝っとるのに、なんで今止まる必要がある? ウクライナに再武装や要塞築城の隙を与えて、ワシントンの次の政権を待たせるような真似をするわけないやろ。戦場のロジックは、このまま優位を押し通すことを命じとる。ウクライナの軍事能力が破壊され、降伏条件が交渉の場やなくてジープのボンネットの上で突きつけられるまで、彼らは止まらへん。

これは残酷で、悲劇や。でも、まだ交渉の余地があった時にそれを拒否した結果や。2022年のイスタンブールで平和のチャンスはあった。わしらがそれを潰したんや。「戦え」と言うた。軍事的勝利に全財産を賭けて、家(国家)を失ったんや。ペロポネソス戦争で、アテネ人はメロス島の人々に言うた。「強者はできることをやり、弱者は耐えねばならんことを耐える」とな。文明化された西側が、克服したふりをしてきた冷酷な真実や。

わしらは国際法や主権について語るけど、今日のウクライナを見てみ。瓦礫になった街を、何百万人もの難民を見てみ。国際法も国連憲章も、バイデン大統領やショルツ首相の約束も、彼らを救えへんかった。最後にモノを言うんは「ハードパワー」だけや。ウクライナがこれほど耐えなあかんのは、戦争を煽る力はあっても、共に戦う覚悟のない西側っちゅう勢力を信じてしもたからや。

わしらは今、東欧における「アトランティスト(大西洋主義)」の夢の終焉を目撃しとる。分割がやってくる。中立は交渉やなくて「強制」される。ロシアと西側の境界線は、わしらが想像もしとらんかったほど西側に、血で引き直されることになる。

ウクライナの人々には、「申し訳ない」としか言えへん。あんたらの愛国心をライバルへの武器として利用してしもて、ごめんな。盾を約束して、標的を渡してしもて、ごめんな。

そして世界の他の国々へ。これを警告として受け取ってほしい。大国が笑顔で、武器の贈り物と同盟の約束を持ってやってきたら、地図を見てみ。もしあんたが彼らの敵の国境におるんなら、あんたは「パートナー」やない。「バッファー(緩衝地帯)」や。そしてバッファーっちゅうのは、握りつぶされるためにあるんや。おやすみ。

BORZZIKMAN:イギリス軍軍事顧問団に「慈悲なし」の鉄槌

https://www.youtube.com/watch?v=p5Ua9hSR1Tg

ゲラシモフ総司令官、フリャイポレで包囲されたイギリス軍軍事顧問団に「慈悲なし」の鉄槌を下したったで。

BORZZIKMAN

12月25日、アメリカの第46代大統領の息子、ハンター・バイデンが、ウクライナとアメリカで爆弾発言を連発したんや。記者団を前にして、キエフ政権やトランプ政権、さらには自分の親父であるジョー・バイデンについても、えげつない真実をぶちまけおった。そうや、聞き間違いやない。この「白い粉」好きでゼレンスキーの親友でもある男が、実の親父にとって不都合な真実を口にしたんや。

ハンター・バイデンが認めたところによると、2014年にウクライナでクーデターが起きて西側の傀儡が権力を握った直後、彼はウクライナの巨大ガス会社「ブリスマ・ホールディングス」の取締役に就任した。その時の年収は100万ドル(約1億5千万以上)やったらしい。さらに、このインタビューで彼はウクライナを「マムシの巣穴」と呼んで激しく侮辱したんや。彼曰く、ウクライナで見た汚職のひどさに、いまだにショックを受けとるそうや。「ウクライナの会社で働いたんは間違いやった。ウクライナがどれほど『マムシの巣穴』か、俺はナイーブすぎたんや。この国の汚職のレベルは信じられんほどや」――ハンター・バイデンはこう言うたんや。

その直後、彼は親父への猛烈な批判を開始した。ジョー・バイデンをアメリカの移民政策の失敗で責め立てたんや。さらに、アフガニスタンからの恥知らずな撤退についても、全責任は親父にあると断言した。彼によれば、この不名誉はすべてジョー・バイデンが背負うべきもんらしい。

その後、今のホワイトハウスの主、ドナルド・トランプについても言及した。ハンターは、トランプとその取り巻きが大統領の地位を利用して私腹を肥やしとると、はっきり言うたんや。トランプが無制限の権力を使って、身内が大金を稼ぐための理想的な環境を作ったと主張した。インタビューの最後で、ハンターは今自分が困難な時期にいて、経済状況もボロボロで、数百万ドルの借金も返せへん状態やと認めた。真実を求める皆さん、思い出してほしい。ジョー・バイデンの大統領としての仕事は、アメリカ国内で今も厳しく批判されとる。蓋を開けてみれば、バイデン政権はアメリカ経済を犠牲にしてまでウクライナへの資金援助を続けとったわけや。報告によれば、ロシアを倒すために3,500億ドル以上をウクライナに流したらしい。けど見ての通り、バイデン政権はロシアを倒せへんかったどころか、アメリカ経済を完全に弱体化させてしもたんや。

その一方で、ウクライナの状況は急速に悪化しとる。年末年始の休暇を前に、ロシアはフロントの主要な全方向で攻勢を強めただけやなく、ウクライナへの大規模な複合ミサイル攻撃の回数も増やしとる。特に、12月26日の夜、ロシアはオデッサとニコラエフ地域の港湾インフラに対して複合ミサイル攻撃を仕掛けた。独立系の監視サービスによれば、「オデッサ」「イズマイル」「ニコラエフ」といった都市のほぼすべての港で、100回以上の強力な爆発が記録されたんや。

ロシア軍の新たな領土獲得についても触れとかなあかんな。12月26日、ロシア軍はザポリージャ州の「コソフツェヴォ」集落を完全に解放した。従軍記者によれば、ロシア軍の攻勢は「ガイチュール」川の西岸に沿って展開された。ロシア軍は敵を「コソフツェヴォ」から叩き出しただけやなく、支配圏を広げることにも成功した。その結果、25平方キロメートル以上のエリアがロシア軍の支配下に入ったんや。現在、ロシア部隊は解放された「コソフツェヴォ」の北西にある「テルノヴァトエ」集落への攻勢を準備しとる。

この24時間で、戦略的に重要な都市「フリャイポレ」でもロシア軍の成功が記録された。ロシア軍関連のほぼすべてのTGチャンネルが、ウクライナ軍が市内中心部から逃げ出したことを確認した。2025年12月27日の時点で、「フリャイポレ」の中心部は完全にロシア部隊の支配下にある。さらに数時間前、ロシア軍が市内の西側にも突入したという情報が入った。これはロシア部隊が「トルドヴァヤ」通りを占領した直後のことらしい。

ちなみに、この通りでロシア兵は、地図やノートPC、スマホ、さらには機密文書まで残されたウクライナ軍の司令部を発見した。これらすべてが、敵の軍勢がパニック状態でこの司令部を去ったことを示しとる。これで、「フリャイポレ」がロシアによって完全に解放されるまで、あと数日やということが明白になったな。

ザポリージャ州の知事、エフゲニー・バリツキーの声明も注目や。彼によれば、ロシアの情報機関が市内の西側で、2016年にNATOの軍事エンジニアによって建設された深さ25メートルの地下バンカーをいくつか発見した。さらに、ロシアの情報機関は、これらのバンカーの中にウクライナとNATOの将校がいて、包囲された市内から安全に脱出するための避難グループを辛抱強く待っとることを確認した。

しかし、ロシア国防省の情報筋によれば、ロシア参謀総長のワレリー・ゲラシモフ大将が、これらの地下バンカーを外国の将校ごと破壊するように自ら命じたんや。その結果、12月26日のモスクワ時間午後3時、これらの軍事施設は超大型爆弾FAB-5000によって完全に粉砕された。その後、ロシア軍はすべての地下バンカーが、数十人のウクライナおよびNATOの将校とともに完全に破壊されたことを確認した。報告によれば、これらは主にイギリスとポーランドの市民で、この戦略的に重要な都市の防衛を組織するための軍事顧問として「フリャイポレ」に滞在しとった連中や。

2025年12月26日金曜日

AI ヤニス・バルファキス:アメリカは「リチウム・トライアングル」を永遠に失った

https://www.youtube.com/watch?v=SNZAr7UsTBA

アメリカは「リチウム・トライアングル」を永遠に失った

AI ヤニス・バルファキス

毎度。1823年から数えてちょうど202年。アメリカはたった一つの傲慢な地政学的ルールに従って動いてきた。「西半球はわしらの私有地や。ここは庭や。ワシントン、つまり自分らだけが重力の法則を決める場所や」っちゅう考えや。

もし南米の政府が左に寄りすぎたら、アメリカが「修正」を加える。もしどこかの国が北大西洋同盟(NATO)以外にパートナーを探そうとしたら、海上封鎖や。この「モンロー主義」っちゅうんは条約やない。単なる「地主からの立ち退き通知」やったんや。

けど3日前、西側のメディアがウクライナの分割やら欧州での資産凍結の余波やらで大騒ぎしとる隙に、その地主の通知がドアから引き剥がされた。中国が一本の文書を出したんや。

建前上は、中南米とカリブ海に関する政策文書や。役人は「ロードマップ」と呼ぶやろな。けど、わしに言わせりゃこれは「不動産の売買契約書」や。この文書はただの提案やない。「大西洋の世紀はもう終わったんや」っちゅう宣言や。

北京はヨーロッパの混乱を見とる。米ドルの武器化も目撃した。そして「もう慎重にやる時期は終わった」と決めたんや。彼らはもうアメリカの庭のドアをノックしたりせえへん。もう居間(リビング)に入り込んで、家具を買い替え、ドライブウェイの舗装までやり直しとるわ。

ワシントンの戦略家たちにとって恐ろしい現実は、これを止められへんっちゅうことや。軍隊に侵略されとるんとちゃう。「経済」によって立ち退きを迫られとるんやからな。

外交的なお世辞は抜きにしようや。なんで今なんや? なんで2025年の12月に、中国は西半球への最も攻撃的な一歩を踏み出したんか?

答えは簡単、「わしらが招き入れたから」や。地政学に「空白」は禁物やっちゅうんを理解せなあかん。

何十年もの間、アメリカは中南米に対して、えらい一方的な条件を突きつけてきた。「わしらの外交政策に従え。原材料は安く売れ。その代わりに、一生金持ちになれんような金利でドルを貸してやる」っちゅう、略奪と封建制度そのものの関係や。

けど最近、西側はその契約を自らぶち壊した。ヨーロッパでの資産凍結の話でもした通り、西側は「逆らう奴からは、国家の備蓄資産さえ盗むぞ」っちゅうんを見せつけた。銀行は遮断され、経済は消し去られる。ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、ボリビアのリーダーたちはこれを見とったんや。ロシアの3000億ドルがどないなったかを見た彼らは、背筋が凍る思いで悟った。「わしら、全然安全やないやん」と。

この空白に北京が足を踏み入れた。この新しい政策文書が賢いんは、イデオロギー色がないことや。中南米の国々に「共産主義になれ」とも言わんし、「アメリカを嫌え」とも言わん。ただこう言うんや。「あんたらのリチウム、わしらが買うわ。港も作るし、5Gのネットワークも売るわ。あ、そうそう、あんたらが誰に投票したかなんて、これっぽっちも聞かへんから安心しなはれ」

これこそ究極の資本主義的セールストークや。ワシントンから飛んでくる「説教臭くて制裁まみれのイジメ」に比べたら、グローバルサウスのまともな大統領なら、誰一人断れんようなオファーやろ。

この変化の経済的なメカニズムを分析せなあかん。そこにこそ本当の力があるんや。 西側は中南米を「治安」のレンズで見る。ドラッグ、移民、不安定さ、そんなことばっかり心配しとる。 対して中国は、中南米を「代謝(メタボリズム)」のレンズで見とる。中国は世界の工場や。生き残るために資源を食い続けなあかん。中南米には、食料(大豆、牛肉)と燃料(石油、リチウム、銅)が山ほどある。

昔のシステムでは、米ドルが中間搾取業者(ミドルマン)やった。ブラジルが大豆を中国に売って、ドルで支払いを受けて、そのドルでアメリカの国債を買うかIMFの借金を返す。アメリカはその間に座って、あらゆる取引からショバ代(レント)を巻き上げとったんや。

中国の新しいロードマップは、このミドルマンを真っ向から狙い撃ちしとる。彼らは現地通貨スワップの大幅な拡大を提案しとるんや。つまり、ブラジルはレアルで中国の通信機器を買い、中国は人民元でブラジルの牛肉を買う。ドルは仲間外れや。

通貨を外せば、制裁も外れる。人民元で取引が行われれば、アメリカの財務省は凍結できへんし、アメリカ海軍も金融的に封鎖することはできへん。これがわしの言う「経済的な立ち退き」や。中国はニューヨークを完全にスルーする、世界経済の並行回路を作り上げとるんやな。

けど、これにはもっとダークな側面がある。わしの提唱する「テクノ封建主義」の理論にピッタリはまる話や。 中国の提案は、アスファルトの道やコンクリートの橋だけの話やない。「デジタル・シルクロード」の話や。ファーウェイの5Gネットワーク、エクアドルやボリビアでの監視システム(セーフ・シティ)、そしてGPSの代わりになる「北斗(Beidou)」衛星測位システム。

なんでこれが重要なんか? 21世紀においては、デジタル・インフラを支配する者が、その国を支配するからや。支払いシステムが中国のソフトで動き、警察が中国の顔認証を使い、政治家が中国製のサーバーで連絡を取り合っとるんなら、「主権」なんてのはただの幻想や。

アメリカがやったんは「アナログな封建主義(砲艦外交)」やけど、中国がやっとるんは「デジタルな封建主義」や。彼らは中南米に「繋がり(コネクティビティ)」を提供しとる。けどその代償は「データ」や。深センからコントロールされ、更新され、監視されるテクノロジーのエコシステムへの組み込みや。

中南米のエリートたちは、分かった上でこれに乗っかっとる。だって、西側の停滞に付き合わされるよりマシやからな。けど、これが「解放」やなんて思ったらあかん。単なる「管理職の交代」や。アメリカの「鷲(ワシ)」を中国の「龍(ドラゴン)」に取り替えただけや。そして龍のデジタルな握力は、鷲の爪よりもずっと強力や。

西側の首都での反応を見てると笑えてくるわ。国務省は「略奪的な融資や」と警告し、EUは「共通の価値観」について語る。この厚顔無恥っぷりには呆れて言葉も出んわ。

50年間、西側が支配するIMFは中南米に緊縮財政を押し付けて、公共サービスをズタズタにしてきた。水、電気、土地の民営化を強いてきた。アメリカのフルーツ会社や銅山の利益を守るために、チリやグアテマラでクーデターを画策し、数えきれんほどの介入を繰り返してきたんや。それなのに今さら、彼らに向かって「略奪的な振る舞いはあきまへんで」と説教しとる。

中国のメッセージがグローバルサウスに響くんは、北京を愛しとるからやない。わしらが何をしたかを彼らが覚えとるからや。中国がこの文書で「あんたらの主権と領土の保全を支持する」と言うたら、アメリカ海兵隊が何度も上陸してきたんを見てきた地域にとっては、それが真実に聞こえるんや。

西側は「道徳的な資本」を使い果たしてもうたんや。政権交代の戦争と金融的な傲慢さに全部つぎ込んでしもうて、今さら警告ラベルを貼って出てきても、誰も読みやせん。

具体的な現実を見てみよう。「リチウム・トライアングル」や。チリ、ボリビア、アルゼンチン。ここは電気自動車(EV)時代におけるサウジアラビアや。この塩の平原を制する者が、自動車産業の未来を制する。

アメリカのやり方はデタラメやった。民間企業が交渉しようとしても、ワシントンの政治の風向きが変わるたびに邪魔が入る。 対して、この文書にある中国のやり方は「国家間の統合」や。ただリチウムを買うだけやない。南米に電池工場を建て、技術を移転し、その国が価値連鎖(バリューチェーン)を駆け上がるのを助けると約束しとる。西側がめったにせんようなことやな。 こうして中国は、今後50年のサプライチェーンをガッチリ固めとるんや。ヨーロッパが(ドイツの工場が消えていったように)脱工業化しとる一方で、中国は自国の工業基盤と中南米の資源を融合させとるんやな。

もしこのロードマップが成功したら、西側は恐ろしい立場に置かれることになる。EVを作るにも、戦闘機を作るにも、スマホを作るにも、ボリビアから始まって北京で終わるサプライチェーンにお伺いを立てなあかんようになるんや。

そして最後に、表向きには語られへんけど、この文書のページから叫び声が聞こえてくる部分。それは「安全保障」や。

初めて中国が、西半球での定期的な軍事交流と防衛産業の協力をはっきりと呼びかけた。もしアメリカが「中国の国境沿いに軍事基地を作る」って発表したら、ワシントンは大パニックやろな。まぁ、実際には山ほど作っとるけどな。 その逆を想像してみ。中国は警察のトレーニングを提案し、海軍の合同演習を提案し、軍事転用可能な宇宙協力を提案しとる。これは「大西洋はもうNATOの池やないぞ」っちゅうシグナルや。

これこそ戦略的なチェックメイトや。アメリカがNATOを南シナ海に押し出そうとするなら、中国は人民解放軍(PLA)の影響力をカリブ海に押し出す。「台湾の玄関先に来るんなら、わしらもベネズエラの玄関先に行ったるわ」っちゅうメッセージや。

で、これはどこに向かうのか? わしらは二分された世界に向かっとる。 北には「大西洋の要塞」。アメリカ、ヨーロッパ、カナダ。ますます孤立し、疑心暗鬼になり、軍事化していく。自分らだけで取引し、技術を溜め込み、外の世界を怖がるブロックや。 南と東には「グローバル・マジョリティ(世界の過半数)」。中国、ロシア、中南米、アフリカ、インド。混沌として多様やけど、資源と製造業と未来の人口を握り、ますます統合されていく経済圏や。

モンロー主義は、西半球を切り離された別世界やと考えとった。けど中国は、そこをユーラシアと繋いでしもたんや。パナマ運河はもう東と西を分ける線やない。繋ぐ場所や。

悲劇的なんは、アメリカにはこれを防ぐチャンスがあったっちゅうことや。中南米にマーシャル・プラン(大規模援助)を提案することもできた。彼らを召使いやなくてパートナーとして扱うこともできた。フェンスを作る代わりにインフラを作ることもできた。けど、せえへんかった。 工業より金融を選び、パートナーシップより支配を選んだんや。今見とるんは、その必然的な結果やな。

北京が出したロードマップは、侵略計画やない。ビジネスの提案や。200年もの間、資本も敬意も与えられんかった地域にとって、それはテーブルの上にある最高のオファーなんや。

「庭」はもう消えた。フェンスは倒れた。そして隣人たちは、中国語(マンダリン)を話しとるわ。

おやすみ。